2008/07/19 - 2008/07/28
80位(同エリア172件中)
ショーンさん
*** 7日目 ***
ゴルナーグラート → フィーシャーアルプ
ローテンボーデン 〜 リッフェルベルク ハイキング
エッギスホルン
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
“スイス鉄道の旅 2008 (6)” のつづき
昨夜は眠ってしまうのがもったいなくて(悲しき貧乏性)遅くまで起きていたので、
ぐっすり熟睡。
この旅では初めてアラームの音で目覚めました。
飛び起きて部屋の窓から空を見るとすでにピンク色になっていたので大急ぎで着替え、ダッシュして展望台に駆け上がりました。
手前に見える大きな山はウンターロートホルンです。 -
風の音しか聞こえない静寂の山頂。
このとき展望台にいたのは私たちを含めると3組のホテル宿泊者のみ。
なんとも贅沢です。
右から4,153mのビスホルン、4,505mのヴァイスホルン、3,975mのシャリイホルン、
4,221mのツィナールロートホルンです。
この山々の名前はドイツ語ですが、向かい側に連なる山の多くはフランス語で名前が
つけられています。 -
この日の朝もモルゲンロートを見ることができました!
ツェルマットのシャレーから見たときも美しかったけれど、ここから見るモルゲンロートはまた格別。
マッターホルンにすっかり心を奪われちゃいました。
早朝の展望台は下から吹き上げてくる風がものすごく冷たくてとてつもなく寒かったの
ですが、夢に見ていたこの風景をしっかり目に焼きつけることができました。
ポワ〜♪ -
右から3,883mのクライン・マッターホルン、テオドール氷河、4,164mのブライト
ホルン、ブライトホルン氷河、シュヴァルツ氷河、4,092mのポルックスと4,223m
のカストル。
ポルックスとカストルはふたご座!なるほど〜高さは違うけれど形がよく似ています。
この展望台から真下のゴルナー氷河へと続くそれはそれは長いトレイルが見えました。
いつか歩いてみたいです♪ -
雄大な山並みをゆっくりと染めるモルゲンロートを堪能したあとは朝食です。
夏とはいっても標高3,100mの山頂に1時間いたのでガッチガチに凍えてしまった。
なのでレストランに入った瞬間、暖かくて体がほぐれる感じがしました。
窓側の席に座ろうとしたのですが、まだ片付けが済んでいなかったり食事中の人が
いて空いてない…そんなわけで壁側の席となりました。
でもぜひとも大パノラマの絶景を見ながら食べたかったので2人そろって壁に背を
向け、並んで着席(笑) -
魅惑のチーズ♪
ほんのり温かいパン、デザートとおいしい朝食でした。
このホテルの朝食は飲み物の種類がとっても豊富!
なので、食事が終わってもおかわりしてま〜ったり。
窓から見える絶景も大満喫できました。
昨夜、夕食のときに座った席をちらりと見てみるとなんと大失態したあのテーブルランナーが何事もなかったように敷いてあってびっくり…使い続けるのかしら??? -
お部屋の窓から見える景色、ずっと見ていてもちっとも飽きません。
山頂にいることを完全に忘れてしまう快適なホテルです。
ずっといたいけれど、そろそろチェックアウトの時間(涙)
ツェルマットから電車がやって来ました。またにぎやかな展望台に戻ります。 -
部屋の場所と非常口を知らせる図。
今年は天文台ドームのとなりのお部屋でした。
5月初旬、このホテルに「私たちの旅行日程中、空いている日はありますか?」と予約
の問い合わせをするとすでにこの日しか空いてませんでした。キャンセル待ちをすれば、別の日に来ることができたのかもしれませんが…即決!
2年連続で宿泊するなんて夢にも思ってませんでした。
シアワセ〜♪ -
ゴルナーグラートとお別れして電車に乗りました。
早朝の展望台がとても寒かったのでホテルを出たときあったか〜い♪と感じていたので
すが、駅前の掲示板を見ると気温は4℃…朝の寒さを体感しちょっと鈍感になってる?
この鉄道は開通した当初から電化されていて100年以上も前からこの山頂に電車で来る
ことができたそうです。
鉄道が完成する少し前、展望台の登山口には60頭以上のロバ、4人一組で担ぐカゴ椅子
の担ぎ手たちが待機していたという記録が残っているのだとか。
当時もたいへんな人気だったのがわかりますが、想像以上にハードな登山だったので
しょうね。 -
車窓から撮影。
谷底を流れるゴルナー氷河にシュヴァルツ氷河が合流しているのが見えました。
この氷河の曲線は自然がつくりだした造形美。自然の力ってほんとにすごいです!
