2008/08/27 - 2008/08/27
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ももであさん
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2008/08/22~8/31:6日目(8/27)
昨晩の感動覚めやらず。昼間の明るい顔も見てみたい!
予定していたトゥールーズをパスしてでも再訪したくなった
天空の村コルド・シュル・シエル(Cordes-sur-Ciel)
シブヤ西武A館B1Fに日本では唯一「イヴ・チュリエス」直営店が
ある。
チュリエス氏は今年70歳。1976年に「製菓・惣菜」、「糖菓・冷菓」
の2部門でフランス国家最高職人(MOF: Meilleur Ouvrier de
France)に輝く。前人未踏の大偉業!
そんなチュリエス氏が住むのも、この村コルド
村内に大邸宅、3つのホテル、その他を所有する大地主
どこまでも侮りがたしコルド・シュル・シエル
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- 中国国際航空
PR
-
前夜走った道程を再びコルドへ。
見えてきたコルド・シュル・シエル東面
因みにこのガソリンスタンドの軽油は1.449ユーロ/L
当時のレートで240円/L程。恐ろしや。 -
お菓子の神様チュリエス氏にあやかってか?
東京ミッドタウンの北東側、シリア大使館
すぐ側に“コルド・シュール・シエル”なる
パティスリー&カフェがある。
実は昨日12/15にこの店を見てきた。
中にも入らず本当に見ただけ。
でもそれぐらい気になる -
なだらかな丘陵の尾根沿いに村は形成される。
アルビジョア十字軍にとっては恐らく最大の宿敵
トゥールーズ伯爵が築き上げた城塞都市
空中要塞 -
城塞の入り口で迎え入れてくれる人面像
知り合いに似ている!? -
石壁、石畳の急な小道を上り村の中心部を目指す。
出来るだけ高台に車を停めたが、そこからまだまだ
上らないといけない。
天空の村だけに登りはきつい -
村の小さなアトリエ兼ギャラリー
コルドは小さな村だが、約50人ほどの芸術家が
移り住んでいるという。
小さな芸術村 -
存在自体が絵になるアトリエ
勿論日本にも美しいアトリエは存在するが、
ロケーションが違う。
“ただそこだけ”じゃなく村全体が美しいから
全てが素晴らしく見えるように思う。 -
中世の石壁の民家にはアイビーが良く似合う
窓まで覆い尽くさんばかりの勢い -
Bistrot Tonin'ty
イヴ・チュリエスさんがオーナーの超有名店
サーモンや鴨料理が人気
結婚式にも対応可能だとか。 -
コルド三人衆
何を語り合うか気になる気になる
チュリエス氏がいたり、なんてことはない。 -
14世紀、旧市街の中心部に造られたマーケット
屋根付きの広い空間になっている。
かつてここで市場が開かれた。 -
コルドはいわゆるBastide(城塞新都市)構造
街の造りはマルシェを中心に構成されている。
カルカッソンヌもそう。
屋根は勿論、雨でもマルシェが開けるように。
商業の発達に焦点が当てられていた。 -
マルシェは今ではカフェ兼憩いの場
地元の人や観光客がのんびり過ごす。
ワンコもくったり。 -
マルシェに隣接する中心広場(Place de la Bride)
レストランがあり景色を眺めつつのんびり出来る。 -
トレリス代わりに木製の車輪につる性植物をから
ませた花車
センスがいいなぁ。 -
広場からの眺め
ここは天空だから、当然下界が望める。
朝・昼・夜と違った眺めが楽しめる。 -
天空の生物か?
