塩の町ハルシュタットへドライブ　３日目

2009/08/13 - 2009/08/17

ザルツブルクへ来たからには絶対に足を延ばしたかったザルツカンマーグト。
8月15日はオーストリアの祝日「聖母被昇天祭」に当たるため、列車もポストバスも
本数が少なくなるとの情報でツアーに入ることに。
しかし、これがなんと催行中止（涙）ど〜しよ〜ってことで始まった３日目、つづきをどうぞ。

エリア ハルシュタット(オーストリア)

朝から快晴！
今日は中庭の席がオープンされていました。

今朝はブルーポピーシードのツイストパンを
選びました。昨日は気付かなかったシルバー
スキンオニオンのピクルスも頂きました。

オーストリアは硬水なので、紅茶がとても
美味しく淹れられます。

天気がいいと散歩も楽しい♪

ミラベル庭園のベゴニア

素敵なマダムが愛犬とお散歩中

ミラベル庭園

ゼラニウム綺麗です。

ミラベル庭園

ダリアにミツバチが来てました。
葉と茎が紫で花壇のアクセントになっています。

ミラベル庭園

色彩豊か☆

ミラベル庭園

ガーデニングファンの方、この色遣いも
参考に！と言いたい（汗）

ミラベル庭園

バラも咲いていた♪

自転車道

こちらの方はかっこいい自転車に乗って
います。ママチャリなんてなさそうです。

バス停・ミラベルプラッツ

大きいバス停はこんな風です。○番バスが
あと何分で到着と案内が出ます。

信号　

チャリの表示が笑えます。

さて、今日はここからハルシュタットに
行くのです！うしくんはサウンド・オブ・
ミュージックに染まっています（笑）

パノラマツアー

ハルシュタットへはこのツアーに申し込みました。
8時間でザルツカンマーグートの主要な場所に
行けるというお手軽コース。しかし、人数が
集まらなかったとういうことで英語のツアーは
催行中止（泣）その代わり、今日は日本語の
ツアーの催行があるからとそちらに振り替えて
もらえることになりました。
午後２時のスタートまで何をするかな…？

ツアー会社の方が、申し込んでくれたのに
申し訳ないと市内観光をサービスしてくれました！
やったー！って、貰ったチケット見たら子供用
なんですけど（笑）私はヤパンの少女に見えるのか？

英語ツアーと日本語ツアー料金の差額も清算
してくれ、とても良心的でした。

パノラマツアーの車たち

この目立つ（恥）車に乗って出発で〜す。

運転手兼ガイドさんと仏人３名、米人２名に
日本人１名で出発です。

仏人はパリから、米人はシカゴからだそうです。
私も日本のどこからと聞かれたのですが、どうせ
新潟って言っても分からないと思ったので東京と
言っておきました（笑）
「Oh!Tokyo〜」って言われたぞ。

レッド・ブル柄のバス

そういえば宮本選手が所属してたのはこのチーム
でしたね。当時レッド・ブルは強くて、あんまり
出場の機会に恵まれなかったような記憶がします。

ブリストルホテル

基本的にこの市内観光は車窓でした。
暑い日にはいいかもと思ったのですが、
車内のエアコンはお世辞にも効いてるとは
言えず…

馬洗い池前のカフェ

馬洗い池

祝祭劇場前の警察官

レオポルツクロン城

市内観光はメジャーな場所を回るだけと思って
いたのですが、意外にもなかなか行けない場所に
連れて行ってもらえラッキーでした。

池の名前は忘れてしまったのですが、柳が
揺れて野生のハーブが茂っていていい場所でした。
ガイドさんによると、地元でもロマンチックな
場所として知られているそうです。

新市街・旧市街と反対側からの
ホーエンザルツブルク城塞も見えました！

一時間の市内観光を終えミラベルプラッツに
戻りました。ちょうどお昼どき。ザルツカンマー
グートで鱒料理を期待していたので、さて何を
食べようかと旧市街へと歩きました。

