![真冬の北海道への出張命令・・・普通なら二の足踏んじゃうシチュエーション。でも、4トラメンバーの私は、白銀の中の函館を素通りしてなるものかと、出張の合間を縫って函館観光。<br />コンパクトに見所が固まっている函館だけあって、結構楽しめちゃいました。<br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/37/53/650x_10375338.jpg?updated_at=1252841681)
2009/02/25 - 2009/02/26
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mirilinさん
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真冬の北海道への出張命令・・・普通なら二の足踏んじゃうシチュエーション。でも、4トラメンバーの私は、白銀の中の函館を素通りしてなるものかと、出張の合間を縫って函館観光。
コンパクトに見所が固まっている函館だけあって、結構楽しめちゃいました。
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まずは、市電の終着「函館ドック駅」を降りて、魚見坂を登った先にあるのが外人墓地。
これはロシア人の墓地です。 -
ロシア人墓地の向かい側は中国人墓地。雪かきをしているおばさんの先には函館の海が広がっています。
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外人墓地から数分歩いた魚見坂沿いにある、ひときわ目を惹く大きなお寺は高龍寺。江戸時代初期に創始されたお寺で、函館では一番古い寺院だそうです。通りに面したこの山門は総けやき造りで、みごとな彫刻が施されています。
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山門を入ったところにあるお清めするところ。凍ってしまうからか、水もなく、蓋がされていました。
ただ、この屋根にも素晴らしい彫刻が・・・ -
彫刻のアップです。
いい仕事してますね〜
でも、手前の亀の彫刻・・・顔怖すぎ! -
上に見とれていてはいけません。
いい仕事は足元にも・・・。
蓋されてしまっているこの手洗い場(?)を支えているのは3人の怪力男。その形相は・・・ -
重そうですね〜。
でも小さな怪人は、雨の日も、風の日も、そして雪の日も、じっとひたすら支えているのね・・・お疲れ様です。 -
京都観光じゃないんだから、お寺に長居している場合じゃありません。坂道を滑りながら降りていくと、市電の終着駅「函館ドック駅」に到着。
さすが終着。線路の先には普通に家があります。 -
駅を越えて更に海のほうに歩いていくと、ドックが見えてきました。
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市電の通る道から海沿いに1本入った道にも、かつての豪商の家などが点在しています。
道標もなかなかシャレてます。 -
明治34年、海運業で財を成した豪商・初代太刀川善吉によって建てられた、関西風の商家です。国の重要文化財に指定されているそうですが、現在は外観のみを観賞できます。
大金持ちだったんでしょうね・・・ -
ここは、函館を拠点として海運業を営んだ江戸時代の豪商「高田屋喜兵衛」のお店の本店があった場所とのこと。今は高田屋本店の蔵をペンションにしているそうです。
高田屋嘉兵衛は、北洋漁業の開拓、造船所の開設、市内の道路改修や開墾・植林など、数々の基盤整備事業を手がけ、函館発展の基礎を築き上げた人物だそうです。 -
元町公園や旧函館区公会堂へ続く「基坂(もといざか)」の起点(?)にある建物は、相馬株式会社。グリーンの外壁がひときは目を引く和洋折衷の建物で、大正5年に建てられたそうです。
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相馬株式会社を背に、元町公園目指して「基坂」を登ります。正面の山は夜景で有名な函館山、その下に見えるクリーム色の建物が、元町公園にある旧函館区公会堂です。
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基坂には、あまりの寒さに硬くなってしまった婦人が座っています。
え?あ、銅像なのね・・・。 -
あれ?ヨン様も固くなっちゃった?
ア・・・銅像ね・・・
それにヨン様じゃないし・・・ -
ペリー提督も硬くなっちゃったみたい・・・
はいはい銅像ね!
