北へ南へ東へ西へ！みっしりギリシャ旅行記【02】ガイドブックに載っていない街・トロ

2008/09/21 - 2008/09/28

2008年9月20日〜9月28日まで神様と英雄の国ギリシャへ行ってきました。

「え?!ギリシャ?!」とあちこちで驚かれ、そんなに驚くようなところへ行くのか?!と、そこで初めてスゴい場所へ行くのだと思い知らされる。

そんなにメジャーじゃないのか？ギリシャ？
とりあえず自分にとって初ヨーロッパ！

羽田⇒関空⇒ドーハ⇒アテネでギリシャ上陸。

今回はどうしても行きたい場所があったので、旅行会社の既存のツアー（添乗員さん付）に『延泊』をリクエスト。
ツアー行程の途中から離脱・自力行動という力技を行使。
ワガママは言ってみるもんですネ。
ああ、なんてめんどくさい客（笑）
（旅行パンフレットの後ろの方の細っか〜い文字のところに、延泊について掲載されていたりするのです。）

でも完全に『可能』というワケではなく（あくまで「リクエスト」扱い）、延泊の可否の正式な回答をもらえたのは出発3週間前を切ってそろそろ2週間前になろうかという頃。
これでダメだったら、一体どういうシステムなのかと問い質すところだった（だって3ヶ月以上前から依頼していたことなんだもの！）


まるで記号なギリシャ語も

「Ευχαριστω（エフハリスト・ありがとう）」と
「Γεια σαζ（ヤーサス・こんにちはとか気軽な挨拶）」

の二言だけでかなりコミュニケーションがとれました。楽しかった！
（あと「Συγγνωμη（スィグノーミ・すみませ〜ん　英語のExcuse meと同じ…だと思う）も便利。）


飛行機での長旅をようやっと終え、ついにギリシャ上陸。
空港からアテネ市内を通り越して、まず最初の宿泊地『Tolo（トロ）』へ向かいます。
トロ……ガイドブックにはどこにも無いのですが、一体どんな街？？？

エリア その他の観光地(ギリシャ)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

0:25に関空を出発し、ドーハで6時間の乗り継ぎ待ち時間を経て17:50にギリシャ『エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港』（長い名前だ…）に到着。

スーツケースが出てくるのを待っているところです。

羽田で預けてそのままギリシャまで運んでくれるシステムでしたが、事前に「預けたスーツケースが同じタイミングで到着しないケースがあるので、機内手荷物の中に一応着替えを入れておいてくださいね」と言われていましたが………無事に一緒に到着することができました。

ヨカッタヨカッタ！

今回の道中、移動でお世話になる小型バス。

メタルパープルのベンツ！！！！

駐車場で目にしたときは「すっごい色のベンツがあるな〜…」と思っていたのですが、まさか自分たちの乗る車だとは（笑）

でもこの後、どこに行っても駐車場でえらく目立っていたので迷う事がなくてよかったです。


今回のツアーは最少催行人数の6人。
私達が確認したときは8人だとか聞いていたのですが、他の方は「催行危ないかもしれない…」とか聞いていたとかいないとか。
「良かった！この6人、誰1人してキャンセルしなくて良かった！」と笑い合いました(^-^)

イメージとして、ギリシャ旅行のツアー参加者は新婚旅行とか老夫婦かしら？と、勝手に想像していたのですが、1組はやっぱり新婚旅行のほんわかとした大変可愛らしいカップルと、もう1組は私達と同じ女性2人組で海外旅行あちこち行っている看護士さんたちでした。

添乗員さんは小柄で若く可愛い女性ｖ
現地ガイドさんはご年配の方でしたが、ちゃきちゃきとしてお話の面白いアテネ在住の日本人女性。
＋ドライバーさん（ギリシャ人男性）


大変女子率の高い一団となりました。

車に乗り込んでから配られた、サービスのミネラルウォーターと、ギリシャに昔からあるはちみつと胡麻のお菓子。

昔はお砂糖が無かったので、胡麻をはちみつで固めてお菓子にしたとのこと。
胡麻みっしりで“ギリシャ版雷おこし”みたいなカンジです。
なかなか美味しくて、日本人の口に合います（お土産で買って帰りました）