途中ミラベル庭園で吹奏楽の演奏会を聞きました。

ここにも演奏家が。町に音楽が溢れています。

旧市街のお店で食べたランチ

ランチの内容を聞いてからオーダーしたの
ですが少し違った（汗）
クロケットとチキンブレストって言ったのに
鴨肉がっ！鴨苦手なんだよな、と思いつつ
食べたのですが美味しかったです。
さすがにこの量、全部は食べられませんでしたが…

ランチプレート　11.9ユーロ

ついふらふらと近くのカフェ・モーツァルトへ。
散々迷った挙句、アイスパフェをオーダー（汗）

ピスタチオのアイスと生クリームがこれでもか
と入っています。ピスタチオ味は途中で飽きて
しまったのですが、生クリームが美味しい！
しかし、普通にモーツァルトトルテにすれば
良かったかなと後で思ったり…

パフェ　5.5ユーロ

途中こんな人も見かけた（笑）

新鮮アルプス牛乳をアピール！

ようやく14時！ハルシュタットに向けてGo〜

ドライバー兼ガイドさんとご家族＋α5名の
皆さんと私の7名で出発です。
私は助手席に乗せてもらえることになりました。

レッド・ブルの新社屋

オーストリア人はエナジードリンクが大好き
なんだそうです。ですからリポDとか進出すれば
絶対当たったとガイドさん。一時期リポDも売られた
そうですが、あの茶色の瓶が不人気だったんだとか。

ドライブは快適でした〜♪
途中フシュル湖を左に見てヴォルフガング湖が
見えてきた！

湖岸にはカラフルなビーチパラソルが広がって
いました。海のないオーストリア人やEU諸国の
人々が湖水浴に来るのだそうです。特にスイス
からの旅行客が多いのだとか。スイスにも沢山の
湖があるが、水温が低く泳げないのだとか。
ガイドさんがやたら「トップレスが多い」と言って
いました（笑）ヌーディストビーチもあるとか！？

ツヴェルファーホルンのロープウェイの
辺りからは沢山のパラグライダーもお空を
散歩中。う〜っ、気持ちよさそう！

ツヴェルファーホルンのロープウェイ

このロープウェイは50年前から使われているらしい（怖）
これに雅子様も乗られたという話から、5人組の
ご家族の中の皇室ファンだという一人が大喜び（笑）
もう一人はサウンド・オブ・ミュージックの大ファンで
映画のセリフを全部言えるくらい観たとういう（驚）
とても楽しい方々で笑いの絶えない車中でした！

ザルツブルクから約１時間ハルシュタットに
着きました。予想以上に混雑しており、やっぱり
人気なのね〜っと実感。それなのに、英語ツアー
なんで人集まらなかったのかな…？

それにしても綺麗です。

渡し船がやって来ました。

ガイドさんが「伊根の街並みたいですよね」と
言ってました。そう見えなくもないですが、やっぱり
違うでしょ？ガイドさん日本の風景の飢えてる？

マルクト広場

くぅ〜、カワイイ☆

マルクト広場

洋梨の木が家の壁面に！

洋梨というだけで絵になる。

マルクト広場

髭おじさんみたいな建物（笑）

ホテル　ツァウナー・ゼーヴィルト

バルコニーから足が！
凄い贅沢な場所と時間の使い方。
次は泊りで来たいっ！

ゼーホテル・グリューナー・バウム

ハルシュタットで一番大きなホテルです。

ガイドさん曰く、ザルツカンマーグートは
風光明媚で本当にいい場所なんですが、日本人
好みのホテルが少ないのでツアーに組み込め
ないのだそうです。バスタブ付きの部屋が
少ないという理由だそうです。

ただのプランターの花なのに特別に見える。

葡萄も生ってる。家にもかなり立派な葡萄棚が
あるけど、これもやっぱり特別に見えてしまう…
ナゼだ？

時計草

塩を運んだパイプ

紀元前1,000年〜500年頃ハルシュタットの豊富な
岩塩を求めて移住してきたケルト民族による文化が
「ハルシュタット時代」と言われます。

現在は岩塩を水に溶かしてパイﾌﾟで運んでいるそうです。ですからザルツカンマーグートの塩は基本的に
サラサラとした精製塩だとのこと。最近は岩塩もある
そうですが、塩を売る店にはヒマラヤの岩塩なども
置いてあるので購入する際は注意が必要です。
昔は塩を運ぶのは女性の仕事で、40kmの道を２往復
していたのだそうです。

