2008/06/28 - 2008/07/06
484位(同エリア776件中)
atomさん
今回の旅のテーマは「丘と街と電車」
丘の上からの景色や、遠くから見た丘の上の街など、高くて素敵なところを主に電車を使って巡りました。たくさんの素敵な街と電車、遺跡、人、ねこなどに会うことができました。初めての海外ひとり旅。不安もあったけど、たくさんの親切な人に出会って、本当に楽しい時間を過ごすことができました。
1日目は日本からイタリアへの移動。2日目はカプリ島とナポリ市内観光と急ぎ足の観光。それでもナポリ市内を見られるのは今日だけ。見たいところを絞ってまわろうと立てていた計画ですが、思うようにはいかないみたいです。心残りは、またナポリにおいでというメッセージなのかな?
ちょっとでも空間があるとサッカーをしている子どもたち。変なほうにボールが飛んで行ってしまっても、通りがかりのおじさんやおばさん、若い人もみんなが軽快に蹴って、笑顔で子ども達にボールを返してくれます。人の車や遺産にボールを当てたり、日本人の私がビックリするようなことも、ここでは有りなのかな?危険そうな時や公共のものが壊れそうなことをしていると時々顔をしかめる人がいるものの、注意をされることはあまりないみたい。どこまでやったら怒られるんだろう。。。それどころかうまくボールを拾えなかったり、蹴り返したボールが子ども達のほうにうまく飛ばなかったりすると、「ごめんごめん」と謝ってくれる。みんなこうやってサッカーをしながら大人になってきたのかなぁ…なんて、ほほえましく眺めていました。
そんな大人たちは観光客にも親切。車通りの多い道で、どのタイミングで渡ろうか少し迷っていると、近くでくつろいでいた地元の人がスッと隣にきて「もうちょっと待って」という仕草をしながらキョロキョロ。少し待つと今度は「行くよ行くよ」という合図が。車が途切れる一瞬の間を絶妙なタイミングで道路に突進して、一緒に道路を渡ってくれました。反対側の歩道に着くと、「さあ、行きなさい」とニコニコ。お礼を言っても当然のことだという表情。最初はその人もたまたま移動をするからついでに一緒に渡ってくれたんだと思っていましたが、その人は道路を渡ってすぐに戻っていったので、私が渡るのを手伝うだけのために道路を渡ってくれたんだとわかり、嬉しかったです。ずうずうしくて、でもとっても明るくて親切。やっぱりナポリの人って好き。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 船 タクシー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
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新婚旅行シーズンのためなかなか安い飛行機が取れず、ドイツのルフトハンザ航空に乗りミュンヘン経由でイタリア、ナポリへ。ドイツ語もわからないし…と、結構不安だったのですが、ルフトハンザのスタッフの笑顔と親切さに感動!また乗りたいなぁと思いました。ドイツまでは日本人スタッフもいたので困ることもありませんでした。
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食にはあんまり興味のない私。でも、ルフトハンザの機内食は本当においしかった。珍しく機内食の写真を撮ってみました。乗り継ぎのミュンヘンの空港内ではかなり時間があったので、ちょっと空港や空港付近などを散策。夢だったドイツのビール(ノンアルコール)&ソーセージも食べてみました。これもそうとうおいしかった!
