2006/01/03 - 2006/01/08
800位(同エリア1072件中)
ちゃおさん
翌朝、大連駅まで出て、旅順行きの列車を確認する。駅構内は大勢の人人人。中国の人口の多さはこんなところにも現れている。
窓口で通じない英語で「旅順行き」の切符を求めると、「没有」、「没有」、「メイヨウ」、「メイヨウ」を繰り返えされるだけ。上に掛かっている時刻表を見ると、1日に何本も列車は出ているようだ。しかし言葉が通じなければ、仕方がない。
駅ビルを出ると、「旅社」、旅行会社の看板があちこちにある。経済が豊かになり、旅行好きの中国人のニーズに乗った、商魂の逞しさ。商工業銀行の支店などもあり、そこでは日本円も全く自由に交換できた。
振り返って駅ビルを見ろと、その大きさに圧倒される。正面が大理石で新生中国になってから新築されたものだが、当時の満鉄があったと同じ場所に建っている。駅前広場も広大で、東京駅前広場よりも大きい。大陸に雄飛した満鉄の意気込みも幾ばくか感じられるものだった。
さてこれからが交渉。中国人とかタイ人との交渉はそれだけでも楽しみである。今の日本にこのような習慣が失われてしまったのは、少し淋しい。
旅順行きのハイヤーのチャーターを聞くと、1200元、約1万5千円と言ってくる。ちょっと驚きであるが、ここ大連まで来て、旅順をオミットする訳にはいかない。それでは、と。これからが本領発揮。ハイヤーじゃなくて、お嬢さん(旅行社カウンターの女性)の車で行ったらどうか、それなら半値で行けるだろう、と働きかける。
彼女携帯でどこかへ電話していたが、納得した顔で、「1時間待って下さい。今、車を準備する」とたどたどしい英語で答えてくる。それではと、半日貸切の500元、約7500円で手を打った。
程なくして、イケメンの青年がイスズの新型セダンを運転してきて、たどたどしい英語の彼女のガイドで、旅順港へ向った。中国人青年はニコニコするだけで、英語は全く分らない。
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