お水は水道水も一応飲めるとのことでしたが（除く島）、“硬水”なので日本人はおなかこわしちゃうかも…と言われました。

夕暮れのアテネから高速道路に乗ります。

ベンツとかシトロエンとかガンガン走っていますが、たまに日産とか日本車も見かけました。

結っ構〜みなさんカッ飛ばします。
スピードがんがん上げてますが、“乱暴”なイメージはありませんでした。
街中でも歩行者を気をつけてくれてましたし。

日暮れ間近の【コリントス運河】

アテネのあるアッティカ半島とペロポネソス半島の境目ぐらいの場所にあります。

高さなんと80ｍ！
橋の真ん中から見下ろすと「ひえぇぇぇ〜っ」となります。


今回の旅で実は一番多く通った場所で、この後3回計4回もこの運河の上を通りました。

日もとっぷりと暮れてから、ようやっと本日の宿泊地・トロに到着。

『FLISVOS HOTEL』です。

白い建物の方だと思って撮ったのですが、勘違いで手前の建物でした(^-^;ゞ

夕食はバイキング形式。

どれも素朴な味で美味しいのですが、いかんせん皆長時間の移動で疲れていてぐったり。
口数も少ない静かなディナーになりました（苦笑）


白ワインをお願いしたのですが、またしてもグラスになみなみと注がれてびっくり。
これで3ユーロは安いかもしれない。
日本だったらグラスワイン2杯分の量だもんな。
（ちなみにビール（Mythos・500ml？ボトル）も3ユーロ）

手前のパイはギリシャではオーソドックスなもののようで、別の場所でも見た。どこだったかな？

キュウリとヨーグルトのサラダ『サジキ』が予想外に美味しかった！
というか、ヨーグルトがもったりしていて激ウマ〜〜〜！！！！

夕食後、ホテルの周辺をぶらぶら。

なんじゃこりゃ？！のデカい木を思わずパチリ。

ホテル前のスーパーの店先。
野菜と果物。

海外に出るとこんな風景ですら絵になるな〜と思ってしまう。

カンヅメ。

ギリシャ語の嵐。
う〜ん、やっぱり読むのは難しい〜っ！

びっくりしたのがエレベーター！

まるで部屋に続くドアのようですが、コレはエレベータなのです。

他のホテルでは、この扉を閉めて更にもう1枚セーフティー扉みたいなものがあったのですが、ここのエレベーターはそれが無く、扉を閉めたらゴオォォォォ〜！と上昇。
しかも結構なスピード。
他の階の扉も剥き出しで見ながら上昇。

試しに、到着していないときに外から扉を開けようとしてみましたが、当たり前ですが開きませんでした(^-^;ゞ

こぢんまりとしていますが可愛いお部屋ｖ

カーテンの柄が可愛い！
この窓の向こうは広めのバルコニー。
椅子があってどうやらこのホテル、目の前が海のよう。
（この時点では暗くて波の音しかしなくてわからない！）
もしかしてもしかして、朝スゴいんじゃないの?!と大興奮ｖ
夜明けが楽しみ♪

ポーターさんに、チョークでトランクに部屋番号を書かれてしまった（笑）！

KIX（関空）⇒DOH（ドーハ）⇒ATH（アテネ）
無事に届いてくれてありがとう。

部屋の床はさすがというか何というか、大理石です。

夜明け前。

待ちきれずに……というか、時差の所為で早起きが辛くないくらいに早く起きてしまうのです。

窓の外はやっぱり海！
しかも予想以上に良い眺め！

ぽかりと浮かんだ島の高台には教会。
ちょっとわかりにくいですが、十字架が青く光っているのです。
灯台みたいだ。

日の出の方向は残念ながら海ではなく陸のよう。

でもその前に雲があって昇った瞬間は見ることができず。
雲から太陽が顔を出すまでもう少し。
日の出時間は6:00丁度くらいかな。

太陽が顔を出す前に朝食を。

元々朝はあまり食べることができないのでこんなもんで。
でもすっかり気に入ってしまったヨーグルトはたっぷりとｖ
ギリシャっぽくはちみつをたっぷりかけて。
もう日本のさらっとしたヨーグルトが食べられなくなりそう！

