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今日から旅は11月<br /><br />朝目覚めると、ガラス張りの天井からは、寒々しい空と降りしきる雨粒が見える。<br />周りの旅行者も深い眠りの中、昨夜の喧騒がウソのように今日は静かだ。もう明らかに外へ出ようとする気が起きない。つーかこのまま寝てたいし。<br />それでも旅を続けなければ。。。これが、仕事に縛られた短期旅行のイタイところか(笑)<br /><br />シャワーを浴びて荷物をまとめて、静かに部屋を出る。この宿(というか、この国)には短い滞在となり、名残惜しい心はたくさんだが、今日はヴェネツィアまで行かなければならない。とりあえず駅へ向かう。<br /><br />イタリアへ入る方法は、だいたい2つ考えていた。<br />?つ目は、山側ルート。まずスロベニア屈指の観光地ブレッド湖を観光したあと、景勝路線として知られるローカル線に乗り、国境の町ノヴァ・ゴリツァに到着。この町からバスで国境を越えて、イタリア側の町ゴリツィアから電車でヴェネツィアに行くというもの。晴れていたら、山々の景色は最高だろう・・・!!<br />?つ目は、海側ルート。まずアドリア海岸の国境の町コペルを観光したあと、バスで国境を越えて、イタリア側の港町トリエステへ到着。そこから、電車でヴェネツィアに行くというもの。天候が悪いときのコンチプラン用。あと交通機関のアクセスも良好。<br />その他、EC特急を使って一旦オーストリアへ出て、乗り換えてヴェネツィアを目指す方法もあると判明。最速で目的地につけるが、この方法だとスロベニア・イタリア間の途中下車観光ができないから却下・・・(・∀・;)<br /><br />っとまぁいくつか案を用意していたが、今日は生憎の悪天候。山に行っても景色何も見えなさそうだし、移動に苦労すると思って?案を却下。結局スロベニアに来て、一番の名所を見ないまま出国となりました・・・(><)<br />まぁまたいつか何か機会があればこの小さな国に来ることも・・・あるのか?(゜Д゜;)<br /><br />ともあれ、リュブリャナのバスターミナルからコペル行きのバスに乗る。コペルまでは約2時間、ハイウェイを走り続けたり、山道を駆け抜けたり。途中、鍾乳洞として有名なポストイナやシャコツィアンを通り過ぎた。・・・ここをバスが通ると知っていれば、途中下車しようと思ったのに、、、しかしこのシーズンオフで雨の中に観光客はいない。。。(´・ω・;)<br /><br />ひょっとして、ぼくはこの国を通り過ぎただけか?(゜∀゜)<br /><br />コペルに到着。雨は上がっていた。それどころか晴れ間もちらほら。町自体は小さく、見所というのもないのだが、一人寂しく旧市街を周り歩く。<br />この町からバスで30分足らずでイタリアに着く。そして同じく30分足らずでクロアチアにも着く。そんなイビツな国境に囲まれた町である。町の標識や看板は、スロベニア語とイタリア語が併記されている。もともと、この地域はイタリア領だったのだし。第二次世界大戦後、この地域は東西冷戦によって分断されてしまった。そして冷戦終結・旧ユーゴ解体によって、イタリア・スロベニア・クロアチア3国によるイビツな国境が形成されてしまったという。町の様子からそんな歴史の面影を見ることはもうできないが、冷戦による「分断」は、ベルリンや朝鮮半島だけの出来事ではないと初めて知った。スロベニアのEU加盟に伴い、再びこの地域が一体となって発展していくことを願いたい。<br /><br />そんな余談はともかく、昼過ぎにはバスに乗車、いよいよイタリアへ・・・!っといってもそれを示す看板一つだけで、いつのまにかイタリア入国・トリエステ到着。<br />さすがにイタリアだけあって、車の量は多いし、商店街も発展している。トリエステは、昔オーストリアの港として栄えていただけあって、街並みもどこかイタリアというよりオーストリアなイメージでした。トリエステの町を見れる時間は少なく、すぐにヴェネツィア行きの電車へ乗車。また雨が降り始める中、いつしかうとうと車内で寝てしまっていた。この電車が着けば、ぼくのこの旅も終わりを迎える。短いながらも、様々な街や人に巡り合った旅を思いながら。<br /><br />やがて薄暗くなる空。乗客たちも大半が降りて、車内はガランとしている。電車が橋を渡る中、海の向こうからいくつもの灯火が見えてきた。あれがヴェネツィアの灯だ。<br />

