2008/11/08 - 2008/11/16
679位(同エリア1176件中)
麗香さん
取り敢えず、旅行記という名のノンフィクションストーリーです。
ぜひ、「ペルーは地球の裏だった 壱」からお読み下さる事を強く推奨致します(笑)
http://4travel.jp/traveler/rei-ka/album/10289046/ ←これ
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 航空会社
- デルタ航空
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-
いよいよマチュピチュに近づいてきました。
インカトレッキングで、歩いてマチュピチュへ向かうツアーのスタート地点がここになります。
神のインカ ですって!!!(違
こういう看板を、列車の中から写せる神業。
自分で自分を褒めてみる。
余談ですが、これは十年前にエジプト旅行をした時、同じツアーの方に教えて戴いたのですが、窓越しに写真を撮る時は、ガラス窓にカメラをベッタリ密着させて撮ると、余計なものが写り込まなくて綺麗に撮れます。 -
インカトレッキングスタートの橋です。
走る列車の中からこの写しっぷりは、我ながら神業だと思いました(笑)
向かう列車の中でも、翌日のマチュピチュ観光に向けて兎に角ワクワクです。
車窓から外を眺めたり、同僚とお喋りしたり、かなり楽しみました。
……若干声がおかしくなっていたのが気になりましたが、風邪の時も良く声が変になるし、それと同じで咳で喉を痛めたせいだろうと、軽く考えていました。 -
何ですかコレは?!?!?!??!
ホテルに到着し、部屋の中に入って真っ先に思ったのがこれ。
バスタオルだったんですけどね、正直こんな風にバスタオルが置いてあるホテル、初めて遭遇しました(笑)
結構手間隙かかってますよねこれ無駄に。
因みに、こんなに手の込んだことをするホテルの割りに、朝食事以外コカ茶の無料サービスはありませんでした。 -
泊まったのは、インティプンク というアグアスカリエンテス(マチュピチュの麓の村)のホテルです。
本当は、遺跡に隣接されたサンクチュアリロッヂに泊まりたかったんですが……一泊6万円ほどするという話だったので、涙を飲んで見送りました。
まあ、そのうちファーストクラスで海外旅行できるような身分になったら、泊まってやります(何
あ、そうそう。
この度の終盤で、同僚と「そのうちファーストクラスで海外旅行出来るようになりたいね」と語り合ったのです(笑)
それ位、今回は体力的に懲りました(笑)
で、このホテル。
アグアスカリエンテスの駅に隣接してます。
同じ隣接しているでも、遺跡と駅じゃ大違いです。
便利かもしれませんがやたらとうるさい。
優雅に旅行を楽しみたい人には向かないと思います(笑)
始発から最終電車まで、汽笛とか色々鳴ってました。
でも、それよりも煩かったのは修学旅行生どもの騒ぎ声でした。
後にこの修学旅行生どもは、私の怒りを買う事になります(笑) -
しっかし、余りにも部屋に外部の騒音が筒抜けなので、どこか隙間があるんじゃないかと、夜中に同僚と探しました。
……!!!!!!!
ドアの上に大きな隙間がっっっ!!!!!!(汗)
この隙間、判り難いかも知れませんが、頑張れば私がドアを開けずに部屋を脱走できる大きさでした。
まあ、朝になって冷静に見たら薄い硝子が一応はまっていましたけども。
こんなんじゃー、音も響くわー。
そして、私の声も微妙にハスキーに変化しました。 -
翌日。
いよいよマチュピチュに行く日になりました。
同僚も私も、まるで遠足の日の朝の子どものように早朝に目を覚ましました(笑)
実は、前日ガイドにワイナピチュに登るかどうかを聞かれました。
が、ウルバンバでの高山病と酷い咳で、私は体調に自信がありませんでした。
登山は、足腰には自信があったので、体調万全だったなら登ったんですけどね。。。
で、マチュピチュの朝日だけ見たい、とガイドに言ったのですが
「マチュピチュでは、始発のバスで遺跡に行っても朝日はとっくに昇っちゃってますよ。」
との事……ガビーン!
