南イタリア＆クロアチア旅行　①シチリア島（パレルモ→パラツッオ・アドリアーノ→アグリジェント→シラククーサ）

2008/07/12 - 2008/07/18

2008年7月12～23日　夫婦で初めての個人手配で旅行をしてみました。
長年行ってみたかったイタリアのシチリア島と、ついでに行ける外国を検討して、憧れだったクロアチアへフェリーで行ける事がわかり、２ヶ国旅行が決まりました。

今回は「リュックを背負っての旅行」でした。
そしてサブテーマは「シチリア　映画めぐり」で、ニューシネマパラダイス、グランブルー、マレーナ、ゴッドファーザーの撮影場所を観光しました。
旅行の総費用はサーチャージや細かい飲食代も含め、二人で￥546978（ひとり￥273489）。
1ユーロが換金すると172円位と痛く‥たまには贅沢をしたけど、基本的に節約を意識して過ごしました。あと、タオルミーナ在住の友人がタオルミーナの宿やお手軽なデリを紹介してくれたのも大きかったです！
ちなみに二人とも英語はかなり微妙です。中学１年生レベル位でしょうか。でも実際は英語が通じる場所が少なかったので、逆に開き直れました(^^)

★シチリア（タオルミーナ）在住の友人のブログです。旅のヒントに良かったらのぞいてみてください。　相談にものってもらえるとおもいます。

http://ameblo.jp/siciliano/


☆★スケジュール★☆

7/11　成田空港前泊
7/12　9:10成田発（CA422）11:30北京着
　　　13:40北京発（CA939）18:20ローマ着
　　　21:30ローマ発（AZ1795）22：45パレルモ着
　　　　《パレルモ泊：Gerdenia hotel》
7/13　パレルモ滞在　見学
7/14　パレルモ発レンタカーにて
　　　→パラッツォ アドリアーノ（ニューシネマパラダイス撮影場所）
　　　→アグリジェント
　　　→シラクーサ
　　　　《シラクーサ・オルティージャ島泊：B＆B　Sleep in　Sicily）
7/15　シラクーサ見学　レンタカーにて移動
　　　→カターニャへ（レンタカー返却）
　　　→バスにてタオルミーナへ　　　　
　　　　《タオルミーナ泊：Pensione Casa Diana》
7/16　タオルミーナ見学
7/17　タオルミーナ見学・カポタオルミナで昼食（グランブルー撮影場所）　鉄道にて移動　
　　　→メッシーナ　メッシーナの電車が遅れ、夜行電車乗り継ぎ失敗…）　《野宿…》
7/18　AM４時位パオラ駅発　3回ほど電車を乗り換えて12時過ぎ　ターラント着　私鉄にて
　　　→アルベロベッロ
　　　→バーリ
　　　22:00バーリからフェリー（Jadrolija Line)にてクロアチアへ

7/19　7:00　ドブロヴニク　クルージュ港着（ドブロヴニク滞在）

7/21　23：00ドブロヴニクからフェリー
7/22　7:00イタリア・バーリ着　バスにてバーリ空港へ
　　　12：30バーリ発（Air One4115）13：30ローマ着
　　　ローマ発北京行き（CA940）がエンジントラブルにて欠航！
　　　　（ローマ泊：Airport Hotel泊※航空会社が手配）
7/24　一日遅れで帰国


　　

エリア シチリア島(イタリア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 レンタカー
• 航空会社: 中国国際航空

７月１２日　成田発北京行き　中国国際航空（ＣＡ）422便　この日はＢ757でした。座席は3列　3列。
ちょっと狭いシートでしたが、短いフライトなので我慢できました。「イタリア」のガイドブックを持っている人もチラホラ。乗り継ぎでも格安で行ける旅行は魅力的ですよね！
　ちなみに往復航空券　サーチャージ込み110360円でした。サーチャジが40000円程で痛かったです…。

中国国際航空　機内食

成田ー北京はちょっと軽め。でもチキンかフィッシュを選べました。お味はまあまあおいしかったです！
ドリンクも中国ビール・ワイン・ソフトドリンク・お茶類で選べました。噂どおりビールはあまり冷えてませんでした。

北京空港の乗り継ぎの分岐。ここで案内のお兄さんが指示してくれました。

北京空港　乗り継ぎ者用イミグレ

北京発ローマ行きＣＡ939　この日はＢ747-400でした。

この飛行機に乗ったら、私たちの席に中国人一家が‥。しかも粘り強く、ここは私たちの席と主張されて‥ＣＡが間に入り、何とか席に座れました。
あと、たまたまかもしれませんが、周りの中国？の方々が大きい声で会話するため、ちょっと落ち着かなかったです。。

ローマ行きの機内食。2種類？くらいから選択できました。お味もまあまあでした！
映画をやっていましたが残念ながら日本語はなく、中国語か英語対応でした！
確か、金城武が出ている映画でした。

