2008.11 木曽路? 木曽福島 -ふらり散策の町-

2008/11/02 - 2008/11/02

江戸時代の面影を残した中山道の宿場町、馬籠・妻籠・奈良井の三つの宿を巡る一泊二日旅行へと行ってまいりました。

２日目、まずは中山道の要衝であった木曽福島を訪ねました。
ホテルから近かったので寄ってみたのですが、関所跡、高瀬資料館、山村代官屋敷、興禅寺へと足を運んだところ、充実した散策となりました。

エリア 木曽・塩尻(長野)

朝7時、ホテルの窓から外を見ると、草が一面凍ったように見えます。夜露が凍ったのでしょうか。

9時過ぎ、木曽福島の散策開始です。青空と色づいた山がとても綺麗です。

朝のひんやりとした空気の中、雰囲気のよい小道です。
手前が高瀬資料館、奥が福島関所です。

【福島関所】
まずは福島関所資料館を見学します。

【福島関所】
上番所、下番所、勝手を模した建物内が福島関所資料館となっています。

【福島関所】
建物内に入り、展示物などを見たのですが、畳と床がとても冷たく、早々に切り上げました。

【福島関所】
復元された関所門。

【福島関所】
資料館の隣には発掘調査された広場があります。

【高瀬資料館】
福島関所の隣にあるのが、高瀬資料館です。
島崎藤村の姉の嫁ぎ先で、藤村の｢家｣のモデルとなった家だそうです。

【高瀬資料館】
代官にお側役等で仕えてきた高瀬家の品や、藤村ゆかりの品々が展示されています。

【高瀬資料館】
資料館となっている蔵の前にはこじんまりとした庭があります。

【山村代官屋敷】
右へ行こうか、左へ行こうか高瀬資料館の前で地図を眺めていると、高瀬資料館の方がわざわざ出てきて声をかけて下さいました。歩いて散策しようかと思っていたのですが、｢車で来ているなら駐車場もあるので車のほうが便利ですよ｣とのことなので、車で山村代官屋敷へ向かいました。

【山村代官屋敷】
あまりにも綺麗な塀に少しびっくりです。

【山村代官屋敷】
しかし門をくぐると落ち着いた雰囲気が流れます。

【山村代官屋敷】
玄関前に落ちた色づいた葉。

【山村代官屋敷】
山村氏は関ヶ原の戦いでの功労によって木曽代官となり、福島関所も預かっていたそうです。

【山村代官屋敷】
かつては隣の小学校の敷地まで山村氏の屋敷だったそうですが、現在はこの下屋敷の一部のみが残る形となっているそうです。

【山村代官屋敷】
興味深い様々な展示物を見ることができます。

【山村代官屋敷】
廊下で繋がっていたのは、移築されてきた漢学者の書斎だそうです。

【山村代官屋敷】
1788年築で平成11年に移築されてきたものだそうで、ここではお茶会も開かれるそうです。

【山村代官屋敷】
ここからの眺めもまた落ち着きますね。

【山村代官屋敷】
木曽の歴史を少し学ぶことができる見学となりました。

【山村代官屋敷】
屋敷の守り神として床下に狐のミイラがあったそうです。そのお狐様が今はお屋敷内の祭壇に祀られています。私たちは門のところにあったお稲荷様にお参りします。

【山村代官屋敷】
屋敷の前を流れる小川では魚の姿を見ることができます。水がとても綺麗です。

【興禅寺】
木曽義仲の墓があるということで訪れた興禅寺。

【興禅寺】
このような美しい紅葉に出会えるとは思っていませんでした。

【興禅寺】
まさに見頃という感じでしょうか。

【興禅寺】
色合いがなんとも言えません。

【興禅寺】
ここまで来たのだからもちろん庭園を散策します。

【興禅寺】
まず右手に広がるのが昇龍の庭です。

【興禅寺】
次に宝物殿の前にある須弥山の庭。

【興禅寺】
そして日本一広い石庭という看雲庭。
石庭越しに見える紅葉が美しいですね。

【興禅寺】
看雲庭の反対側、庫裡の隣にある小さい庭が万松庭です。

【興禅寺】
それぞれがとても手入れのされている庭園を見学したあとは、本堂の前を通り木曽義仲のお墓へ。

【興禅寺】
本堂の裏手にある墓地の一角に木曽義仲のお墓があります。

【興禅寺】
そして隣には木曽家代々のお墓と山村家代々の墓もあります。

【興禅寺】
気がつけば11時半、4ヶ所を訪ねただけでしたが、木曽福島、期待以上の散策となりました。

これから、今回の旅の最終目的地の奈良井宿へ向かいたいと思います。