数日前も、ワイナピチュに登る旅行客と朝遺跡に行ったら、既に明るくなっていたとの事。
そんな訳で、ワイナピチュに登らない我々の集合時間は朝8時だったのですが……。
私「目が覚めちゃったね」
同僚「お散歩しませんか?」
という感じで、早朝アグアスカリエンテス散策に繰り出す事に。
相変わらず私の声は、始終咳き込んでいるためかハスキーなまま。
ここにも野良犬がわんさか居ました。
その中でも、この犬はチャーミング過ぎてかなり和みました。
もしかしたら、この店の店番犬かもしれませんね。 -
旧アグアスカリエンテスの駅です。
昔はこっちが駅として使われていたらしいのですが、今ではこんな感じ(笑)
まるで真ん中に線路があるアーケードみたいです。
ここに、観光客向けのレストランなどが沢山ありました。
現在のアグアスカリエンテスの駅の脇は、マーケットになっていて、お土産物屋が大量にあります。 -
そして、8時にガイドと合流し、いよいよマチュピチュへ!
麓からはバスに乗り込みます。
ここで、大量の修学旅行生と遭遇(笑)
この子らは、リマのインターナショナルスクールの子ども達だそうで、色んな国の子が居て色んな言葉を話してました。
この子らはマナーが良かったのですが、修学旅行生は実は、この子らだけではなかったのです!!!
バスはゆっくり遺跡に向けて上って行くそうなのですが、どうも、上っている感じが全然しませんでした。
随分なだらかな坂だったのでしょうか。
それとも気が逸っていたからもどかしかったのかな?(笑) -
うおおおおお、ついにマチュピチュに着きました!!!!!!
遺跡の入り口で現地ガイドのお姉さんと合流し、またもガイド2人体制!!!
……と言っても、説明は全部日本人のお姉さんがしてくれるので、現地人ガイドさんは補佐役のようでした)
そう言えば、日本人ガイドの女性がついてくれたお陰で、私も同僚もかなり安心して色々頼る事が出来ました。
というか、私は結構このガイドさんに質問しまくったりして、始終喋りっぱなしだったような気がします。
その時はそんな自覚なかったんですけども。 -
マーーーーチュピーーーーチュ!!!!!!!!
ど〜〜〜ん!
ガイドブックとかで見慣れた景色である事が不思議な位。
何故か、「ただいま〜、私は帰ってきた〜」という気分になったりしたり(笑)
背後に聳えるのはワイナピチュです。 -
タケノコ発見!
地球の裏側ですが、以外に和的なものを見つけて嬉しくなる事も。
竹って世界中にあるんですねえ。 -
ワイナピチュの頂上付近にも、何かあります。
ガイドさんに聞いた所、見張り所とかそんな感じでやはり遺跡があるそうです。
因みに、マチュピチュでも高山病とは無縁でした。
標高が低いのっていいですね(笑)
マチュピチュはジャングル地帯だそうで、遺跡には小さな蚊(ブヨ)が大量に飛んでました。
(街中には居ませんでした)
蚊対策も頑張りました。
同僚は虫パッチを。
私は虫除けスプレーを大量投射しさらに虫除けリングを腕に装着。
お陰さまで2人とも、一箇所も刺されずに済みました。
因みに湿度も高く、洗濯物を干しても乾きませんのでご注意。
咳は継続しています。 -
記念撮影をする外国人達。
行きのビスタドーム(列車)で一緒になったヨーロッパの観光客です。
記念撮影も万国共通なのですね。
因みに外国人は、物凄い露出の高い服装の方が多かったのです。
虫除け必要だという情報が足りないのか、蚊の恐怖を知らないのか……。
そう言えば、湿度が低いヨーロッパって、蚊とか居なさそうですよね。 -
……何か?
