絶景を求めてアルゼンチン縦断その１１～パタゴニア／エル・チャルテン、フィッツロイ（前編）

2009/01/01 - 2009/01/01

第６日、元日の朝フィッツ・ロイの麓、
ロス・トレス湖への長ーいトレッキング。
歩き方では「所要６時間３０分」。

しかし、いつもガイドブックの通りの時間で踏破する私でも
休憩を除いて７時間２０分かかりました。

ＵＡ８０４　成田１６３０－ワシントンＤＣ１４３９

第１日　ダレス空港～【連邦議会議事堂見学】～ダレス空港
ＵＡ８４７　ワシントンＤＣ２１４９－ブエノスアイレス（エセイサ）１１３０（＋１）
第２日　エセイサ空港～アエロパルケ空港移動
ＡＲ２８０４　ブエノスアイレス（アエロパルケ）１５４０～エル・カラファテ１７５３～エル・カラファテ泊
第３日　【ウプサラ・スペガッツィーニ・ペリトモレノ氷河見学ツアー】～エル・カラファテ泊
第４日　【パイネ日帰り弾丸ツアー】～エル・カラファテ泊
第５日　エル・カラファテ～エル・チャルテン
【ハイキング①エル・チャルテン～トーレ湖往復】～エル・チャルテン泊
第６日　【ハイキング②エル・チャルテン～ロス・トレス湖往復】
エル・チャルテン～エル・カラファテ泊
第７日　【ペリトモレノ氷河見学ツアー】
ＡＲ２８９９　エル・カラファテ１９１６～ブエノスアイレス（アエロパルケ）２３１４～ブエノスアイレス泊
第８日　ＡＲ２７４２　ブエノスアイレス（アエロパルケ）０７１０～イグアス０８５５
【イグアスの滝見学】～プエルト・イグアス泊
第９日　【プエルト・イグアス見学】
ＡＲ２７４２　イグアス１３２０～ブエノスアイレス（アエロパルケ）１５１０
【ブエノスアイレス　セントロ、サン・テルモ地区、カミニート、プエルト・マデーロ見学】
【ラ・ベンタナ　タンゴ・ショー見学】～ブエノスアエレス泊
第１０日【ブエノスアイレス　セントロ、パレルモ地区、レコレータ地区見学】
ＵＡ８４６　ブエノスアイレス（エセイサ）２３０５－ワシントンＤＣ０６３９（＋１）
第１１日ダレス空港～【ウドバー・ハジー・センター見学】～ダレス空港

ＵＡ８０３　ワシントンＤＣ１２３５－成田１６４０（＋１）

エリア エル・チャルテン(アルゼンチン)

旅の全体像はこちらから
http://4travel.jp/traveler/-196-196-196-196/album/10300657/

元旦の朝の6時過ぎ部屋の窓からのフィッツ・ロイ。
姿は見えるけど曇っていて朝焼けは見られず。

前日に朝食時間を聞いたら
「8時から。だってNew years dayだもん」とのこと。
「でも7時から出発したい、ロス・トレス湖に行って夕方のバスでエル・カラファテに戻りたいから」とお願いすると快く7時から朝食の準備をしてくれました。
いいホテルでしょ。

がっつり食べた朝食

7時07分ホテル、ラ・アルディアを出発。

街を北上してスタート地点に向かいます。

7時30分街の北はずれにあるスタート地点に到着。
いよいよスタート。昨日より長ーいコースです。

赤い線が本日のトレッキングコース。
最後の点線の部分が最大の関門、約400ｍの上り。

スタート後いきなり200ｍくらいの上りです。
朝一なので誰もいません。

なんとコース脇に野ウサギ発見！

よく見るとすごく痩せていますね。
童話の挿絵に出てくるようなウサギです。

（実はパタゴニアではHare Huntが頻繁に行われているらしいです・・・）

上りと言っても緩やかなのできつくないです。

7時49分最初の見どころ、北の方向に見えるラス・プエルタス川と氷河が造ったＵ字谷

実際は写真よりはるかに雄大です。

ナンキョクブナの林を通り抜けます。
相変わらず傾斜はきつくないので快調に進めます。

8時30分平らな場所まできました。
フィッツ・ロイのあたりには雲がかかっていません。

カプリ湖へは左。
歩き方の地図では左側に道はなく、右を進んだ後戻るような形でしかカプリ湖に行くことができないようでしたが、このようにほぼ直線的にカプリ湖経由で先に進めます。

