2008/11/01 - 2008/11/01
35位(同エリア94件中)
ショコラさん
旅の2日目はボーデン湖に浮かぶマイナウ島へ黄葉を見に行きました。マイナウ島の黄葉の見ごろは例年なら11月上旬だそうですが、今年はどうも黄葉のシーズンがいつもより早い感じだったので、もしかしたらもう見ごろを過ぎてしまっているかもと気がかりでした。でもなんとか間に合ったようです。すでに葉がだいぶ散っている木々もありましたが、とても美しい秋の風景を見ることができました。そして島に住むかわいい生き物との出会いもありました♪
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マイナウ島はコンスタンツから北へ5?ほどの場所にあり、中世時代からドイツ騎士団が所有していたそうですが、1853年にバーデン公フリードリヒ1世が夏の離宮としてこの島を購入し、熱帯植物の島にしたとのこと。
1881年に彼の娘がスウェーデンの皇太子と結婚し、スウェーデン王家と姻戚関係に。1932年にフリードリヒ1世のひ孫レナート・ベルナドッテ公爵が島を引き継ぎ、庭園を拡張して現在のような花の島にしたそう。その後、1974年に公爵は島の保護・運営のためにレナート・ベルナドッテ財団を設立。現在、島は一族が営むマイナウ有限会社によって管理運営され、財団の運営も一族によって今も続けられているそうです。
★マイナウ島のURL(ドイツ語):
http://www.mainau.de/htdocs/de/start.htm
★コンスタンツからマイナウ島へのアクセス:
【バス】コンスタンツ駅前から Dettingen 方面行きの4番のバスで Mainau 下車。所要約15分。
(バス時刻表):http://stadtwerke.konstanz.de/fileadmin/content/PDFs/Mobilit%C3%A4t/Bus/Linie4.pdf
※ホテルで無料で作成してもらった「コンスタンツ市内周遊パス」で乗車できました。
□1日目:自宅最寄り駅より ⇒(バーデン・バーデン乗り換え)⇒ コンスタンツ(ホテル・チェックイン) ⇒ メーアスブルク ⇒ コンスタンツ(コンスタンツ泊)
■2日目:ホテル ⇒ マイナウ島 ⇒ コンスタンツ散策 ⇒ ホテル(コンスタンツ泊)
□3日目:コンスタンツ散策 ⇒ コンスタンツより ⇒(オッフェンブルク乗り換え)⇒ 自宅最寄り駅
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス
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マイナウ島は橋でつながっています。バス停や駐車場、チケット売り場は橋の手前にあり、そこから歩いて島へ渡るようになっています。
入場料は10月末からは冬期料金になっていて、シーズン料金の約半額でした。
写真は橋の手前から見た様子。十字架が湖に立てられているのはなぜ? 湖の向こうに見えるのがマイナウ島。 -
これが島にかかっている橋。
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橋を渡り、マイナウ島側から見た湖畔の眺め。
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島に入ってすぐのところに赤く色づいた木がありました。黄色に色づく木が多いので、けっこう目を引きます。
ふたりの女性が赤い落ち葉を拾っていました。 -
湖沿いの遊歩道。
黄色や黄緑、オレンジのやわらかな色合いがすごく綺麗〜♪ -
お天気が曇りで残念と思っていたけれど、しっとりとした黄葉の風景もいいなぁ。色がとても鮮やか♪
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わっ、植物の巨大オブジェ!
こののほほんとした表情、なごむな〜。
写真では大きさが表わせていませんが、帽子のてっぺんまでの高さは6mくらいあります。 -
顔全部、花でできてます〜。
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花いっぱいのクジャクのオブジェもあります♪
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湖畔のベンチ。
もうちょっと暖かかったら、ここでのんびり読書なんていうのもいいだろうな〜。 -
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花の島といわれるだけに、この季節でも木の向こうには花が咲いています。
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いい感じ♪
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ちょっと神秘的な感じのウォーター・カスケード。
右手の赤い木が彩りをそえています。 -
さっと動くものが目の端を横切りました――リスだ〜!!
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あたりを警戒中。
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危険を感じたのか、ちょっと木へ避難。
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ダーッシュ!!
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木の実を吟味。
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ちょっと味見。
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運搬中。
リスの頭より木の実のほうが大きい。 -
木にもどる前にもう一度あたりを警戒。
どうもわたしたちは目に入らない様子(笑) -
リスがもどった木を見上げると、ここにもリスが〜!
