島根・広島滝めぐりと秘湯の旅①　滝メグラーが行く５８　龍頭ヶ滝・日本の滝百選　島根県雲南市掛合町

2009/08/29 - 2009/08/29

ほとんどワンパーターンと化した温泉１泊と滝めぐりの夫婦二人旅。２００９年８月最後の週末は島根県の秘湯・海潮（うしお）温泉に泊まり近くの滝めぐりとなりました。海潮温泉に宿泊することにしたのは、海潮荘が「日本秘湯を守る会」会員宿であることと近くに日本の滝百選の龍頭ヶ滝・八重滝があるからです。さらに広島県に足を伸ばせば、常清滝もあります。

まずは直接龍頭ヶ滝に向かいました。龍頭ヶ滝は同じ雲南市掛合町にある八重滝と合わせて「龍頭八重滝」として日本の滝百選に選定されています。日本の滝百選の中には、複数の滝で百選に選定されているものもあり、例えば赤目四十八滝のようにひとつの渓谷に懸かる滝群で選定されているものや、北海道の銀河・流星の滝や静岡県の白糸・音止の滝のように隣接する滝で選定されているものです。しかし、「龍頭八重滝」は異なる流域（同じ斐伊川水系ですが）で距離も車で移動せざるを得ないほど離れており、疑問を感じるところです。まあ、大人の決着というかそんなところでしょう。

龍頭ヶ滝雌滝滝見難易度：２、龍頭ヶ滝雄滝滝見難易度：２
参考　滝見難易度０：道路から見える、１：片道徒歩５分以内、２：片道徒歩１５分以内、３：片道徒歩３０分以内、４：片道徒歩１時間以内、５：片道徒歩２時間以内、６：片道徒歩２時間以上もしくは２時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。
注意　滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。

エリア 木次・雲南(島根)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

朝一で総選挙の期日前投票を済ませ、中国道・米子道・山陰道経由で一気に松江自動車道の三刀屋木次ICまで行きました。１０００円で行けるはずが、途中の山陰自動車道が無料区間と有料区間が交互にあり、余分に料金がかかってしまいました。ICを下りて国道５４号線を南下するといたるところに龍頭ヶ滝の案内があり、全く迷うことなく滝の駐車場に到着しました。１５台ほど駐車可能な舗装された立派な駐車場です。その駐車場にある百選滝選定記念碑です。

同じく駐車場にある龍頭ヶ滝の解説。

駐車場から滝までの途中にも民家があり、無人売店もあります。

１０分足らずで雌滝。落差１５ｍ。

雌滝から階段を登ること５分で雄滝です。雌滝はそのすぐ下流にあります。雌滝の滝口。落差１５ｍ以上は優にありそうです。

雄滝。滝壺で遊んでいる若者がいました。この写真では写っていないですが、家族連れも一組遊びに来ていて、小さな子どもが滝壷に入って遊んでいました。

龍頭ヶ滝雄滝の落差は４０ｍです。広い滝壺を有し姿の美しい滝です。

滝の裏は岩窟となっており、裏見のできる滝です。

滝の上部。

かなり人がやってきます。滝前で撮影している間にも滝裏の岩窟で裏見を楽しみ記念撮影をするグループがいました。

人の大きさから滝の規模が想像できると思います。

裏見をするため滝裏に向かいます。途中真横から見た龍頭ヶ滝です。

少し岩窟内に入ったあたりから。滝前にはまた人が増えています。

滝の作る水のカーテン越しに滝前で遊ぶ人の様子を見ることができます。

滝壺に入って滝の撮影をしている女の子。

岩窟の奥には観音様が祀られていました。

滝前に戻り、速めのシャッタースピードで撮影。もう真夏の暑さはなくかなり涼しい日でしたが、滝に来るとかなりひんやりとしていました。

八重滝とあわせての百選滝ということで過大な期待はしていませんでしたが、まずまず名瀑といえる滝でした。

この後ペアの八重滝に向かいます。