そして遅延もなく、時間通りローマに到着しました。
時間が余ったため、念のため、帰りのＡｉｒ　Ｏｎｅのリコンファームを済ませました。その後、ローマ空港でブラブラ‥すると500mlコーラが2.6ユーロで驚きました。

ローマ発・パレルモ行き　アリタリア1795便　
小さい飛行機でした。パレルモはシチリアにある2つの空港のうちの一つです。そしてシチリア州最大の都市であります。そして歴史的にアラブやノルマンといった度重なる侵略の結果異文化の入り混じった文化が創造され　食の都とも言われています。

飛行機は定刻より30分ほど遅れて離陸したのに着陸は5分遅れの22：45でした？！
でも荷物の受取に時間がかかり、30分毎に出ているパレルモ駅行きのバスはちょうど出発したところ‥結局
23：30発に乗りました。
運転手さんに行き先を書いて見せ、下車時もそのメモで場所確認しながら降りました。
バス代は一人5.3ユーロでした。
24時過ぎに、パレルモ駅の手前のポリティアマ劇場下車。ホテルに行くまで道に迷ってしまい、人に尋ねると、英語が通じない‥。でもイタリア語で「Via Rome]（ローマ通り）と聞くと、指差してくれてホッとしました。「指差しイタリア語会話」の本を持ってきて良かったです！！（この本はその後も大活躍！！）　
　

宿泊はパレルモのGadenia Hotel 1泊2人で9400円と格安です！
でも場所がわかりにくいのが難点でした。（探し出すのに20分ぐらい掛かりました）
なんと色んなホテルが入ったビルの一部という珍しいタイプでした。。

まず「ＨＯＴＥＬＳ」　とある入り口の中に入り‥

Hotel Gallery House のフロントが受付なのです。
そしてビルのエレベーターで階上へ。
重い荷物を持って、ここにたどり着くまでに結構大変でした。
でも迷わなければ、ポリテアマ劇場から5分位だと思います。

部屋の中はちょっと古めかしい感じで、シャワー室は狭かったです！でも天井が高い・・・

各部屋の前にバルコニーがあり、植物が置いてあるのでなかなか良かったです！
だたし、隣の部屋との仕切りがないので、いささか不安も‥。宿泊した2日間は空室が多かった様子で、ここでご飯を食べたり、洗濯物を干せました。但し、バルコニーは目の前のビルの住人からは丸見えだったと思います‥（部屋の中はシャッターを下ろせ見えなくなります）

朝食会場は1階のホテルギャラリーハウスでした。（ホテルギャラリーハウスは結構モダンで素敵な雰囲気でした）

内容は数種のパン・シリアル・ドライフルーツ・フレッシュフルーツ。
ウエイトレスさんが、カプチーノも入れてくれ、満足でした！

7月13日は徒歩観光でした！
まずはマッシモ劇場へ！ここはゴットファーザー3」のラストシーンで使用された事で有名ですが、ヨーロッパ有数のオペラの殿堂なんだそうです。
事前に映画「ゴットファーザー1〜3」を見て予習したため、ちょっと感動でした。

夜の「マッシモ劇場」今にも銃声が聞こえてきそう！！

地元の方が自家用車でパンを売りに来ていました。

カーポ市場などを経てノルマン王宮方面へ。でもノルマン王宮の見学（６€）はケチってしませんでした。

写真はヌオーヴァ門（1583年ルネッサンス・アラブ・ノルマン混合様式の門）こういう建物が普通にあるヨーロッパってスゴイですよね！

バッラロ市場
とっても賑わっていました〜。
屋台のようなものは見つけられず、買い食いは出来ませんでした。。。ライスコロッケ（アランチー二）食べたかったです‥
ここでは大好きなオリーブの塩漬け1ユーロ分購入。

市場で売られていました。小さなエスカルゴ？？

香辛料がいっぱい売っていました。

ムール貝とカキを売られていました。

大きなカジキ！！

ムール貝を売っているお兄さん

クアットロ・カンティ：四つ辻（十字路）の意
１７世紀に造営された小さな広場が起源。
現在は車や人が交差する交差点。
イタリアらしい素敵な街を演出しています。

ポリティアマ劇場の西？BPRGO VECCHIOという地区まで散歩しました。
偶然釜焼きピザ店を発見！しかも一枚2ユーロ！！
地元の方が買いに来るらしく大繁盛していました。

帰りに近くの商店でビール・ワイン・水を買いました〜。

バルコニーで夕食！
ピザ＋ビール＋ワイン＋オリーブで乾杯！
釜焼きピザはおいかったです！

再び散歩
ちょうどお祭り前日だからか？とっても綺麗な電飾でした！

夜のクアットロ・カンティ

7月14日
今日から2日間レンタカーでシチリア島の大移動をします。
パレルモのハーツレンタカーを9：10に出発し、映画「ニューシネマパラダイス」の撮影場所であった、パッラツッオ　アドリアーノへ向かいました！（レンタカーは48時間18,700円　日本でネット予約）

レンタカーオフィスで道を聞いて行きましたが、地図が大まかなものしかなく、道に迷いました‥。そのたびに人に聞きましたが、皆さんとても親切でした！

11時すぎにやっと到着しました。
「俺の広場（劇中映画館の前の広場）」はバザールになっていて、映画と同じような景観は見れなくて残念でしたが、それでも感動でしたが(^^)!