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反対側にまわって、ズーム。かわいい〜♪
一心不乱に実をかじってます。枝の上にはすでにかじり終わった実の殻が。 -
視線を上に向けると、なんとこの木にはさらにリスが3匹いました〜! それぞれの枝の付け根に1匹ずついるのがわかるでしょうか? 黒い丸っこいのがリスです♪
この木の前を通りかかったときから、ジジジジ、ジジジジ、ジジジジと妙な音が響いていたのですが、それはリスたちが木の実をかじっている音だったのでした! -
黄色く色づいた、ひときわ大きな木。
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黄色のアーチの下を歩いていきます。
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カサッ、カサッと音をたてながら落ち葉のじゅうたんを歩くのって楽しい♪
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島の奥へ奥へと歩いていくと、バロック様式の立派な宮殿が見えました。右端の塔のある建物は18世紀建てられたマリエン教会です。
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宮殿のファサード。
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中央には大きな紋章がつけられています。ベルナドッテ家の紋章でしょうか?
さて、おなかがすいてきたので、この宮殿の右翼の1階にあるカフェに入りました。 -
← "Schlosscafe" のメニュー。
島内で開いているレストランはどうもここしかなかったみたいで、店内はとても込み合っていました。 -
グラーシュを注文。
かなり煮詰まった感じで、とろみがつきすぎていましたが、味はおいしかったです。添えられていたパンも美味。 -
食後にチーズケーキとカプチーノ。ケーキはしっとり、甘さ控えめでグッド♪
ところで、ドイツでケーキを注文すると、こんな風にケーキにフォークが突き刺さった状態で運ばれてきますが(そういえばポルトガルもそうだった)、日本人の感覚ではありえないよなーといつも思います。 -
ランチのあと、隣りのマリエン教会にも行ってみました。
内部は思いのほか豪華でびっくり。装飾がとても美しいです。 -
2階に上がれるようになっていたので、上からも見てみました。
4トラの旅行記によると、ここで結婚式を挙げることもできるみたいです。花の島で結婚式ってロマンチックですね。 -
マリエン教会のそばに立っていた大きな木。葉がまっ黄色に色づいていて、これは見事!
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この木をバックに写真を撮り合っている人もいました。
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宮殿の前に広がるイタリアン・ローズ・ガーデン。
秋バラがまだいくらか咲いています。 -
バラのシーズンは花が咲き乱れて綺麗なんだろうなぁ。
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庭園の先のテラスにはこんな像が。
男性「いいこと思いついた!」
女性「えっ、なに、なに?」
って言ってるみたい(笑) -
テラスから見た湖畔の風景。
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なんて美しい並木道……。ものすごく綺麗です。
ここは?春の並木道(Fruehlingsalle)?という名がついていました。春にはまた違った表情を見せてくれるのでしょうね。 -
あぁ、綺麗〜〜〜。
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並木道から見た風景。
南仏を思わせる糸杉と色づいた木々。 -
この並木道は何往復も歩きたくなるほど、本当に美しいです。
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並木道のはずれから、もう一枚カシャッ。
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倒れそうで倒れない大きな木。
真っ赤です〜! -
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メタセコイヤの並木道。
夢の世界へいざなわれるよう――でも、実際は出口へ続く道なのでした。
帰りたくないよ〜。 -
帰りなくないけど、帰らぬわけにもいかず……しぶしぶ橋を渡ります。
湖では白鳥たちがのんびりくつろいでいました。 -
チケット売り場を出て、バス停へ向かいます。
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バス停にはこんなものが。
これはバスの呼び出しボタンで、これを押すとバスがマイナウ島入り口まで入ってきますが、押さずにいると、このバス停をスキップしていってしまうみたいです。
コンスタンツ方面行きは右のボタンを押せばOK。 -
バス停から見た風景。
マイナウ島の黄葉はとてもとても綺麗でした。ここまで来て本当によかった!
