ウランバートル旅行記(ブログ) 一覧に戻る
7月3日<br /><br /> 朝5時半起床。皆さんの見送り&昨日泣きながら打ちこんだレポートデータを渡しに行く。見送ってから部屋に戻って速攻二度寝をした。<br /><br /> 朝9時ゲルビッシュ先生からの電話で起きる。「今日はどうすんだ、GPSの先生に会うか?」と言われ、「旅立つ支度をしてから行きます」と答えた。まずホテルにチェックアウトの手続きをしてからホテルに中国に運ぶ荷物を預かってもらい、次に中国滞在に不要なものをIMHに預かってもらった。それらが終わってから先生がいる建物に向かった。<br /><br /> 結構時間がかかって到着したのがもうお昼頃だったので一緒に昼飯を食べることになった。昼飯はまた学食弁当である。先生と食事をしながらこれからの旅の予定や、今後のスケジュールの話をした。食後にGPSの先生を探すが見つからなかったのでまた今度着たときにお願いすることにして別れた。<br /><br /> 建物を出てから「さてどうするかな?」と日陰で30分くらい考えた後、ウランバートルの遊園地に行くことにした。一人でいくのも寂しいものがあるが、旅の恥はなんとかということで行ってみた。まず遊園地のシンボルである観覧車に乗った。乗ってしばらくすると観覧車が止まった。下をのぞいても問題あるわけでなくどうやら停電のようだ。<br /><br /> 勢いのある乗り物だったら怖いが、観覧車なのでゆっくりと街や遊園地の様子を眺めることができた。次にジェットコースターに乗ってみた。ジェットコースターと言っても一人乗りのすごい小さなジェットコースターでグラグラ揺れて違う意味で怖かった。最後には急停車で椅子が外れるというイベントもあり、すべてが違う意味で楽しんだ。それほど大きな遊園地ではなくてすぐに歩けてしまったので、次に典型的な観光地であるガンダン寺に行ってきた。<br /><br /> たくさんの人が一本の柱に集まって巻きつけられた青い布に賽銭を挟み込んでいた。どう見てもその光景は運動会の「棒倒し」である。そしてみんな熱心にその棒に向かってなにやらお祈りしていた。しかしその横でその賽銭を集めている爺さんがいた。なんともご利益のなさそうな御柱である。<br /><br /> 本堂に入るとき若い坊さんに「外国人は1ドル払え」ということを言われたので、「仏の前では皆平等」と説教してやったら難なくパスできた。ラマ教の色が強くて中は仏様だらけだった。別に信教者ではないが先ほど1ドル払わずに済んだので気持ちだけ賽銭を入れておいた。<br /><br /> 歩きつかれて木陰で座っているとハトのえさ売りの少女がやってきた。境内ではこのような子どもがたくさんいた。その少女は僕の横に座って「これを買ってくれ」というが、ハトにえさをやる気も無いので断った。それでも離れようとしないので写真を撮ってやるといったら喜んでくれた。彼女の名前はツェツェグという。日本語で言えば花ちゃんだ。最後にさよならというと「これ買って」言ってきたが一貫して断った。知り合いになったとはいえ甘やかさないのが流儀。<br /><br /> 帰り際にペットボトルに入ったウォッカを飲んでいた酒臭い子どもに出会った。タバコを吸っている子どもも多い。貧しくて学校にいけないのだろうか、労働力として学校にいくことを許されないのか、いずれにしても教育が末端まで届いていないらしく子どもたちの意識の低さがうかがえる。なんともいえない光景だ。<br /><br /> タクシーでフラワーホテルまで帰り、インターネットカフェでモンゴルでの最後のメールを確認する。5時過ぎに預けた荷物を引き取りにフラワーホテルに向かう。結構前に預けた荷物もあったので混乱していたがすべてを引き取ることができた。