しかし残念なことに温暖化の影響でスイスの氷河も小さくなっているのだそうです。
この美しい景観をいつまでも残したいと思わずにはいられません。 -
ゴルナーグラート駅からわずか7分でローテンボーデン駅に到着。
途中下車し、ここから歩いてこの絶景を満喫します。
いざ、リッフェルゼー! -
歩き出すとすぐ、リッフェルゼーが見えてきました。
キャ〜♪♪♪
ついに逆さマッターホルンが撮れました(涙)
風が吹く前に写真を撮らなきゃ!
トレイルのコースを外れ、湖畔へ向かいます。
左の大きな岩山はリッフェルホルンです。 -
リッフェルゼーの湖畔に降りてきました。
湖畔にはエリオフォルム・スケウクゼリ♪
夢を見ているようです。ほんとに美しい(涙)
湖をじーっと見ていると小さい魚がわんさか泳いでいるのが見えました。
この湖、冬は確実に凍結するはず…どうやって生きてるの?まさか凍って越冬?
とにもかくにもたくましい生命力です。 -
角度を変えてこれまた逆さマッターホルン!
北側のスイスと南側のイタリアの国境に位置する標高4,478mのマッターホルン。
この“Matterhorn”という名前はドイツ語で「牧草地」を意味する“matt”と「山頂」
を意味する“horn”に由来しているそうです。
イタリア語ではモンテ・チェルビーノ“Monte Cervino”フランス語ではモン・セル
ヴァン“Mont Cervin”
アイガー、グランド・ジョラスと並び3大北壁のひとつに数えられています。 -
この写真では目の前に広がるアルプに隠れて写っていないのですが、正面の谷底には
ツェルマットの村があります。
日差しはあるものの、風が冷たくて手がヒエヒエ。
なのでアウターのカンガルーポケットに両手を入れて歩いてました。
…今にして思うとよく転倒しなかったなぁ。 -
前方にゴールのリッフェルベルク駅が見えてきました。
アルプスの女王マッターホルンともついにお別れのときが近づいてきたので、振り
返ってまた撮影!
タンポポに混じってアルペンマーガレットが咲いてます。
かわいい♪
この四角錘の尖峰は氷河の移動によって岩盤が削られる氷食という自然現象によっ
てできたものなのだとか。
この巨大な山が削られたと言われても…まったくもって想像がつきません。 -
ツェルマット駅前にはおもちゃみたいな車がスタンバイ。
村には原則、ガソリン車は入ることができないので目にするのはこの電気自動車。
ちっちゃくてかわいいです♪
世界中から観光客が集まるスイスを代表する観光地ではありますが、一年を通して
スキーができるので選手の合宿などにも利用されているそうです。
そしてこの大自然の絶景を最大限に満喫できるように登山電車、地下ケーブルカー、
ロープウェー、ヘリまでもが用意され、まさに至れり尽くせり。
2008年の旅行・観光の競争力ランキングで昨年に引き続き第1位となったスイス。
まさに観光立国です! -
にぎやかなバーンホフ通りに行くとすんごい良い香り♪
お肉屋さんがお店の前でソーセージを焼いていてツェルマット滞在中、ずっと気になってました。
食べないわけにはいきません!
仔牛のソーセージを購入。もれなくパンがついてきます。
エーデルワイスが飾ってあったので支払いをしたあとこのテーブルに置いて写真を撮らせてもらいました。
皮はパリパリ、中はフワフワでおいしかった〜♪ -
車窓から撮影。
ゴルナーグラート・モンテローザ鉄道の雪崩よけの長いトンネル、ブライトホルンと
クライン・マッターホルンが見えました。
ツェルマット駅で預けていたスーツケースを受け取ろうとしたのですが、保管場所の
ドアがどうにも開かないので駅員さんに聞くと入口の横にあるブザーを押すんだよ!
ダッシュして再びドアの前に戻り、呼び出しボタンを発見してそのボタンを押すと
すんなりドアが開き、スーツケースを受け取ることができました。
電車の出発時間が迫っていたので大慌て…これにより、ツェルマットとの別れを惜
しむ時間がなくなりました(涙) -
3日ぶりにフレキシーパスに日付を記入しました。
今日乗車する区間は氷河特急のルートの一部です。
乗り換え駅のブリークに到着。
ホームで20分ほど電車を待ちましたが、日差しが強く湿気もあって暑かった。ツェルマットとは約1,000mの標高差!
