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午前6時20分、ザイオン国立公園のゲートに差し掛かる。<br />さすがに時間が早いのか無人である。<br />アメリカ・ザ・ビューティフルパスを買いたかった。<br /><br />ゲートを通過してしばらく走り、ビジターセンター裏手の駐車場に到着。<br />すでに何台かの車が停められている。<br />外はまだ暗く、9月ということもあり肌寒い。<br />川の中に入ることもあるので長袖の服に着替える。<br /><br />もう一度ザイオン国立公園のトレッキングコース・ナローズに挑む準備を万全のものにした。<br />ソフトクーラーボックスから、水2本とフルーツジュースとサブウェイのターキーサンドをリュックに移す。<br />他にはカメラ用の三脚とストック2本とマグライトを持つ。<br /><br />ビジターセンター近くにあるシャトルバス乗り場に行くと20名ほどの観光客がバスを待っていた。<br />すべて欧米人でアジア系は、あちきだけである。<br /><br />6時45分の始発のシャトルバスに乗り込んでザイオンキャニオンシーニックドライブをゆっくりと走る。<br />ザイオンロッジ近くのバス停に来るころには、ようやく空も明るくなりつつあった。<br /><br />そしてザイオンロッジでバッフェ形式の朝食にありつけると思い、ザイオンロッジで降りる準備をしていた。<br />この20名近くの観光客も何人かザイオンロッジで降りると予想する。<br /><br />が、ザイオンロッジのバス停で誰も降りなかったので、あちきは降りづらくなってしまう。<br />それどころかザイオンロッジの宿泊客が乗り込んできた。<br />心の中で食べ放題の朝食の野望が吹き飛んだ。<br /><br />シャトルバスは、エンジェルズつ・ランディングが近いザ・グロットバス停とウィーピングロックバス停でほとんどの観光客が降りる。<br />最後のナローズに近いテンプル・オブ・シナワババス停に向かったのは、あちきを含めて6名程度。<br />ナローズってそんなに人気がないのかなっと思った。<br /><br />午前7時10分に、テンプル・オブ・シナワババス停に着く頃には、そらもようやく明るくなる。<br />ただし渓谷なので朝日はまだ見えなかった。<br />トイレでしっかり用を足し、リバーサイドウォークを歩く。<br /><br />写真を撮りながら進むと、欧米人の老夫婦が何やら手招きをする。<br />なんだろうと近づくと、川に近い茂みに指をさす。<br />最初は茂みでよくわからなかったが、立派な角を持つ鹿が茂みに体を半分隠すように座っていた。<br /><br />老夫婦に礼を言って写真を撮る。<br />結局、老夫婦と写真を撮ってもらったり、撮ってあげたりと三人でナローズに向かう。<br />ゆくっりとした足取りで30分後に、ナローズトレイルヘッドに到着した。<br /><br />すでに何人か川を上っているらしく、靴が何足も揃えて置かれている。<br />川に入る手前の斜面には、杖代わりの長い枝が何本も置かれていた。<br />あちきは、さっそく2本のストックを伸ばして両手にそれぞれ持つ。<br /><br />カメラも防水仕様の「Xacti」をメインにしてデジカメは、ジップロックのビニール袋にしまって密閉した。<br />老夫婦に軽く挨拶して先に進む。<br /><br />12年前は、水かさが深くなっていてここから先に進むのを断念していた。<br />12年越しのナローズである。<br />興奮しつつ川の中に入る。<br />すぐにトレッキングシューズの中にバージンリバーの水が流れ込む。<br /><br />足の先から電光石火で水温が伝わってきた。<br />すっげー冷たい!<br />さすがに夜が明けたばかりのバージンリバーの水温は冷たかった。<br />30秒も川の中に足を入れているとつま先がしびれてくる。<br /><br />これはちょっと冷たすぎるんじゃないだろうか・・・。<br />我慢して先に進むと5分ほどで足が冷水に慣れてきた。<br />だが心なしか冷水に体力が奪われているような錯覚に陥る。<br /><br />とにかく体を動かして冷えないようにしよう。<br />そういう意味では長袖を着込んできて正解だった。<br />川の中は、丸い大きな石がゴロゴロ沈んでいる。<br />またその石の表面には、藻が付着していてよくすべる。<br /><br />ストックを持ってきたことは正解だった。<br />何度ともなく滑って転びそうになるのをストックで踏みとどまることができた。<br />ナローズ・・・川の中を歩いていると不思議な感覚に包まれる。<br />なんというか、川の中をジャブジャブ歩いていると子供のような気持ちになってくる。<br />先に進むほど周りの景色は素晴らしく変化する。<br /><br />川の水の冷たさは気にならないくらい楽しくなってくる。<br /><br />1時間ほどナローズを歩くと中州のような場所があり、座るのに丁度良い大きさの岩があったので、荷物を降ろしてそこに腰掛けて休憩する。<br />お腹も空いたので、そこでサブウェイのターキーサンドとジュースで朝食にした。<br /><br />こういうところで食べる朝食は格別である。<br />しっかり休憩して時計と相談する。<br /><br />今日の予定は、このザイオン国立公園からブライスキャニオン国立公園を周る予定を立てている。<br />最初の予定より1時間早い状態である。<br />この時間を維持しつつ他を周ることが望ましいと判断する。<br /><br />そうなるとナローズは、ここで引き返すことになる。<br />それに足が厄介なことになっていた。<br />ソックスを短いものを履いてきてしまったので、靴が足首に摩れて赤くなっていた。<br /><br />確かに足の痛みが気になりだしている。<br />出発前に靴摩れ防止の絆創膏を貼るが、再び川の中に入ると水の影響で粘着力が弱くなりはがれてしまった。<br /><br />いつしか痛みをこらえて、ようやくナローズのトレイルヘッドに戻ることができた。<br />ストックを折りたたんでリバーサイドウォークを戻る。<br />これからナローズに向かう多くの観光客とすれ違った。<br /><br />まだいるのかと気になった鹿は、川岸を悠々と歩いて餌を探している。<br />その雄姿をビデオカメラで撮影してからバス停に戻った。<br /><br /><br />ザイオン国立公園の動画。<br />http://jp.youtube.com/watch?v=IbsmY_DmCDI<br /><br />http://jp.youtube.com/watch?v=l-zHGEXDp0Y<br /><br />http://jp.youtube.com/watch?v=rdN_GRlanTI<br /><br />http://jp.youtube.com/watch?v=7iPN2TmHr_8