あらかじめ呼んでおいたタクシーに行くと相撲力士みたいな大柄の男が運転手だった。かなりゴツく強面だったが話してみるとなかなか面白かった。<br /><br /> 駅に到着し荷物を下ろしてもらってから改札をくぐると今度は小柄な兄ちゃんがやってきた。「荷物持つよ」と言って一緒に運んでくれた。まあもちろんタダというわけではないことは薄々承知。<br /><br /> 乗り込む車両が止まるホーム位置まで運んでもらうと彼のほうから積極的に話をしてきた。ダメモトで筆談をしてみたが、やはり単語の意味がわからないのでダメだった。よーく話の内容を聞いてボディランゲージと察しから思いつく単語を組み合わせてなんとか意味がわかるまでに30分以上かかった。<br /><br /> 結局彼が言いたいことは荷物を列車の中まで運ぶからお金くれということだった。ようやく意味がわかったので「いくら?」と聞いてみると「5000トゥグルグ」とノートに書き込んだ。「自分で運ぶよ」と言ったら3000でいいと言う。「1000にしろ」と言ったが結局1500になった。やはりモンゴルでもしっかり値切りはやるべきかなと思った。円換算するとたいしたことないけど、それもひとつのコミュニケーションである。<br /><br /> 列車の待ち時間、彼と話しをして時間をつぶすことにした。彼の名前はバトイグと言う。筆談で話を進めてみたがやっぱり話は進まない。しかしなかなかいいモンゴル語の勉強になった。列車がやってきて話通り荷物を運ぶと何を考えたのか2000と言ってきた。こちらは当然交渉成立した後はビタ一文譲らない。半ば強引に握手をしてホームに見送った。<br /><br /> さてそろそろ出発というときになって切符が見当たらない。バックなど一通り探してみるが見当たらず「あれ、あいつ切符持っていっちゃった?」と思い慌ててホーム入り口で立ち話をしているバトイグを捕まえる。<br /><br /> 「切符?なかった?」と驚いた様子だったが、それ以上にこっちが焦っていたので見かねてコンパートメントの中まで来てくれた。バトイグが思い当たるところを探してみたが見つからない。バトイグがどう考えても無いと言っているのでバトイグをホームに返した。彼に原因がないとすれば、落としていない限り自分の周辺のどこかにあるはずだ。<br /><br /> 夜7時20分ちょっと過ぎ、バトイグに見送られながら出発。ここまできたら仕方ないので座って落ち着いて考えることにした。可能な限りニューロンを働かせて考えたら、行動パターンから財布にしまいこんでいたことを思い出した。やっちゃったよ、時間もなく焦っていたとはいえ疑って悪かったよ、バトイグ。今度駅に行ったとき飯でもおごってやろうと反省。<br /><br /> もうすっかり落ち着いている白人を横目に最後の最後までガサゴソ荷物整理をしていた。5分くらいかけてようやく落ち着くと改めて挨拶。こういうことは積極的にいったもん勝ちである。<br /><br /> 同居人はノーマン、マックス、ギルといい、ノーマンとマックスはドイツ人、ギルはフランス人だった。ノーマンとマックスは一緒に旅行をしていた。3人とも大陸横断鉄道の旅の途中だった。この先ノーマンとマックスはバンコクまで旅をして、ギルは香港まで旅をするそうだ。<br /><br /> 一人一人の写真を撮ってやると「お前は典型的な日本人だな」と言われてしまったので「イメージ通りでわかりやすくていいでしょ?」と返してやった。結局写真を送ってくれなどと言われ、「いろんな写真も送ってやるよ」と日本人の心の広さまで見せてやった。<br /><br /> その後それぞれでパンやカップラーメンなどの晩飯を食べたり、CDを聞いたり、日記を書いたり、それぞれの時間を過ごした後12時頃就寝。<br /><br /><br />

