2009/08/05 - 2009/08/07
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いがちゃんさん
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シギショアラを後にした私たちはいよいよ、マラムレシュへと向かいます。マラムレシュでは3泊しますが、個人旅行はつらいのでガイド兼運転手を現地の会社に紹介してもらいました。
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ビエルタンからシギショアラに戻る途中、タクシーの運転手が、「バイア・マーレに行くんだろ?列車なんかよりタクシーの方がいい。エアコンついてるし、景色はいいし、なにより早い」と、105ユーロ(約14000円)でバイア・マーレまで行くと言ってきました。
悩んだのですが、昨日の列車に懲りた私たちは、結局この運転手さんにお願いしました。
420キロ離れたバイア・マーレまで、列車なら時刻表どおりでも6時間半、19:30到着のところが、彼の運転では5時間ちょっと。18:15にはバイア・マーレにつきました。19:30に落ち合うはずだったガイドにも電話してくれて、すぐに会うことができました。
ペンションはバイア・マーレからすぐと思っていたら、更にガイドの車で2時間車でも行った所でした。あの運転手さんのおかげで、早く着いて、ガイドに会う手引きまでしてくれて、ホント助かりました。
このガイドさん、ジョージが経営するペンションに3泊泊まります。さらに昼間は彼が車でいろいろ連れて行ってくれます。
そして旅行者個人での移動が極めて困難なブコヴィナまでもジョージが車で連れて行ってくれ、さらにそこでまた2泊ガイドしてくれます。至れり尽くせりです。
朝起きると、ペンションの庭からさっそく木造教会が見えました!期待大です。 -
木造教会は古いものだけだと思っていたら、現在でも教会は木で作り続けられているそうです。世界遺産に登録されているのは、特に貴重な古いものだけで、実際、木造教会自体はいたるところで目にします。
ジョージは遺産に登録されている教会に連れて行ってくれました。 -
世界遺産とは思えないほど、ひっそりとしている、と聞いていたのですが、噂にたがわぬ閑散ぶりです。訪れる者は私たち以外ほとんど出会いませんでした。
教会には鍵がかかっているものが多く、ジョージが近所に住む管理人に声を掛け、開けてもらいます。
まさに世界遺産を貸切です。
本当にはるばる長い時間かけて来た甲斐ありました。 -
教会へと続く道です。門が見えます。遠くから見ると木造教会の周囲には、みな木が茂っており、ちょっとした林になっています。
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教会の周囲ははこんな感じで、どこもお墓に囲まれています。区画整理された近代的な墓地というイメージではなく、雑然と隙間なく墓碑が立っています。それでいて人が歩ける程度の空間はちゃんととってあります。
生やしているのか、雑草なのか、お花がいたるところに咲いています。これがまたきれいで落ち着きます。 -
教会の周りは何十、何百という墓碑があります。これらの墓地では、十字架に屋根が付いています。三角やアーチ型のもので、雨や雪から守るためと思われます。独特でおもしろいです。よく見ると十字架も木製で、いろいろな彫刻があしらってあります。
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教会の内部は、撮影禁止のところが多いのですが、中にはフラッシュを使わないという条件で許可してくれるところもありました。
描かれているのは旧約聖書・新約聖書の有名な場面です。キリストと聖人をあしらったものも多いです。聖書の知識が多少あればより面白いと思いますが、そうでなくとも十分に素朴でかわいらしい画が楽しめます。
入場料を定めていないところもありますが、10レイほど(約310円)お布施をしてゆきます。 -
絵画はフレスコ画ではなく、木の上に直接描かれています。そのため、一部の教会では、ろうそくのすすや木の劣化で絵がずいぶん傷んでいました。
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カメラの感度をあげて撮影していますが、中はそれほど明るくはありません。もっとも、大きい教会ではありませんので、光は十分とどいています。
広さは、どの教会も建坪が100〜300坪くらいの感覚です。
中には人が70〜80人も入れば、すし詰めでしょう。 -
教会の入り口にあるイコンです。ルーマニア正教の人々は、十字を切ったあとに、イコンに接吻します。この教会はまだ現役で使われていました。ルーマニアの人は、信仰心が篤く、日曜日にはミサに参加します。
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教会の裏側です。この裏に至聖所(祭壇)があります。どの教会も、朝日を取り入れるように東を向いています。
採光のための窓が、高さ170?くらいです。教会の大きさがわかると思います。 -
教会の隣の民家では、いつ来るとも知れぬ観光客相手に、ビーズ細工を売っている家族がいました。
教会を開けてくれた管理人さんの家族なので、ついひとつ買ってしまいました。こんな小さな子まで手伝っていました。 -
ガイドのジョージが連れて行ってくれたお家です。
このお婆さんは、自宅の一部を観光客向けに公開しています。現在でもはたおり機で、調度品やら土産物やらを作っているそうです。 -
村の市場へも連れて行ってくれました。現在もお年寄りは伝統を守り、男性は帽子を、女性はスカーフをかぶっています。
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草刈りがまを手にしています。農作業はまだまだ機械化が進んでおらず、トラクターは目にしません。馬車が現役で頑張っています。
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干し草を馬車に積み込む夫婦を見かけました。
写真を撮っていいか、と尋ねたところ快くポーズまで決めてくれました。写真がめずらしいのかは知りませんが、「アドレスを教えるからコピーを送ってくれ」と頼まれました。
ちなみに教えてくれたアドレスは、メアドではなく、本当の住所でした。後日、大きく引き伸ばした写真を送りました。 -
通りがかりの水車小屋で出くわしたおじさんです。ツィカという、プラムなどの果実からなる自家製の蒸留酒をごちそうしてくれました。
度数が50度くらいある強烈なものです。そういえばペンションでも自家製のツィカがありました。
帽子がこの村特有のものらしく、特徴的です。 -
マラムレシュの南方にある、サプンツァという街にも連れて行ってもらいました。ここはルーマニア人にも人気の場所らしく、大勢の観光客がいました。
ここは「陽気な墓」と呼ばれており、墓碑にはその人の趣味や職業、どうして亡くなったか、などが明るい色調の絵で描かれています。 -
この人は牛飼いだったそうです。絵の下に人生の略歴が書いてあり、ガイドさんが訳してくれました。
不思議なのは、この墓碑の裏面に、また別の人の絵が描かれていること。ガイドさんいわく、一つのお墓に家族や親しい者、二人で入るからだとか。
でも土葬ですよね。どうやって2番目の人を入れるんでしょうか? -
マラムレシュのもう一つの特徴が、家の門です。伝統的な家屋は、とにかく門を大きく作り、そして装飾をします。写真の門は高さ5メートルは余裕であります。脇の勝手口みたいな扉ですら、高さ2メートルくらいありました。
大きな門の理由は、馬車がくぐれるようにとのこと。
でもだったら、屋根をつけない門にすればいいわけで、やはり家の顔として、装飾の見事さを競うのでしょう。
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