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乗り継ぎのミュンヘンの空港はルフトハンザ専用。電光掲示板で乗り継ぎのビンの搭乗口と時間変更がないのを確認したら、後は表示に従って進むだけ。乗り継ぎも迷うことなくスムーズにできました。ここからは日本人スタッフがいないため、全てドイツ語と英語。言葉は全くわからなかったのですが、どのスタッフもとっても親切で安心しました。快適なフライトであっという間にナポリに到着。着いたのは夜9時半頃でしたが、まだまだ明るくてビックリ。それでも夜の移動はさすがに心配だったので、お願いしておいた送迎車でホテルへ。
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ナポリの宿は、移動の便利さを考えてナポリ中央駅から徒歩3分程度の場所にある「ホテル・ヨーロッパ」。周辺は特に夜は静かで人通りも少ないのですが、開いているお店もあり、子供づれの人も普通に通っていたりしてそんなにこわい感じはしませんでした。駅の横を通り過ぎるときには浮浪者っぽい人がたまっていましたが、夜のガリバルディ広場を通るよりはずっと安心して歩けました。帰りは一番遅い時で7時半頃になることがありましたが、日が長くて明るかったのもあり、全くこわい思いはしませんでした。ホテル内は落ち着いた雰囲気で、廊下の飾りなどを見ながら歩くのも楽しかったのですが、構造が複雑で同じ様に見えるので、ホテル内で何度か迷子になりかけました。
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部屋のドアを閉めると姿見の大きなミラーがありました。これは嬉しいけど、覗き見の穴がないのと、カギがかかっているかよくわからなかったのがちょっと不安。部屋に入ると隣の部屋などの音は気になりませんでしたが、廊下の声はかなり響いていました。誰が一番にぎやかだったって、ホテルのスタッフ。朝方から陽気におしゃべりしたり歌を歌ったりしながら、時々部屋の前を通過。ナポリに来たんだなぁという実感がわいてきます。
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シングルの室内。部屋の空間は広々。でもベッドは幅が狭かったので、いつも通りに寝返りをしたら、人生初でベッドから落下!それでも旅先ではいつもあまり寝られない私にしては珍しく、このホテルではなぜか毎晩爆睡していました。テレビは上のほうについていたのでちょっと見にくかったです。エアコンはホテルに帰るといつも快適な温度に設定されてついていました。リモコンで温度調節できたので、寒がりな私にはありがたかったです。あと、部屋に冷蔵庫が付いていたのも嬉しかったです。
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部屋には横幅が人ひとりギリギリは入れるぐらいのシャワーがついていました。清潔だったし、タイルの模様も凝っていて素敵。形が縦長だったのとカーテンで仕切っていることで身動きがそれなりに取れたため、狭いながらもあまり「使いにくい!」って感じはしなかったのですが…。私はお風呂にも特にこだわらないので、あんまり参考にならないかも。風呂の反対側にはトイレがあります。これはトイレとビデが並んでいる、ガイドブック等に載っているような一般的なトイレでした。
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部屋の窓を開けると、中庭を囲って別の建物とつながっている様子。夜着いた時は街の様子が見られなくてちょっとガッカリしたのですが、朝になって窓のシャッターを上げて再び外を見るとまた違った景色が見えました。洗濯物がたくさん干してあったり、部屋の中を忙しく動き回る人達など、ナポリの人の普通の生活を垣間見ることができて、結構面白かったです。窓の前にはベンチや机もあったので、夕飯を食べながらのんびり外を眺めるのも、ホテルでの楽しみになりました。
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2日目はカプリ島へ。観光シーズンで船のチケットも取りにくいと聞いてきたので、朝8時ちょっとの船を目指して、7時にホテルを出発。中央駅とホテルの位置を確認しつつ、ウンベルト?世通りを歩いて移動。7時半頃にはベヴェレッロ港に到着。それでもチケット売り場はかなり混雑していました。急いで並んで何とかチケットをゲット。乗りたい船の時間を紙に書いて、「カプリ」とひと言。すぐにチケットが買えました。
私が買った5分後ぐらいに来た人は、もう30分後の船しかチケットが取れなくなっていました。良かったぁ。その後、出航まで時間があったので、4日目に行く予定だったポジターノ行きの船のチケットも入手。この時期は予約しておかないと取れないかもという話を聞いていたので、これで一安心。時間通り到着した船に乗って、カプリ島に向かいました。 -
前回の旅でカプリ島は結構ゆっくり見ているので、今回の最大の目的は前回見られなかった「青の洞窟」。到着と同時に洞窟行きのチケット売り場へ直行。ひとまず洞窟内部にも入ることができるとわかり一安心。ところが、よく見ると10時代の洞窟のみ見学のボートのチケットはすでに完売。次は午後1時までないとのこと。午後まで待てない!と言うことで、10時発のカプリ島1周のボートに乗ることに。いくつかの船に別れて乗ったのですが、なんとチケットを買っていない客が割り込んできて、ツアー代にチップを渡しどんどん乗り込んでいきます。私はちゃんとチケットを買ったのに、どの船にももういっぱいだから他に乗ってくれと断られ、最後の船にも断られかけました。たまたま先に乗っていた日系の人と一緒のグループかと聞かれたため、そうだから乗せてくれと強引に船に足をかけると何とか乗せてもらえることに。かなりヒヤヒヤしたけど、無事にツアーに参加することができました。
