2008/10/19 - 2008/10/19
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スーポンドイツさん
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あまりやきものには興味がなかったはずなのに・・土曜日に備前、日曜日に丹波と2日連続しての陶器まつりに行ってきました。
この秋は信楽も含めると日本六古窯のうち三ヵ所制覇!
陶器は見ているうちにだんだん惹き込まれていく気がします。
★本日の走行距離:124.5km♪
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- バイク
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三田ウッディタウン・テクノパークを通りぬけると丹波立杭焼の里、今田(こんだ)へ向かう道は、コスモスが満開、稲の刈入れも始まり、すっかり秋色です。
今日もいい天気♪頑張っていくぞ〜! -
丹波の山々を眺めると、「あぁまた帰ってきたな」という気持ちになります。
コンビニや派手な看板はなく、普段は静かなやきものの里です。
やきもの通りには、マンホールではなく素敵な陶板が埋められおり、たくさんの観光客がお店≒普通のおうちを覗きながら散策しています。 -
やきものより先に目に飛び込んできたのが、丹波黒大豆枝豆。黒豆の大豆ですからかなりの大粒で甘みがあります。収穫期が短いようで、関西のお店に並ぶのも二週間程度です。
吊るしてある一房で700円でした。試食をするとおいし〜い(^0^)v 今年は豊作で実がしっかり入っています。
持ちまわれないので、おじさんに「戻ってくるまで取っといて〜」とお願いしました。 -
忠作窯の市野忠作(たださく)さんがロクロを回して、日頃の作業風景を公開されています。
粘土の塊が、あっという間に変身するのを、観光客が真剣に眺めています。 -
登り窯が、山の斜面に張り付くようにありました。
-
2008年3月
道路脇にも登り窯があります。蛇窯ともいい、八つ連なる窯の全長は約50メートルあるそうです。
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2008年3月
蛇窯の先端の煙突部です。
垂直に伸びる煙突はなく、市松模様のように開けられた穴から煙や炎が噴出するそうです。 -
2008年3月
陶芸美術館側から西方向を見た立杭の春の風景です。
ここは東に虚空蔵山、西に和田寺山にはさまれその間を縫うように四斗谷川が流れています。それに沿って細長く窯元が並んでいます。 -
陶器神社は丹波焼陶工の守護神として崇められています。
近くにある「おみの木」は、県下最大のアベマキの巨木で郷土記念物に指定されています。 -
陶器神社から東を望むと、丹波伝統工芸公園 立杭陶の郷(たちくいすえのさと)があります。
http://www.tanbayaki.com/sato1.htm
初めて立杭に来られる場合、(入場料が必要ですが)まずここへ立ち寄られることをお勧めします。
窯元横丁では50軒を超える窯元の作品が展示されており、ここで買物ができます。時間があれば、各ブースにおいてある名刺を片手に気に入った窯元へ直接伺うのも楽しいものです。
今日は陶の郷には観光バスがいっぱい!イベントのマイクの声が聞こえてきます。 -
陶の郷・各窯元の他に篠山市今田支所にも陶器市会場があります。
そちらには行きませんでしたが、陶器の販売・丹波特産農産物・飲食広場があったようです。
松茸ご飯・栗おこわ・山の芋と黒枝豆のかき揚げうどん、黒豆パン・しし焼きそば・ししまん・黒豆コロッケ・黒豆ごはん・・こんなにあったなんて・・あとからパンフレットを見て気がつきました。来年は行くぞ〜!