白いリャマが首だけ出してこっちを監視中。
マチュピチュの環境保全の一環で、雑草を食べてもらうためにリャマが連れてこられ、一役かっているそうです。
全部のリャマには、耳に固体識別のタグが付けられていました。
人間の都合で勝手に耳に穴をあけられて、リャマもさぞかし迷惑でしょうねえ……。 -
私の妄想を裏付けるべく、黄昏るリャマ。
「俺だって、昔は耳に穴なんか開いていなかったぜ……」 -
どう見ても、階段と椅子があるように見えますが。
これは、マチュピチュで祭祀を行った際に生贄を乗せた台だと言われています。
その生贄は、人間だったとも言われているそうですが……。
この旅行ではあちこちで、何度も生贄を捧げた台、を見る機会がありました。
そのうち、半分以上の場所では私は、写真を撮る事が出来ませんでした。
その場にいること自体も厳しかったです。
でも、マチュピチュでそういう気分になる場所はありませんでした。
とても穏やかな空気が遺跡の全てに流れていました。
ですので、この台が生贄の台であったとしても、捧げられたのは羊やリャマなどの動物だったと妄想できます。
根拠は無いですが、そんな気がしました。 -
凄い生命力です。
この赤い花は、マチュピチュの至る所で咲いていました。
とても鮮やかで美しい赤。
本当に綺麗な赤い花でした。 -
窓から眺めた風景。
ここは、王族貴族の居住区と言われている建物の窓から眺めた景色です。
ブヨさえ飛んでいなければ、本当に素晴らしい景色に恵まれた楽園だと思います。
ただ、ひとつだけ声を大にして言いたいのですが。
ペルーは、決して空気は美味しくなかったのです。
この、送迎バスしか上ってこないマチュピチュでさえ!
汚れているかどうかではなく、何と言うか、日本の高原地帯で感じる樹木から排出された新鮮で美しい酸素……というものが、ペルーには感じられなかったです。
マチュピチュの空気よりも、成田空港に降り立った時の排ガスにまみれた空気の方がよほど美味しいと感じたのは確かです。
日本は本当に、奇跡的な立地条件に恵まれた自然の全てが美しい国だと本気で思います。
こんな恵まれた自然環境の国に住めるだけで、本当に贅沢だと、思いました。
因みに……
王族の居住区から窓の外を眺めている時、一つの映像が脳裏に再現されました。
デジャヴュを信じる方だけ、読んでください。
私は女性でした。
恐らく高貴な身分で、良い身なりをしています。
振り返るとそこに、優しい表情の中年男性が立っていました。その女性の父親です。
もしかしたら、皇帝だったのかもしれません。
もしかしたら、私は前世で皇帝の娘だった事があるのかもしれません。 -
右端に見えるのは、インカ帝国時代からある花壇だそうです。
石で囲まれた中に、木や花が植えられてました。
たいして整備されていないのでミニジャングルみたいでしたが、きっとかの時代には、整備されていたのでしょうねえ。 -
花壇に植えられていたコカの木です。
マチュピチュの高度では、これだけ成長するのがやっとで、これ以上は丈が伸びないのだそうです。
そうそう。
ペルーに行って思ったのですが、リマに到着した国際線の設備(飛行場内地下鉄のつり革や公衆電話)は、どれもこれも、日本人の私たちには位置が高すぎました。
並ぶとまるで子どもが大人用のものを使おうとしているみたい。
つり革は届かないし、公衆電話も背伸びしてもボタンが見えません。
ホテルの洗面台の鏡も、位置が高すぎて顎が映りません。
ペルー人が背が高いから?
