2009/08/01 - 2009/08/01
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PARQUE NACIONAL DE DOÑANA(パルケ ナシオナル デ ドニャーナ)
【ドニャーナ国立公園】はウエルバ県の東南に位置する広さ54.000haの自然公園です。
東はグアダルキビール河にに接し、南は大西洋に面してます。
ヨーロッパで最大の湿原は渡り鳥の天国。
また、全滅の危機にあるスペインオオヤマネコ(lince ibérico)や
イベリアカタシロワシ(águila imperial)の保護繁殖にも取り組んでいます。
1994年にユネスコの自然遺産に指定されました。
夏季の今は湿原は干上がっていますが
それでも一度は見てみたくて、今回見学ツアーに参加しました。
公園内は許可を得た車両しか入り込めませんので、個人の車での見学は不可能です。
四駆で園内の見学ツアーを催している会社がいくつかありますが、今回予約したのはツアー企画歴が一番長く(1980年より)、唯一公園内の5つの自然形態(海岸・松林・湖畔・湿原・砂丘)を見せてくれる会社。
Cooperativa Marismas del Rocio
www.donanavisitas.es
予約:+34 959430432
4時間に渡って約70kmを周ります。(1人26ユーロ)
運転手兼ガイドのお兄さんがとっても面白くて楽しくためになるツアーでした。
湿原に水がある時期(春)にまた来てみたいと思いました。
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今回の旅プラン (●印がこの旅行記の部分)
〇1日目:移動日 Madrid → Islantilla (Islantilla泊)
〇2日目:ホテル+ビーチ リゾート満喫日 (Islantilla泊)
〇3日目:ホテル+ビーチ リゾート満喫日 (Islantilla泊)
●4日目:ドニャーナ公園/エル・ロシオ/パロス (Islantilla泊)
〇5日目:ポルトガル・タビラ島 (Islantilla泊)
〇6日目:ホテル+ビーチ リゾート満喫日 (Islantilla泊)
〇7日目:移動日 Islantilla → Plasencia(Plasenciaパラドール泊)
〇8日目:移動日 Plasencia散策 帰路Talavera寄り道 帰宅
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ビジターセンター【El Acebuche】に朝8時集合だったので、早起きして宿泊先を7時前に出発しました。
ビジターセンターの門にはドニャーナに生息する野生動物がデザインされています。 -
門からセンターまでの間にあった道路標識。
この辺に出没するわけではないらしいですが、ドニャーナと言えばリンセ・イベリコ(オオヤマネコ)。 -
ビジターセンターもドニャーナ公園の一部に位置してます。
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出発までの間センター敷地内を散策。 オナガの一種かな?
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トイレにもこんな湿原の壁画が。
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センターの建物はこの辺りの典型的な建築スタイルです。
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こんな車で出発します。 20人ほど乗れます。
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ツアーは赤い点々の部分を行きます。
全行程70km、4時間のツアーです。 -
ドニャーナに隣接してるマタラスカニャスの町側から、まずは海岸に入り込みます。ドニャーナのビーチは長さ35km。徒歩の出入りは自由なので、マタラスカニャスのビーチから散歩してくる人がたくさん。
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釣りも許可されてます。
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自転車でも入ってきてOK。
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海岸に何軒か掘っ立て小屋が建ってます。
定住している訳ではないけれど、時期になるとここに住んで漁に出る漁師がまだいるそうです。
ちゃんとTVアンテナも立ってます。 -
ガイドさんが 「あの塔の上に何かいます」って・・・
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飛び立ったところを夫が上手く写真に収めました。
milano negro トビ です。 -
「砂浜がほじくり返されてます。何の跡だと思いますか?」ってガイドさんが聞く。
イノシシが餌を探しに浜まで出てくるそうです。 -
カモメがこうしてる所へ・・・
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車を突っ込んでいく!