窓のゼラニュームは飾りのほか、虫よけの
効果もあります。
虫に刺されてばかりの私も今回は、ゼラニュームの
エッセンシャルオイルを持参しました。

バインハウスへ行く道

塩をとるために薪が必要だったそうです。

バインハウス

狭い土地柄、墓地が十分に取れなかったため
埋葬してから10〜20年たつと遺骨を取り出し
次の遺体を埋めたそうです。
頭蓋骨に書かれた飾り絵には
樫の葉…名声
月桂樹…勝利
蔦の葉…生命
薔　薇…愛情
といった意味が込められているそう。

タチアオイ

ハルシュタット湖とダッハシュタインの峰

湖面と影

ハルシュタット湖よりフシュル湖、ヴォルフガング湖
が水質がいいとのことです。厳しい環境基準が
設けられているそう。

良い風景

1997年に世界遺産に登録されています。
日本人はこれ以前からこの美しい風景を知っており
沢山訪れていると、お土産やのおばさんが話して
くてました。

車窓から

ハルシュタットを後にしバート・イシュルに向かいます。

道路の両脇には放牧場が広がっています。
年に３回牧草を刈り取り、冬に備えるそうです。
オーストリアにはヨーロッパ第２の放牧場が
あるそうで、夏場の今、牛たちは山の上の放牧場に
上がっているそうです。
山に上げた牛は野生のハーブを食べ、綺麗な
空気を吸うので長生きするんだそう。

牧草

日本ではアレンジメントに使われるレースフラワー、
こちらでは牧草なんだそうです！

この辺は緑が多く豊かな大地のようですが、
氷河に削られた土地。ここまでにするには
何百年とかかったんだろうな…

バート・イシュル

ザルツカンマーグート・テルメは塩分3%を含む
温泉プール。旅行客も利用できるとのこと。
オーストリアでは温泉治療がわりとポピュラー
らしいのですが、医療保険制度が厳しい現在は
なかなか処方箋が下りないそうです。
少し前までは温泉治療で３週間に有給を合わせて
長期滞在する人が多かったとか。いいな〜

カフェ・ツァウナー

ガイドさんが案内してくれた皇室ご用達の
菓子店で皆でお茶をすることに。
ここでお薦めのショコラバナーヌを頂きました。
甘過ぎず美味しい！チョコは勿論、クリームが
うまいっ！大きさも日本のケーキの２倍で
お値段３ユーロもおいしい。

ケーキの名前を忘れてしまったのですが
これがこの店の名物です。
ガイドさんとご家族連れの男性がオーダー
したものを「これも写真に撮って撮って！」
と写させて下さいました。
皆で違うケーキを頼み、一口ずつ味見を
楽しみました（笑）どれも美味しケーキでしたが、
ご一緒の皆さんの優しさがありがたかったです。

チョコレートも沢山！

ハリネズミの形のケーキもありました。
とても大きいので聞いたら２、３人前だそう（汗）

オーストリアには野生のハリネズミが生息
してるそうです。帰り道、車にはねられた
ハリネズミがいました（合掌）

カフェ・ツァウナー

KUKは皇室ご用達の証。

バート・イシュル

トリンクハレと郵便局

バート・イシュルはフランツ・ヨーゼフ皇帝と
皇妃エリザベートが出会った街でもあります。

車窓よりザンクト・ヴォルフガング

ガイドさんが車内でヨーデルのＣＤをかけて
くれたのですが、頭からその音楽が離れず
幼児音楽〜ウィーン・フィル〜サウンド・オブ・
ミュージック〜ヨーデルと私の頭は巡るの
でした。