パンの種類は豊富。
しかもほとんど甘いパン。

ようやっと雲から朝日が顔を出しました。
綺麗！
清々しい！

思った通り。
部屋からの眺めは抜群！

ちょっと夕日にも見えますが、朝日です。

海も穏やか。

浅瀬の海底がどこまでも見えるこの海の透明度！

遺跡を主にまわるツアーだったので、こんなに早く海を見ることができるとは思ってもみなかったのでフェイントで感激！

やっぱりあの教会へ行くには船で行くしかないのかしら？

結婚式をあげるとしたら花嫁も花婿も船に乗って行くのかしら？

出発までまだ時間があったので、浜辺におりてみました。

静かで良いところだな〜と思ったら、それもそのハズ、もうシーズンオフに片足突っ込んでます。


遠くにボートがたくさん。
海にぷかぷか浮かべたままなんですね。

遠くに並ぶデッキチェア。
トロはどうやら海辺のリゾート地のようです。

ヨーロッパでは知られているかもしれませんが、ワタシの持っているガイドブックにはその名前はありませんでした。
泳ぎに来るのであれば、もしかして穴場?!

完全に昇りました。

何が良いって、日本の海と違って潮臭くないし風もべたべたしていないのが良い。
いつまでも眺めていたい気分。

白の壁に青い窓枠、ギリシャだ〜！

………と思って撮ったのですが、泊まったホテルはここではなく隣。

ホテル前の道路沿い、トロの街を少しだけぶらぶら。

やっぱりホテルが多いです。
お土産物屋さんらしいショーウィンドウには『半額』の紙。
トロの街もシーズンオフになるとホテルは休業に入るのだそうです。

私達が泊まったホテルも、とりあえず11月まで予約が入っているのでそれまでは営業しているとのことでした。

鮮やかな色の花。

あちこちに咲いていましたが、何という花なのでしょう？
検索したのですが、名前がわかりませんでした。

にゃ〜んこ！
まだ仔猫のようで、あちこち駆け回っていました。
（最初木の上に居たんですよ。）

可愛いｖ

もう1匹居たｖ
兄弟かな？

ギリシャは猫天国ｖと聞いていたので、どれだけにゃんこに会えるかも楽しみの一つです(^-^)

野菜の入っていた箱すらも、どこか可愛くてカッコイイ。

そろそろ集合時間です。
のんびりとした海辺のリゾート地・トロを後にして、今日はまずエピダウロスへ向かいます。

この旅行記へのコメント （10）

• hamaさん 2008/11/18 15:04:55

  はじめまして！

  gumiさん。
  
  hamaと申します。mariさんのお気に入りの方ですね。
  
  ギリシャ旅行記楽しませて頂きます。mariさん　同様に文章がお上手で
  
  読んでいて引き込まれます。
  
  これからも宜しくお願い致します。
  
  hama.
  

  gumiさん からの返信 2008/11/20 02:04:12

  こんにちは！

  
  hamaさん
  
  こんにちは！コメントどうもありがとうございます(^-^)/
  mariさんつながりでいらしてくださったのですね！
  旅行記、気ままなコメントの拙いものですが、そう言っていただけるととても嬉しいです。ありがとうございます。
  
  旅行に行く際、4トラの皆様の旅行記がとても参考になります。
  飾らないストレートな感想は、ガイドブックには載っていない部分を十分すぎる程補ってくれます。
  ワタシの旅行記も誰かの参考になればいいなぁ、と、そう思いながらぽちぽちキーボードを叩いております。
  
  ギリシャ旅行記、もう少しで折り返し…まだ続いてしまうので、この後も読んでいただけたらと思います。
  
  
  hamaさんの訪問国の多さに驚いております！
  旅行記が増えていくことを楽しみにしています(^-^)
  
  
  gumi
  

  mariさん からの返信 2008/11/20 02:38:41

  お邪魔します！

  gumiさん、hamaさん
  
  こんばんは〜*＾＾*
  そして、お邪魔します！
  
  私つながりでお知り合いになっていただき
  なんだかちょっぴり嬉しく思います♪
  
  mari

  gumiさん からの返信 2008/11/23 01:06:34

  縁ですねｖ

  mariさんコメントありがとうございますｖ
  
  人の縁というのは不思議で、そして素敵ですよね。
  お気に入りからリンクリンクでたくさんの人の旅行記を見て、未踏の地への思いを馳せる。。。
  某オレンジ色のSNSより4トラにハマってしまってます(^-^;)