〜ボーデン湖の秋 Ende〜
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この旅行記へのコメント (12)
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- Reisernさん 2008/12/23 22:55:44
- これは見事な紅葉
- 私が行った10月中旬のドイツ旅行では、黄葉は見られましたが、このような紅葉をついぞ見掛けませんでした。それだけに、これは見事な紅葉です。この旅行ではクヌーデルの団子に食傷気味になりましたが、マイナウ島の食事はそのようなことはなく、さすがに上品でした。URLにあるように、ダリアの女王コンテストもあるので、また別の季節に訪問するだけの価値はあるようです。
- ショコラさん からの返信 2008/12/25 08:49:53
- RE: これは見事な紅葉
- Reisernさん、はじめまして。
コメントをありがとうございます! この木の紅葉は本当に見事でした。たしかにこのような色の木はなかなかないですよね。
Reisernさんは10月にマイナウ島へ行かれたのですね。ダリアと黄葉の両方をご覧になれたとはなんて素晴らしい♪ ダリアもとても綺麗だったでしょうね。もしまたた行くことができたら、今度はダリアの季節に行きたいものです。
クヌーデル団子はおいしいとは思いますが、毎回だと飽きてしまいますよね。それにいくつも食べられるものでもありませんし。旅先ではできるだけおいしいものを食べたいと思っていますが、当たることもあればハズレることもあり、なかなか難しいです。でも最近は少し感が働くようになってきたのか、当たりの確率がちょっと増えてきたかも?
ショコラ
- Reisernさん からの返信 2008/12/27 11:24:03
- これは見落としてしまいました
- 何事も後からでは遅いのですが、マイナウ島は蝶でも名の知られた所のようです。ここには蝶(シュメッタリング)ハウス(Schmetterling Haus)があるらしく、多種多様な「蝶を飼っている」ようです。Flicker、Panoramioにはマイナウの蝶の写真が数多く投書されています。日本での蝶は「夜の蝶」などの例えのように、あまり良いイメージで捉えられていませんが、彼等ドイツ人にとって「シトロンの花咲く国」への憧れもあり、蝶の訪問は幸運の訪問とされているようです。スライスしたレモンに止まっている蝶の写真の投書が多いのに驚きます。そう言えば、「パピオン」(フランス語の蝶)の歌でヨーロビジョン・コンテストで入賞した当時は可愛い少女だったニコルがいました。参考まで関連URLを挙げておきます。
Schmetterlingshaus
http://www.flickr.com/search/?q=Mainau%20Schmetterlingshaus&w=all
Nicole : Papillon(Grand Prix Eurovision de la chanson 1982:ドイツ語版CDもあります。)
http://jp.youtube.com/watch?v=Kg8VvAyJEqk&feature=related
- ショコラさん からの返信 2008/12/30 06:04:50
- RE: これは見落としてしまいました
- Reisernさん、こんにちは。
わたしも見逃してしまいました〜。シュメッタリングハウスというのがあったのですね。マイナウ島でもらった地図を先ほど見てみましたら、すぐそばを通っていたというのに気づきませんでした。。。惜しいことをしてしまいました。
ご紹介くださったサイトを見ると、レモンに止まっている蝶がたしかに多いですね。蝶(とくにアゲハ蝶)は柑橘類が好物らしいので、レモンとかオレンジを置いておくと訪問してくれるかもしれませんね。
パピヨンの歌、初めて聞きました。とても楽しい歌ですね。フランス語、英語、ドイツ語など、数ヵ国語で歌っているのですね。CDが欲しくなってしまいました。
教えてくださってありがとうございました♪
ショコラ
- Reisernさん からの返信 2008/12/30 21:24:58
- ご希望のCDを購入したいときは
- ショコラさん今日は
CDショップの宣伝をする意図は全くありませんが、日本ではまず購入できないようなCDもインターネットにより簡単に購入できます。ただし、日本国内で良く知られているAmazon.co.jpはアメリカのAmazon.co.usや英国のAmazon.co.ukなどとよく連携されているので、これらの国で販売されているCDも日本で大体購入できるようですが、Amazon.co.deの場合はそのような連携はありませんので、直接購入する必要があります。その場合にはドイツ語の知識が多少、必要となりますが、注文システムは日本のものと同じなので、馴れればどうということはありません。メールなどの連絡言語は英語でも何ら問題はありません。
ここで希望されている歌に関連するCDは数多くありますが、例えば"Nur das Beste" (http://www.amazon.de/Nur-das-Beste-Nicole/dp/B00004UF3M/ref=pd_sim_m_5)などが良いでしょう。日本と異なり、サンプラーが豊富に開示されていますので、どのような曲かの判断は容易です。
この場合に、Nicoleの大ヒット曲である Ein bisschen Friedenがトップにあり3番目に Papillonがあります。以上、ご参考まで
- ショコラさん からの返信 2009/01/01 21:25:53
- RE: ご希望のCDを購入したいときは
- Reisernさん、あけましておめでとうございます。
ニコルのCDについて詳しく教えてくださってありがとうございました! 調べてみたらたくさん出ているようでしたので、どれがいいのだろうと思っていたところでした。"Nur das Beste" というベスト版があるのですね。先ほど全曲視聴してみました。こうやって全曲試し聴きできるのはとてもありがたいですね。ドイツ語の勉強にもなりそうです。送料を無料にするために、このCDに本か何かを追加してさっそく注文しようと思います。ありがとうございました。
今年もよい一年になりますように。
ショコラ
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- ippuniさん 2008/12/17 20:23:00
- 最終回・・・
- ショコラさん
こんにちは!