フシュル湖

こんな所でゆっくり過ごしてみたい…

フシュル湖辺りで渋滞に巻き込まれる〜
湖水浴帰りの車です…

車中で夕ご飯をどうするかというご家族に
お薦めのレストランを紹介するガイドさん。
その一つに私が宿泊してるホテルが入って
おり、そんなことからそこで一緒に食べませんか？
という流れに。嬉しいような申し訳ないような…
結局ご一緒することになり、楽しい時間は
まだ続いたのでした。本当にお世話になりました。

つづく

この旅行記へのコメント （2）

• 白い華さん 2009/08/29 17:18:33

  いい〜　天気！に　恵まれた・・・「ザルツガンマーグト」。

  今晩は。
  夏の　バカンス！　は　欧州　オーストリア　へ、　ひとッ飛び！！！
  ５日間の　『ザルツブルグ　を　中心！　とした　充実！の　旅』　と　なった　ようですね〜。
  
  この　日！も　ザルツガンマーグト　への　ツアー！の　時間・・・は、　世界の　観光客と、　楽しい〜　観光！　が　付いて・・・キタ〜〜っ！？
  
  ホント、　ラッキー！　続き・・・。の　旅・・・で、
  次は　どんな　嬉しい　コト！　が　起きるんだろうか？　と、　期待しちゃいます。　（♪）
  
  日本語の　ツアー！　で　良かったデスね。（英語も　大丈夫！　そう・・・だけど）
  日本の　皇室　ファン！　「サウンド・オブ・ミュージック」　を　みっちり！　見た・・・人。。。
  特に、　「サウンド〜」　の　方・・・コチラ！は　一生に　一度１は　訪れたかった　コト！　でしょう。
  
  そして、　今日は、こんな・・・にも　素晴らしい！　天気。
  湖と　印象的な　塔！の　見事な　景観！　は、　世界遺産！に　なる・・・のも、　わかるっ。
  
  また、この　町中！　も　可愛い過ぎて・・・、　いやぁ〜、　タマリマセンね〜。
  
  どの　建物！にも、　美しい　花！　そして、　洋風　なし！が　実を　付ける・・・　面白過ぎる・・・　素敵な　木。
  オシャレな　壁！に　へばり付いて・・・　見事！　ですね〜。（♪）
  
  Ｌｏｔｕｓさんの　とっても、　気の　利いた！
  楽しい　コメント・・・と　あわせて、
  夏の　オーストリアの　田舎！　を　堪能させて・・・　頂きました。
  
  小さな　お嬢さん・・・を　お供！に、　チョット、　ドライブ〜〜！？
  そんな　旅行記！も　始まりましたね。
  また、　見なくっちゃ。。。
  　　　　それでは　また

  Lotusさん からの返信 2009/08/29 22:41:37

  幸運を使い果たした気がします。

  白い華さん、こんばんは。
  いつもありがとうございます。
  
  ツアーのハプニング、催行中止を言われた時には頭の中が
  真っ白にりました。そこから意外な展開になったので結果
  オーライ（笑）
  良い事が続き過ぎて、これからはどんなアンラッキーが
  私を襲うのだろう？とちょっとビクビクしています。
  
  ザルツカンマーグートはスイスともドイツとも違う風景で
  グッと惹き込まれる魅力がありました。
  のどかな雰囲気が田舎育ちの肌に合う感じで…（笑）
  空の青、水の青、牧草の青の色合いが物凄く綺麗でした。
  ツアーの皆さまが良い方達で、それにも助けられました。
  夕食もご一緒したのですがロイヤルファミリーとサウンド・オブ・ミュージックの
  話で大盛り上がりになり、お腹が痛くなる程笑いました。
  人の温かさを感じた日でした。
  
  白い華さんは来週は上海へ行かれるのですか？
  友人と私の間での合言葉それは「中国のスイカに気をつけろ！」です。
  ２人とも上海でスイカにあたったんで（汗）私はもともとスイカがダメ
  なのですが、うっかり一口で点滴行きでした。友人はスイカ大好き
  なのですがあたってしまって…
  新型インフルエンザも流行し少し心配ですね。お体に気を付けて
  楽しい旅になりますように！
  
  Lotus