2008 アメリカ・グランドサークル旅記 0919-02

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2008/09/18 - 2008/09/26

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morikens

morikensさん

午前6時20分、ザイオン国立公園のゲートに差し掛かる。
さすがに時間が早いのか無人である。
アメリカ・ザ・ビューティフルパスを買いたかった。

ゲートを通過してしばらく走り、ビジターセンター裏手の駐車場に到着。
すでに何台かの車が停められている。
外はまだ暗く、9月ということもあり肌寒い。
川の中に入ることもあるので長袖の服に着替える。

もう一度ザイオン国立公園のトレッキングコース・ナローズに挑む準備を万全のものにした。
ソフトクーラーボックスから、水2本とフルーツジュースとサブウェイのターキーサンドをリュックに移す。
他にはカメラ用の三脚とストック2本とマグライトを持つ。

ビジターセンター近くにあるシャトルバス乗り場に行くと20名ほどの観光客がバスを待っていた。
すべて欧米人でアジア系は、あちきだけである。

6時45分の始発のシャトルバスに乗り込んでザイオンキャニオンシーニックドライブをゆっくりと走る。
ザイオンロッジ近くのバス停に来るころには、ようやく空も明るくなりつつあった。

そしてザイオンロッジでバッフェ形式の朝食にありつけると思い、ザイオンロッジで降りる準備をしていた。
この20名近くの観光客も何人かザイオンロッジで降りると予想する。

が、ザイオンロッジのバス停で誰も降りなかったので、あちきは降りづらくなってしまう。
それどころかザイオンロッジの宿泊客が乗り込んできた。
心の中で食べ放題の朝食の野望が吹き飛んだ。

シャトルバスは、エンジェルズつ・ランディングが近いザ・グロットバス停とウィーピングロックバス停でほとんどの観光客が降りる。
最後のナローズに近いテンプル・オブ・シナワババス停に向かったのは、あちきを含めて6名程度。
ナローズってそんなに人気がないのかなっと思った。

午前7時10分に、テンプル・オブ・シナワババス停に着く頃には、そらもようやく明るくなる。
ただし渓谷なので朝日はまだ見えなかった。
トイレでしっかり用を足し、リバーサイドウォークを歩く。