それを知らない私たちはやきもの通りにあるお宅の居間に上がらせていただいて栗おこわとおでんをいただきました。 -
どこの窯元も気さくに暖かく迎えてくださいます。陶芸をしている友人が質問すると、「そこまで教えていいのかなぁ〜?」というくらい親切に答えてくださいます。
今日はお祭とあって普段生活をされているお部屋まで公開されていました。
私たちもいつの間にか、陶山窯の市野陶山(とうざん)さんのお住いに上がりこんでしまいました。おばあさんと写真を見ながら丹波の昔ばなしを・・・。先客の女性観光客もすっかり落ち着いてしまっています。
これがここのいいところなんでしょうね。 -
居間のとなりの部屋も、作品で埋まっています。
全部売れてくれればいいですが、よそ様のこととはいえ、後片付けが心配になるスーポン2号です。 -
店の前にテントを張って作品を並べておられるのは、丹波○一(まるいち)窯市野悦夫さん。
高台が丁寧に仕上げてあり、色合いが好きなので、日常使いの食器を何度かいただいています。作風が年ごとに微妙に変わってきているのが分かります。 -
縁側や居間に作品が並べられています。
デザイン性のある珀耀窯、お気に入りの雅峰窯・光甫窯、ユニバーサルの器もある信行窯、ジャズが流れ若い人に人気がありそうなかねと窯などそれぞれに特徴があり、魅力的です。
どの窯も家族総出で頑張っておられ、今日はゆっくりお話できません。が、不思議なことに作家さんとの距離が感じられず暖かい雰囲気が漂っています。
あまりにたくさん周りすぎて、どこの窯元に寄ったかわからなくなりました。 -
通りから少し山側に入っみました。
里山ののどかな光景に心安らぎます。 -
象嵌細工の美しい市野悟窯です。
紅白の幕が「今日はおまつりだ〜!」と言っているようです。 -
先代の信水さんの茶道具などの作品が展示されているお宅へもお邪魔しました。
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冷たいお茶をご馳走になり、ちょっと一息入れました。
いたる所に実りの秋を感じます。 -
この日のために、駐車場は二千台分以上用意されており、各会場を結ぶシャトルバスが運行され、道路は一方通行になっています。しかしそれでも大混雑です。
私たちも今までお祭当日に行くことを避けていました。でも今年はいつものバイク(o^-')b お店の前にちゃっかり駐車し、ゆっくり買物ができました。 -
近くの畑では、家族が枝豆採りを楽しんでいます。
そうそう、私たちも枝豆を取りに戻らなくちゃ! -
最後は丹誠窯、大西誠一さん宅へ。
ここは、登り窯で三昼夜かけて焼成した作品があります。以前いただいたお皿は、日頃使い込んで酒で磨いているうちにだんだん素敵な色合いに変化してきました。
赤味の渋い色が特徴ですが、最近は白の食器が好まれているとのこと。白丹波という白い泥を掛けたものをいただきました。
蔵の二階には戦前の地雷・湯たんぽ・硫酸壺もありました。 -
今日はちょこちょこと、実用的な小物ばかり買い求めました。ちなみにきれいな色のつまようじ入れは100円、小皿は200円×5枚・・びっくりするくらいお買い得です。
関宿や醒ヶ井を訪れた時、たまたまお祭の日に遭遇し、楽しむことができました。それに味を占めてからというもの「おまつり」狙い続き!これでは「やきもの好き」というより「お祭好き」がバレバレかも!?(*^0^*)
さて、これで日本六古窯のうち残りは三つ・・。えっ、まだ狙うのですか!! -
相野には三田牛がいます。
近くに美味しい三田肉の販売店とレストランがあるのですが、牛さんを見てからではちょっと気の毒になってしまいます。
立杭からもう少し足を延ばせばデカンショ節で有名な丹波篠山もあります。
是非丹波立杭へお越し下さい。
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この旅行記へのコメント (9)
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- willyさん 2020/04/18 17:45:30
- 黒豆
- すーぽんさま
ああ、黒豆。豆類ナッツには狂ったように目がない自称マメラーとしては息もハアハア、目はランランとして拝見しました。
たった2週間しか時期がないのですか、なんと貴重な。
この枝豆をいつか食べてみたいです。
備前焼は叔母から新築祝いに大きな壺を貰ったのですが、勿体無くも申し訳ないことに玄関に置いていたら割ってしまいました。もちろん内緒です。
