?エジプト/砂埃が舞うカイロ～アスワン、アブジンベルまで

2008/10/27 - 2008/11/08

前々から行きたかったエジプト！！

母も前から行きたいと言っていたので?人でツアー旅行にしようかと思ってたら、今回は母は行かないとのこと。

だったらチケットだけ取って一人旅にしちゃお～ってことで行ってきました♪

行きの飛行機の中で地球の歩き方片手に立てた予定。
ほどんど計画通りだったじゃないかな。


1日目　移動のみ
2日目　カイロ　
3日目　カイロ　　
深夜カイロ発(電車)
4日目　アスワン　
5日目　アブシンベル、アスワン観光
早朝移動(電車)
6日目　夕方　ルクソール東観光
7日目　ルクソール西観光　
夜移動(バス)
8日目～10日目　ハルガダ　REDSEAダイビング！！！　
深夜ハルガダ発(バス)
11日目　カイロ　
12日目　カイロ


12日間じゃぜんぜん足りない～！！！
またすぐに行きたくなるくらい大満喫な旅でした♪

まずはカイロからアスワン、アブジンベルまで。

エリア カイロ(エジプト)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: エジプト航空

【10月28日】
思い出したくない初日。。。（初日だけ長くなってすみません。）

まずは9時頃起床。
明日の夜にはカイロを発ちたいので、ラメセス駅までチケットを買いに地下鉄で向かった。(1LE=18円)

駅が分りづらくちょっと道に迷ったものの、
いろいろ聞きまくって
カイロ〜アスワン
アスワン〜ルクソール
のチケットをGET！
2等のエアコン付きイス席で　85LE=1530円。安い！

なんだぁ。案外簡単にいくもんだなぁっと思ってちょっと余裕が出てくる。
シャーイで休憩したあと、午後はギザのピラミッドを見に行くことに。


ギザ駅まで地下鉄で、そこからはタクシーで行こうと決め、ギザ駅でタクシーをとめる。
乗り込んでから値段交渉をしていると、窓越しにあるエジプト人が声をかけてきた。

『タクシー代は20LEみたいだけど、バスで行ったら1.25LEだよ。一緒に行かないかい？』と。

ぜったい怪しいと思って無視、いったん出たタクシーに再度乗り込む。

そして最後にダメ押しの一言。
『君にまかせるよ。わざわざ高いほうを選ぶ理由がわからないけど。。』


『。。。。』



タクシーを降りてしまった。

その男はアレキサンドリアで英語の先生をしており、カイロのお姉さんのところに1週間滞在して今日はピラミッドの観光に来たのだという。

ぜったいに怪しいという気持ちもありつつ、彼のすばらしい人生論を聞かされているうちに本当にいい人なのかもという気もして来た。
(今思うと完全に怪しいけどね。)

エジプト流の観光にしよう！と言われ、いつのまにか一緒に観光することになってるし。。。

『ギザのピラミッドはつまらないから、サッカーラまで行こう！』
と言われ、
時間ないから3時間だけなら付き合うよということで合意し一緒に行くことに。

ラクダに乗り込み(35LE/1時間)←今思えば高いよね
一番見たかったギザのピラミッドを背に、ぐんぐん南へ。


クフ王〜また明日来るからね〜。

サッカーラはギザから11?。

「ほんとにラクダなんかでいけるのかなぁ」
という不安は見事に適中し、約束の3時間がたっても何も見えてこない。砂漠砂漠砂漠。


『もう時間ないから帰ろう！』
『もうすぐ着くよ！帰りはラクダが走るから1時間で着くから大丈夫。』
『そっか。そういうものか。』

『なんで初めて来たのに道分るの？』
『俺はエジプシャンだからだいたい分るんだよ。』
『そっか。そういうものか。』


かろうじて信用してた彼を信じられなくなったのはそれからまもなく。

途中休憩所でお話してるとき、不意に私が発した日本語にちゃんと彼が英語で返してきた。

『こいつ日本語分かるんだ！怪しい！やばい！早く帰らなきゃ！』

でも今逃げても追っかけられるだろうし、変に行動してどっかに監禁されでもしたら。。。。
今はだまされてちゃんとカイロまで届けてもらった方がよいのでは。

そうこうしているうちに4時間たち、お尻の痛みも最高潮になってきたころ、
なんだか崩れかけのピラミッドが見えてきた。

『ここの入場料は250LE(4500円)だからあとで払わなくてはいけないよ。一緒に払おうね。』と。


高い！高すぎる！やっぱり悪いひとだったんだ！！！
そんな訳無いからぜったい払わない！と言うと

『ここは特別な場所だから高いんだ！何度も言ってるだろ。(めっちゃ怒った感じで)もう入ってしまったから払うしかないよ。俺だって払うんだからお前も払え。』
と、人が変わったようにファッキンファッキン連発してる。超こわ〜＞＜


