水没前の三峡を歩く　５（上海＆帰国）

2002/11/01 - 2002/11/07

重慶、宜昌、武漢と周り、最後は上海。前から泊まってみたかったグランドハイアットに予算的にはかなり無理して宿泊。しかし、あまりの高さに高所恐怖症の病気により、寝るのもままならず。しかも、三峡下りでかなり汚い格好をしていたので恥ずかしいこと・・・。やはりこのホテルは外から見るだけにしようと心に誓ったのであった。

エリア 上海(中国)

一度は泊まってみたかったグランドハイアット上海。53階まではオフィス、54階がフロント、それより上の80階までがホテルだ。入り口がオフィス用とホテル用が違うので何回も間違えてしまった。下から見ると、首が痛くなった。

受付を済ませ、部屋に行こうとするとこの33層のアトリウムが見れる。圧巻だ。

部屋に入ればこれだ。アールデコ調の装飾にモダンな家具や調度品が置かれたその内装はかなり印象深い。このベッドで寝ると、なにやらありがたい感じになる。

バスルーム。ぴかぴかだし、入るのも恐れ入るという感じ。三峡で泊まったホテルもそこそこ綺麗だったが、ここは格が違う。

少しぼやけたが、部屋から見る景色。外灘側なら、美しい夜景を見ることができたが、そっちはすぐに満室になる。残念ながら反対側だった。かなり下に見えるビルだが、これでも１００mぐらいはあるのではないかと思われる高層ビルだ。ほんと高くて高所恐怖症にとっては、足がすくんだ。

せっかくなので付近をうろちょろする。

今や上海のシンボル、東方明珠塔。ライトアップされると美しい。

そして黄浦江を不気味な海底トンネルを渡って反対側へ。海底トンネルは浦東観光隧道というもので３０元もする。きらきらした光の中を進んでいくのだが、普通に船か地下鉄に乗ればよかったと後悔。

でも、この夜景にはしばし見とれる。今ではグランドハイアットよりもっと高いビルもできて少し風景が変わっている。

美しい外灘のライトアップ。

美しい！

カップルが多い。道端には露天商が並んでいる。

とても人が多かった。すると肩から提げていたカバンに違和感があった。振り向くと怪しげな若者がこっちを見ながら去っていった。スリでもしようとしたのか。幸い被害はなし。

ホテルに帰ろうとして南京街から地下鉄に乗ったが、そこに入るときも、小さい子どもをつれたお母さんがお金をめぐんでくれとうるさい。夜の街は少し物騒かも。

三峡下りという長年の夢がかなった達成感やら満足感やらいろんな思いで満たされ、上海を飛び立つ。

思えば、この旅から中国１人マニアック旅にはまったんだ。これ以降、中国訪問すること９回になる。それでもまだまだ行きたいところはある。底なしの魅力がある中国、また行くぞ！