写真を撮りながら進むと、欧米人の老夫婦が何やら手招きをする。
なんだろうと近づくと、川に近い茂みに指をさす。
最初は茂みでよくわからなかったが、立派な角を持つ鹿が茂みに体を半分隠すように座っていた。

老夫婦に礼を言って写真を撮る。
結局、老夫婦と写真を撮ってもらったり、撮ってあげたりと三人でナローズに向かう。
ゆくっりとした足取りで30分後に、ナローズトレイルヘッドに到着した。

すでに何人か川を上っているらしく、靴が何足も揃えて置かれている。
川に入る手前の斜面には、杖代わりの長い枝が何本も置かれていた。
あちきは、さっそく2本のストックを伸ばして両手にそれぞれ持つ。

カメラも防水仕様の「Xacti」をメインにしてデジカメは、ジップロックのビニール袋にしまって密閉した。
老夫婦に軽く挨拶して先に進む。

12年前は、水かさが深くなっていてここから先に進むのを断念していた。
12年越しのナローズである。
興奮しつつ川の中に入る。
すぐにトレッキングシューズの中にバージンリバーの水が流れ込む。

足の先から電光石火で水温が伝わってきた。
すっげー冷たい!
さすがに夜が明けたばかりのバージンリバーの水温は冷たかった。
30秒も川の中に足を入れているとつま先がしびれてくる。

これはちょっと冷たすぎるんじゃないだろうか・・・。
我慢して先に進むと5分ほどで足が冷水に慣れてきた。
だが心なしか冷水に体力が奪われているような錯覚に陥る。

とにかく体を動かして冷えないようにしよう。
そういう意味では長袖を着込んできて正解だった。
川の中は、丸い大きな石がゴロゴロ沈んでいる。
またその石の表面には、藻が付着していてよくすべる。

ストックを持ってきたことは正解だった。
何度ともなく滑って転びそうになるのをストックで踏みとどまることができた。
ナローズ・・・川の中を歩いていると不思議な感覚に包まれる。
なんというか、川の中をジャブジャブ歩いていると子供のような気持ちになってくる。
先に進むほど周りの景色は素晴らしく変化する。

川の水の冷たさは気にならないくらい楽しくなってくる。

1時間ほどナローズを歩くと中州のような場所があり、座るのに丁度良い大きさの岩があったので、荷物を降ろしてそこに腰掛けて休憩する。
お腹も空いたので、そこでサブウェイのターキーサンドとジュースで朝食にした。

こういうところで食べる朝食は格別である。
しっかり休憩して時計と相談する。

今日の予定は、このザイオン国立公園からブライスキャニオン国立公園を周る予定を立てている。
最初の予定より1時間早い状態である。
この時間を維持しつつ他を周ることが望ましいと判断する。

そうなるとナローズは、ここで引き返すことになる。
それに足が厄介なことになっていた。
ソックスを短いものを履いてきてしまったので、靴が足首に摩れて赤くなっていた。

確かに足の痛みが気になりだしている。
出発前に靴摩れ防止の絆創膏を貼るが、再び川の中に入ると水の影響で粘着力が弱くなりはがれてしまった。

いつしか痛みをこらえて、ようやくナローズのトレイルヘッドに戻ることができた。
ストックを折りたたんでリバーサイドウォークを戻る。
これからナローズに向かう多くの観光客とすれ違った。

まだいるのかと気になった鹿は、川岸を悠々と歩いて餌を探している。
その雄姿をビデオカメラで撮影してからバス停に戻った。


ザイオン国立公園の動画。
http://jp.youtube.com/watch?v=IbsmY_DmCDI

http://jp.youtube.com/watch?v=l-zHGEXDp0Y

http://jp.youtube.com/watch?v=rdN_GRlanTI

http://jp.youtube.com/watch?v=7iPN2TmHr_8

  • ザイオン国立公園到着。

    ザイオン国立公園到着。

  • ザイオン国立公園のシャトルバス。

    ザイオン国立公園のシャトルバス。

  • テンプル・オブ・シナワバ・バス停。

    テンプル・オブ・シナワバ・バス停。

  • ザイオン国立公園の鹿です。

    ザイオン国立公園の鹿です。

  • リバーサイドウォークの風景。

    リバーサイドウォークの風景。

  • ナローズ・トレイルヘッド。

    ナローズ・トレイルヘッド。

  • ナローズ。

    ナローズ。

  • ナローズ。

    ナローズ。

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