2009/04/03 - 2009/04/10
350位(同エリア389件中)
もろずみさん
夜討ち朝駆け、昼休みまで注ぎ込んで飛び回るのが桜シーズン。
今年のように天気がよい日が続くと、休む間がなくて撮った写真が溜まるばかり。贅沢な悩みですけど少々疲れました。(^^;
毎年桜の様子を見に行っている雑司ヶ谷の法明寺。
通り道なのでシーズンに何度か足を運びます。
身近な場所で、古都の風情もあって樹勢のある染井吉野の本数も多いので特にお気に入り。
いわば標準木として観測しているエリアです。
都内の桜の名所は数々ありますが、穴場的(最近はそうでもないか)スポットの紹介です。
桜の見頃いうのはとにかくあっという間。ピークを逃さないように標準木を決めておくのが肝要です。
- 交通手段
- 徒歩
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【4/3】
開花が3/21。靖国の桜の満開宣言が出されたのが4/2。
早速満開の様子を見に立ち寄ってみました。
いつに変わらぬ風情の法明寺山門です。 -
大体、2週間近くも足踏みしていた桜ですから、咲きに咲いた花は耐えきれずに満開と同時に散り始め。
うーん、今年の染井吉野ははずれかも。 -
それでも法明寺の参道は花に覆われて見事!
規模は大きくないけど、毎年これには感動します。
平日朝なので人も少ないし。 -
雑司ヶ谷のこの一帯は戦災で丸焼けになったので、ここの桜は戦後生まれ。60年くらいかな?
染井吉野は人間と同じくらいの寿命と言いますが、老木でこれだけの花をつける場所は多くありません。
あれ?色が出てないですね。 -
山門を潜って正面が本堂。静かな佇まいです。
境内に桜は山桜、八重紅枝垂、関山です。
山門前の華やかさと比較しては可哀想。 -
最初に咲くのは気品のある山桜です。
かなり樹高がある一本桜です。
境内が狭いので全体を撮れませんので、花のアップで。 -
本堂にお参りして振り返ると、都内のお寺には必ず登場する猫。
演出かと思うように背中に満開の桜。 -
ということで、満開の桜は法明寺からスタートしました。
-
【4/10】
今年の桜は見頃期間が短いのではないかと思ってました。
一週間後の法明寺は花吹雪の真っ最中でした。
雨や強風がなかったので意外と保ったようですね。 -
染井吉野に限らず、桜は散り始めからが最高です。
ここまで散ると空を見上げる気がしません。
もっぱら視線は地面へ。 -
花吹雪の舞う中で携帯で撮っていく通行人は一人、二人ではありません。
そういう人を撮る方が舞い散る花びらを撮るより雰囲気が出ます。(^^; -
真似して同じ場所から撮ってみました。
ほらね。花吹雪なんて上手く撮れませんよ。
その代わりに花びらの絨毯が写ってました。 -
境内は山桜が散って、代わりに八重紅枝垂が咲き出しました。
ここの鐘楼がまた非常に撮りにくい位置にあります。 -
里桜の関山も咲き始めています。
染井吉野だけ咲き方が異常だった今年ですが、他の遅咲きは例年と同じペースのようです。 -
山門の隣りの安国殿の石段も桜が敷きつめられています。
この前の桜は枝振りが良いのですが、今年は工事車両が常駐していました。
よって諦めました。 -
参道の脇には支院が数軒並んでいます。
それぞれに特徴があって、桜にも個性があります。
まずは玄静院の八重紅枝垂。 -
この枝垂桜は見事です。
染井吉野のチェックだけで法明寺を終えるのはもったいないほど。 -
観静院には江戸彼岸と里桜があります。
早咲きと遅咲きを並べてあり、染井吉野はないというところが意味深い。 -
この関山の方が境内の庫裏の前より花つきが良いです。
やはり今年は染井吉野と里桜がオーバーラップしてますね。
後半戦が忙しくなりそうなシーズンです。 -
真乗院は法明寺山門のすぐ脇です。
教会かと思うような三角屋根の建物ですが、奇を衒い過ぎてて好きではありません。
無難な絵でご紹介します。 -
ここも八重紅枝垂です。
いろいろな樹木が並んでいるので緑色と青空に良く映えています。
全体的に明るい雰囲気で法明寺を盛り立てているようです。 -
参道ではなく隣りに位置する蓮光院です。
ここは江戸彼岸がありましたが、すでに葉桜状態。
新緑に包まれて季節が先に行っちゃってます。 -
境内に入ると高い所から盛大に流れ落ちる八重紅枝垂がありました。
どうも染井吉野のあとの主役は枝垂桜のようです。 -
参道を真っ直ぐ行くと雑司ヶ谷の鬼子母神です。
実はこの鬼子母神は法明寺の鬼子母神堂です。
法明寺は決してマイナーな寺院ではありません。
お寺そのものより一つのお堂の方が有名になっているということ。 -
多くの方はご存じかと思いますが、鬼子母神の「鬼」には点がありません。
「角のとれた鬼」という意味だそうです。
このお堂は元禄の頃の建立だそうです。
震災・戦災で焼け残った都内でも珍しい貴重な建造物です。 -
鬼子母神の裏手の背中合わせのようにあるのが妙見堂です。
普通に絵馬がかかってましたが、ふと見るとこの絵馬は素焼きの土鈴になっています。
他所では見たことがない珍しい絵馬です。 -
鬼子母神境内は様々なパワースポットがあります。
やはり震災・戦災で生き残ったというのは、何かがあるのでしょうね。
超強力パワーのお稲荷さんの鳥居ももちろんあります。 -
御神木の大公孫樹(いちょう)は新芽が出ていました。
高さ約33m、周囲は約11m、樹齢600年と伝えられています。
雑司ヶ谷鬼子母神と言えば諸田玲子さんの「お鳥見女房」の舞台。
幕府お鳥見役の矢島家の珠世さんもこの大木を見上げたのですねぇ。 -
都内で最古の駄菓子屋である上川口屋さん。
昔から同じ場所で同じ商売をしています。
何しろ鬼子母神の境内という立地ですから目立つことこの上ない。 -
池袋のイメージキャラクターであるフクロウ。
いつか池袋のフクロウを取材してまとめてみようかな。
撮り貯めたものも結構ありそうです。(^^; -
そう言えば、昔は上川口屋で「すすきみみずく」を売っていましたが今はないです。
今売っているのは音羽屋さんだけ。
あいにくこの日はお休みでした。買いませんけど・・・。 -
何だか後半は鬼子母神のレポートみたいになりました。
というのは桜が一本もありませんから。
代わりに青モミジの色が実に鮮やかでした。
ということで、法明寺の紹介でした。
法明寺は秋には盛大な御会式があります。
機会があれば秋の法明寺も紹介しようかな。
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