ボーデン湖の秋もこれが最終回なのですね。
マイナウ島、息を呑むほど綺麗な景色ですね。
春や初夏もきっと綺麗なのでしょうが、
やはり私も紅葉の時期に行きたいです!
来年の秋には行けるかな^^?
いつも近場は日帰りや慌しい日程が多いのですが、
ここはゆっくりと時の流れを感じながら散策したいです。
素敵な旅行記、ありがとうございました♪
ippuni
- ショコラさん からの返信 2008/12/18 04:03:25
- RE: 最終回・・・
- ippuniさん、こんにちは。
のろのろペースで作成していた旅行記に最後までおつきあいくださってありがとうございました〜。
マイナウ島の秋の風景は本当に綺麗でした。それに空気がとてもおいしいんです。なんだか体の中が浄化されていくみたいに感じました。
パリからでしたら、ヨーロッパのどこへ行くにもアクセスしやすいですよね。来年の黄葉の季節はボーデン湖へぜひ〜。
ショコラ
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- Michyさん 2008/12/16 19:42:10
- 鮮やかな秋の色
- ショコラさん、はじめまして。
ショコラさんの旅行記は何度か拝見させて頂いてますが、今回
素晴らしい秋のマイナウ島の旅行記、とっても楽しませて頂きました。
日本の紅葉とまた違って、黄葉がとっても美しい。
そして愛らしいリス!(写真、上手ですっ♪)
鮮やかな自然の色にうっとりして、しばし心はマイナウに
飛んでしまいました。
実は私もマイナウに行ったことがあるのですが、色とりどりの
花が咲き乱れていた時期だったので、季節が違うと本当に
印象が変わりますね…。
秋や冬のマイナウにも是非行ってみたいと思っていたのです。
今回旅行記を拝見して、ちょっと想い出に浸り、懐かしい気持ちにもなり
そして秋のマイナウを堪能させて頂きました。
また訪問させて下さい。
Michy
- ショコラさん からの返信 2008/12/17 01:13:02
- RE: 鮮やかな秋の色
- Michyさん、はじめまして。
コメントありがとうございます!
マイナウ島の黄葉は綺麗だと聞いていましたが、本当にそうでした〜。しっとりした美しい色合いの風景に心が洗われるようでした。冬支度で大忙しのリスたちもとってもかわいかったです♪
Michyさんの旅行記、拝見しました! 本当に季節が違うと雰囲気がまったく変わるものですね。ダリアの季節に行かれたのですね。本当にダリアが咲き乱れていてすごく綺麗〜。まさに「花の島」! こうやって見ると、マイナウ島はいろいろな表情をもっている島ですね。いつかぜひ花の季節にまた島を訪れたいです〜。
ショコラ
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- 一歩人さん 2008/12/15 03:12:11
- ふ、ふ、横たわる仏陀じゃなくて
- ショコラさんへ
確かに表紙の写真は冬支度のシーンで圧巻!
自称江戸博士?の一歩人です。
でも、私は、これ、これ。
いいですねええ。これからクリスマスで
ご出勤(ああ!情けないプアな発想でごめんなさい)の前の
ひとやすみ。癒されました。
ありがとうございました。
- ショコラさん からの返信 2008/12/15 05:25:14
- RE: ふ、ふ、横たわる仏陀じゃなくて
- 一歩人さん、はじめまして。
書き込みありがとうございます!
島のリスたち、冬支度で本当に忙しそうで、木の実をかじる音があたりに響いていました。
このオブジェ、とてもよくできていました。写真では大きさが表わせていませんが、地面から帽子のてっぺんまで高さが6mくらいある巨大なものでした。こののほほんとした表情にわたしもなごみました〜。花いっぱいでとても綺麗でした。
一歩人さんは江戸にとてもお詳しいのですね(先ほどちょっと旅行記を見させていただきました)。一歩人さんの旅行記で東京再発見ができそうです。またあらためてお邪魔させていただきます。
ショコラ
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