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島をグルッと1周。ツアーの最後についに青の洞窟の前に。洞窟の前には中に入るのを待っているボートがたくさんありました。ところが待っても待っても順番は来ないどころか、後から来たボートがどんどん先に入っていく。船頭さんの話などから、どうやらツアーの船がチップをはずんで先に入れてもらっているらしいことがわかりました。やっぱりここでもお金が物を言うのね。。。日本人のツアーグループが多くて、はしゃぎながら小さなボートに乗り換えて洞窟に入りあっという間に去っていく様子を遠くから見ながら、何だか恥ずかしいような悲しいような…。
波に揺られながら約1時間弱、のんびり待っていた他の参加者もさすがに「まだか?」とどよめきだします。すると、ようやく順番が回ってきました。 -
波の合間に一気に洞窟の中へ。船頭さんに「後ろを見てごらん」と言われて振り向くと…。あまりのきれいさに全く言葉が出ませんでした。水面を見つめてしばし放心状態。船頭さんが陽気に歌い始めたところでハッと気づいて写真を激写。洞窟内をゆっくり1周したところでちょうど波が高くなったようで、出るボートが詰まっていたため、洞窟内でちょっとだけゆっくりできました。ここまで夢中で写真を撮っていたため、少し手を休めてもう一度きれいな青を目に焼き付けつつ再び言葉も出ずため息です。
ピントが合っている写真もあったのですが、この写真が一番色がきれいに出ていました。それでも本物にはかないません。 -
1周ツアーは2時間ほどで終了。終わってすぐに船のチケット売り場へ行き、ナポリ行きの1時半発のチケットを購入。1時間以上時間があったのですが、ケーブルカーもバスも大行列。列に並ぶ気にもなれず、お昼ご飯に港の売店で切り売りのピザを買ってかじりながら、行けるところまで行ってみようと徒歩で上を目指しました。バスが通らないところを通ってみたくて、階段を上ったら結構大変!でも、いろんな角度からカプリの海や街並みを楽しむことができました。
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船でナポリに戻ったら、そのままヌオーヴォ城前のナポリの観光バス乗り場へ。前回夜景で見たポジリポの丘の昼間の景色が見たい!サン・マルティーノの丘から見えるスパッカ・ナポリの景色も絶対見たい!ところがチケット売り場(写真のお城の前に見える小さな小屋)に行くとサン・マルティーノの丘に行くCラインは運休とのこと。ポジリポの丘などナポリ湾を巡るBラインだけじゃ元が取れないよねぇ…としばらく悩みましたが、ポジリポの丘までの行き方はバスに乗るつもりでいたのでよく確認してこなかったため、かなり不安が。ここは安全と時間の効率の良さをとって、すぐに出発するというBラインに飛び乗りました。
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観光バスを利用している人は私を入れて4人。見所によって席を移動しつつ、のんびり景色を眺められました。途中、高校生ぐらいの男の子達が何かを叫びながら中身の入ったペットボトルをバスに向かって投げつけてきました。幸いバスの2階まで届くことはなく車体の横をかすっただけすみましたが、ちょっとこわかったです。添乗しているお姉さんが注意すると、男の達はすぐに逃げていきました。若い子のように悪さはしないものの、観光バスを見るとあまり良い顔をしない人も多く、割りと新しいこの観光バスは、まだなポリ市民にはあまり受け入れられていないのかな?と思いました。確かに、生活圏内の狭い道をバスがウロウロしているんですものね。邪魔ですよね。
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どこに行っても見えるヴェスビオ山。ポジリポの丘からもパチリ。今回の旅行中はずっと晴れていましたが、ヴェスビオ山付近はいつもガスがかかっていて、その姿をハッキリと見ることができませんでした。
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バスは見所ではしばらく止まって、写真を撮る時間をくれます。ポジリポの丘の上でももちろん停車。降りても良かったのですが、より家の屋根などに邪魔されないバスの2階からナポリ湾の景色を撮りました。前回夜景を見た場所からは少しだけずれていましたが、昼はこんな景色だったんだなぁと大満足で眺めていました。
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こちらはサンタ・ルチア。ここも前回夜景を見たところ。昼間見ると、また違った景色です。で、いちゃいちゃするカップルにどうしても目がいってしまう。イタリア人だから素敵だけど、私だったら…。ちょっとあこがれるけど、やっぱり私には無理だわ〜
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サンタ・ルチアは海水浴を楽しむ人などでとってもにぎやか。もともと多い路駐の車が、さらに増えていました。それにしても、どこに行っても路駐の車とバイクだらけ。バイクはまあおいといて、車はどうやって縦列駐車をしてどうやって出て行くのでしょうか?縦列駐車が苦手な私には絶対無理!
