モンテプルチャーノへ

2008/09/18 - 2008/09/19

シエナから１泊２日で
ワインの町モンテプルチャーノへ行ってきました。

バスで１時間半の旅

エリア イタリア

シエナからのバスは平日３便、夏季は９便

９月中旬は夏季かなぁ〜などと
淡い期待を抱いていたのですが、
案の定夏季ではないとのこと。


時間を持て余してしまったので
カフェで人間観察





タバコを持ちつつ、携帯をチェックする
おばあちゃん

手つきが慣れている・・・

つくづくイタリアの警官の立ち姿に弱いらしい私

制服が本当におしゃれだわ
アルファロメオのパトカーもステキだ・・・

ただいま道案内中

（時間の許す限り見てたけど、どちらかというと
地元の人たちとの立ち話の合間に時々仕事・・・
といった配分のようだった）

ちなみにモンテプルチャーノ行きのバスは
シエナ駅の前から発車


（シエナのバス発着所は行き先によって
異なるので注意！）

こちらがシエナの駅前のバス発着所
（駅を出て左側）

スクールバスも発着するらしく、
バスが近付くとどこからともなく
子供たちがわらわらとバスを取り囲む


よかった、行き先が違って（笑）

長く伸びた糸杉が、
なんともトスカーナの景色になじんでいる。

バス停の前の坂道を少し登っていくとすぐに
スーパーの駐車場が見えるので、
（２階部分がスーパー）
それに沿って左側に曲がって
少し進むと町の入り口の門に辿り着く

町は細長く入り組んでいるけれど、
迷うほどの広さではないので
気が楽

メインストリートには
小さなお店が軒を連ねていた

思わず吸い寄せられてしまった文房具屋さん


ボールペンを１本購入

重厚な外観からは想像できないほど
お手ごろな値段だったのに、
とてもきれいにラッピングしてくれた

いつもの昼下がり

お父さんは外で待機中

革製品のお店がいっぱい

履きやすい靴が欲しいなぁ〜

ディスプレイが本当におしゃれで
イタリア人の美意識ってすごいなぁって
いつも思ってしまう

井戸端会議中？

子供の姿は既に見えなかったけれど・・・

旅の途中でワインを買うわけにも行かず
近寄ってはいないけれど、
ワインで有名な町なだけあって
町中にはワインの試飲もできる
エノテカがたくさんあった


いいなぁ〜
心行くまで飲み比べたいなぁ〜〜

ワインに後ろ髪ひかれつつ
広場のカフェで休憩
友人に手紙を書こうっと。

（ハガキはシエナなのだけれど）

子供が止めるのを振り切って
カフェの２階の窓から勇ましく飛び出してきた
ネコさん

思ったより地上が遠くて
怖気づいている模様・・・


周囲の皆が心配して集まってくる辺りが何とも平和だ



頑張れ！

散歩しているうちに
日が沈み始めて・・・

辺りが静かに闇に包まれていく・・・

明日は晴れるかな？

さぁ、夕飯は何を食べよう


（このレストランには行っていませんが・・・）

夕飯を食べ終わって
ホテルに戻ると・・・

ホテルの窓がなんだか幻想的で
ちょっと見入ってしまった







昼間はツタ以外見えない
さみしい部屋なのだけれど・・・（笑）

さて翌日

雨の音で目が覚める・・・

・・・・


傘なんて持ってきてないし、
少し待てば止むかも・・・と楽観的に考えてみたものの
止む気配はまるでなく、
あきらめて傘を持たずにホテルを出る

あぁ、なんてついてない


雨足が少し強くなったので
町の入り口に程近い大きな木の下で
少し雨宿りしていたら、少し先に止まっている
トラックの運転手達が手招きしているのに気付く

「？」周囲を見渡しても皆知らん振り

「私？？」


どうやら私らしい

何事かと思って雨の下わざわざ出向いたら、

「どうして傘を差さないんだ？」



・・・・ひょっとしてそれだけのために
わざわざ私を呼んだわけ？

持ってたら差してるって！


まったく〜（苦笑）

しかし周囲を見渡してみると
皆、傘を差している様子

住人はともかく
旅行者と思しき人たちまで皆傘を差してる

皆用意がいいなぁ・・・



最近パリにいると、パリの人たちは
雨が降っていても傘を差している人の方が
少数派なので、私もそれに習って
傘を差すことが大分減ってしまった
（というより唯一持っている傘がこわれてしまった
というのが本当の理由なのだけれど・・・）

