母に誘われて柴又と水元公園（3）水元公園の花菖蒲散策と、帰りに寄ったしばられ地蔵

2009/06/07 - 2009/06/07

最初に言い出したのは母だけど、調べ始めたら私の方が乗り気になりました。
だって近所の菖蒲の最も良い見頃はまだだから、特に予定を入れていなかった週末ですもん。
言い出しっぺの母が「意外に遠いわね」と、日がたつにつれて気分がそがれていくのもいつものこと。
そんな母をたきつけて、行って来ました、柴又と水元公園へ。
どこぞのツアーパンフレットにあったコースを参考に、これっくらいなら自分たちで行けるよね、と。

柴又から金町へ一駅戻り、バスで水元公園に向かいました。
水元公園前ではなく、菖蒲園により近い、しばられ地蔵前で下りました。
バス停にも菖蒲園に行くならそこで下りた方がよいと張り紙があり、運転手さんもそう言っていました。
そこから菖蒲園はすぐでした。

花に関心がないと、地元の人は花の開花状況は知らないものでしょう。
水元公園というと、広い公園や森林浴が良いところだ、と言っていましたが、花菖蒲の開花状況は首をひねり、「まだ咲いていないんじゃないかしら」と。
金町駅前でバスに乗る前にそれを言われて、母が行くのを渋りだしました。

でも、私はネットで開花状況をチェックしたんだもん。
まだ満開ではないかもしれないけれど、５月末にはすでに花が咲き始めていたことは確認済み。

実際に行ってみたら、十分見ごろでした。
花数はこの先もっと増えるのかもしれませんが、花菖蒲は早くに花がくしゃくしゃになるから、この週末でもちょうどよいくらいではないかしら。
あるいはあと数日かな。

水元公園の菖蒲の植栽面積は確かにかなりありそうです。
ただ、溝があって、花にはあまり近づけません。
小岩菖蒲園ほどたくさん品種名はなさそうで、札もたまぁにあるきりでした。
水元公園の菖蒲園の良さは、森林を背景に眺められるところですね。

菖蒲の写真を撮っているときに、悲しい事実に気付きました。
前から怪しいと思っていたのですが、新しいカメラ、PowerShot SX200 ISでは、紫の花が青くなってしまうのです。
まだ前のカメラ、IXY Digital 70の方がちゃんと紫色に撮れたと思います。
日陰だから青くなってしまうかと思っていたのですが、今日はカンカン照りだったのにダメでした。

青い菖蒲なんて！
なによそれ、なによそれ、なによそれっ（泣）。

だから、なるべく白い花中心に撮りましたが……意気消沈。
どう調整したらちゃんと紫に写るのかしら。
ホワイトバランスはいろいろ試しました。あとはマイカラー設定とかまでしなくちゃダメなのかしら。

水元公園の帰り、バス停へ戻る途中にあるので、しばられ地蔵に寄ってみました。
願掛けで地蔵さんをしばってしまうところみたいです。
遠目で見たときは、ぐるぐる縄をかけられた、巨大な瓶かと思いました（笑）。
特にしばられ地蔵さんで願掛けはせず、ふつうにお参りをしました。
裏の方にちょっとだけあじさいがあったので、それも撮りました。

*　*　*　*　*
母に誘われて出かけた、他作自演（母がもってきたツアーパンフのパクリだから@）の柴又＆水元公園の花菖蒲めぐり。
撮ってきた写真は、次の４つの旅行記にまとめました。

□（1）古き香りの寅さんの柴又
□（2）木彫りにうなった帝釈天
■（3）水元公園の花菖蒲散策と、帰りに寄ったしばられ地蔵
□（4）水の向こうの世界で咲く花菖蒲

※水元公園
るるぶ.comより「水元公園葛飾菖蒲まつり」（http://www.rurubu.com/event/detail.asp?ID=12885）
「2009.06.05（金）〜06.25（木）
　広さ約82万平米の水元公園は、都心に残る最大級の自然公園。約80種類1万4000株もの花菖蒲が咲き誇る園内で開かれる。期間中の土・日曜には、郷土芸能や歌謡ショーなどのイベントが行われ、下町情緒も満点。同時期に堀切菖蒲園で催される、菖蒲まつりもあわせて訪れたい。」

葛飾区公式サイトより「葛飾菖蒲まつりのお知らせ（平成21年）」
http://www.city.katsushika.lg.jp/event/169/016920.html