芸術村にはあちこちに何気にアートが
アーティストが50人も住んでいれば日替わり
ゲイジュツ -
中世の村のこんな木陰の広場でのんびり過ごす
贅沢、贅沢。
只で贅沢。 -
広場からマルシェ、教会が見える。
コルド・シュル・シエルは、マルシェを織物、藍染料、皮革産業などで栄えた。 -
アートギャラリー
昨晩は美しくライトアップされていた。
裕福だった頃の立派な建物を改装したギャラリー -
毎日が中世祭りのような街中
中世フェスティバルには実際に馬に乗った
騎士達も現れ、タイムスリップする。 -
中世から変わらぬ姿を留める情緒あふれる村内
あてもなくのんびりと散策するのが最高 -
どっから見てもフォアグラ専門店
因みに先日は六本木のチャコールバール“トンネル”
でフォアグラ丼を食べたが、なかなか美味しかった。
フランス、スペイン、イタリアのワインを自分で
セラーから選んで持って来れらる。お勧め。 -
高級なフォアグラ
130gの小瓶で3,000円ほどする。
メタボ・リバーかと思うと、買う気も薄れるが。 -
品揃え豊富な土産物屋
ここはイヴ・チュリエス氏のお膝元。
綺麗な砂糖菓子が有名
氏が創った砂糖菓子芸術博物館もある。 -
メインストリートGrand Rue Raimond VII
両脇には土産物屋、ギャラリーが建ち並ぶ -
二重に守られた城塞には、現在5つの門が残されて
いる。
十字軍、百年戦争、宗教戦争からコルドを守った
命の門 -
石壁の中に造られたギャラリー
ミディー運河が出来てからは徐々に商業都市の地位
を下げたコルド
その新たな地位を高めたのがこの村の素晴らしさに
気がついた芸術家達 -
ドイツ ローテンブルグにも負けないユニークな
ショップの看板
可愛らしいぬいぐるみなどのオリジナルショップ -
ミディピレネー独特の長閑な丘陵風景を見下ろす
ことができる。
グーグルアースで見ても緑・緑・緑 -
村の東側Vainqueur門を出て、ジャンヌ広場を
目指し下ることに。
下ることすら大変に感じる急坂
後で上ることを考えると疲れた身体には酷 -
Grand Rue de la Barbacane
列車やバスで到着した人の多くはジャンヌ広場から
この道を通り、旧市街を目指すことになる。 -
この先も急坂
さすがにのんびり観光という気分にはなれない。
それでもコルド・シュル・シエルの隅々を見て
おきたいという気持ちの方が強くなる。 -
Grand Rue de l'Horlogeをかなり下の方まで下る。
ここにはより観光客向けといった感じのショップ
が両脇に並ぶ。 -
ジャンヌ広場近く
ツーリストインフォメーションが近くにある
実はプチトランが走っているから上りだけでも
使った方が良いかも -
さすがにワンコもくったり。疲れたか。
勝負を挑んでくる気配がないから安心 -
時計の門
ここまで上ってくるとコルド・シュル・シエルまで
もう一息という気分になる。
14-16世紀の建物 -
時計の門(porte de l'Horloge)
日本の木造建築物も好きだが、フランスの石造
建造物もとても味わい深い -
子供を肩車して急坂を上るお父さん
見てるだけで大変そう
昔、北アを登っていて同じような光景に出くわした
ことがある。当時は自分も天狗のように身軽だった
から風のように登っていたが。 -
夕べのガス燈に輝く街も良かったが、昼間の青空に
映える中世の建物も実に良い。
また来て良かった。 -
人なつっこく何度もすり寄ってきたもも。
中世の街で暮らす猫は、何故かどこかが違って
見える。ネコ科動物の風格がある。 -
再び城郭内の旧市街へ戻る。
人通りが増える。ヒューマンスケールの中世新都市 -
昨晩遅くに食事をしようとレストランを探して
いる中、店じまいした自分の店ではなく、別の
良い店を紹介してくれたお兄さん。
今日も頑張ってます! -
サン・ミッシェル教会
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの
巡礼者もここを通ることがある。 -
外観以上に豪華な感じがした教会内部
以前はコルド・シュル・シエルが経済的にも
裕福だったということだろうか。 -
各国の首脳も逗留するル・グラン・テキュイエ
オーナーはやっぱりイヴ・チュリエス氏
お菓子の神様 -
四度、Ormeaux門
右:Grand Rue Raimond VII
左:Rue Saint Michel
いよいよお別れの時 -
