
2009/05/15 - 2009/05/21
129位(同エリア198件中)
コクリコさん
《国際バラとガーデニングショウ》を見た後、美しいバラたちに出会えたのは嬉しかったのですが、何かもうひとつ物足りなくて。
それは多分イベントだから。
やはりバラを洋館と庭園をバックに見たい!
家から一番近い与野公園のバラは、、、洋館+庭園ではないので却下。
次に近い旧古河庭園は、、、洋館+庭園は合格でも何回も行ってるし。
そうだ!鳩山さんちに行こう!
鳩山さんちは実家から近かったのですが、その頃は今話題の兄弟がお住まいになっていたので見学なんてできなかったのです。
もちろん「遊びにおいで」と誘われたこともなく(^^;)
『音羽御殿』とか『鳩山御殿』とか呼んでいました。
朝、鳩山さんの家ならチョチョっと行ってすぐ帰ってこられるから行ってみようと思い立ち、出かける前にメールのチェックをしたら、お内儀仲間のroccoさんから「鳩山さんちに行く時誘って〜」のメールが届いていました。
すぐさま彼女に電話して「今から鳩山さんの所に行くけど一緒に行く?」
さすがにroccoさんでも今すぐは無理。
結局日を改めて、いつものお内儀仲間と唐辛子婆さんをご案内することになり(偉そう)、本日は一人で行くことにしました。
地下鉄で鳩山邸に行ったことがなかったのでその確認とバラの様子も偵察です。
鳩山邸は修復され、現在《鳩山会館》として見学できるようになっています。
☆交通
東京メトロ・有楽町線 江戸川橋駅 1a出口 音羽通り徒歩7分
護国寺駅 5番出口 音羽通り徒歩8分
入館料 一般 500円
学生 300円
小・中学生 200円
開館時間 10:00〜16:00(入館は15:30まで)
休館日 毎週月曜日 但し、祝祭日は会館
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東京メトロ・有楽町線「江戸川橋」下車。
あなたはもう忘れたかもしれない神田川。 -
神田川を渡り、音羽通りを歩くこと7分。
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音羽通りに面したビルの谷間に『鳩山』の表札。
門を入ると。 -
門の扉には鳩山家ならでは鳩をモチーフとした紋。
3羽の鳩が輪になって「友愛」を示しているのでしょうか。 -
いきなり目の前に緑溢れる光景。
だらだら坂はすでに鳩山邸敷地内。
そう、音羽の台地に建ってたんだったわね。 -
坂を上りきると邸宅が現れます。
鳩山邸は、1924年(大正13年)、鳩山一郎の私邸として建設。
設計者は、一郎の、高等師範学校附属中学校(現・筑波大学附属中学校・高等学校)時代からの友人で当代の代表的建築家、岡田信一郎。
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建物の窓にも鳩のマーク。
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階段を上り、玄関先で入館料を払います。
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玄関ホールのライトも素敵です。
華麗すぎず、地味すぎず。 -
玄関ホールから入り口階段を振り返って、
ここにも鳩のステンドグラス。 -
一階の《応接室1》
この部屋にはテレビが置いてあり、鳩山会館について見ることができますが、時間がなかったので見ませんでした。 -
《応接室1》の窓のステンドグラスにも鳩が3羽。
鳩山邸のステンドグラスはすべて大正から昭和にかけて活躍したステンドグラス作家小川三知の作。 -
応接間1の窓と卓上ライト。
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《応接室2》
この部屋で戦後の政治家たちが集まり数々の話し合いがもたれたのでしょうか。 -
《応接間2》には鳩山一郎氏愛用の椅子があり、この椅子にだけは座ることはできません。
その他の椅子すべてには座ることができます。 -
暖炉のレリーフ。
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応接間2でまるで自分の家のようにくつろぐお内儀たち(5月21日の写真)
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食堂。
ここで朝晩食事をされていたとは、いくら宮殿のような豪華さはなくとも庶民の生活とはかけ離れていますね。
専属のコックなんていたんだろうな。
ここで育ったらさぞや上品な人物になるかと。
『最低の男だ〜』と言われるような人物にはならないでしょうね(^^;) -
食堂の食器棚には心惹かれる食器の数々。
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1階奥の和室。
木の机が使いこまれていて、大きさもちょうど良くこんな机欲しいなぁと思いました。
透かし彫りも良いでしょう?
この机で手紙を書いたりするの♪
卓上に置かれた染付けの花瓶もとても良かった!
5月15日に和室の写真を撮るのを忘れたので21日に写しました。 -
床の間の備前焼き。
そのまるみに温かさを感じます。 -
和室に水屋もあります。
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和室の明かりが梅鉢みたいでシンプル!
