遥かなるメコン（４４）メコン川のスピードボート。

2009/04/24 - 2009/05/10

スピードボートを調達するまで船着場で更に待たされ、その間、オランダ人夫婦も参加することになり、10時、総勢7人でいよいよ岸を離れた。

水面すれすれの細長いボート。手漕ぎボートのような感じの狭さで、足を折り曲げて木の椅子に座る。危険防止の為にヘルメットも渡されたが、被らない。暗礁とかに衝突し、ボートが転覆した時の予防であるが、その時は諦めるしかない。無事を願うだけだ。

多分、Yamaha製と思われる船外エンジンがうなりを上げて、水面を滑るように走る。モーターボートレースの乗員になったような感じだ。対抗船の波に乗って、ボートが少し跳ね上がる時など、皆、あー、とか、おーとかの喚声を上げて、一緒に喜ぶ。毎日運行しているボートだから、転覆の不安はない。

時速４０−５０キロ位で、ブンブン飛ばして進むが、窮屈な点に関しては、スローボートと余り変わりない。スローボートが6時間かかるところを、その半分の3時間で行ってくれる、即ち、窮屈な拘束時間が半分で済む、というのがメリットだ。

出発して約2時間。岸辺に浮かぶ藁葺き屋根の小さなボートに横付けする。何かと思ったら、トイレ休憩と、足の屈伸。小さなボートの垂れ流しのトイレで用を足し、雑貨店を兼ねたボートのお上さんから「Oishiiお茶」ジュースを買う。値段は１０バーツ、町と変わらない。甘ったるいお茶ジュースを飲み、漸く、下肢の血流を促した。

エリア その他の観光地(ラオス)

さて、皆緊張の面持ちでスピードボートに乗り込む。

ボートの前の方に荷物をまとめて置き、ボートは水面を滑るようにして進む。

興奮さめやらないタイ人学生と当方。

ボートは流れの早い場所も難なく通過する。

河岸の景色はめまぐるしく変わっていく。

河岸の集落も真近に見える。

この辺りはどこも貧しげだ。

出発して約2時間、ようやくトイレ休憩となる。

河岸に浮かぶ小舟に横付けする。

パクベンから乗ってきたスピードボート。お客は全員小舟に乗り移り、トイレに行ったり、屈伸したりしている。