カプリ湖のキャンプ場が見えてきました。
ちょうど皆さん起床のころでした。

8時44分カプリ湖到着。

カプリ湖越しにフィッツ・ロイが見えました。
もう少し晴れてくれればなー。

先へ進むにはここを右へ行きます。

カプリ湖に沿って北上します。

南の方向

フィッツ・ロイへは左側へ

やったー、晴れてきたー！

前を行くトレッカー。
彼も朝一でエル・チャルテンを出発し、抜きつ抜かれつしながら進みました。
右側に見えるのはピエドラス・ブランカス氷河。

右前方側の視界が開けてきました。

赤く焼けた岩山

ピエドラス・ブランカス氷河の奥の山

遥か北側の山にズームアップ

ロス・トレス湖への最大の関門は最後の400ｍの上り。
どうやら右側に見えるジグザグ道がそれらしい。

9時46分マドレ湖からの道との合流点に到着。
「Usted Esta Aqui」は「あなたはここにいます」の意味。

視界が開けてからはずっと景色のいい中でのトレッキング。

待ってろよ、フィッツ・ロイ

丸太の橋。ひとりずつ渡りましょう。

先住民が「煙を吐く山＝エル・チャルテン」と呼んだフィッツ・ロイ

9時57分ポインセノットキャンプ場に到着。
道に迷って左側に一旦進んでしまいましたが、そのまま真っ直ぐ河原の方に行くのが正解でした。

リオ・ブランコキャンプ場はこっち

リオ・ブランコを渡ります。

10時15分リオ・ブランコキャンプ場に到着。
いよいよここからが胸突き八丁。
3時間歩いた後に最大の試練を迎えます。

この時の為にここ数カ月駅のエスカレーターは使わず、上りは階段一段飛ばしで足を鍛えてきました。

少し上って、歩いてきた方向（南東側）を振り返って。
右側に見えるのはマドレ湖。
その左の山の左側ふもとを辿って歩いて来ました。

結構厳しい傾斜が続きます。

北東の方向

歩幅を小さく、ゆっくり進みます。

木陰で一休み。下に見えるリオブランコ

マドレ湖方向も晴れて来ました。
遥か奥にピエドマ湖が見えてきました！

大分上ってきたー。

ゼーゼー、気温も上がってきて結構きついっす。

空と雲がアルゼンチン国旗になってる！

手前がマドレ湖、その右奥にイーハ湖、その左上には途中立ち寄ったカプリ湖。
更に奥にピエドマ湖。

もうちょっと、少しずつ、・・・。

11時16分フィッツ・ロイに再会。

一旦平らな所にたどり着きました。
前を進んでいたトレッカーが行く先に見えます。

11時24分、ロス・トレス湖到着。
ここまで3時間54分。

手前の岩場に先客がいますが、彼らは途中のキャンプ場で一泊してからきた人達です。

フィッツ・ロイの左側に続く山々

あとから続々トレッカーが到着

見飽きることのないフィッツ・ロイ

望遠レンズでなくともこの大きさでフィッツ・ロイが迫ります。

流れる雲はほとんどフィッツ・ロイで引っ掛かります。

流れる雲が取れるのを待ちます。

ロス・トレス湖の水の色もきれい。

湖畔に下りてきました。

後編へ続きます。
http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/argentine/el_chalten/travelogue/10316333/

この旅行記へのコメント （2）

• キートンさん 2009/07/10 20:29:07

  ますます行きたくなりました

  でいめくとさん、こんにちは。
  
  素晴らしい絶景の数々、楽しませていただきました。
  
  パタゴニア地方の山岳は生きているうちに一度は行ってみたい場所ですが、ツアーでは高いし、交通の便が良くなく、情報量が少なくてなかなか実行に移すにはハードルが高くて・・・
  でも、旅行記を拝見してると、ますます行きたくなってきました。
  
  トレッキングコースもわりと良く整備されているようですね。
  
  アルゼンチンの方は、治安とか国内の交通の便とかどうですか？
  少々の英語くらいで個人旅行は可能でしょうか？
  
  また、いろいろ教えていただければありがたいです。
  
  キートン

  でいめくと さん からの返信 2009/07/11 22:23:20

  こんばんは

  キートンさん
  
  こんばんは。
  たくさんの投票も頂いたみたいで
  ありがとうございました。
  ぜひ出かけてみて下さい、パタゴニア。
  とにかくスケールのでかい、凄い場所ばかりです。
  
  唯一日程の都合と交通の便で弾丸ツアーになってしまったのが
  パイネ国立公園。
  チリのプエルト・ナタレスからですといろいろツアーもありそうなのですが
  カラファテ発のトレッキング・ツアーが
  事前に確認できなかったため日帰りにしてしまいました。
  トーレス・デル・パイネ（最後に少し見えた3本の岩峰）のふもとへの
  トレッキングとか、いつかは挑戦したいです。
  
  エル・チャルテンからのトレッキング、特にトーレ湖へのものは
  ほんとにお勧めです。歩きやすい道でしたし。
  
  アルゼンチンの治安は殆ど不安に感じませんでした。
  国内交通は飛行機のディレイが玉にキズくらいで
  あとはタクシーもぼられず、地下鉄も問題ありませんでした。
  飛行機もラン航空ならディレイも少ないらしいです。
  
  言葉については、意外に英語も通じましたが、
  タクシー、キオスク、レストラン、アイスクリーム屋さんなどでは
  ダメなことが多かったです。
  挨拶程度以外にはスペイン語で30位までの数字を覚えていると
  重宝されるのでは、と思います。
  （筆談でも通じますけど）
  
  またいつでもお気軽にお尋ね下さい。
  メッセージありがとうございました