中国福州から船で行く台湾馬祖列島の旅　?

2009/02/13 - 2009/02/15

仁愛村を抜けて暫く歩いていくと、左側に小学校、右側に軍用車が並ぶ場所に出ました。軍人さんが見張りをしている前をドキドキしながら通り、軍用車を横目に見ながら、右側に進んでいきます。その先にあるのが、「北海坑道」です。

北海坑道は、全長約700ｍ、「井」の形の水道です。花崗岩を人力で削りできたもの。当時2個師団が出動し、820日間をかけて完成しました。作業中、多くの軍人が犠牲になったそうです。

エリア 馬祖島(台湾)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 タクシー
• 航空会社: 中国東方航空

日本製のものです。昭和18年製造と書かれていました。

中に入ってみると、北海坑道を掘った時の様子が再現されていました。

その隣には、軍艦が収納されていただろう場所があります。

さて、やっと水道までやってきました。階段を降りていくのですが、降りる前に干潮がいつまでなのかチェックする必要があります。満潮時間の2時間前から入場禁止になります。入り口には、ちゃんと毎日、干潮時間、満潮時間が明記されています。

水面にトンネルが映り、神秘的な雰囲気が漂います。水面から何かが出てきそうな雰囲気さえします。驚くほど綺麗で、綺麗すぎて怖い感じがしました。

一周するのに20分ほどかかりました。思っていたより大規模な水道で驚きました。

以前は、ここから軍用船が出て行ったようです。今は、海水がせき止められ、地面が見えています。

水道から出ると、そこには「鬼斧　神工　蓋世之作」と書かれていました。こんなにも大規模なトンネルを殆ど手（斧）で掘ったというのは本当にすごいことだと思いました。

水道を出て、向かい側の景色を見ていたら、観光案内のボードを発見しました。向かいの岩がインディアンの頭に似ていることから、インディアンの頭の形の岩と名づけられていました。