いつの日か再び訪れて、また違った感性で
コルドを堪能してみたい。
そんな気にさせる一押しの村だった。 -
ワイルドフラワーの道を取りあえず南へ
この後は何処へ、どの道を通って行こうか。
全ての道が初めての知らない道
地図と勘を頼りの気ままな旅
そんな旅が大好き
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この旅行記へのコメント (12)
-
- yunさん 2010/03/20 17:12:50
- 春はこころも芽吹く♪
- ももであさん
こんにちは
私のへたっぴ旅行記に遊びに来ていただき嬉しいです。
私はももであさん旅行記を少しずつ拝見してます。
いっぺんに見たら勿体無いから・・・。
この所の春の陽気に「こころ」が、むくむくして来ました。
今夏もドライブに出かけたく、節約に励みつつ訪問先を練っています。
Google地図と睨めっこの日々です。
前回は勇気無くオートマ車利用だったので
今年はフランスでマニュアル車挑戦が課題予定です。
コルド・シュル・シエルへ行きたいです。時空のポケットですね。
ももであさんの写真みたら、やる気がにょきにょきです(Q。Q)//
では、また。
yun
- ももであさん からの返信 2010/03/20 22:11:24
- RE: 春はこころも芽吹く♪
- yunさん
コルド・シュル・シエルですか。
目の付け所が鋭いと言うか、勘が良いと言うか。
ぼくも2008年南仏旅行の中では、文句なくBest3に入れたい処です。
何とも夢があり、魅力のエッセンス満載の街でした。
「Google地図と睨めっこの日々」 良いですねぇ〜♪
地図を読んでいると、ホントにワクワクしますね。
ぼくも大好きです。地図は飽きないですね。
旅した世界のあちこちの地図を集めるのが趣味です。
マニュアル車に挑戦とのこと。頼もしいですね。
免許取り立てで、初めて道路に出た… 最初の30分はそんな
感覚が蘇るかも知れません。その恐怖の30分を乗り越えると。。
“やる気がにょきにょき” 大絶賛の素晴らしい表現!
今のyunさんの気持ちが、実に良く伝わって来ます。
何だか羨ましくなってきました。
ももであ
-
- おでぶねこさん 2009/08/23 12:51:50
- コルド・シュル・シエル
- ももであさん、こんにちは。
オニャンコは夏バテ大丈夫でしょうか?
コルド・シュル・シエル・・・素敵な村ですね。
中世の町並・美しい風景・活気ある商店
待ち行く人を眺めながら息をつく優しい木陰。。。
村歩きを楽しませていただきました。
フランスの小さな村の良さを
ぎゅっと詰め込んだような村ですね。
実は3年程前の夏、ミディーピレネーを旅したときに
この村へ立ち寄ろうかどうか悩んだのです。が、
公共機関利用ではアルビから週1,2本のバスしかなく
日程が合わずパスしてしまいました。
逃した魚は大きかった・・・。
いつか緑溢れる夏の日にこの村へ行ってみたいと思います。
素敵な旅行記ありがとうございました。
おでぶねこ
- ももであさん からの返信 2009/08/23 20:04:31
- RE: コルド・シュル・シエル
- おでぶねこさん、こんばんは。
神出鬼没なおでぶねこさん。ちょっとブログをサボってた間に
また随分と素敵な旅をされてますね。今は、トスカーナですか。
コルド・シュル・シエルは素晴らしい街でした。個人的には
昨年のフランス旅行の中でもベスト3に入れたいところです。
各国首脳も訪れるほど、ロケーション、宿泊施設、レストラン、
歴史のいずれもが抜群です。
何と言っても街の名が惹きつけますよね。
アルビから週1,2本のバスしかないんですか。なかなか厳しい
ですね。でもそれでも行くだけの価値はあると思います
夜昼両方楽しんで下さい。
コルドは、バス停からの登りがかなり強烈です。荷物があると
大変です。プチトランがあるようですが。
でもポジターノ手前から歩き、海岸線まで上下したおでぶねこ
さんなら平気ですね。
いつも人知れず凄い旅をしているおでぶねこさんから、今後も
目が離せません。
ももであ
-
- sweetbasilさん 2009/06/02 09:58:21
- おはようございます
- いつもお越しいただきありがとうございます。
とても素敵な街ですね。
何気ない街の雰囲気が伝わってきます。
とても見ごたえのあるお日記でした。
それと、ももであさんはとても良い環境にお住まいなんですね!