カモメはギリギリまでへっちゃら。 「なんだよー」って感じ。 -
ドニャーナ・ビーチの東端まで来ました。
グアダルキビール河口です。河の向こう側はカディス県のサンルカル デ バラメダ。
食べ物が美味しい街らしいので、いつか行きたいと思っている場所。 -
ビーチを離れて松林に入ります。
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風景がガラリと変わります。
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右側に座っていた他のツアー客が「アーッ!」って声を上げる。
ガイドさんが車をバックして、良く見える場所で停まってくれました。
立派な雄鹿! -
野生動物なんかそう簡単に見られないだろうと思っていたのに、幸運です。
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最初のストップはグアダルキビール河畔。
蚊にくわれた〜
「蚊はドニャーナの保護動物じゃないわよね!」 とバシッバシッと蚊をつぶす私・・・ -
グアダルキビール河上流からやってきた貨物船。
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昔はここで木炭作りをして生計を立てていた人々がいました。
今では一人だけおじいさんが住んでいて、国立公園に亡くなるまで住んでいて良い許可を得ているそうです。 -
休憩後、まだ松林の中を行きます。
今度はダマジカです。体の白い斑点が特徴。(ディズニーのバンビね♪) -
ドニャーナ公園内にはエル ロシオ巡礼のルートも通っています。
毎年ペンテコステ(5月)に、ウエスカ県やカディス県、セビージャ県の街々から徒歩、騎乗、馬車などでアンダルシアの民族衣装を着た人々が数日かけてエル ロシオの聖母巡礼の旅に出ます。野宿をしながら4-5日かけて移動します。 -
私達はエル ロシオの道を離れて、湿原に踏み込みます。
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夏季は完全に干からびています。
湿原の広さはサッカー場が3万入るほどとか。
遠くに水が残っているように見えますが、蜃気楼のせいです。 -
湿原と砂丘の間のvera(湖畔・岸)には草食動物の餌が豊富。
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ほら、出てきた!
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見てる内にどんどん出てきました。 ちっちゃいのもいます。
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遠くても目が慣れてきて、ガイドさんに言われる前に自分で簡単に見つけられます。
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立派な角!
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あの黒いのは・・・
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イノシシです!
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鹿と仲良く食事中です。
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面白いようにたくさんの鹿が見られました。
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ところで、このガイドさんの恰好すごいでしょう。
右前のお客さんが見やすいように運転席のドアを開けて足で支え、手をハンドルから離して身振り手振りを交えて解説、よそ見しながら運転してます!
道なき道を行くからいいけどさー (笑) -
この林ではイベリアカタシロワシ(águila imperial)の繁殖が行われているため、ストレスを与えないように車は近づけないそうです。
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湿原は夏季はこんなにカラカラ! 冬から春にかけて、雨水で覆われます。
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すごい広さ!
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水に船でも浮かんでいるように見えますが・・・ 違います
これも蜃気楼のせい
↓
↓ -
移動中の馬でした。
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仔馬もいます。
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湿原を出て、今度は砂丘に入ります。 またガラリと風景が変わります。
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砂の上でも進めるようにタイヤの空気は少し抜いているそうです。
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波紋がきれいです。
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動物の足跡があります。 鹿かな? イノシシかな?
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ガイドさんが車を停めて、この実をいくつか取って車内に配りました。
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勇気のない夫はパス(笑) 私はひとつ試してみました。
ほのかに甘酸っぱい。種は出せとのことでした。
(胃の中で芽を出すからって、本当かな?)
この実の成分を分析するとサリチル酸(アスピリンの素)が多く含まれているそうです。
野兎なんかが食べるみたいです。 -
砂丘で2度目のストップ。
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サンダルを脱いで、裸足で歩いてみることにしました。
気持ち良い! 熱くないです。 -
こんな所にも健気に咲く花があるんですね。
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ここにも蹄の跡がはっきりと見える足跡が。
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バッタ! 砂と全く同じ色で上手くカムフラージュしてます。
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勢いをつけて一気に昇らないとダメ。
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また海岸に戻ってきました。
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カモメっていつも風上を向いてるんですね。
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また車に追い立てられて飛び上がる。
でも、すぐに砂浜に戻ってきてまた何もなかったかのように風上の方を向いて立つ。 -
昼時間近くなってマタラスカニャスのビーチには人がいっぱい。
滞在したイスランティージャのビーチより幅狭いようです。 -
ドニャーナ公園への車両の出入りをチェックする門。
ここを出てビジターセンターに戻ってツアーは終わりです。
今度は春のドニャーナを見てみたいです。
コスタ・デ・ラ・ルス旅行記 3/8(完)
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