花紀行　四姑娘山を訪ねて　丹巳～小金～日隆 ２

2009/07/13 - 2009/07/22

ヒマラヤの里をおもいカルカ(牧草地）に咲く
高山植物を見たいと願っていました。
高山植物漫遊の旅です。念願がかないました。
　　　高山植物を咲き乱れる巴朗山峠・雪峰と謎の古楼群の国
　　　　　　ー心の旅、未知の世界へー　　ご案内します。


05日目（7月17日・金）丹　巴―日　隆　【双橋溝・高山植物】

　

エリア 中国

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 航空会社: ANA

丹巴の望楼の写真を撮り
　中国でも美しい風景のＮＯ３にはいるという
　美人谷に行く。

　「大渡（ダードゥー）河畔第１の町」である丹巴（ダンバ）。四川省の西部、甘孜（ガンゼ）州東部に位置し、海抜は1800メートル。嘉絨藏族（ジャーロンチベット族）が居住している地域で、山脈を横断する「桃源郷」として知られている…
　　　　　　　　　　　　　　　-資料よりー
　　チケット代　30元(450円）

チケットの裏側。
　切手も貼ってある。
　
　

緑の斜面に立ち並ぶ
　海抜1800ｍの地。温暖な気候が
　果物を実らせる。なしにリンゴに桃にと
　果実が木々にたわわになっている。

「嘉絨藏族（ジャーロンチベット族）が居住している「桃源郷」として知られている…
　ここだけが別天地のように豊かさを感じた。

嘉絨藏族（ジャーロンチベット族）が居住している
建物は独特の特徴があります。角のようなところに
嘉絨藏族の旗が風になびきます。

チケット売り場の女性の案内で
嘉絨藏族（ジャーロンチベット族）が経営する
民宿で昼食。

美人谷。やっぱり愛嬌があり美人。

お野菜豊富な料理は
　美味しい。ヤクの肉が初めて出ました。
　やっぱり高地です。
　蒸しパンがおいしい。
　
　

ゲストルーム

天井も壁も曼荼羅模様
　調度品も素晴らしい。

個室形式になっていて
　民宿との様な宿泊施設らしい。
　
　お部屋を見ることが出来づ残念です。

阿壜チベット族チャン族の住居

モダンな色合いの壁に描かれた
窓枠の彩り。おしゃれな感じです。
チベット族独特の壁絵工法
　

阿壜チベット族チャン族自治州は小金県にある。
橋のたもとに案内図があった。

民家の中にそびえる見張り塔は際立っている。

　

風化しつつある建物も
年代を想像するだけでも面白い。
四川の地震にも大丈夫のよう。

阿壜チベット族チャン族自治州は観光資源が豊富で甘孜チベット族自治州よりも豊かである。
　さらに30分ほど走ると橋の袂に高い塔が建っていた。丹巴の望楼に似ているが、これはチャン族の望楼である ー 資料よりー

ディグラノスティグマ・レプトポディウム

日本ではクサノオウ、ケシ科です。

インカルヴィレア・アルグタ

嘉絨酒店
　このホテルに3連泊ですが
　5階建てのホテルも3階部分のみ営業
　レストランも唯一の営業です。

7月１６．１７．１８日と連泊
　移動日でないと気持ちも楽です。

日隆（リーロン）メーン通りは閑散としています。
四川の地震の爪痕がどのホテルにもみられます。

地震の被害です。

海子溝のコースを歩きます。

朝山坪方面に向かって馬で斜面を登ります。

06日目（7月18日・土）日　隆　滞　在　
　【海子溝・高山植物】

　朝から雨です。
　雨具に身を固め馬に乗ります。
　　去年よりは楽に馬に乗せてもらいました。
　今回の旅の失敗談
　　いつも山に登るのには雨具は
　　必需品なのに出発間際に荷物調整で
　　雨具上下、ザックカバーを置いてきた。
　　ビニールのコートと傘では？
　　この日は雨の中大変でした。
　

雨が上がり霧が昇ります。
素敵な風景。
　この空気感が好きです。

草原一面にポリゴナム・スファエロスタキウムの
花の絨毯です。

道先
　案内犬
　　しぐさが可愛いのです。

　　草原を駆けまわります。

白い花は
　ポリゴナム・スファエロスタキウム

ここは鍋荘坪　

海子溝→（かいしこう、海抜３１００ｍ〜３５００ｍ）日隆鎮から約５００M。全長約１９．２KM、総面積約１２６．５平方キロ。フラワートレッキングコース
雨降りの道には馬が最適でした。

朝山坪に向かいます。

５月下旬〜８月下旬頃の間は、
四姑娘山のほぼ全ての高山植物（リンドウ、ウスユキソウ、ダイオウ、エーデルワイス、草ジンチョウゲ、キンバイソウ、ヤマハハコ、ケシ、キランソウ等）

雨上がりの花々は生きいきとして素晴らしい。


花名
　ペディクラリス・クラノロファ
　　　　　『天の花回廊』より)

徒歩の場合
海子溝の入り口から最初の見所の鍋壮坪まで
片道2約時間、朝山坪まではほぼ平らな道です。
フラワーウォッチング、雪山観賞をしながら
軽いトレッキングと丁度良いコースです。

鍋壮坪、朝山坪からは
四姑娘山、三姑娘山、二姑娘山、大姑娘の
連続する姿が見られ霧の晴れ間から
四姑娘山はもう少し晴れると見られそう。

朝山坪の標識です。

標識には日本語で説明がありました。

海抜3670ｍ　高山植物の宝庫です。

花名
　アスター・スーリエ

馬主のおじさんが見つけてくれました。
　藪の奥に静かに咲いていました。
　

みんなみんな可愛い。
　一生懸命咲いている姿は愛しいです。

案内版の中央の赤い印が
朝山坪です。

　時間を決めて山肌をフラワーウオッチング
　カメラを片手に幸せなひと時を過ごしました。
　

お花畑の植物にも
馬は好き嫌いがありそうです。
私の乗った馬です。白馬の・・・・

念願の四姑娘山(6250ｍ）が
山を降りるころに顔を見せてくれました。
頂が見えるまで時間がかかりましたが
嬉しかったです。

この山に会いたくて四川省に来たのです。

振り返り振りかえりこの草原の風景を
楽しみました。思い出の風景です。


草原一面が
　白い花
　ポリゴナム・スファエロスタキウム
　思い出の丘になりました。

霧が上がって
　向かいの山の集落が見えてきました。
　菜の花の黄色と緑の中に生活があります。
　美しい風景でした。

　この山の下あたりがホテルの建ち並ぶ日隆の
　街並みになります

下山の途中で子供たちの楽しそうな声が。
林の中を駆け巡る様にキノコ採りです。
見事なキノコにびっくりです。

　自然の中で　いいですねー。

四川の地震の影響は？
　坊やの笑顔にここにも生活がありました。
　　人通りの少ない子供の声の聞こえない
　　ホテル街です。
　　ほっとする時間がありました。
　　元気でね。おばあちゃんの気持ちに
　　帰った一時です。