とんでもない。
ペルー人は、日本人よりも背が低いです。
私は身長153cm
日本人の中でも非常に小柄な方です。
この私が、ペルー人は小さいなあと思ったのですから。
何故なのか、ガイドに質問しました。
「ペルーでは観光客用にサイズを合わせてあるんですよ」
観光客=欧米人
日本では、トイレこそ公共の場では洋式だったりはしますけど、日本人に使いにくいサイズのものを、わざわざ外国人用に置くような事はしません。
これが、異民族に侵略された歴史を持つ国か、そうではない国か、の差として如実に現れているような気がしました。
私の、この部分に対する興味はこれで終わりません。 -
皇帝が祭事を行った神殿(部屋)だそうです。
実は、不思議な事がありました。
この祭事が行われた広間の右側には、三つの窓の神殿があります。夏至冬至には太陽が真っ直ぐに差し込むというものです。
正面には皇帝が祭事を執り行った主神殿があったのですが、その向かいには、神官の館と言われる神官の部屋があったんです。
主神殿と三つの窓の神殿は両方とも緻密な石組みで、丁寧に作られていました。
そして、観光客もわさわさと中に入っては写真を撮っていました。
けれど、神官の部屋には、誰も入らないんです。
気になってずっと見ていたのですが、まるで結界でもあるかのように、神官の部屋の出入り口までは人が立つのですが、その中には全く一人も人が入って行かないのです。
その異様な光景に不思議に思い、思い切って神官の部屋に突入しました。
確かに、余り気分の良い雰囲気ではなくすぐに私も外に出ました。
ガイドに尋ねると、2つの神殿に比べて地味だからじゃないかしら、との答え。
確かに石組みは明らかに見劣りしますが、それは王族以外の他の居住区全てに言えることです。
しかも、祭事を扱っていた神官だったら、それなりに地位が高くても良さそうな気もするのですが……
インカ帝国時代の神官の扱われ方がとても気になりました。
もしかして、水場を作った職人が殺されていたように、祭事を扱った神官も一度の祭事毎に……
なんて、妄想をしてしまいました。。。
生贄のあった時代ですからねえ。 -
三つの窓の神殿です。
その手前にある階段状のものは、アンデスクロスという、アンデスの十字架だそうです。
スペイン人の侵略によって、キリスト教に改宗させられたインカの人々ですが、その前からクロス(十字架)を聖なる形としていたのが、興味深いです。
もしかしたら……
自然崇拝というのは世界各地で自然発生的に生まれた、人間にとって素直な信仰形態だと思うのです。
一神教の興りと共に、このインカ帝国のように世界各地の自然崇拝が滅ぼされてしまう訳ですけども
実は一神教という概念こそが、本来の信仰形態を曲げるような歪な形で生まれたものなのではないだろうかと。
自然崇拝を当たり前とする日本人の私から見たら、それは感覚的に当然過ぎる話なんですが、一神教イコール人々を洗脳支配するためのツールとして生まれたとしか思えない訳なのです。
そこには、素直に神を畏怖し崇敬し感謝する気持ちとは、全く別次元の人間の欲から生まれたものしかないような気がして仕方がありません。
あくまで私の旅行記上の感想であって宗教論争の場ではないので、一神教信者からの誹謗中傷は受け付けません(笑) -
マチュピチュから見える山を象った石。だそうです。
なんだか可愛いですね。
山も自然の神として信仰の対象だったかもしれません。
祭事の一環として、この石に捧げ物をして山を祭っていたのかもですね。妄想ですけど。 -
日時計として使われたものだそうです。
さて……この写真の時刻は何時ごろでしょう? -
正解は、
もうすぐお昼ご飯の時間!
でした〜(笑)
殆ど影がありませんでしたね。 -
こんな所でまた和の植物に出会いました(笑)
ほおずきです。
世界中にほおずきってあるんでしょうか。
それとも、日本の夏とマチュピチュの気候が似ているのでしょうか。 -
ここは、丁度マチュピチュ観光の折り返し地点。
ワイナピチュ入り口の傍にある休憩所です。
......スナフキン帽の外国人がいたので激写してみました!(笑) -
「俺にゃあ、識別タグなんかついていないぜ。トカゲ稼業は気楽なもんよ。。。」
リャマを遠くに眺めながら、トカゲ君。
マチュピチュの気候は、トカゲにはたいそう棲み易そうでした。 -
自然岩を上手く使った壁と石段。
自然を上手く活かしながらの建造技術はやっぱり凄い。
もしもここが、帝都とは別に据えた宗教施設なのだとしたら、日本で言う伊勢神宮に相当するのでしょうね。
そりゃあ気合も入るってもんですね(笑)
ただ、マチュピチュがどういった位置づけだったのかは、まだ判明していないそうです。
皇帝の避暑地・ハーレム説なんかもあるみたいですね。 -
赤い花、アップです。
緻密に組まれた岩の隙間からも咲いています。
マチュピチュ編はやっぱり長くなりましたので、その参に続きます。
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