• むんさん 2008/10/18 23:05:51

  ドーハ経由でのキリシャ＆トロの街！

  gumiさん、こんばんは！
  ギリシャに旅行なさったんですね♪お帰りなさい！
  
  初ヨーロッパでギリシャ！
  そしてなんとドーハ経由ですか！これはスゴイ。
  ドーハ経由でのヨーロッパなんてビックリです。
  こういうルートがあるんですね〜。ドーハに寄れる機会なんて
  なかなかないんで、これは貴重な体験ができましたね。
  
  そして、トロの街〜初めてお聞きする街の名！
  朝日が昇るとともに浮き上がっていく窓の外の光景！
  そこに広がる美しい海＆島々！
  なんて素晴らしい光景なんでしょうか。
  前夜は暗くなってからの到着でどんな場所か分からず、
  朝目覚めると、いきなり目の前にこんな素晴らしい
  光景が現れるなんて、大感激ですね♪
  
  今回のギリシャへの旅！
  gumiさんが延泊してでも行ってみたかった場所！
  どこなのか、すごく興味津々です。
  続編お待ちしております〜！

  gumiさん からの返信 2008/10/19 12:49:56

  帰って参りました。

  
  むんさん、こんにちは！
  ギリシャ（自分が思っていたよりもずっと遠かった…）に行ってました(^-^)/
  
  ギリシャへは日本からの直通便が無いので、必ずどこか経由になってしまうのです。
  大抵ドーハやドバイ、ヨーロッパ経由になるみたいです。
  本当、トランジットとはいえまさか自分が中近東の地へ降りる事になるとは思ってもみませんでした！
  
  ギリシャというとやはり島々の方が人気ですが、海岸沿いにも素敵なビーチがたくさんあるようです。
  トロ……全く知りませんでした。
  シーズン中はわかりませんが、静かでのんびりとした良いところでした。
  ペロポネソス半島の方はマニアックな観光地のような気がしてなりません(^-^;ゞ
  海が本当に綺麗で！
  夜明けの海は本当に感動的でした！
  こんなところで数日滞在できたら、最高の贅沢なんだろうなぁ…と思います。
  残念ながら宿泊だけで去ってしまいましたが(^-^;
  
  
  写真がものすごくあるので長くなりそうですが、ギリシャ旅行記の続きも見ていただければ嬉しいです。
  どうしても行きたかった場所は最終日の前日に訪れました。
  またミーハーな感じで。
  ――――映画「300」は御存知でしょうか？
  
  
  gumi
  
  

• mariさん 2008/10/12 01:03:58

  罪です！

  gumiさん
  
  ・・やばいです！
  グリークヨーグルトが食べたくて食べたくて
  居ても立ってもいられなくなっちゃいました>_<
  
  ああ〜、罪な写真達です〜〜！！
  
  mari
  

  gumiさん からの返信 2008/10/12 12:18:00

  罪ですか！

  
  mariさん
  
  ギリシャのヨーグルト、本当に美味しかったです！
  日を追うごとに朝食でとるヨーグルトの量が増えて行き、最終日は名残惜しくて山盛り食べてきました。
  
  あの濃さともったり感……ああ！ワタシも食べたくなってきてしまいました(>_<)！
  通販も調べたのですが………高っ！なんて金額！
  
  そしてごめんなさい、まだ出てくると思いますヨーグルト写真（笑）
  
  
  gumi
  
  

  mariさん からの返信 2008/10/12 19:15:36

  どんどんお願いします！

  gumiさん
  
  わかります！
  私も通販で調べまくってた時期があります＾＾；
  
  私が現地で１ユーロくらいで食べていた
  カップヨーグルトが、ええっ！？なんて値段なの！！
  って価格なんですよねぇ。
  
  ええい、もうこの際なんでどんどんオイシソウな
  写真を載せちゃってくださ〜い♪
  
  楽しみにしています*＾＾*
  
  （たびたび失礼しました！）
  
  mari

  gumiさん からの返信 2008/10/13 16:36:20

  RE: 罪です！

  mariさん
  
  本当に、日本では入手しにくいんですね(;_;)
  アテネ市内歩いていたら、新製品の試供品でカップ1個配布していたのをタダでもらえたカップヨーグルトが！
  
  グリークヨーグルトはとても美味しいと噂では知っていたのですが、こんなに美味しいとは！
  ひっくりでした。
  
  gumi