開花状況をチェックしたサイト
「葛飾区 水元公園 東京のオアシス」
http://homepage2.nifty.com/mizumotokouen/

HP「公園へ行こう！」より「水元公園」
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html

HP「子供と一緒に遊びに行こう」より「水元公園のページ」
http://santa.cside.com/mindex.html

HP「葛飾おでかけガイド」より「水元公園」
http://www.katsushika-kanko.com/3_katsushika/3-6-1menu.html

※しばられ地蔵
HP「金町発信！　下町.com寺院」より「しばられ地蔵」
http://www.shita-machi.com/nanzoin.html

民話しばられ地蔵
http://kkubota.cool.ne.jp/nanzouin.htm

エリア 亀有・柴又(東京)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満

水元公園の菖蒲園

おお、よかったです、十分咲いているではないですか。
外からPowerShot SX 200 ISの12倍ズームで撮りました。
手前の写生中のおじさんが、まるで彫刻みたいに撮れました！？

水元公園の菖蒲園

確かになかなかの規模です。
哀しいことに紫の花が青く写っています……。
一部、紫のままの花もありますが。

水元公園の菖蒲園

青紫の花菖蒲は、ほんとはもっと紫でした……。

水元公園の菖蒲園

たくさんの花が咲いている様子を眺めながら散策するのがよろしいみたいです。

水元公園の菖蒲園

一部ではまだ花数が少ない区画がありましたが、全体としてはかなり見頃でした。
それにしても、紫の花が青くなってる……（泣）。

ぎりぎり紫？

肉眼で見た印象では、もっと紫でしたが。

縁が紫の菖蒲

もっと花びらがびらびらな花に比べるとあっさりしていますが、お気に入りタイプです。
これはなんとか紫に撮れました。

天女の舞のよう

水面をぎっしり埋めるスイレンの池

キングサイズのベッドの上で

まぶしい光を反射させて

モネチック！？

おたまじゃくしを採る子供たちと

再び菖蒲園を見回して

光線の加減なのでしょうか。
紫のままに撮れる花と青くなってしまう花が混在しています。

近くで鑑賞@

はいっ、ちーず@

蛇行している区画

花菖蒲の写真は「母に誘われて柴又と水元公園（4）水の向こうの世界で咲く花菖蒲」に続きます。
そのまま撮った写真は少なめです。
だって紫の花が青く撮れてしまうんですもの……（泣）。

帰りに寄った、しばられ地蔵の門前で

しばられ地蔵の拝殿へ

きれいな六角形をした聖徳太子堂

裏手には墓地が

寺院の名前は、南蔵院というようです。
紋がなかなかお洒落@

拝殿としばられ地蔵

左手のしばられ地蔵さん、巨大な瓶に見えちゃいますよね。

ぐるぐる巻きのしばられ地蔵さん

願かけ縄が……。

拝殿の脇の水子地蔵菩薩

水子の像？

可愛らしいんですけどね。

拝殿の裏の緑と白いアジサイ

白いアジサイと、背後にうっすら水子地蔵菩薩

光に透ける緑と、緑に染まる白いアジサイ

光に透ける緑と、水色アジサイ

おみくじと拝殿と聖徳太子堂

午後２時すぎ、あまり湿度が高くなかったのか、日陰はとても涼しくて過ごしやすかったです。
日向に出ると、炎天下〜！ってかんじでしたが。

絵馬もしばられ地蔵

縄で地蔵さんの姿は全然見えませんでしたが、赤ずきん地蔵さんなんですね。

門前から拝殿を望む

本日ゲットしたもの

・柴又駅の店で黒糖わらび餅（500円だったかな？）
・柴又帝釈天参道の店で、縁起もののカエルのとんぼ玉仕立ての飾り（500円）
・甥っ子姪っ子にあげる、柴又帝釈天の通学通園お守り（各700円）

*　*　*　*　*
しばられ地蔵も参拝＆散策した後、バス停に戻ったのは14時15分頃でした。
そのままバスで小岩駅までいけば、小岩菖蒲園もはしごできたかもしれませんが。
私も母も今日は私らにしては早めに家を出て（７時40分）、そして夕方５時かそこらに家に戻りたかったので、この時間で帰路に着くので、ちょうどよいくらいでした。

ところが、帰りの駅に戻るバスではちょいとばかりさんざんな目にあいました。

水元公園と金町駅を結ぶバスは、10分おきぐらいにあるから安心していたのに。
20分待ってもこないうえ、満員だというので２台も続けて乗車拒否されました。

遮るもののない炎天下で、そんな風にあてどなく待たされるとイライラします。
これはきっととなりの水元公園で乗る人で満員になってしまうから乗れないのでしょう。
それでもつめれば一人二人は乗れたでしょうが、菖蒲園に近いということで、しばられ地蔵前の停留所に待つ人も行列でした。20人くらいはいたでしょう。
このままでは何本乗車拒否されるか分からない、と、私らを含めて何人かはとなりの水元公園まで歩きました。

