2009/08/14 - 2009/08/14
312位(同エリア644件中)
円蔵さん
本日は三渓園の古建築全17棟の内部公開へ行って来ました。
8月1日から始り、16日までの公開です。
そして、全17棟の一挙公開は初めての試みだそうで。
気温はありましたが、照りつける太陽が無い分
途中で涼しい風を受けながらの見学となりました。
- 交通手段
- 自家用車
PR
-
本日はまたお台場にガンダムを見に行こうかどうしようかと悩んでいました。。
天気も青い空が見えない状況です。
そこで、曇りなら先日観たガンダムと変わらないと思い
建物の内部を公開している三渓園に行く事にしました。
しかし家を出たのが14時過ぎ。
ちょっと遅かったのですが。。湾岸を通り本牧で降り
正門前の駐車場は混んでいるのではないかと思い。
今日は産業道路沿いにある本牧市民公園の駐車場に車を停めました。
この本牧市民公園には「上海横浜友好園」があります。
駐車場から三渓園に向かう時に何ここ!?
って感じでいきなりテンションがあがりました。 -
玉蘭庁の入り口には狛犬!?でよいのかなぁ?
-
中に入ってみると、良い感じで椅子が置いてあります。
座る事は出来ませんが。。 -
まだジャッキーチェンが拳法の映画をやっていた頃の
家を思い出しました(笑) -
天井を見上げて。
なんて書いてあるのかは読めません。。 -
建物を出るとこの蓮池に掛けられた遊歩道を進みます。
-
いつもとは違う入り口。
南門から入ります。
入園料は500円。
今は夜のライトアップ期間なので。
夕方6時以降だと300円で入園できます。
20時まで開いているそうです。 -
南門から道なりに進むと海岸門がありました。
いつもとは進む順路が逆ってだけで、なんとなく初めて来たって感じがします。
海岸門を抜けて進んでみました。 -
最初に出会った建物。
蓮華院「れんげいん」です。
内部公開中と書いてあったので、早速見てみました。
「内部公開」と言いましても実際に中に入れる建物と
中には入れずに表から内部を見る建物がありました。
ここ、蓮華院は表から見る建物です。
ここは「原三渓」さんが一番使った茶室です。 -
角度を変えてもう一枚。
ココを見学していた時は「入れないんだぁ・・」
って思って居ましたが、隣に土間があり
土間には人の姿が見えたのでボランティアの方かな?
なんて気に止めもしませんでした。 -
温かみのある照明に映し出された窓が「和」な感じでした。
殆どの建物には照明が付いていないので、床に置かれた
行灯が明かりを灯していました。 -
次の建物を目指します。
少しだけ坂を登り目の前に見えたのは
春草魯「しゅんそうろ」です。
ここは400年前の茶室でした。 -
側面に廻ってみました。
窓が沢山あります。 -
ここも公開されている建物の一つですが。
何か人が集まっている部分がありました。
近くにいってみてみると・・ -
なんと、たてものスタンプラリーってものが!!
さっそく用紙を頂いて春草魯のスタンプを押しました。
良く観てみると、さっき行ったばかりの蓮華院にもスタンプがありました〜
って事で蓮華院に逆戻り。 -
蓮華院の土間にスタンプがあり、そこで2つ目のスタンプを押します。
次は。。
スタンプの用紙を見ながら次の場所を決める事に。 -
三渓園はこれで3度目ですが、秋と春に訪れていたので
夏のこの葉っぱが青々としている時期も良かった!
しかし、写真を撮るのに夢中になっていると「蚊」に
やられます!要注意!!! -
次に目指したのは聴秋閣「ちょうしゅうかく」です。
京都の二条城にあった建物。
1623年の建築。。
補修されていると思いますが、それにしてもかなり良い
保存です。
外見を見ると2階建てとなっていて、階段は何処!?
って探しましたが表からは見えにくい場所にカナリ角度が急な階段がありました。 -
ちゃんとした名称があるのでしょうが。。
窓の下に収納があります。 -
開け放たれた障子の向こうに緑が見えますが。
ここは秋に来たときに見れた場所です。
そして3つ目のスタンプを押します。 -
続いて天授院へ
ここは、靴を脱いで中に入る事が出来ました。 -
1651年建築の天授院は、鎌倉の建長寺近くにあったものをここに移築。
禅宗様の地蔵堂とパンフレットに書いてあります。
ここの中はがらんとしていました。
天井が格子の造りになっています。 -
続いて隣にある月華殿へ
ここは京都伏見城にあった大名の控え場。
と言いましても流石に大名と言うだけあって豪華な造り。
靴を脱いであがらせていただきました。 -
この襖。
これから先の建物でも見れたモノですが。
狩野一派かと。 -
隣の部屋へ
ここは外からの光が入らないのでちょっと暗めです。 -
隣に隣接している茶室との間にあった手洗い場所?