すごい窯ですね、ここまで大きな窯は見たことがありません。お喋りしてくださる窯元さんって私の里の方ではあまり聞かないので、気さくでいいなあと思いました。
willy
- スーポンドイツさん からの返信 2020/04/18 22:28:47
- RE: 黒豆
- willyさま
マメラー、なんて楽しい言葉なんでしょう。
黒豆は食卓に普通にありましたから、意識していませんでした。漫画「美味しんぼ」で絶賛されているのを知り、えっ、そんなに有名なの?と、心していただくようになりました。
コメントをいただいてから有田にも行ってみなくちゃ!とググってみると、ツヴィンガ―宮殿が出現!びっくりしました。
唐津焼も土の感触というか、ざっくりといいですね。歳とともにその控えめな良さがわかってきました。5枚の絵唐津のうち残っているのは3枚です(*_*;
立杭では一軒一軒覗いてお喋りして・・日本の原風景 ほっとするところです。
すーぽん
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- ショコラさん 2008/10/31 01:10:49
- 日本六古窯3つ制覇おめでとうございます〜
- スーポンドイツさん、
2連チャンの陶器祭りとはいいですね〜。おうちから日帰りで行けるというのがまたうらやましい! 作家さんのお宅でお話が聞けるなんて、お買い物の楽しみが倍増しますね。戦利品も素敵〜♪
お祭りのときは混雑するので車だと躊躇してしまいますが、バイクなら楽々ですよね。ほんと、スーポン夫妻のフットワークのよさに脱帽です。
ところで、お酒で磨くって初めて知りました!(目からウロコ)
ショコラ
- スーポンドイツさん からの返信 2008/10/31 17:16:41
- RE: 日本六古窯3つ制覇おめでとうございます〜
- ショコラさん、有難うございます。
だんだんその気にさせられてきました(o^。^o)
残るは越前・瀬戸・常滑、今度はひょいとお出かけ!というわけにはいかないのですが・・
地元の方や作家の方とお喋りすると、なんだか親しみが湧いて楽しいです。
買物は2割〜3割引きだったかな、ショコラさんのアウトレットでの40%引きは大きいなぁ〜(☆。☆)
すーぽん
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- 吉備津彦さん 2008/10/30 08:47:04
- 鷺草のマンホール
- とても可愛いですね。
是非、実物を見たいな。
- スーポンドイツさん からの返信 2008/10/30 17:51:55
- RE: 鷺草のマンホール
- > とても可愛いですね。
有難うございます。鷺草は姫路にも登場しましたね。
いつもカラーのはないかなぁ〜と思うのですが、これは無彩色でGOODです(o^-')b
旧今田町は現在篠山市になっていました。
すーぽん
-
- まゆままさん 2008/10/27 21:28:19
- やきもの三昧!
- 立杭やきもの祭り、お気に入りの窯元をじっくりと回られたんですね〜
お祭りの日はお部屋まで公開されてましたか。
ゆっくりされてなによりでした〜
戦利品の数々もいいですね〜〜
デザイン違いの小皿、200円とはお買い得!使い勝手も良さそうなサイズですね!
ブルーの釉薬の小鉢も素敵です〜
備前焼も好きです!
でも他と比べてちょっとお高いですよね・・
結婚前に旦那と初めて備前で作陶したんですが、その時に旦那の作ったコーヒーカップの出来が
あまりにもひどくて、いまだにそのカップが笑いものになることが・・
やきもの三昧うらやましい限りです〜!
- スーポンドイツさん からの返信 2008/10/27 22:18:07
- RE: やきもの三昧!
- まゆままさん、ようこそ
> ブルーの釉薬の小鉢も素敵です〜
へへ、欠けた分の補充です(^_^;)
> 結婚前に旦那と初めて備前で作陶したんですが・・
お二人ご一緒の趣味だったのですか、まぁ羨ましい〜2号は最近になって陶芸したいな、なんて言い出しています。
美術館も好きだけれど、あったか〜い対話ができる窯元もいいですね。
TBと投票も有難うございました。
すーぽん
- まゆままさん からの返信 2008/10/27 22:37:53
- RE: やきもの三昧!
- あ!もちろんうちの旦那には陶芸の趣味なんてないです!
無理やり付き合わせてやらせたんですよ(汗)
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