遥かなるアドリア海Vol.9 Koper&Trieste ~ヴェネツィアへの道~

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2008/10/25 - 2008/11/03

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てつや。

てつや。さん

今日から旅は11月

朝目覚めると、ガラス張りの天井からは、寒々しい空と降りしきる雨粒が見える。
周りの旅行者も深い眠りの中、昨夜の喧騒がウソのように今日は静かだ。もう明らかに外へ出ようとする気が起きない。つーかこのまま寝てたいし。
それでも旅を続けなければ。。。これが、仕事に縛られた短期旅行のイタイところか(笑)

シャワーを浴びて荷物をまとめて、静かに部屋を出る。この宿(というか、この国)には短い滞在となり、名残惜しい心はたくさんだが、今日はヴェネツィアまで行かなければならない。とりあえず駅へ向かう。

イタリアへ入る方法は、だいたい2つ考えていた。
?つ目は、山側ルート。まずスロベニア屈指の観光地ブレッド湖を観光したあと、景勝路線として知られるローカル線に乗り、国境の町ノヴァ・ゴリツァに到着。この町からバスで国境を越えて、イタリア側の町ゴリツィアから電車でヴェネツィアに行くというもの。晴れていたら、山々の景色は最高だろう・・・!!
?つ目は、海側ルート。まずアドリア海岸の国境の町コペルを観光したあと、バスで国境を越えて、イタリア側の港町トリエステへ到着。そこから、電車でヴェネツィアに行くというもの。天候が悪いときのコンチプラン用。あと交通機関のアクセスも良好。
その他、EC特急を使って一旦オーストリアへ出て、乗り換えてヴェネツィアを目指す方法もあると判明。最速で目的地につけるが、この方法だとスロベニア・イタリア間の途中下車観光ができないから却下・・・(・∀・;)

っとまぁいくつか案を用意していたが、今日は生憎の悪天候。山に行っても景色何も見えなさそうだし、移動に苦労すると思って?案を却下。結局スロベニアに来て、一番の名所を見ないまま出国となりました・・・(><)
まぁまたいつか何か機会があればこの小さな国に来ることも・・・あるのか?(゜Д゜;)

ともあれ、リュブリャナのバスターミナルからコペル行きのバスに乗る。コペルまでは約2時間、ハイウェイを走り続けたり、山道を駆け抜けたり。途中、鍾乳洞として有名なポストイナやシャコツィアンを通り過ぎた。・・・ここをバスが通ると知っていれば、途中下車しようと思ったのに、、、しかしこのシーズンオフで雨の中に観光客はいない。。。(´・ω・;)

ひょっとして、ぼくはこの国を通り過ぎただけか?(゜∀゜)

コペルに到着。雨は上がっていた。それどころか晴れ間もちらほら。町自体は小さく、見所というのもないのだが、一人寂しく旧市街を周り歩く。
この町からバスで30分足らずでイタリアに着く。そして同じく30分足らずでクロアチアにも着く。そんなイビツな国境に囲まれた町である。町の標識や看板は、スロベニア語とイタリア語が併記されている。もともと、この地域はイタリア領だったのだし。第二次世界大戦後、この地域は東西冷戦によって分断されてしまった。そして冷戦終結・旧ユーゴ解体によって、イタリア・スロベニア・クロアチア3国によるイビツな国境が形成されてしまったという。町の様子からそんな歴史の面影を見ることはもうできないが、冷戦による「分断」は、ベルリンや朝鮮半島だけの出来事ではないと初めて知った。スロベニアのEU加盟に伴い、再びこの地域が一体となって発展していくことを願いたい。

