2009/07/16 - 2009/07/16
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keithforestさん
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9日目です。
今回の旅のハイライトのひとつがこの日だといって良いでしょう。ゴルナーグラートに登り、マッターホルン、モンテ・ローザを眺めるという贅沢な日です。
天気は申し分がなく、ローテンボーデンからリッフェルベルグへのハイキングは忘れられないものとなりました。
東京駅の地下街にある古本屋さんでみつけた1993年3月初版のとんぼの本「スイス・アルプスの旅」(小川清美著 新潮社)は各展望台から見た山並みがイラスト付きで解説してあって、今回の一行の皆さんの中では大ベストセラーであることを知りました。たぶん、未だにAmazonでも売られていますから重版に次ぐ重版のようです。これは必携本です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
今日は全部公共交通を使って移動です。まず宿舎からバスターミナルまで歩いて行きます。
Post Busは予約はできるんだけれど、席が指定されるわけではないという話を聞きました。長距離だと違うんでしょうか。mixiで語られているティラの-ルガーノ間のバスの話によるとCHF12払うと座席も確保できるんだという話です。
何しろ始発ですから、私たちは前に座ります。ここではバスは格納庫のような車庫で乗ると、前面のシャッターが開いて、出発します。多分冬の雪対策でこうなっているんでしょう。 -
Staldenの駅までがんがん曲がりくねった道を降りて行きますが、案内人の方が運転手に何やら語っているなと思ったら、曲がり角の前で警笛を鳴らす時に「ブ・ビィ・ブゥ・バァ・ビィィィ」とまるで映画「未知との遭遇(古いなぁ)」のあの音階のような警笛を鳴らします。われわれは思わず拍手をしてしまいました。
それにしても凄い坂道ですよ。 -
20分ほど駅でツェルマットに行く電車を待ちます。アプト式の線路です。ふと見上げた家からおじさんが出てきて鉢植えに水をやっています。
自分はこんなに興奮しているけれど、相変わらずの日常を送っている人を見て、一瞬素に戻りましたけれど、電車が走り出すと、あっという間に興奮のるつぼへ逆戻り。 -
途中で「St.Niklaus」という駅を通過しました。なんでここがサンタクロースなんざしょ?
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さぁ、09:52にツェルマット駅に電車は到着しました。駅を出てから通りを渡ったゴルナーグラート鉄道乗り場に人をかき分けてさっさと入り、そして10:00発のに飛び乗ります。
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うわっ!目の前にマッタァーホルンです!
紛うことなき、マッターホルンです。 -
こうなるともう無言ですね。何をいっても虚しいですよ。
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10:42 ゴルナーグラートの駅に到着しました。エレベーターで展望台に上がってくると・・・・・この快晴ですからね、いうことありません。
ものすごい人手ですよ。人種も様々です。上にはクルムホテルがあるんですよね。ここに泊まるのは相当費用がかかるんじゃないでしょうか。CHF250位するんでしょうか。
トイレだけ使わしていただきました。
ここには英国から18年前に移住してきたんだと問わず語りに語るMathewという絵描きさんが絵を広げて売っています。そういえばこういう人をスイスではあまり見かけなかったなぁ・・・・。さぞかし、彼のことは世界各国の人がどこかに書いていることでしょうねえ。 -
ここだけの話ではないのですが、スイスではストックをついて山靴を履いて歩いているシスターを良くお見かけします。
この方はお一人でしたけれど、Saas-Feeでお見かけした方はお二人でしたねえ。
なかなか良い雰囲気なので、つい写真にしてしまいました。 -
写真のベスト・スポットなものですから、ここには次から次に人々が立って写真を撮っておられます。
もちろん私もその一人です。 -
11:55発の電車でゴルナーグラートから一駅おります。Rotenbordenの駅からいよいよ歩き始めます。
