バルセロナ6日間　4日目「地中海のバルコニー」　

2002/12/29 - 2003/01/03

1月1日とあってバルセロナ市内の観光地がほとんど閉鎖とあって、郊外のタラゴナに行く事に。ハローツアー契約「FRONTIA」の市内観光と違って郊外だから、事前に個人でインターネット使って申し込んだ「MIKAMI TRAVEL」の深野さんとホテルのロビ―で待ち合わせ。辻さんや水谷さんとも面識ある方と言う事で初めて会うのに知ってる感じです。2人の事を話したらやっぱり知ってました。で、ロビーで早速日程の説明聞いた後に深野さんから渡されたレンフェマークがある一通の封筒。実は列車のチケットでした。今回は郊外ということもあり予め往復の列車手配もしてもらってました。

【ツアー】
ANAハローツアー「ANA'Sニューフリータイム　バルセロナ」
【現地代理店】
FRONTIA
【日程】
08:00　朝食：ホテル内レストラン
10:00　Talgo　バルセロナ→タラゴナ
10:53　タラゴナ到着
11:00?　タラゴナ市内観光
12:30　昼食：「Bar Restaurante Miracle」
15:39　Talgo　タラゴナ→バルセロナ
16:37　バルセロナ到着
ホテルアテナス泊

エリア タラゴナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: ANAセールス

元旦という事もあり普段と違ってタクシーがつかまらない為、ホテルのコンシュルジュに呼んでもらう事、数分でタクシー到着。行き先はバルセロナ・サンツ駅。

行きはArcoと言う特急列車だそうです。駅舎から地下のホームに降りて列車に。

バルセロナ サンツ駅 駅

通路側の指定席だったけど 結構空席があったので車掌さんに言って窓側に移動。

思ったよりも乗り心地は良く、快適な列車の旅です。

発車してすぐ地上を走るコトしばらくすると、車窓一面にひろがる地中海の大パノラマに感動。

約1時間でタラゴナ駅に到着。殺風景なホームの雰囲気がいいです。

タラゴナ駅 駅

駅から旧市街へ向かう上り坂。古代ローマの城壁と街が一体となってる。城壁に囲まれたタラゴナの旧市街は石造りの建物が雰囲気いいが、元旦の朝とあって街は人がほとんど見かけない。

旧市街の中央に鎮座するロマネスクの大聖堂へ。ゴシック様式のファザード前にて閉まってると思いきや、中に入れるコトが出来ました。礼拝堂では地元の人たちが讃美歌を合唱してました。バルセロナほど大きくはないし、観光客も見かけない街の生活に馴染んだ大聖堂は良かった。

タラゴナ大聖堂 寺院・教会

大聖堂前の広場から路地に入って、少し歩くとあるフォルン広場に残るポルチコ（柱廊）の一部。広場の周囲は普通の家ばかりだけど一角だけ柵に囲まれたシルク・ローマと呼ばれる世界遺産「タラゴナのローマ時代遺跡群」のひとつです。こんな住宅街の中に世界遺産があるなんて驚きでした。柱廊の保存状態は良かったけど当時はもっと装飾とかあったのだろう。

タラゴナの遺跡群 史跡・遺跡

旧市街の城壁の外側に行ってみる。途中の路地は雰囲気があって、石畳に映える光と影が美術館とかで見る油彩の街風景みたいでした。

旧市街を囲む城壁の端にある石造りの建物発見。「これ何だか分かります？」と深野さんの問いに「城？」と答えたら半分正解。元々はローマ時代の街の中心があったところで、この建物は政務を執行するローマ時代のプレトリ（長官公邸）で中世になってからは城としても使われたんだそうです。

プレトリとシルク ローマ 城・宮殿

公邸跡から海への下り坂をチョット行くと競技場です。古代ローマ時代にはココで剣闘士（グラディエーター）同士、あるいは猛獣と剣闘士（グラディエーター）が闘い、更にローマ帝国時代にはキリスト教徒の処刑場としても使われた場所なんだそうです。競技場内には処刑者を祀る教会跡もありますが、青い海と古代ローマ遺跡っていいものです。

ローマ円形劇場 (競技場) 史跡・遺跡

競技場からタクシーに乗ってラス ファレラス水道橋にも行ってみた。市内から10分ぐらいの街道脇でタクシーを降りて小高い丘の森の中へ。深野さんと「ここ違うんじゃない？」と迷いながら行くとユネスコ世界遺産のロゴ見つけ、ひと安心

更に歩き森を抜けると橋が目の前に。通常ツアーだと反対側の上から少し眺めるぐらいだそうだけど断然こっちの方が迫力ありますね。

悪魔の橋 (ラス ファレラス水道橋) 建造物

水道橋を満喫して、待っていてもらったタクシーに戻り、再びタラゴナ市内へ。通りの中心には、タラゴナ発祥の世界無形文化遺産でもある人間の塔の像。

旧市街外れの通称”地中海のバルコニー”にある「Bar Restaurante Miracle」で昼食。まずはカラマーレス・フリートス（いかフライ）等のタパスを食べましたが、すっかり午後になって空腹のせいかアッという間にペロリ･･･でパエリアを頼む事に。タラゴナで一般的に食べられてるフィデウアです。

バー リストランテ ミラクル その他の料理

食後はもちろんカタルーニャ地方ならではの郷土スイーツ、クレマ・カタラーナ。

シエスタの習慣にならって遅めの昼食も終わり、タラゴナ駅へ。

タラゴナ駅 駅

帰りは長距離特急列車「Talgo」でフランスのモンペリエ行きです。遥かアンダルシアから来た列車の中は様々な人間模様は、まるで「世界の車窓から」です。

列車内にはビュッフェがあり、プリン美味しかった。都会に戻る人、隣国へ向かう人、椅子で寝る人、ビュッフェでコーヒー飲む人、そして列車の旅をしてる自分･･･。

バルセロナ・サンツ駅に到着し、そのまま地下鉄5号線に乗り換えディアゴナル駅で下車。ここで案内して下さった深野さんと別れて、グラシア通りを散策しながらカタルーニャ広場へ。ライトアップのカサ・バトリョが綺麗でした。

カサ バトリョ 現代・近代建築

更に歩くとカサ・ミラ。こちらは一般住居でもあるので派手なライトアップは無いですが、街灯りが反射して織りなす建物の陰影が見事でした。

カサ ミラ 現代・近代建築