ネロが夢見た絵。。。

2008/10 - 2008/10

Beneluxに行く機会があれば、絶対に行きたいと思っていたベルギーのアントワープにあるノートルダム大聖堂。O.L.Vrouwekathedraal

2000年に世界遺産にも登録された全長134mのゴシック様式の大聖堂でフランダースの犬の舞台となったことでも有名です。

「パトラッシュ、僕は見たんだよ。・・・一番見たかったルーベンスの２枚の絵を。
だから、僕は今すごく幸せなんだよ・・・パトラッシュ、疲れたろう・・・
僕も疲れたんだ・・・なんだかとても眠いんだ。パトラッシュ・・・」

そしてアントワープといえば、駅名でもあるようにダイアモンドの街。
つまり黒装束のユダヤ人の街。

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大きな正統派ユダヤ人（ハシディズム）のコミュニティがあり、そこから「西のイェルサレム」との綽名がある。ダイヤモンド研磨用の円盤 (Scaif) を発明したローデウィク・ファン・ベルケン (Lodewyk van Berken) もユダヤ系ベルギー人であり、この発明によってユダヤ人のダイヤモンドカット職人が多くなり、町もダイヤモンド取引およびカット・研磨の中心として著名になった
−−−−
（wikipedia参照)

エリア アントワープ(ベルギー)

そのネロを魅了したルーベンスの絵を見に行きました・・！

アムス在住の友人宅から車で出発！
晴れ女の私、・・・というか旅の前半数日っていつも晴れなんです（＾＾)

この日もオランダでは天気良かった･･･

途中、気持ちが先走ってしまい、友人もカントウェルペンは初だったので、
小さな街で、教会を見て思わず勘違い･･･

この教会にちょっと寄ってみました。

小さいけど、ルーティンに根付いてる感じ。中も厳かな雰囲気。

この教会の向い側にあった、名も知らぬ街で飲んだcafeがメチャクチャ美味しかった!!
カプチーノにうるさい私でも、ベスト５に入ります。

いよいよ聖地(?)　AntwerpenのO.L.Vrouwekathedraalへ!!

Antwelpen 駅の前の線路？

ここでビックリしたのが、正統派(?)ユダヤ人の数!!
ブダペストの欧州１大きいシナゴーク(ユダヤ教会)行った時も、ロンドンやトレドのシナゴーク周辺でも全然見かけなかったのに、ここは大人も子供も、黒装束で揉み上げを伸ばしたユダヤ人を沢山見かけました。

昔、ギリシャ人経営の宝石店で働いてた頃読んだ本に、全世界のダイヤモンド取引の80％は、ユダヤ人が牛耳っていると書いてあった。
そして司馬遼太郎の本でも
「アントワープは、世界のダイヤモンド加工と取引の中心地の一つ。しかもそのさらに中心がペリカン通りで、そこにはユダヤ人しか住んでいない。」（「オランダ紀行」より）
１９４１年、ナチスによる占領下でユダヤ人狩りが行われた後
戦後、主としてダイヤモンドの仕事に携わっていたユダヤ人たちが、アントワープにもどってきたそうです。

詳しい歴史については下記のサイトに詳しく載ってました↓
http://www.diamondland.jp/antwerp-diamonds/history-of-antwerp-diamonds

ブリュッセルのグランプラスに雰囲気はそっくり

市庁舎・・・ネロの絵の選考がされた場所・・・残念ながら落選だったけど・・・

ギルトハウスが並んでます。

ブラボーの噴水（巨人の手を[Ant]投げる[werpen]伝説）

そして目的のノートルダムへ!!　　やはり大きくて美しい♪

入場料(４euro)を払って中に入ると･･･広くて大きいです。

向かって左側にある「キリスト昇架」

思った以上に大きくて、すごい迫力〜。

そして真ん中の祭壇には「聖母被昇天」

当時ネロは金貨2枚を払えず、この絵を見ることが出来なかったのよね･･･
なんだか胸にこみ上げてくるものがありました。

右側には「キリスト降架」

そしてまだまだ修復中の場所も沢山ありました。

世界遺産の教会だけあって、３枚の絵画以外にも見ごたえあるもの沢山。

私が座っているのは、ベルギー日本人会とトヨタが贈呈した
ネロとパトラッシュのベンチ･･･というより石碑?!

私のように喜んで写真を撮るのは、日本人だけのようです･･･。
(地元では知名度の低い「フランダースの犬」(T^T))

外に出たら、雲行きが怪しい〜。入る前に写真撮っておけばよかった。

ベルギー名物のムール貝！

この教会の前にあったレストランで、ベルギー名物旬のムール貝を堪能

このお店、パン、前菜、ワイン、カフェ全部美味しかった！

ベルギーといえばワッフル♪（＾＾）

ベルギーといえばビール！

日本でもメジャーな白ビール。