「俺の広場」にある噴水です！

パラッツォ　アドリアーノのスーパーにいる、「トト君」（ニューシネマパラダイスの主役の子）のお兄さんと写真を撮りました！
快く応じて下さり、嬉しかったです！

俺の広場のちょうど突き当たりにある　「観光案内所」らしきところ。その中に、映画「ニューシネマパラダイス」の撮影現場写真やフィルムが保管してありました！
写真右にいる女性は、主役のトト君の実のおば様とのことでビックリしました！

私たちは観光案内所？のスタッフに「シネマ　パラディッソ」（イタリア語しか通じなかったです）と、熱烈なファンのように言っていたら、トト君のおば様が鍵を持って、次の写真の部屋に案内してくれました。普段はそんなに観光客が居ないようで、閉めている感じもしました‥。。

映画「ニューシネマパラダイス」の撮影現場写真やフィルムが保管してある部屋です！

2004年のトト君　

映画で何回か登場した教会の懺悔台

パラツッオ　アドリアーノは駆け足で見学となってしまったのが残念です。。（もともとのスケジュールが強行だったのですが。。）
ランチを食べて、13時パラツッオ発アグリジェントへ。アグリジェントの観光目玉は遺跡です！
やはり少々道に迷い15時アグリジェント着。
写真は「神殿の谷」の「コンコルディア神殿」。その大きさや保存状態のよさに感動しました！
とても暑く、帽子と日焼け止め・サングラス必須でした！水分補給も重要でした！


パーキング2ユーロ
神殿の谷のみのチケット　一人８ユーロ

人像柱テラモーネのレプリカ。その大きさにビックリです。
本物のある州立考古学博物館は別料金でした‥。時間もないのであきらめました。

「次はラグーザの旧市街をひと目見たい！」と欲張りな私たちは、4時過ぎにラグーサに向かいました。地図と看板を頼ってのドライブは迷いに迷って、やっとラグーサの新市街に着きましたが‥、目的の「ラグーサ旧市街」に行くにはさらに迷いそうな気がして…
“もうシラクーサに向かわないとチェックインがヤバイ時間”だったため、あきらめてシラクーサへ向かいました。。

ラグーサ行きは超ロスタイムでした〜。。。

シラクーサまですんなり行けましたが、宿泊先であるオルティージャ島（シラクーサと橋で繋がっている島）までの道がわからない‥。ガソリンスタンドにいたオジサンに聞くと、イタリア語で一生懸命教えてくれるけど・・・でもわからないので御礼を言って別れようとしたら‥「俺の車についてきな！」ってな感じで、途中まで道案内してくれました〜！　本当に人情味ある人が多いと感動しました！！

島内に入り、公共駐車場に車を置き、徒歩で宿を探すも‥この宿もも普通にはわからない場所でした。。この写真の小さいプレートが看板なのです。
私がうろうろしているのを階上にいたオーナーが見つけ、窓から名前を叫んでくれました。ホッとしました〜。
写真は本日のＢ＆Ｂ（←ベッド＆ブレックファースト朝食付きの安めの宿）
Sleep in Sisily（１泊朝食付き二人で75ユーロ）ビルの一部を宿として利用している感じです。

B＆Bでチェックインを済ませ、夜の街へ！
宿からドゥオモまでは徒歩1分位でした。
夜も危ない感じはなく、素敵な建物の街並みで雰囲気も良いです！！

夕食はドゥオモ前のカフェ？で軽めに済ませました。　

Sleep in Sisilyについて

宿の部屋にはこの廊下から入るのです

窓兼ドア‥みたいな。廊下を他の宿泊者が通るので、ほとんど閉めちゃう状態。そうすると真っ暗なのです。。
まあ寝るだけの宿だったから良いのですが。

シャワー

バスルーム

食べかけですみません！！
これが朝食。菓子パン系とスイカでした‥。あとコーヒーも出ました。正直「菓子パンか〜」と思ってしまいました。。
でもこの時間にオーナーと片言の英語で話して楽しかったです！少々部屋と朝食には驚きましたが、とってもやさしいオーナーと立地条件は◎です！

オルティージャ島　海岸線の道です。なんかムードありませんか？