モンゴル戦記(その16)

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2002/06/18 - 2002/08/14

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きゃわだ

きゃわださん

7月3日

 朝5時半起床。皆さんの見送り&昨日泣きながら打ちこんだレポートデータを渡しに行く。見送ってから部屋に戻って速攻二度寝をした。

 朝9時ゲルビッシュ先生からの電話で起きる。「今日はどうすんだ、GPSの先生に会うか?」と言われ、「旅立つ支度をしてから行きます」と答えた。まずホテルにチェックアウトの手続きをしてからホテルに中国に運ぶ荷物を預かってもらい、次に中国滞在に不要なものをIMHに預かってもらった。それらが終わってから先生がいる建物に向かった。

 結構時間がかかって到着したのがもうお昼頃だったので一緒に昼飯を食べることになった。昼飯はまた学食弁当である。先生と食事をしながらこれからの旅の予定や、今後のスケジュールの話をした。食後にGPSの先生を探すが見つからなかったのでまた今度着たときにお願いすることにして別れた。

 建物を出てから「さてどうするかな?」と日陰で30分くらい考えた後、ウランバートルの遊園地に行くことにした。一人でいくのも寂しいものがあるが、旅の恥はなんとかということで行ってみた。まず遊園地のシンボルである観覧車に乗った。乗ってしばらくすると観覧車が止まった。下をのぞいても問題あるわけでなくどうやら停電のようだ。

 勢いのある乗り物だったら怖いが、観覧車なのでゆっくりと街や遊園地の様子を眺めることができた。次にジェットコースターに乗ってみた。ジェットコースターと言っても一人乗りのすごい小さなジェットコースターでグラグラ揺れて違う意味で怖かった。最後には急停車で椅子が外れるというイベントもあり、すべてが違う意味で楽しんだ。それほど大きな遊園地ではなくてすぐに歩けてしまったので、次に典型的な観光地であるガンダン寺に行ってきた。

 たくさんの人が一本の柱に集まって巻きつけられた青い布に賽銭を挟み込んでいた。どう見てもその光景は運動会の「棒倒し」である。そしてみんな熱心にその棒に向かってなにやらお祈りしていた。しかしその横でその賽銭を集めている爺さんがいた。なんともご利益のなさそうな御柱である。

 本堂に入るとき若い坊さんに「外国人は1ドル払え」ということを言われたので、「仏の前では皆平等」と説教してやったら難なくパスできた。ラマ教の色が強くて中は仏様だらけだった。別に信教者ではないが先ほど1ドル払わずに済んだので気持ちだけ賽銭を入れておいた。

 歩きつかれて木陰で座っているとハトのえさ売りの少女がやってきた。境内ではこのような子どもがたくさんいた。その少女は僕の横に座って「これを買ってくれ」というが、ハトにえさをやる気も無いので断った。それでも離れようとしないので写真を撮ってやるといったら喜んでくれた。彼女の名前はツェツェグという。日本語で言えば花ちゃんだ。最後にさよならというと「これ買って」言ってきたが一貫して断った。知り合いになったとはいえ甘やかさないのが流儀。

 帰り際にペットボトルに入ったウォッカを飲んでいた酒臭い子どもに出会った。タバコを吸っている子どもも多い。貧しくて学校にいけないのだろうか、労働力として学校にいくことを許されないのか、いずれにしても教育が末端まで届いていないらしく子どもたちの意識の低さがうかがえる。なんともいえない光景だ。

 タクシーでフラワーホテルまで帰り、インターネットカフェでモンゴルでの最後のメールを確認する。5時過ぎに預けた荷物を引き取りにフラワーホテルに向かう。結構前に預けた荷物もあったので混乱していたがすべてを引き取ることができた。あらかじめ呼んでおいたタクシーに行くと相撲力士みたいな大柄の男が運転手だった。かなりゴツく強面だったが話してみるとなかなか面白かった。

 駅に到着し荷物を下ろしてもらってから改札をくぐると今度は小柄な兄ちゃんがやってきた。「荷物持つよ」と言って一緒に運んでくれた。まあもちろんタダというわけではないことは薄々承知。