今の季節、棚田が素敵でしょうね♪
- ももであさん からの返信 2009/06/02 23:54:21
- RE: おはようございます
- sweetbasilさん
コルド・シュル・シエルは文句なく素晴らしかったです。
今回の訪問先の中でも、自分的にはBEST3に入れたいですね。
ヨーロッパの田舎は、フランスの限らず “宝の山”で大好きです。
住んでいるのは、ごく平凡な大きな住宅街なのですが、
自分だけの秘密のジョギングコースには、ヨーロッパの田舎
にも匹敵する良さがあります。幸せですね♪
ももであ
-
- smilepopoさん 2009/03/01 00:27:34
- 愛しの愛しの
- フランスよ!その魅惑的な町並みは、だれもが心穏やかになり、素敵な発見のたびにそこを離れられない愛しい気持ちにさせられる。。こういうコンプレックスさが良いと思います。狂ったような都市開発の繰り返しで、日本はどんどん単一化、単純化し、どこも同じ町並みになってしまった。悲しいです。写真のような場所に訪れ、だれもが古き良きを大切にする心、大切にする行為を呼び覚ましてほしい。
- ももであさん からの返信 2009/03/01 20:15:50
- RE: 愛しの愛しの
- Smilepopoさん
最近週末には棚田が広がるとても長閑な田園の中を、のんびりジョギング
してます。走る度に新しい発見のあるお気に入りのコースです。
途中に殆ど人が来ることもない小さな資料館があって、昨日初めて寄って
みました。そこには昭和初期の農家の生活風景があります。原寸大の人形
が囲炉裏を囲んでいます。家の中で牛も飼われてます。
資料館の人といろいろ話しをしました。その町のこと、農家のこと、お酒の
話し。ひとしきり話した後、ジョギングに戻ろうとしたら、わざわざ呼び
止めて新品のタオルを戴きました。
棚田の広がる香の里。古き良きものが人の心にも残っていると感じ、嬉しく
なりました。
ももであ
- smilepopoさん からの返信 2009/03/01 21:22:40
- RE: 愛しの愛しの
- ももであさん
ジョギングですか?さわやかですね!
昨日は、心温まる素敵な出会いがあって、うれしかったですね。
文面から、ももであさんのお人柄も伺えました。
このようなお話を伺うと心の奥がぽっと暖かくなり、なんだかホッとします。
私の場合、旅の目的は、ももであさんが昨日であったような素敵な出逢いを世界中の人々と分かち合うことです。
言葉は通じなくとも、何か心の奥に共通した暖かなものを感じたとき、涙が出そうなくらいうれしくなり、元気をもらいます。
ももであさんの旅にも常にそのような出逢いや偶然がそばにあるのでしょうね。
それにしても、旅のセレクト素敵です。
どこか品があり、心惹かれる町や村ばかりです。
私も必ず訪れて、ももであさんに改めてご報告したいです。
smilepopo
- ももであさん からの返信 2009/03/01 22:29:09
- RE: RE: 愛しの愛しの
- smilepopoさん
smilepopoさんは人との出会いをとても大切にする方なんですね。
そうですね。旅をしてると国内外に関わらず、地元の人との出会いは
何ものにも代え難い大切な思い出になりますね。
旅の醍醐味だと思います。
ジョギングコースには、ロバ、羊、ヤギがいます。人知れずひっそり
飼われてる場所を発見しました。
実在しないはずの光源氏を祭った神社も発見しました!
今日は棚田でトラクターや耕耘機の展示即売会をやっており、大勢の
農家の人が集まってました。みんなおじいちゃんばかり。でもみんな
元気、元気!
まだまだ新しい発見が必ずあるハズなので、また報告しますね。
ももであ
-
- Noririnさん 2008/12/23 21:50:24
- 今度はドライブしてみたいです
- ももであさん こんばんは。
パリと一言では言い尽くせないほどの内容が詰まっていますね。
私はパリが初めてという事もあり、主な観光地ばかり訪ねていました。
今度行ったらじっくり見てみたいロワールの古城。
全部パスって・・・(*_*)
素晴らしい景色、ステキな教会、活気あるマルシェ
私が知らないフランスがぎっちり詰まっているので
凄く楽しませていただきました!
Noririn
- ももであさん からの返信 2008/12/24 22:23:26
- RE: 今度はドライブしてみたいです
- Noririnさん
てんこ盛りに投票して戴いたのはNoririnさんですよね。
どうもありがとうございます。
2度目のフランス旅行です。今回パリは完全に素通りし、田舎巡りばかり
してました。大都会に車は効率が悪いですからね。逆に田舎ののんびり
ドライブは快適です。古城巡りも良いですね。いつか行ってみて下さい。
ところでNoririnさんのNY20回は凄いですね!
僕は15年前に1回ぽっきりで、もう記憶の彼方です。
何て人間が活き活きした街だ!という印象が残ってますが、最近はどう
なんでしょうね?
またゆっくり拝見させてもらいます。
今後とも宜しくお願いします。
ももであ
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