2009/03/20 - 2009/03/25
62位(同エリア88件中)
ちゃおさん
泰山駅頭の「五嶽獨尊」と大書された泰山石の石碑に出迎えられて駅前広場へ出ると、その広場の大きさにも又驚かされる。一地方都市だからせいぜい小田原か沼津程度の町並みを想定していたが、駅前にはだだっ広い空間を充分に取ってある。
考えてみれば、人口も多いが、土地面積も日本の20数倍もあり、人口は世界の6分の一、土地の広さは15分の一の点からいうと、この様な広々とした空間を確保することも容易であろうし、街に人が溢れかえっていることも容易に理解できることである。
この泰山のある泰安市でも人口が60万人を超えているのだから、静岡、甲府、高崎、宇都宮などよりは遥かに多い。
駅前広場をあてどなく歩いていると、又、直ぐにでも客引きがやってくる。ここがタイとかラオス、カンボジアなどであれば、曲りなりの英語でしきりに客引きをするものだが、ここでは「中国独尊」ではないが、中国語しか話さない。
当方も何を言われているのか「チンプンカンプン」で、無視して先に歩いて行くが、入れ替わり立ち代りの客引きがしつこい。どうもタクシー引きのようだから、ガイドブックの「岱廟」の頁を開き、片手を開いて「5元」と示し、「岱廟」まで乗せてもらう。
市の中心街を通り過ぎ、僅かな距離で到着したが、5元払っても女性ドライバーは許さない。厳とした顔付で15元を請求する。当方、5元の持ち合わせがなく、10元払って先に支払った5元を取り戻そうとするが、ガンとして応じない。何か分らない中国語をまくし立ている。
まあ、相手が女性で、家庭も大変なんだろう、話しは通じないし埒もあかないと、交渉を諦め岱廟に入る。
「岱廟」は泰山の麓、山を仰ぎ見る正面の場所にあり、春秋戦国時代から既にこの場所に廟があったと言われる。
中国3大廟、即ち北京故宮の太和殿、曲阜孔廟の大成殿と並び称せられる天貺殿(てんこう)もこの廟内の最奥にあり、ここに於いて秦の始皇帝が封禅の儀を行い、以後、歴代皇帝の見習うところとなったものである。
廟の入口、正殿にお参りし、廟内の石畳の参道の幾つかの門を潜り抜け、幸運を齎すという扶桑石をなで、その正面の一段上がった場所にこの天貺殿があった。故宮太和殿よりは遥かに大きな建物である。
この建物自体は今から丁度1000年前の北宋時代の天貺節(てんきょうせつ)を記念して建てられたものであるが、間口9間、奥行き5間の九五様式は皇宮正殿のみに許された建て方でもあった。
この正面奥には、薄暗い光明の中、泰山の主神である碧霞元君(女神)が目を大きく見開き、静かに鎮座していた。
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泰山駅にて旅行者を迎えてくれる「五嶽獨尊」の石碑。
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泰山駅ビルと駅前広場。
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駅前広場の様子。
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「岱廟」正面にある正殿。多くの地元参詣人で煙は絶えない。
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そこに祀られている女神。観音信仰の影響もあるのか・・
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岱廟の最初の門「配天門」
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廟内にはいくつかの門が配されている。
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天貺殿に続く、石畳の参道。
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幸運を呼ぶという、扶桑石。参詣者は目をつぶり、この石を一周し、目をつぶったまま天貺殿(てんこうでん)に向って数歩歩く。その間に願い事を念じている。
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中国三大正殿の一つ「天貺殿」。
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廟内は3月早春の草花で彩られている。
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由緒ある廟。数多くの石碑が林立している。
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「五嶽獨宗」の巨大な碑。
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泰山に相応しく石の庭園もあり、後方に泰山も遠景としてある。
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歴代皇帝の封禅の儀がこの前で行われた「碧霞元君」像。「天貺殿」の中にある。
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