-
月華殿は靴を脱いで見学が出来ますが、この廊下からの
見学となっていました。
それでも十分です! -
隣にある金毛窟(きんもうくつ)です。
ここは三渓氏が建てた茶室。
1918年建築
一畳台目の小さな茶室
ホントに小さな建物です〜
ここは貸し出しもしているそうです。
そして一気に3つのスタンプを押しました。 -
帰って来てから気付いたのですが、建物の外観の写真をとっていません(笑)
一応過去ログに載せております。
http://4travel.jp/traveler/cuomo/album/10291644/ -
次は旧天端寺寿塔覆堂です。
ここはいつも扉が閉まっているので、こうやって内装を観れたのは初めてです!
そして、復元されたとありましたが、すばらしい天井と
柱の色でした。 -
柱の一本です。
内装は白く塗られ、そこに鮮やかな色が映えていました。
ここでスタンプを押します。 -
次は臨春閣に向かいました。
幸いにも、曇りで照りつける日差しは無かったのですが
それでも気温はあります。 -
靴を脱いで袋にいれると、目の前に「和」な眺めが!!
-
臨春閣は普段、縁側沿いから中を見る事ができますが
今日はあがらせていただき、そして廊下を進んで行きます。
一応、どの建物も建物内では三脚とフラッシュは禁止です。 -
鶴の間
狩野一派の筆です。 -
しょうしょうの間
-
廊下を進みます。
この様な建物はなかなか見る事が出来ないので
貴重な体験でした。 -
綺麗な襖絵です。
空調が無い建物ですが、外からの風が涼しく吹き込んで来る為に涼しさすら覚えます -
こちらは中庭にあった手水鉢(ちょうずばち)です
秀吉がかけた京都五条大橋の橋杭を転用したと言われると書かれています。
そうだとしたら。。これも凄い! -
今回、特にお気に入りって思ってしまったのは
この押入れ?の戸です。
多分、アワビの貝殻で描かれています。 -
アップで撮ってみましたが、見事な造りです!!
暫くここから離れられませんでした。
描かれている絵は中国っぽいです。 -
襖に描かれた絵。。
鴨ですね〜〜多分・・ -
次は厠ですが。。
先ほどテレビを見ていたら丁度この厠の説明をしていました(笑)
あの取っ手の部分を握って用を足すのかと思っていましたが、取っ手に着物の裾を引っ掛けて向きは取っ手と逆を向くそうです。
裾隠しと言っていました。 -
ここは、通常も外から見る事が出来る次の間ですが
襖に描かれた絵が違います。
この山水図は狩野一派のモノではなく
雲澤等悦(うんだくとうえつ)と言う方が書かれたそうです。 -
よく保存されています。
絵がしっかり見えます。 -
これで臨春閣の見学は終了です。
-
次はこの松の参道を通り
白雲邸に行きました。 -
白雲邸は三渓氏が隠居所として建てた建物
改装されているのかどうか、とても保存状態が良いです。
この椅子とテーブル。。
なんだか観てるだけでちょいと豪華だなぁって気持ちになります。 -
椅子の背もたれに書かれている模様ですが。
これも貝殻で描かれています。 -
テーブルの角の装飾(笑)
-
先に進むと三渓氏の直筆と思われるものが掛かっていました。
-
大正9年の建物ですが。
この時代の建物をもっともっと見てみたい!
エアコンも無くテレビも無いこの部屋。
何か書き物がしたくなったり(笑) -
部屋の一角を占める戸棚。
ココにも貝殻で描かれた模様が。 -
ちょっと大きな浴室。
バスタブは隅にちょこんって設置されていました。 -
なんと!!シャワー完備でした〜〜
-
こうやって襖が並ぶ造りって美しく思えます。
-
進んでいくと、電話室?の跡が。
大正に電話があったの?と調べてみましたが。
最初の実験は1876年に成功しているみたいです。
アメリカで実験されたのち、当時の日本人が電話での会話をしたそうで、日本語が世界で2番目に電話で話をした言語だそうです。
あ、電話が日本に来たのは1877年のようなので、
1920年には電話が通じていました。
またまたスタンプを押して終了。 -
そして白雲邸をでて、内苑の見学を終了。
いまから外苑を歩いてみます。
白雲邸から振り返ってみた臨春閣です。 -
正門から来ると、大池を少し進んだ所にある
鶴翔閣です。やっと外観を撮った写真が登場(笑) -
ここは結婚式等でも使う事が可能な建物。
そして、改装を終えた後なので、まだ綺麗です!!
