2008年エジプト旅、バス窓からのスナップ（５）交通編

2008/02/13 - 2008/03/02

ツアー専属のバスで効率よく廻ったせいでしょうか、カイロで路面電車を一度見た以外は公共の列車やバスを見かけませんでした。つまり日々の運行回数が少ないのでしょう。
公共バス路線ははかなり発達していると聞いていましたが、我々の巡った田舎では私設の乗り合いバスだけを頻繁に見かけました。エジプトの言葉も字もわからない我々が個人旅行で移動するには大変苦労するでしょうね。
タクシーは都会では４輪の乗用車が普通ですが田舎では３輪の小型バイク的なものが多いようです。個人の運搬手段では未だに動物に牽かせた荷車を多く見かけます。
それにしても自動車は生活に深くかかわり、どんな田舎でも自動車の修理工場が一番の産業のようです。これはトルコでも同様、いや日本の田舎でもそうですね。
驚いたのは信号が極度に少なく私の見たのはカイロで一つ、ルクソールで一つだけでした。
しかも立体交差はカイロでみただけで他は平面交差のみのようです。信号がないので交差点に入るのに皆さん慎重です。
高速など優先道路への進入は右折のみで左折進入は禁止か進入できない構造になっています（エジプトは右側通行です）。左折したいときにはいったん右折して反対方向に進みやがて出てくる中央分離帯が切れた場所で初めて∪ターンして左折の方向に行くことになります。これが面倒と逆走する車を見かけました。
そんな貧弱な道路状態なのに不思議に事故を見なくて、たった１回接触事故で話し合ってる２台の車を見ただけです。
事故の可能性の高いこの国で実際の事故が少ないのは皆さんが運転に慎重なのか、それとも運転がうまいのでしょうか。

エリア エジプト

• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

参考：今回の旅の日程
アレクサンドリアからナイル河に沿ってアブシンベルまで途中の小さな遺跡も細かく観光するというバスならではの旅。
そのほかに砂漠中のオアシスから白砂漠まで４駆で出かけたり、シナイ山に行く。

アビドスの街角で私営バス（乗り合いタクシー）を待つ人々。方向も本数も私営の方が多く、便利で安価なのか利用者が多い。問題は通勤時には待ち人が道幅の半分以上を占めて交通渋滞の原因になっていることです。

テル・エル・アマルナの私営バス。このようにバントラックに幌をつけただけでいす席に座れるのは少数で他のひとは席のあいだに座り込む。女性は優遇され席を譲ってもらえるらしい。

アシュートの朝。

アレキサンドリアの路傍で。郊外へ行くバスを待つ

ギザでは朝晩の通勤時でなくてもバス待ちの人があふれています。

ギザの夕方。帰宅の人々がバス待ちしてます

私営バスとオーナー？

幌がないのでバスでなくグループでどこかに出かけるのかもしれません。

私営バスが踏み切りを渡る

アビドスの３輪タクシー

タニスとギザの中間で

アビドス街中のの3輪タクシーのたまり

カイロ・アレキサンドリア間の幹線道路を走るオレンジを満載のトラック。
果物はエジプトの主要産物でおいしく需要も多く運搬するのをよく見ます。

砂糖きびを満載して砂糖工場に入るトラック。
砂糖工場は地方では唯一の煙突のある工場

エンストした車を皆さん協力して踏み切りから出してます。