ペリー提督は浦賀や横浜に来ていただけじゃないんですね! -
基坂の途中で後ろを振り返ってみました。
いかにも函館の町といった風景です。 -
函館は国際貿易港として江戸末期(安政6年)に開港しましたが、同じ年にイギリス領事館も函館に設置されたそうです。これは、領事館として使用していた建物を復元したものだそうで、開港にかかわる歴史を展示する記念館として公開されています。
イングリッシュティーなんかも飲めるみたいですが、出張合間の私には、そんなおしゃれな時間は無いため、素通りです。 -
基坂を登りきったところに建つ、ブルーとイエローの色調の美しい建物は旧函館区公会堂。この元町地区のシンボル的存在です。明治43年に当時の洋風建築の粋を集めて造られたコロニアル・スタイルの木造建築です。
旧函館区公会堂 名所・史跡
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旧函館区公会堂は、内部も見ることが出来ます。
内部のつくりもとても豪華。
ここは大広間。当時は鹿鳴館さながら、紳士淑女が夜な夜な舞踏会を開いていたんでしょうね・・・。旧函館区公会堂 名所・史跡
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各部屋の家具もとても素敵です。
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天井だって素敵です。シャンデリアを吊り下げている部分の彫刻だって可愛いし。
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この区公会堂の一番の売りは、2階のバルコニーからの眺め。函館の港が一望です。ちょっと天気が悪くて残念でしたが、ま、出張の合間だからヨシとしましょうか。天気のいい日にリベンジしたいなぁ。
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区公会堂から3分ほど歩くと現れるのがハリストス正教会というロシア正教の教会です。ロシア風ビザンチン様式の優美な建物は、国の重要文化財に指定されています。
不思議な名前ですが、なんと名前のハリストスとはキリストのことだとか。江戸末期、ロシア主教ニコライによって日本で初めてロシア正教が伝導され、ロシアの領事館及び礼拝堂として建てられた教会だそうです。
教会の裏手で海をバックに絵になる写真が撮れるとのことだったのですが、なにぶん足元の雪が凍っていて、教会の中への階段が怖くて断念しました。
ここも、リベンジポイントです。函館ハリストス正教会 寺・神社・教会
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ハリストス教会を背に大三坂を下りだしたところにあるのが元町カトリック教会です。
角屋根の上に載った大きな風見鶏が目印の、荘厳な雰囲気の教会ですが、そもそも明治9年(1876)に創建された最初の建物は火事で焼失し、明治43年(1910)にレンガ造りの建物として再建されたものの、再び焼失。現在の建物は、大正13年(1924)に焼け残ったレンガ造りの外壁に鉄筋コンクリートで補修して再建されたものです。高さ33mの大鐘楼はこのときに増築されたそうです。
内部見学も可能で、日本で唯一、ローマ法王ベネディクト15世から贈られた豪華な祭壇があります。なんと火事の見舞いとして贈られたというからビックリです。
うちの会社に、ココの付属幼稚園出身の人がいました(笑) -
坂を下り、末広町の二十間坂下の交差点を明治館方面へと曲がり、数十メートルほど歩いたところに、日本最古のコンクリート電柱があります。ついうっかり通り過ぎないようにしてくださいね。
大正12年(1923)10月、当時の函館水電会社(現北海道電力)が建てたこの電柱は、高さ10m、底辺が47?四方、上辺が19.5?四方の鉄筋コンクリート造りで「角錐形」という珍しい形をしています。
当時の函館では、火災が頻繁に発生したことから、耐火建築が増えはじめたそうで、この電柱もそのあらわれとして、当時はまだ珍しいコンクリート製で作られたそうです。木柱が普通であった当時から今日まで、耐用年数を超えてもなお現役として街の移り変わりを見守っているそうです。函館市電 末広町停留場 駅
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函館のウォーターフロントのシンボル、赤レンガ倉庫群にも行ってみました。
倉庫はビアホール、レストラン、おみやげ物やんとして再利用されていて、その点は横浜の赤レンガ倉庫と同じ感じですが、横浜とはちょっと雰囲気が違います。周りの雰囲気が違うからか、こちらの方が泥臭いような・・・ -
夜はモチロン、函館山からの夜景見物です。ハリストス教会の近くにあるロープウェイ乗り場からロープウェイで約3分。標高334mの展望台からの夜景は、世界一との評価も受けているそうです。
確かに、この眺めは圧巻。独特の地形が美しさを引き立てているんだと思います。
ちなみに、三脚を持っていなかったので、人間三脚(脇を固めて仁王立ち)で写したのですが、これが大成功!自慢の1枚です(笑)
なお、あまりの寒さに、その後指の感覚がなくなりました。 -
ロープウェイの中から、昼間見たハリストス教会のライトアップの写真も撮ってみました。さすがにブレてますが、雰囲気は伝わりますよね。
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そして朝は、モチロン朝市で海のさちに舌鼓。
どの店にしようか迷った挙句、店の前のイカ君に惹かれココに決定! -
新鮮なイカそうめんは絶品!
たぶん上の写真の中のどなたかが、下のソーメンに変身したことと思われます。合掌。 -
そして、うに、いくら、かにの三色丼!!
北海道にきたら、これ食べなきゃね。 -
これはメニューのほんの一部。皆さん、食べてるつもりで妄想してください。
なお、朝から満腹してしまい、この日の仕事は・・・ご想像にお任せします。 -
空港に向かう途中で、五稜郭によりました。
五稜郭の横にそびえる五稜郭タワーに昇ると、綺麗な星形が見えます。・・・が、冬はお堀の水も凍って真っ白、石垣も木々真っ白で、星型をしっかり確認するなら夏のほうがいいかも。
それなりの雰囲気はありますが・・・。
五稜郭タワーの中には全景のジオラマがあります。
緑と白、どちらがお好きですか?五稜郭タワー 名所・史跡
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