 乗り込む車両が止まるホーム位置まで運んでもらうと彼のほうから積極的に話をしてきた。ダメモトで筆談をしてみたが、やはり単語の意味がわからないのでダメだった。よーく話の内容を聞いてボディランゲージと察しから思いつく単語を組み合わせてなんとか意味がわかるまでに30分以上かかった。

 結局彼が言いたいことは荷物を列車の中まで運ぶからお金くれということだった。ようやく意味がわかったので「いくら?」と聞いてみると「5000トゥグルグ」とノートに書き込んだ。「自分で運ぶよ」と言ったら3000でいいと言う。「1000にしろ」と言ったが結局1500になった。やはりモンゴルでもしっかり値切りはやるべきかなと思った。円換算するとたいしたことないけど、それもひとつのコミュニケーションである。

 列車の待ち時間、彼と話しをして時間をつぶすことにした。彼の名前はバトイグと言う。筆談で話を進めてみたがやっぱり話は進まない。しかしなかなかいいモンゴル語の勉強になった。列車がやってきて話通り荷物を運ぶと何を考えたのか2000と言ってきた。こちらは当然交渉成立した後はビタ一文譲らない。半ば強引に握手をしてホームに見送った。

 さてそろそろ出発というときになって切符が見当たらない。バックなど一通り探してみるが見当たらず「あれ、あいつ切符持っていっちゃった?」と思い慌ててホーム入り口で立ち話をしているバトイグを捕まえる。

 「切符?なかった?」と驚いた様子だったが、それ以上にこっちが焦っていたので見かねてコンパートメントの中まで来てくれた。バトイグが思い当たるところを探してみたが見つからない。バトイグがどう考えても無いと言っているのでバトイグをホームに返した。彼に原因がないとすれば、落としていない限り自分の周辺のどこかにあるはずだ。

 夜7時20分ちょっと過ぎ、バトイグに見送られながら出発。ここまできたら仕方ないので座って落ち着いて考えることにした。可能な限りニューロンを働かせて考えたら、行動パターンから財布にしまいこんでいたことを思い出した。やっちゃったよ、時間もなく焦っていたとはいえ疑って悪かったよ、バトイグ。今度駅に行ったとき飯でもおごってやろうと反省。

 もうすっかり落ち着いている白人を横目に最後の最後までガサゴソ荷物整理をしていた。5分くらいかけてようやく落ち着くと改めて挨拶。こういうことは積極的にいったもん勝ちである。

 同居人はノーマン、マックス、ギルといい、ノーマンとマックスはドイツ人、ギルはフランス人だった。ノーマンとマックスは一緒に旅行をしていた。3人とも大陸横断鉄道の旅の途中だった。この先ノーマンとマックスはバンコクまで旅をして、ギルは香港まで旅をするそうだ。

 一人一人の写真を撮ってやると「お前は典型的な日本人だな」と言われてしまったので「イメージ通りでわかりやすくていいでしょ?」と返してやった。結局写真を送ってくれなどと言われ、「いろんな写真も送ってやるよ」と日本人の心の広さまで見せてやった。

 その後それぞれでパンやカップラーメンなどの晩飯を食べたり、CDを聞いたり、日記を書いたり、それぞれの時間を過ごした後12時頃就寝。


同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 レンタカー タクシー
航空会社
ミアットモンゴル航空
  • オープンタイプの観覧車。ウランバートルの町並みが一望できます。

    オープンタイプの観覧車。ウランバートルの町並みが一望できます。

  • 本来の目的とは違った意味でスリル満点のジェットコースター。

    本来の目的とは違った意味でスリル満点のジェットコースター。

  • これがガンダン寺。町外れにあります。

    これがガンダン寺。町外れにあります。

  • 遠くから見るとまるで運動会の棒倒しみたい。

    遠くから見るとまるで運動会の棒倒しみたい。

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