ケンブリッジ滞在記①《大学と街》

2009/07/15 - 2009/07/31

仕事で３週間近くイギリスのケンブリッジに滞在しました。ハリーポッターの世界を地でいくような生活が今も続くことに驚き、不便さも含めて中世の街を楽しんできました。
この夏は天候が不順だそう。おまけにこっちでも豚インフルが大流行とか。気温が低く、寒くて雨も多い日でしたが、街歩きや博物館など楽しめました。今年は《ダーウィンイヤー》。どこにいってもダーウィン一色です。
ケンブリッジは自転車がイギリスで一番多いそうで、私もチャリが好きなのでレンタルしてどこでもスイスイ便利でした。大通りの右折も手を横に出して上手くできるようになりました。

エリア ケンブリッジ(イギリス)

• 航空会社: ヴァージン アトランティック航空

バージンアトランティックで成田からヒースローへ。行きは空いていて楽だった

ケンブリッジは30のコレッジから成る大学群。ケンブリッジは国立だが、それぞれのコレッジは独立した私立。ここは私が滞在したCollege。

食事を取る大学食堂。奥がハイテーブル

１段高いハイテーブルはフェロー（教授）席。ここに人がいるときには写真は厳禁。言論の自由を守るため、誰が招かれているか秘密だったからとか。

フェローたちの入退場で鳴らされるドラ。これがなると全員起立して教授達が座るのを待つ。ラテン語でお祈りの言葉をムニュムユと言い、最後にアーメンといったら全員着席できる。退場も同じ要領。

Pembroke大学は26歳でPrime Ministerとなったピット首相も卒業

ケンブリッジの大学群の中で唯一市民が作ったCorpus Christi College

DNA研究でノーベル賞を取ったWatson&Crickの研究所のプラーク。原子力のラザフォードもここにいたとか。

Sydney Sussex CollegeのAnte-chapelにある、クロムウェルの首が埋められたという記念碑。
クロムウェルの死後300年程経て、1960年にロンドンのWestminster寺院から首が運ばれ、彼の卒業したこの大学のどこかに首が埋められた。反対派が掘り起こすのを恐れて彼の首の場所は内緒とか。

卒業式が行われるSenate House

卒業式には教授を先頭に卒業生がマントを着て行進。式場まで皆に見られながら練り歩く。ハリーポッターのような世界がよくまあ現在まで続いてること。

マントの色は学部やdegreeによって異なるそう。ファーがついている人もいた。

Senate House入り口で、卒業生とその家族をチェックして誘導するおじさん。あなたも関係者？というほどオシャレ。

卒業式の後、各コレッジで食事。式は形式ばるけど食事は庭で適当。

ヘンリー?世が建てたキングスカレッジ。街の中心の大通りにある。

キングスチャペルの天井のファンボルト。

キングスのステンドグラス

ステンドグラスのアップ

街の中心に出るマーケット

橋の上から見たケム河のパンティング風景

パンティングは自分でこぐ人も多い模様

ケム川向こうのSidwick SiteにあるDepartment of Historyの図書館。トップは本を見開いた形。クラシックも多いけど、モダンな建築は飛びっきりモダンになるのです。

歴史図書館内部。南面を全面ガラスにしたら暑くなりすぎ、その反省で次に建てた隣の法学部館は北面をガラスにしたそう。

大学図書館入り口。殆どの建物が年代物で、それに新しく継ぎ足している。

大学図書館

滞在したハウスから大学への道

カレッジへの道その２

カレッジへの道その３

マイ自転車。2週間で£34+盗難保障£10。沢山使うならとてもリーズナブル。

街の周りには緑のエリアが多い。サイクリングロードもあり。朝はジョギングもした。牛が道をふさいでこわごわ走ったところも。

通りで写真撮影していた花嫁衣裳のアジアンビューティー。撮影か、自分の結婚式かは不明。

ケンブリッジでは新しいコレッジ、ダウニングカレッジのキャンパス。アメリカの大学（広い芝キャンパス）を作るモデルとなった。

ノーベル賞を一番多く輩出したTrinity Collegeの正門。ヘンリー?世の像が上にある。

ニュートンが『万有引力の法則』を閃いたといわれるトリニティー正門横のリンゴの木

ケンブリッジでは７月は結婚式シーズン。いろいろなコレッジ前で結婚式に度々出くわす。St.Catherine College前で会ったbridesmaidたち。SATCのワンシーンのよう。

花婿の待つところへパパと腕を組んで。卒業生でなくとも誰でも大学を式場に使えるそう。

いつもは食堂のこのホールも、この週末は変身して結婚式会場に。
白いクロスひとつかけるとフォーマルな雰囲気になる。