ただ。。。趣がありません(笑)
空調もしっかり効いて快適ですが。
外観を当時のまま残し、内装を新しくする建築方法を使っているみたいです。 -
ここもカナリ広い建物。
長い廊下は大好きです! -
茶の間棟
鶴翔閣は原家の旧邸宅と言う事で、延床面積が950?
もあり。兎に角広いです。
その中の茶の間棟。
家族の日常生活の場となっていた棟みたいです。 -
書斎棟
ここは、改装されていない部分みたいで。
個人的には好きな空間でした。
暖炉もあり、今まで「和」一辺倒だった建物の中に
「洋」を感じられた部屋でした。 -
この書斎棟は寝室及び書斎に使われていたそうです。
また、写真には撮っていませんが、ここから観る池や外の景色も考慮された場所に作られているそうです。 -
綺麗な浴室です。
五右衛門風呂を参考にって書かれてありました。 -
そして「倉」ですが。
離れでは無く、この邸宅の廊下に扉がありました。
扉の厚さは半端じゃありません。 -
当時からあったのか、倉の前には天窓が。
夜、月明かりでも見える様にしてたのかな??
でも、新しい木が建物の歴史の重さを邪魔している様に見えちゃいました。
ただ。。やっぱり空調が効いているっていうのは素晴らしいです! -
出口付近に屋根裏が見えますと一部、天井をクリアーに
してある場所がありました。
屋根はずいぶん向こうにある様な気がします。
そして。。なんとここを出る時に係りの方が
「本日の見学は終了」と入り口を閉じていました。
何!???
と時計を見ると16時40分。
内部見学は16時30分までです・・
ええええ!
これは急がなければスタンプが完結しないよ〜〜 -
この後、外苑はゆっくり見学なんて出来ませんでした(笑)
兎に角スタンプを〜〜〜〜
って事でマップを観て旧燈明時本堂へ
セーフ!!!
靴を脱いで本堂へあがらせていただきました。 -
スタンプを押して、本堂にしては珍しく撮影禁止では無かったので撮ってしまいました。
-
見上げると三重塔が。
あそこにもスタンプがある筈です!
急がねば! -
急いでいる筈なのに〜〜〜
横笛庵の前に猫を発見!!!
暑さでまいっているのか、ちっとも動きません。
「独りにして〜〜」って目で訴えかけておりました。 -
そして、運命の時
合掌造りの旧矢箆原家住宅にやってくると。
すでに時遅しガッガリ。。。。
建物の入り口は閉ざされておりました。
まぁ、こうなったら押せるだけ押してみよう!
と気持ちを変え隣にある旧東慶寺仏殿を見てみると
まだ扉は開いています!
間に合うか!! -
間に合いました東慶寺(笑)
ここは中は一切の明かりが無く、スタンプ台も懐中電灯で照らされていました。
1509年にあの、鎌倉の梅で有名な東慶寺に建てられた仏殿です。
中は今は何も無かった様に記憶しています。
なにせスタンプの事で一杯だったので。。
1907年にここ、三渓園に移築されたそうです。 -
その後、横笛庵でスタンプを押し。。
もう係りの方が閉める寸前だったので、やっつけ仕事風
中も見れませんでした。
あと、残すは三重塔ですが、流石にもう諦めもあるので
先ほど観れなかった合掌造りの家の周りで外観を見学 -
良く観てみると、土台が石を集めてきたって感じで出来ていました。
驚きです!!!
一部分が石によって侵食されているのか、土台に合わせて木を使っているのか判りませんが。
なんとなく造りに圧倒された瞬間。 -
最後に急な階段を登り、三重塔までやって来ましたが。
もう係りの方が扉を閉めた直後の様で
「本日は終了しました〜〜〜」って声が聞こえました。
すると、後から来た女の子のグループが「最後の一つなんです」ってお願いをしていましたが。。。
なんと、係りのオジサン「付いて来な」ってジェスチャーで女の子グループにスタンプを押させてあげていました。
しかし、自分のスタンプはココが最後ではないので。
便乗する事も無く。
蜩の鳴く三渓園を後にしました。 -
こちらの本牧市民公園の建物も16時30分で門が閉められてしまいます。
屋根の後ろに見える山肌ですが、昔はそこまで海岸線だったみたいですね。 -
最後に
これがスタンプラリーの結果です。
二つ押せませんでしたが。
もし次の機会があるなら、その時は完成させようって
楽しみにしています。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
79