朝のバーリ

2008/12/28 - 2008/12/29

アルベロベッロに行くため
フィレンツェから一路バーリに向かう

ＩＣに乗り、ローマ経由で約６時間の鉄道の旅・・・
長かった　＞＿＜



バーリには１８時に到着
翌日は午前中にアルベロベッロに出発するので
実質バーリの町を散歩できるのは朝の２時間ほどでした

残念！

エリア バーリ(イタリア)

バーリに到着後、日本から来た友人と落ち合う
特に待ち合わせをしていたわけでもないのに
（一応私の電車の到着時間を伝えておいたけれど）
ホテルに向かう途中、偶然友人と会えた

すごいタイミング！


しかしホテルが見つからない・・・
ホテルの名前とホテルが面している広場の名前しか
手元に控えておかなかった私が悪いとはいえ、
広場を何周しても見つからない・・・


しかたがないので、その辺を歩いていた
おじさまたち数人に道を尋ねる

地元の彼らも分からない様子


一緒にホテルを探してくれる彼ら
道行く人を呼び止めて聞いてくれたり、
近所のホテルに飛び込んで聞いてくれたり
本当にこちらが申しわけなくなってしまうくらい
親切に探してくれた


おじさまたち、本当にありがとう
バーリの親善大使になるわ、私・・・
（恐ろしく影響力の無い親善大使だわ・・・）

実はですね、
数年前に知り合った友人が
イタリア旅行をした時の話を話してくれたのです


それは、今から遡ること７、８年前、
友人たちがバーリの空港に到着後、
レンタカーを借り、いざ念願のアルベロベッロへ！
と、向かおうとした際、空港のすぐそばで
少し離れた場所にいた地元の若者達に
車の中から道を聞いたところ、
「こっち、こっち」と手招きされ、
言われるがままに、彼らのそばに車を止めた瞬間、
彼らがわらわらと車を囲み、
後部座席のドアを開け（鍵を掛けていなかったらしい）
目にも留まらぬスピードで友人たちのバッグをさらい、
そのままバイクで走り去っていってしまったとのこと、

彼らを車で必死に追いかけたものの
赤信号につかまり、結局取られたバッグは
戻ってこなかったとのこと、

全財産、カード、航空券、パスポート
文字通り身包み全て剥がされた状態で
警察に被害届に行った際の警察の対応が
あまりにもいいかげんだったこと、
　
　事情聴取の途中で長〜い昼休みに入ってしまい、
それでも大人しく、警察署で待っていた友人達に
戻ってきたポリスが、
「何だ、まだいるのか」と一言（ヒドイ・・・）

　そして聴取が終わった後、
実家が飲食店の友人に向かって
「こんなに親身になってやったんだから（←！？）
オレが日本に行ったらご馳走しろよ」と
のたまったこと（なんですと？）


　結局友人たちは旅行を続けられなくなり、
領事館のあるローマにとんぼ返りして
パスポートを再発行して、航空券を買うため
お金も借りて、這這の体で日本に帰国したようです



それ以来私の中で

「バーリ＝危険」という方程式が
出来上がっていたのですが、
とりあえずある程度自分の周辺に注意を払っていれば、
そこまで神経質になるほどではなかった・・・かな？

まぁ、どんなに注意を払っても
防げない事故もあるから、
一概には言えないんですけど・・・ね

バーリに到着したのは日曜日だったのですが、
開いているお店が多くて驚きました


あと夜９時くらいまで開いているお店も
多かったです


・・・まぁ、これは長〜い昼休みが
あるからでしょう・・・



ノエルのバカンスの余韻だからなのかは
分からないのですが、夜遅い時間まで
老若男女が通りを闊歩していました

到着した日は夜レストランで食事をしただけで
そのまま大人しくホテルに戻り、
翌朝早起きしてバーリの町を散歩することに


バーリは駅の周辺は新市街、
徒歩１０分位の所に
旧市街と港がありました


海が見たくて、自然に足は港へ・・・

私のカメラでは限界なのですが、
よく見ると船の縁に一定感覚で
ウミドリが並んでいて
とってもとってもかわいいのです

漁師さんがたくさんいました


１人でカメラを持って
ウロウロしているアジア人は珍しいのでしょう、

かなりジロジロ見られました

挨拶するとこれ以上は無いくらい
満面の笑みで返してくれるのですが、
自分から挨拶してくる人はあまりいません


シャイなのかな・・・？

寄り添う

バーリの町は小さいながらも
そこはプーリア州の要所、

新市街でお買い物も出来るし
（グランメゾンのお店も何件もあったし）
味わいのある旧市街もあるし、
港が近いだけあって、
海の幸も美味しくて、
１日くらいゆっくり散策してみたかったな

港のすぐそばが旧市街


港の撮影に思いの外時間を取られ、
旧市街は、まさに駆け足状態

朝早すぎて、バールが数件営業しているのみ


夕方頃にゆっくり歩いてみたいな

まぁ、静かな旧市街の雰囲気は
それはそれで味があるのですが・・・

ごちゃごちゃしている旧市街を
なんとか無事に抜け出し
名残惜しい思いを残しつつ
足早に駅へと急ぐ


念願のアルベロベッロに向かうために・・・