2009/05/22 - 2009/05/24
181位(同エリア222件中)
熱帯魚さん
本格的な夏が来る前に「中国三大かまど」を制覇したい!と思って、武漢行きの航空券をチェックしたら、安い航空券を発見!早速武漢に行ってきました。
辛亥革命博物館や黄鶴楼のほかに、武漢で是非見たいと思っていたのは、疎開の街並みです。漢口エリアに船で渡り、租界時代に建てられた建物をひとつひとつ見ていきました。
【旅の日程】
1日目:上海浦東21:10発の東方航空2518便で武漢へ。武漢天河空港には22:45着。空港バスで武昌にあるホテルへ。
2日目:辛亥革命博物館、黄鶴楼、第五回全国代表大会会址、毛沢東故居を見学。戸部巷でスナックを食べながら、今度は渡し舟に乗って、武昌から対岸の漢口へ。日本租界の街並みを歩く。
3日目:晴川閣見学。バスで漢口の租界へ。洋風気分でステーキを食べる。武漢18:35発の南方航空3543便で上海へ。
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 航空会社
- 中国東方航空
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毛沢東故居を見学した後、歩いて臨江大道までやってきました。名前が上海の浜江大道にそっくりなので、きっと対岸に外灘のような租界の街並みが綺麗に見えるだろうと期待して、散歩道へと向かいます。
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ところが、何だかとても殺風景…
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曇りだったせいか、対岸もぼやけて見えるし、蚊は飛んでるし…うーむ。
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気を取り直して、対岸の漢口へと向かいます。ここは武漢側の黄鶴楼埠頭。
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ここは対岸の「晴川」行きの埠頭でした。我々が乗るのはこれではなく…
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我々が目指す漢口の江漢街に近い、漢口武漢関埠頭行きの渡し舟乗場(漢陽門埠頭)です。ここでチケットを購入します。
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06:30から20:00の間、1時間に2本ほどの割合で、船が出ています。片道1.5元。
20:10以降は、24:00まで、1時間に2本の割合で、エアコンつきの船が出ています。こちらは片道5元。 -
チケットを買ったら、早速船に乗り込みます。両江遊覧と書かれているのが船です。梅の花のマークが何だか中華民国っぽいです。
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船の中。16:30発の船でした。
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長江大橋です。橋の上は車輌が通り、真ん中は電車が走るようになっています。
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漢口側
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漢口側
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15分ほどで漢口の武漢関埠頭に到着しました。
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武漢関埠頭
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◎ 武漢関
埠頭を出て、ちょっと歩いたところで、武漢関を発見。かっこいい建物でした。 -
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武漢関の前にあったベンチ。馬が2匹…
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沿江大道を武漢港の方向に歩いて行きました。武漢港前は、バスターミナルになっており、クラブやバーが立ち並ぶ賑やかな広場になっていました。
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なぜか黒人さんを起用したお酒の広告。
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武漢港の向かい側は租界の街並みです。
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◎ 漢口横浜正金銀行大楼
1921年建設。1945年まで横浜正金銀行として使われていました。 -
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◎ 沿江大道140号(現:長江武漢航道工程局)
1937年建築。 -
◎ シティバンク
現在は使われていません。 -
◎ 旧 上海匯豊銀行(HSBC)漢口分行及び武漢関税金庫
現 中国光大銀行武漢分行
1914〜1918年竣工。総面積4322?、建築面積11656?のかなり大きな建物です。現在は光大銀行武漢分行として使われています。 -
◎ 旧 亜細亜火油公司漢口分公司
現 臨江飯店
1924年〜1925年竣工。イギリスに本社を持つ亜細亜火油公司が、1890年に上海に中国支店を作り、その後、1912年に漢口にも支店を作りました。亜細亜火油公司漢口分公司は色々な場所を転々としながら、最後は亜細亜大楼に入りました。
パールハーバー事件の後は、日本軍が捕虜を収容する場所として使われていました。 -
ベランダの装飾が目を引きました。
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質屋
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再び武漢関まで戻ってきました。このモニュメントは、租界を取り戻せ!のモニュメント。
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◎ 旧 漢口日清洋行大楼
現 好百年飯店
1913年落成のルネッサンス調建築。もとは、日清輪船公司の事務所が入っていました。
入り口から見ると非常に小さそうな建物ですが… -
実は奥行きがかなりあります。
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江漢路街にやってきました。
◎ 旧 日信洋行
1917年建築。日信洋行は、大阪の日綿という会社が1910年漢口に開設、当初は漢口河街にありましたが、江漢街のほうが交通が便利と言うことで、1917年この場所に引っ越してきました。
日信洋行は、中国の綿花を購入、日本のガーゼを販売し、さらに、上海や青島にある日本人経営の工場に原料を販売していたそうです。
日本軍が武漢を占領してからは、日本軍にかわって物資を略奪していたそうです。(←と壁の説明に書いてありました -
◎ 旧 台湾銀行漢口分行
1915年建設。台湾銀行は1898年日本によって創設された銀行で、本部は台北にあります。1915年に漢口に支店が作られました。 -
◎ 旧 四明銀行漢口分行
1936年建設。
面白い形の建物でした。 -
◎ 旧 上海銀行(上海商業貯蓄銀行)漢口分行
1920年建設。上海銀行は上海に本社を置き、長江沿岸に支社が作られました。 -
◎ 上海村
1923年に建てられた住宅街。もともとの名前は、鼎安村でしたが、戦後、上海銀行の抵当に入りました。そのため、上海村と呼ばれるようになったそうです。 -
◎ 現 中国銀行
旧 漢口大清銀行
1915年に建てられた建物。 -
古い町並みが残る漢江街です。中国銀行は右の手前の建物です。
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◎ 現 璇宮飯店
旧 国貨商場 -
◎ 旧 聚興誠銀行
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夜の漢江街
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漢江街とクロスしている通り。
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食後、再び武漢関から渡し舟に乗って武昌に戻りました。
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夜のチケットは片道5元。
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ピカピカすぎる船でびっくり。
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2階に上がって遠くに見える夜景を楽しみつつ、武昌に戻りました。お手ごろにクルーズ気分を味わえるので、渡し舟お薦めです。
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