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<br />2008年4月13日(日)<br /><br />昨日アムステルダムのゴッホ美術館で見た「ジャガイモを食べる人々」の絵が、思い出される。<br /><br />この絵の特徴は、食卓を囲む農民たちに対するゴッホの感動と、最高に高められた彼の集中心である。<br /><br />自然との戦いに鍛えられた農民の面構え、節くれ立った指の動き。<br /><br /><br />この絵が描かれたのは、1885年。<br /><br />1880年、27歳にして画家になることを決意した後、いくつかの恋愛に破れ、性病のため入院し、作品も社会から評価されず、失意のまま牧師であった父の勤務先ニューネンに戻り1885年に父を急病(脳溢血)で失う。<br /><br />それから間もなく描かれたのが、この絵である。<br /><br /><br />ゴッホの活躍は五つの期に分けて考えられるが、その第一期(オランダ期1881年-1885年)の代表作なのだ。<br /><br />この第一期の作品は、田舎の農夫や炭鉱夫など、働く人の姿の描写が目立つが、色彩も暗く抑え気味である。<br /><br /><br />この絵に達するまで、ゴッホには厳しい心の道のりがあったに違いない。<br /><br />さらに、その後の第三期アルル時代(1888年2月〜1889年5月)から第四期サン・レミ時代(1889年5月〜1890年5月)にかけての生命感の爆発は、生来の素質プラス、生まれて以来のエネルギー蓄積の成果なのだろう。<br /><br />第一期は、エネルギー蓄積の、重要な一段階だった。<br /><br />ゴッホの場合とくに激しい心の歩みを見つめることは、彼の作品を眺めるにあたっての、重要な姿勢と思う。<br /><br /><br />しばらくして、バスは綺麗な森を走り始めた。<br /><br />辺りでは貴重な「自然公園」らしい。<br /><br />鬱蒼とした森ではなく、下草の少ない地面に、明るい光が届いている。<br /><br />世界の名高いウォーキング大会の本場だけあって、森の小道を歩く人の姿が目立つ。<br /><br />自転車を楽しむ人も多く、恐らく日曜日だから特に多いのだろう。<br /><br /><br />関連の写真は、http://4travel.jp/traveler/katase/をご覧ください。<br />

ラインを上る【34】ゴッホ33歳の情熱「ジャガイモを食べる人々」

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2008/04/13 - 2008/04/13

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ソフィ

ソフィさん


2008年4月13日(日)

昨日アムステルダムのゴッホ美術館で見た「ジャガイモを食べる人々」の絵が、思い出される。

この絵の特徴は、食卓を囲む農民たちに対するゴッホの感動と、最高に高められた彼の集中心である。

自然との戦いに鍛えられた農民の面構え、節くれ立った指の動き。


この絵が描かれたのは、1885年。

1880年、27歳にして画家になることを決意した後、いくつかの恋愛に破れ、性病のため入院し、作品も社会から評価されず、失意のまま牧師であった父の勤務先ニューネンに戻り1885年に父を急病(脳溢血)で失う。

それから間もなく描かれたのが、この絵である。


ゴッホの活躍は五つの期に分けて考えられるが、その第一期(オランダ期1881年-1885年)の代表作なのだ。

この第一期の作品は、田舎の農夫や炭鉱夫など、働く人の姿の描写が目立つが、色彩も暗く抑え気味である。


この絵に達するまで、ゴッホには厳しい心の道のりがあったに違いない。

さらに、その後の第三期アルル時代(1888年2月〜1889年5月)から第四期サン・レミ時代(1889年5月〜1890年5月)にかけての生命感の爆発は、生来の素質プラス、生まれて以来のエネルギー蓄積の成果なのだろう。

第一期は、エネルギー蓄積の、重要な一段階だった。

ゴッホの場合とくに激しい心の歩みを見つめることは、彼の作品を眺めるにあたっての、重要な姿勢と思う。


しばらくして、バスは綺麗な森を走り始めた。

辺りでは貴重な「自然公園」らしい。

鬱蒼とした森ではなく、下草の少ない地面に、明るい光が届いている。

世界の名高いウォーキング大会の本場だけあって、森の小道を歩く人の姿が目立つ。

自転車を楽しむ人も多く、恐らく日曜日だから特に多いのだろう。


関連の写真は、http://4travel.jp/traveler/katase/をご覧ください。

  • 「ジャガイモを食べる人々」(部分)<br />ゴッホ博物館<br />

    「ジャガイモを食べる人々」(部分)
    ゴッホ博物館

  • 春の日差し溢れる<br />広場の人々<br />(アムステルダム)

    春の日差し溢れる
    広場の人々
    (アムステルダム)

  • アムステルダムには<br />水上に暮らす人が多い

    アムステルダムには
    水上に暮らす人が多い

  • 日曜日の市電は<br />混雑していた<br />(アムステルダム)

    日曜日の市電は
    混雑していた
    (アムステルダム)

  • 河岸岸壁に着いたクルーズ船<br />(ナイメーヘン)

    河岸岸壁に着いたクルーズ船
    (ナイメーヘン)

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