再びヌオーヴォ城に戻った観光バスを降りて、一度ナポリ中央駅まで戻り、明日からの電車移動で使いたいカンパーニャ・アルテカードを購入しに行きました。売店等でも売っていると聞いたのですが、日曜で休みの店も多く、私には見つけられませんでした。せっかく観光バスのチケットを買ったので、少しでも元が取れるように、駅前を通るAラインに乗車。駅でカードを手に入れたら、またすぐに観光開始です。 -
どこからどう見ても観光客だけど、ナポリだけではなくどこでもあまり地図を持ってウロウロするのはイヤだったので、ガイドブックなどは必要最低限のところをコピーするかメモなどをしておいて、荷物も少なく身軽に歩きました。ちなみにこの日は財布とパスポート、カメラ以外は持っていなかったので、前回覚えた道と大通りを中心に、歩きました。スパッカナポリは日曜日でほとんどの店がお休み。人通りもほとんどなく、歩いているのはほとんど観光客でした。お休みの日は観光客も少ないだけに、お巡りさんもいないのね。あまりの静けさにちょっと不安になりましたが、教会などの観光どころ付近にはそこそこ人でにぎわっていたので、道を外れなければこわいこともなく歩けました。
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スパッカナポリで、ここだけは絶対に見たいと思っていた「ジェズ・ヌオーヴォ教会」へ。シンプルだけどトゲトゲした面白い壁が素敵。同じく素敵だと聞いていた内部も見ようとドアを開けると、???結婚式?新郎新婦こそ見当たらないものの、大勢の人があらたまった服で神父さんの話を聞いています。よくわからないけどとっても神聖な雰囲気だったので、後ろのほうから少し内部を眺めさせてもらって、すぐに出てきました。本当に素敵だったから、次に行くときはもっとゆっくりと中を見てみたいな。
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再びヌオーヴォ城を横目に眺めつつ、その先のプレビシート広場へ。ここではサッカーのイベントをやるらしく、準備が進められていました。聖堂の全景を写真に収めたかったけど、どうやっても真ん中のイベント会場の骨組みが邪魔!仕方がないので、横から写真を撮ってみました。聖堂と目の前の王宮をグルッと外から見てまわりました。まだ明るいけど…、さてこれからどうしようかな。
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もう一度スパッカナポリに戻って街の雰囲気を楽しんだ後、サッカーをする少年達を眺めつつダンテ広場で休憩。ふと時計を見ると、もう5時半。どうしよう。ちょっと予定より早いけどホテルに帰ろうかな。でももったいないなぁ。ナポリをゆっくり見られるのは今日だけ。しばし考えた後、「やりたいと思ったこと、見たいと思ったものをあきらめるのは絶対に嫌!(とくに海外では…)」ということで、一度はあきらめたサン・マルティーノの丘に行くことに。確かケーブルカーがこの近くから出ていたはず。街の地図と記憶を頼りに無事ケーずるカー乗り場に到着し、丘の上に上ることができました。ケーブルカーは10分おきぐらいに出ていたので、帰りの心配もなくとにかく眺めの良い場所へ。
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地図がないのでちょっと迷ったものの、静かで素敵な街並みもちょっと楽しめました。かわいいねこともたくさん出会って大満足!みんな恥ずかしがり屋さんなので、写真をちゃんと撮れたのは、この子だけでした。そんなこんなで遠回りしつつも、何とかナポリの街を見渡せるスポットに到着です。
そういえば癒し系のCDとかで良く聞かれる鳥がさえずっている声。この丘の上の街ではごくごく当たり前のようにこの鳥のさえずりを聞くことができました。あれってCDだけの作り物じゃなかったのね。。。 -
6時を回ったばかりのナポリはまだまだ明るい。観光客もたくさんいて、写真を撮ったりくつろいだりしながら、この景色を楽しんでいました。ずっと見たかった上からのスパッカナポリ。本当にきれいに街がふたつにわかれているのね。すごく狭い道なのに、上から見ると本当にきれいにまっすぐ道の線が見えます。柵に腰をかけて、時間を忘れてしばらく景色を堪能しました。やっぱりここに来て良かった!
帰りもケーブルカーで一気に下へ。夕食を買いつつ歩き、ホテルに着いたのは7時頃。ホテルの外やテレビ(日本の漫画がたくさんやっていた)を眺めつつ、まったりとした時間を過ごしました。
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