まぁ時間的に早くはありませんから無理もないのですが、逆さマッターホルンには残念ながら遭遇はできませんでしたけれど、ここで、きっと見ることができるのでしょうねぇ。 -
もうひとつ下の湖が逆さマッターホルンの決定版なんだという話を聞いていたものですから、楽しみに降りてきました。
マッターホルンの頂きに絡んだ雲がどうしても晴れないのでしょうがないにしても、そこには数人の若者が靴を脱いで足を水につけ、バタバタしていていつまでも湖面が静かにならんのです。
私たちはとうとうあきらめて反対側に向かって歩いて行きました。ふと、振り返ってみると、な、なんとそこには「逆さモンテ・ローザ」が映っているではありませんか! ばんざぁ〜い! -
Riffelbergの駅、ホテル&レストラン、冬のスキーリフトの駅が見えてきました。
空から想像がつくんですが、陽射しがだんだん暑くなってきていました。パラソルを広げて歩いて行く日本人旅行者がおわかりになりましょうか。 -
14時近くになってようやく食事にありつきました。それにしてもこんな景色の中での食事、どうしても言葉が少なくなりますよね。
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これを二人でシェアしました。この食事は忘れられないものでした。
野菜スープ。とりたい放題の野菜サラダ。そして芋とソーセージ。飲み物は炭酸水。 -
15時頃にようやくツェルマットに帰ってきたのですが、いやぁ、暑い!その上、やたらと人だらけ。早くSaas-Feeに帰ろうよといいたくなります。
それでもこの街にはお店が並んでいますから楽しみもあります。ご案内の方がお持ちの高山植物の解説本を売っているお店を見つけてすぐに入手。
「スイスアルプス高山植物ポケットガイド」という本で花の色別になっているのが面白いのです。 -
ほうら、やっぱりここにもこのチョコレートのお店がありますよ。マメ入りのチョコ板が旨そうですよねぇ。やや、アラブのお金持ちがお買い求めでしょうか。
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こういう街でできるのは買い食いしかありませんよ。暑くて我慢ができないなぁと思っているところにこのアイスクリームのお店です。
ところがこの店、クレープも焼いているのです。だからアイスクリームを買うのに待っている間も暑くてしょうがない。 -
この日はSaas-Feeに帰ってきたのは18時頃。ホテルへの帰り道の途中でスーパー(MIGROSだったのかCOOPだったのか、記憶がありませんが)に寄ってサンドイッチ、サラダを買ってきました。
ところでマッターホルンといえば初登頂したのは1865年のエドワード・ウィンパー隊です。この時の記録が「アルプス登攀記」として出版されているんだそうです。
今は岩波文庫から上下で出ているそうです。講談社学術文庫版は重版未定状態です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- とらいもんさん 2010/05/30 08:22:12
- すみません
- おはようございます
以前、貴方からコメントを頂いたのに、返事をしてなかったらしいので、もしそうでしたらお詫び申し上げます。
あなたがメッセージをくださった「ツエルマットの駅前(題名でなくすみまあせん)」が、多くの方から投票を頂いてるんです。今日もまた投票があったので驚いてます。多分シンプルさが受けてるんですね。
なぜ、受けるんだろうなあ?と見直しましたら、貴方からのメッセージを拝見したのです。
「ゴルナーの絵描きさん」のこと、ほんとに懐かしいです。もう遭えません。
いじょう、あさからすみませんでした。
ちなみに昨年から「グランビュンデン州」専門です。今年も6月25日からスイスに出かけます。
お詫び方々
- keithforestさん からの返信 2010/05/30 11:31:56
- 御丁寧にありがとうございました
- こんにちは!
とらいもんさんの旅行記はとても親しみを覚える旅行記ですよ。
皆さんが読みたくなるお気持ちがよく分かります。
だから、とても印象に残っていたので、あの絵描きさんにも話しかけることができました。
「グランビュンデン州」というのはシュクオールやグアルダがあるところですね!?私もあの辺りはとても気に入っているんです。
どうぞまた旅行記をお書きください。楽しみにしています。
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