国民的にイタリアも似たようなものだと
勝手に思い込んでいたのだけれど
どうやら傘を差さない私は相当目立っているようだ


・・・やだなぁ・・・

と思いながら雨宿りできるカフェを目指していると
目の前に傘を差していない団体が！


ほらほら〜、いるじゃん、仲間が〜

ちょっと嬉しくなって近付いたら
彼らの会話はフランス語・・・


・・・・・


フランス人って・・・



とりあえずカフェに入って雨宿り

健気なわんこ発見

雨が少し小降りになったので
カフェを出る



この町で見る限り
イタリア人の傘の保有率の高さ、
そして傘のオシャレ具合に驚く

多くのイタリア人（特に年配紳士）が
あつらえの良さそうな美しい傘を差していた



旅先でいつも思うけれど、
イタリアの方が
年配男性に関してはフランス人よりも
断然おしゃれな人が多いと思う


女性に関しては、フランス人の方が
（というかパリジェンヌが）
全然おしゃれなんですが・・・

まぁ、これは好みもあるし
ミラノに行ったらまた違う結果になるでしょう

あ、さっきのわんこだ！

ようやく雨が小降りになってくれたと思ったら
今度は霧が町を覆い出す

町中が静まり返って

まるで時が止まったかのよう

水気を含んだ地面の美しさに目が留まった

昨日一休みしたカフェが
今日は寂しそうに佇んでいた

雨の降る中の外出は好きじゃないけれど
霧の町というのは
なかなか趣があるのかもしれない


霧の中さまようのも悪くはない
（Ｓ・キングの小説を思い出したりもしたけれど・・・）

雨も霧もひと段落したあと
またバスに乗ってシエナに向かう






次に来る時は晴れていますように、
ワインがたくさん飲めますように！！

この旅行記へのコメント （2）

• バートンさん 2009/03/27 23:50:09

  トスカーナ

  Lahiriさん、こんにちは。
  
  シエナからフィレンツェへ、
  サンジミニャーノへとのんびりバスで行った時、
  車窓から見たどこまでも続くぶどう畑が忘れられません。
  きらきら光ってなだらかな丘をグリーンに染めて。
  なんて長閑な風景なんだろうって、長い道のりもあっというまでした。
  そして丘の上には小さな、宝石のような町や村があって
  どんなに素敵な顔をしているんだろうって想像しながら見てました。
  
  トスカーナ地方ってほんとうに綺麗ですよね。
  雨も霧も多いけど、それはそれで素敵。
  歩くのが大変でしたね。
  でも、幻想的なモンテプルチアーノを楽しませてもらいました。
  
  ばーとん

  Lahiriさん からの返信 2009/04/03 02:31:16

  RE: トスカーナ

  バートンさん、こんにちは♪
  
  
  トスカーナ地方をバスでのんびり巡るって
  楽しいですよね　＾＾
  なだらかな傾斜がいつまでも続いていて
  葡萄畑の目に優しい緑と、
  穏やかな剥き出しの肥沃そうな土壌、、
  天に伸びる糸杉になんだか無性にワクワクして・・・
  
  夏に巡れば向日葵も見れるのかな？？
  
  
  途中ガイドブックに載っていないような
  小さな村々に思いを馳せるのも楽しいですよね
  
  
  霧も雨も旅行中は困るんですが、
  写真を見返すと、もう数日雨があってもよかったかな、なんて（笑）
  濡れた石畳って美しいですよね
  
  
  
  Lahiri