この街はアンデルマットと並びアルプスの十字路として栄えた交通の要所で北はレッ
チュベルクトンネルでベルンからドイツ、南はシンプロントンネルでイタリア、西は
レマン湖方面からフランス、ツェルマットやサースフェーに行く鉄道やポストバスの
起点でもあるそうです。 -
エッギスホルン展望台から見た世界遺産アレッチ氷河です。
メンヒ、ユングフラウ、アレッチホルンから流れる3つの氷河がコンコーディアプラッツで合流し、ひとつとなった氷の河を総称してアレッチ氷河と呼んでいるのだそうです。
展望台はこのヨーロッパ最大の氷河が90度にカーブする場所にあってヴァレー地方とベルナーオーバラント地方の山々を360度の大パノラマで見渡すことができます。
氷河が大きすぎて1枚の写真に収めることができません。
スフィンクス展望台やアイガー、マッターホルンもしっかり見えました。 -
展望台にスーツケース。
ここへは鉄道駅“Fiesch”で下車し、ロープウェーを乗り継いで来ることができます。
乗車中の電車から駅の看板と到着時間を確認して降り立ったものの、なんだかおか
しい。一緒に降りた2人の乗客も駅前の地図を食い入るように見ている…
地図をよく見てみると降りた駅は“Fiesch Feriendorf”“Fiesch”のひとつ手前の駅で
した。電車が数分遅れていたことを降りてから思い出した(涙)
次の電車はしばらく来ないので降りる予定だった駅まで歩いているとスーツケース
に異変…ガリガリと異音がするけれど急いでいたので無視して歩き続けました。
降りるはずだった駅に到着。ホッとしたのに…失敗はまだ続く(汗)
フィーシャーアルプに到着し、エッギスホルンへと乗り継ぎ。
今日宿泊するホテルの名前は“Hotel Eggishorn”展望台にホテルがあると思い込み、
到着してスーツケースとともに歩いていると下山するロープウェーを待つ人たち
からの視線を感じ、ちらりと見ると目を逸らされた…え?
乗り場から外に出るとすぐに氷河が見えて、うわ〜♪と感動するのもつかの間、
あれ…ホテルがないっ?
建物は小さな山頂レストランのみ。聞いてみるとホテルはひとつ下の駅、フィー
シャーアルプにあるよって…また間違えた(笑) -
氷河が文字通り「氷の河」であることを実感です。
スフィンクス展望台からはアレッチ氷河の源流を見下ろす景観、このエッギスホルン
展望台からは岸からの流れと氷河全体を見渡すことができます。
↓ スイスレンタカーの旅 2007(3)(上から5枚目の写真)
http://4travel.jp/traveler/kaz_reise/album/10277188/
昨年、雪原のように見えた氷河がほんの一部だったとは…ここから見る氷河はそれ
よりもっと迫力がありました。
いろいろなハプニングがあってここへとやって来ましたが、この絶景を見ることが
できてほんとに良かった! -
ホテルのバルコニーからの眺めです。
うっすらとマッターホルンの尖峰が見えます。その右にはヴァイスホルン、左には
ミシャベル連峰も♪
ようやくホテルに到着し、チェックイン…のはずがフロントに誰もいないのでウロ
ウロしていると背後から名前を呼ばれました。
とびっきりの笑顔でオーナーさんが出迎えてくれ、なぜかがっしり握手。
18時近くになっていたので心配してくれたみたいです…すみません(涙) -
フィーシュからエッギスホルンまでのロープウェーのチケットです。
アレッチ氷河の全景が写ってます! -
ちょっとだけおみやげを買いました。
ツェルマットのシャレーの朝食で食べた絶品チーズを発見したので購入。
常温保存なので旅行者にとってはありがた〜い!
今日のホテルの部屋もとても広くロフトがついてました。
明日はルツェルン到着後、ダイレクトチェックインサービスを利用する予定なのでスーツ
ケースの中にあるものを全部ひっくり返してパッキングしたのですが、十分すぎる広さ。
お部屋からの眺めも良くて大満足のホテルです♪ -
お腹が空いていたのでお待ちかねの夕食です。
絶景が見える窓側の席を用意してくれました。
トマトのスープ。
と〜ってもおいしかった♪ -
サラダでこのボリューム!
いろんな野菜が入っていてこれもすごくおいしかった。 -
豚の煮込み、いんげんのベーコン巻き、マッシュポテト。
これもおいしくいただきました。
しかしどう見ても2人分… -
てんこもりのデザート。
おいしかった♪
けど、もうほんとにギブアップです(笑) -
食後にホテルの周辺をお散歩しよう♪と外へ出てみると冷たい風が吹いていて猛烈に
寒いっ!
お腹が満腹なこともあってすっかりくじけた…
ちょっとだけ写真を撮ってすぐお部屋に戻っちゃいました。
この辺りにもいっぱいお花が咲いていてかわいかった。
“スイス鉄道の旅 2008 (8)” につづく
http://4travel.jp/travelogue/10317488
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