すると皮肉なことに。
歩いている最中にすれ違ったバスはすいていました。
あのままもう10分ほど辛抱したら乗れたでしょう。

水元公園でも、しばらく待っているうちに30人以上の行列になったようです。
列の中程で待っていた私らは、次に来たバスには無事に乗りれましたが、乗り切れなかった人たちもいました。

ふと右手を見ると、同じ金町駅行きのバスが、ほとんど空き空きのまま発車しています。
推測するに、次のバスがほぼ同時に着いてしまったのかもしれません。
ところがバス停が狭くて、２台も並べなかったものだし、そちらのバスの運ちゃんは、きっと、乗れない人がいないことに気付かなかったのでしょう。

私らが乗ったバスは、予想どおり、次のしばられ地蔵では乗車拒否していました。
私らと一緒に列に並んでいた人たちはさっきすれちがったバスに無事乗れたでしょうが、すぐにまた行列ができたようです。
もっとも彼らはきっと、さっき水元公園をスルーした次のバスには拾ってもらえたかもしれません。

水元公園の菖蒲まつりは、まだ始まったばかりです。
なので、金町からのバスについては、これから行く人にはアドバイスしたいです。
菖蒲園に行きたいなら、行きは確かにしばられ地蔵で下りた方が便利ですが、帰りのバスは水元公園でバスに乗る方が無難でしょう。
菖蒲まつりの最中の週末のような、人がたくさん訪れるときは、特に。
ただ、金町駅から２キロなので、ハイキング感覚で歩ける人は、歩いてしまえるでしょうね。

一度行ったら満足できた水元公園の菖蒲園。
ただ、自宅から片道２時間もかかるので、来年、近場の智光山公園や近所の畑の菖蒲園以外を探すとき、今度はきっと他を当たるでしょう。
ちなみに水元公園ほど広くないけれど、智光山公園の菖蒲園も埼玉の花のみどころにリストアップされるところです。
そこは自宅から自転車で30分ですからねぇ。
もちろん、水元公園の菖蒲の方が、智光山公園よりもずっと株数が多いです。
株数を比較して、水元公園の規模を見直しました。

菖蒲の株数比較
・水元公園：約14,000株
・智光山公園：2,600株
・小岩菖蒲園：約50,000株

2008年度に訪れた智光山公園の菖蒲園
「本にも載っている智光山公園の花菖蒲園」（2008年６月15日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10249437/

2006年度に訪れた小岩菖蒲園
「初夏の東京・花めぐりは楽しいな@その２：小岩菖蒲園」（2006年４月14日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10072755/

「母に誘われて柴又と水元公園（4）水の向こうの世界で咲く花菖蒲」へつづく。

この旅行記へのコメント （4）

• けーしちょーさん 2009/06/21 13:29:46

  きゃー。ＳＭ地蔵！！

  葛飾に住んでた時、ジモティがそういってました（爆）
  
  水元公園もキレイなんですねぇ。
  知らなかった。
  
  けーしちょー拝

  まみさん からの返信 2009/06/21 16:44:43

  RE: きゃー。ＳＭ地蔵！！

  けーしちょーさん、こんにちは。コメント＆票ありかどうございます。
  
  SM。
  私もひそかにそう思ったとは、、、コメントには書かなかった（笑）。
  水元は広いですねー。
  サイクリングが気持ちよさそう。スピード出せなさそうだが。
  あんなかんかんでりでなかったらもう少しゆっくり散歩してもよかったです。

• 義臣さん 2009/06/14 16:10:32

  どこかで

  私も７日に水元公園へ
  
  どこかですれ違ったかも知れませんね
  
  何時もながらの綺麗な写真と丁寧なコメント
  
  恐れ入ります
  
  　　　　義臣

  まみさん からの返信 2009/06/14 18:07:17

  RE: どこかで

  義臣さん、こんにちは。コメント＆票をありがとうございます。
  
  そうですか、同じ日に！
  義臣さんの旅行記、全部チェックしきれていないのですが、アップされてますかしら。
  同じ日の同じ場所の写真をぜひ比べたいです。
  
  あの日の水元公園にはカメラマンも結構いましたし、写生してる人もいましたね@
  ほんと、どこかですれ違っているかもしれません@