もういい。。。早く帰りたい。。。


結局2人で(グルかと思われる男に)お支払い。
ついでになぜかここでラクダ代もお支払い。
その後、休憩と称して部屋に入ってったからキャッシュバックされてるんだろうなぁ。


街灯も何もない砂漠。
もうすぐ太陽もしずむ。。。
こわいよぅ。
近づいてくる何台ものバギーカーに連れ去れるんじゃないかとヒヤヒヤしなから、『ラクダくん。出来るだけ急いでくれ。』と祈る。


怖さを後押しするように、ハシーシ(大麻)の話が始まる。

クスリ漬けはイヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！


途中、砂漠からいったん道路にでる道があって、反射的に逃げることを決めた。
タクシーが後ろから来ていることを確認して後ろからラクダを飛び降りた。タクシーを止め乗り込む。
男も数秒後に気付きラクダを降りるが、

『早く早く！車出して!！』

運ちゃんも何かを察したのかすぐに発進してくれ、無事逃げ切った〜。


あ〜。疲れた。も〜ヤダ。

宿で日本人とお話すると、別パターンでギザ駅で声かけられボッタくられたとのこと。


なるほど。みんな通る道なのね。

【10月29日】
リベンジ！ギザへ！
お尻と太ももの激痛がひどい。

お昼は、人気店ｱﾌﾞ･ﾀｰﾚｸのコシャリ(3LE=54円)を食べ、
直接タクシーで向かう。(20LE=360円)

ピラミッド達は思ったほど感動は無く、どちらかと言うと念願の場所に来れた〜という感動。

でもほんとこの時代にこんなでっかいのを作ったっていうのはスゴイよね。

世界の観光地だからしょうがないけど、ラクダの客引きがうっとうしい。


ラクダはもう一生分乗りました、って。

よく見るショットだね。

ありましたよ〜。
スフィンクスが見つめる、ケンタッキー！

ギザから戻り、汽車の時間まで宿で休ませてもらう。

宿の前は繁華街(スーク)になっており、パン屋やフルーツが軒をつらねる。現地の生活が垣間見れてまったく飽きない。

店の前のパン屋の、アエーシフィーノ(コッペパン)は安くておいしくて大好き！

フルーツがいっぱい！
にぎやかな宿前のスーク。

ラメセス駅より22時30分発の電車に乗り、ほぼ国鉄の終点であるアスワンに向かう。

なんで先にアスワンかというと。。。
途中の駅で降りられる自信がなかったから＞＜

これから17時間の旅始まりま〜す。


(写真は駅。)

世界の車窓から、アスワン編。

豪華ナイルクルーズの船がいっぱいいました。
次回はコレだなぁ。

【10月30日】
なんとなくお昼ころつくような気がしてたら、着いたら14時頃。
お腹すいた〜。
歩き方に乗ってる駅前のご飯やさんに直行〜＝３

チキンの定食(20LE)

おいしかったです。

明日はカイロで申し込んでおいたアブシンベルのツアーが朝早いので洗濯をしてから早めに就寝〜。

【10月31日】
朝3時ホテル発。
観光バスの軍団がいっせいにアブシンベルを目指す。

うちらのバスは、20人乗り位のマイクロバスだったんだけど、
補助席を全部使って満員だった。

4時間乗ってアブシンベル神殿到着。

やっぱりすごかった。

神殿自体もすごいけど、このでかい建造物を元あった場所からダムに沈んじゃうからって今の位置に移動させたっていうのがスゴイと思った。

古代と現代の文明の結集ですね。

帰り道仲良くなったフィリピン人が
「なんで一つの遺跡を見るためだけに片道4時間もかけるのか信じられない」
と言っていた。

ほんとだね。

でも見る価値あると思います。

アスワンハイダム、イシス神殿を見学。

仲良くなったフィリピン人が相当の写真好きらしく、取って取って♪攻撃にあい、いろんなポーズを繰り広げるので仕方なくカメラマンに徹す。

正直あんまり楽しめませんでした。残念。

(写真はイシス神殿)

この日も結局お昼は15時頃になってしまい、レストランを探すのが面倒なので、昨日行ったとこに行きました。

今日はコフタ定食(16LE)←ミートボールみたいの。

同い年の店主と仲良くなり、小一時間くらいお話したけどだんだんアドレスやら何やら聞かれ始めたので、めんどくさくなったので帰りました。

翌朝早い汽車なので、早めに寝なきゃな。

アスワンのスーク。
安いと有名らしいけど、荷物になるから何も買わず。

宿からの風景。
ナイル川が見渡せていいよね！

ベランダでは洗濯物が良く乾きました。

川に浮いているのはフルーカという乗り物です。

宿にもどったらこんなステキなサービスが♪

ちなみに宿代60LE
今回の旅で一番豪華です＞＜

さようならアスワン。

また来ることあるかな〜。

朝早い出発です。