晩春の新潟に歴史と自然を尋ねて（その７：佐渡市 外海府海岸）

2009/06/11 - 2009/06/13

テレビマンガ「サザエサン」のテーマ音楽が流れる間のオープニングシーンで新潟県の観光スポットが紹介されています。新潟県観光協会主催のこのスポットを巡るモニターツアーに参加した際の旅行記です。
ツアー最終日の朝、春日崎にある佐渡の宿を出発して日本海西側の荒削りな海岸線を北上しました。ノルウエーのハダンゲル・フィヨルドに由来して命名されたという小さな集落が点在する“尖閣湾”沿いの道を一路走って外海府海岸に出て、大野亀に向かいます。バスはつづれ折りの坂道を登りつめ、白浪の砕ける海岸の絶景を見下ろしながら海府大橋を渡りますが、山側にも歌碑あり、瀧あり、咲く花ありで目が離せません。バスガイドの夏見さんによるとこの辺りの風景を堪能するには乗用車ではなく車高の高いバスに限るといいます。あながち、彼女の愛社精神がそう言わせたものではないと思います。ただし大形バスは通行できません。このような車窓から変化のある海岸線の絶景を眺められる道路はわが国では少なくなってしまいました。
トビシマカンゾウの群生地で知られ、ミシュランガイドの二つ星を得たという大野亀では少し時期が遅かったのか一面花で埋まる光景は見られなかったのが残念でしたが、この周辺も含めてこの自然がいつまでも残ることを願いたいものです。

エリア 佐渡島(新潟)

尖閣湾付近の車窓からの海

田んぼの向こうは海に落ち込む（尖閣湾付近）

五段の滝

跳坂付近からの海

跳坂付近からの海

鉄幹の歌碑（跳坂付近）

海府大橋から見下ろす大ザレの滝

海岸の風景

見えてきた大野亀

大野亀

二つ亀

咲き誇るトビシマカンゾウ

咲き誇るトビシマカンゾウ

説明