そんな余談はともかく、昼過ぎにはバスに乗車、いよいよイタリアへ・・・!っといってもそれを示す看板一つだけで、いつのまにかイタリア入国・トリエステ到着。
さすがにイタリアだけあって、車の量は多いし、商店街も発展している。トリエステは、昔オーストリアの港として栄えていただけあって、街並みもどこかイタリアというよりオーストリアなイメージでした。トリエステの町を見れる時間は少なく、すぐにヴェネツィア行きの電車へ乗車。また雨が降り始める中、いつしかうとうと車内で寝てしまっていた。この電車が着けば、ぼくのこの旅も終わりを迎える。短いながらも、様々な街や人に巡り合った旅を思いながら。

やがて薄暗くなる空。乗客たちも大半が降りて、車内はガランとしている。電車が橋を渡る中、海の向こうからいくつもの灯火が見えてきた。あれがヴェネツィアの灯だ。

同行者
一人旅
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
ルフトハンザドイツ航空
  • コペルに到着。今日の旅の中継点です。<br /><br />天気悪いし、何にもないし、ツイてない日だぁ・・・

    コペルに到着。今日の旅の中継点です。

    天気悪いし、何にもないし、ツイてない日だぁ・・・

  • ちなみに鉄道駅もあります。<br /><br />ただ、イタリア方面には直通していないのです。スロベニアからイタリアへの交通は比較的悪いと思います。。。

    ちなみに鉄道駅もあります。

    ただ、イタリア方面には直通していないのです。スロベニアからイタリアへの交通は比較的悪いと思います。。。

  • 旧市街方面へ。<br /><br />徒歩で約10分。小さいながらも見所はそれなりにあります。

    旧市街方面へ。

    徒歩で約10分。小さいながらも見所はそれなりにあります。

  • 再びアドリア海へ<br /><br />この町は、スロベニア唯一の港町だそうです。<br /><br />

    再びアドリア海へ

    この町は、スロベニア唯一の港町だそうです。

  • 旧市街の塔の上からの風景

    旧市街の塔の上からの風景

  • あの港の向こうは、もうイタリアなんだろう。

    あの港の向こうは、もうイタリアなんだろう。

  • こうして見ると、やはり小さな町です。

    こうして見ると、やはり小さな町です。

  • 今度は、クロアチア方面の景色です。

    今度は、クロアチア方面の景色です。

  • 昔この町を治めていた総督の宮殿<br /><br />ヴェネツィア時代のものだそうです。

    昔この町を治めていた総督の宮殿

    ヴェネツィア時代のものだそうです。

  • 少し晴れてきた。港から

    少し晴れてきた。港から

  • このバスに乗って、イタリアへ

    このバスに乗って、イタリアへ

  • 30分後、トリエステ駅前にて。

    30分後、トリエステ駅前にて。

  • やっぱりピザは本場イタリアに限りますね<br /><br />(゜Д゜)ウマー

    やっぱりピザは本場イタリアに限りますね

    (゜Д゜)ウマー

  • トリエステ市街を散歩

    トリエステ市街を散歩

  • トリエステの「大運河」だそうです。

    トリエステの「大運河」だそうです。

  • 市庁舎前の広場にて<br /><br />すごく美しい建物でした

    市庁舎前の広場にて

    すごく美しい建物でした

  • あれ、おじさん何立ち止まってんの?(←本気で思った。。)

    あれ、おじさん何立ち止まってんの?(←本気で思った。。)

  • さぁいよいよヴェネツィアへ!!

    さぁいよいよヴェネツィアへ!!

  • 車窓からのアドリア海の景色も、生憎の曇り空

    車窓からのアドリア海の景色も、生憎の曇り空

  • いよいよ見えてきた旅の終着駅<br /><br />感動(?)のフィナーレを想像しながら・・・

    いよいよ見えてきた旅の終着駅

    感動(?)のフィナーレを想像しながら・・・

  • サンタルチア駅に到着!<br /><br />関係ないけど、イタリアの新幹線(エウロスター)

    サンタルチア駅に到着!

    関係ないけど、イタリアの新幹線(エウロスター)

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