以上、和室は5月21日に撮った写真です。 -
階段を上がって二階へ。
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階段の踊り場の窓のステンドグラス。
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ステンドグラスの左側の三重塔の赤。
この赤いガラスは二重になっています。
バラのシーズンですが、バラの主役は旧古河庭園に譲ったようで、鳩山邸の見学者は少なくゆっくり見学てきました。
ばっちり良いカメラで心置きなく写している客人が多かったです。
鳩山会館の係りの方にステンドグラスをバックに写真を撮っていただきました。 -
バルコニー前室。
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バルコニーからビルが見えてしまうのは都会の真ん中なので仕方ないか。。。
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バルコニーに出て見上げると大きな鹿。
でもこれはコピー。 -
やはり鳩がいます(^^)
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酸性雨にやられてはまずいので本物はこのように保管されています。
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写真撮影はできますが、鳩山一郎記念室、鳩山薫記念室、鳩山威一郎資記念室の三部屋は撮影できま゛ん。
傘立てが置いてある和室は鳩山薫(一郎の妻、すなわち由紀夫、邦夫の祖母、共立学園元学長)記念室。
文箱や硯、手紙、日記帳、和ダンス、化粧台などが置いてあります。
日記は1559年3月7日のページが開いてあります。
その日の日記は「前十時四十七分」とのみ書かれていました。
夫の鳩山一郎が無くなった時刻です。
鳩山一郎資料室には勲章、軍服、書籍など。
鳩山兄弟父君鳩山威一郎記念室には勲章、書籍の他に古いオルガンが置いてありました。
一郎存命中はこのオルガン伴奏で聖歌など歌われていたそうです。
私の母は「鳩山家の中で威一郎さんが一番良いわ」とよく言っていました。
そういえば一番上品な紳士だったような気がします。
内閣総理大臣だった一郎はやはりなんとなく胡散臭いし、薫は怖そうだし。その頃、由紀夫、邦夫はまだ海のものとも山のものともわからなかったし。 -
大広間。
現在は大広間ですが、修復前は寝室が3部屋あったそうです。 -
大広間の窓からカーテン越しに庭。
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カーテンを開いて庭を眺めます。
個人の庭なのでそれほど広くはありません。
下に下りてお庭拝見するとしましょう。
今日は邸宅拝見というよりお庭のバラを見にきたのですもの。 -
一階のサンルームから庭に出られます。
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サンルームでのみ会館で用意されているお茶を飲むことができます。
優雅〜 -
サンルームからお庭へ。
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サンルームを出たバルコニーからグルリとお庭を一望。
目の前の花壇にはバラの花。
あーん、このご婦人邪魔なんですけど。
私も次にはこうするから人に「邪魔」だなんて言えません。 -
庭の左手には鳩山一郎の両親鳩山和夫・春子夫妻の彫像があります。
和夫は元衆議院議長。
元早稲田大学校長。
元弁護士。
春子は共立女子学園創立者の一人。 -
作者は朝倉文夫。
そう、あの朝倉彫塑館の。 -
鳩山和夫・春子の像の下には小さな泉が造られ、ここも鳩がさり気なく置かれていました(^-^)
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早くバラに突進したいのですが、鳩山一郎の像もあるので一応写しました(^^;)
作者不明、朝倉さんかなぁ。
バラの花が目的で邸宅内はまた後で来るからいいや〜なんて思っていましたが、かなり写したみたいね。 -
一郎の像の手前のバラの蕾。
お内儀たちと来る頃にはもう開いているでしょうね。
私は大輪のバラより咲き初めのバラが好きです。 -
まず、最初は、
ジョン・F・ケネディ。
鳩山家とも親交があったかもしれせんね。 -
マウントシャスター
クリーム色がかった優しい雰囲気。 -
大輪のカリーナ
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カリーナ
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ゴールドハニー。
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スパルタン。
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近づいてもう一枚スパルタン。
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ピース
黄色の花びらの中心が赤、蕾なので可愛い感じですが
開いたら派手になりそうです。 -
貴公子ドフトゴールド
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スーパースター
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赤いバラに囲まれたブルームーン
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アーチも素敵。
お庭が広かったらアーチに蔓バラを這わせてみたい。 -
黒味がかった深い赤い色が好き。
花びらがベルベットみたい。 -
賑やかだ〜と思ったらその名も「祭り」。
花は小ぶりですが、固まって咲いているとワツショイ、ワッショイ賑やか。 -
マチルダ
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こちらのアーチの蔓バラは黄色いドルトムント。
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洋館とバラって本当に良く似合う!
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ホワイトクリスマス
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屋根の上には鳩だけでなくフクロウもいる(^^)
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青空と洋館と薔薇♪
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ここは日本ですか?
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こんな恵まれた環境に育った優秀な君たち、
ノブレス・オブリージュを目指してくれよ〜。 -
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カーテンの向こうからウインナワルツが聞こえてきそうではありませんか。
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また来るからね〜(^^)/〜〜
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