ヘルシンキ一人旅　2008

2008/09/23 - 2008/09/27

フィンランドに一人旅に行ってきました。ヘルシンキはいろんな博物館があり面白かった。ただ物価は凄く高い、、。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

ヘルシンキ中央駅飛行場からまずここに到着。

まず最初は郵便博物館。

郵便配達ゲームもありました。私はいい点数を得られませんでしたが。

1638年にはPeasant（農民）が郵便を配達していたというあたりからフィンランドの郵便の歴史が始まる。スウェーデンとロシアの支配を受けるのがこの国の歴史だが、システム自体も支配のせいで大きく変わったというわけではないらしい。なお郵政民営化は1990年にあった。郵貯は切り離され、Telecom（日本にはない）も分離された。政治家や国民から不満はほとんどなかったらしい。

ヘルシンキの目玉である大聖堂。新古典主義の影響が入り口に見えます。

大聖堂の中のパイプオルガン。

祭壇はこんな感じです。綺麗ですね。

大聖堂の前は元老院広場。写真右には政治活動をしている連中が見えます。

大聖堂の西側にあるヘルシンキ大学図書館

そのすぐ南にある大学校舎

ここは反対側にある市庁舎。

中心部から北上し国会を通る。

国会の両脇には銅像がある。これは思うに、国会にスーツケースを引きずりながら現れたところ運悪く銅像にされたというところか、、。

次に国会の北にある国立博物館に向かった。歴史中心の展示である。古代はほとんどなく、中世からフィンランドの歴史は始まるといってよい。フィンランドのKey personはPer Brahe（1602-1680）とGustavus?（1771-1792）である。前者はTurkに大学を設立し学問の普及を進めた。フィン語での聖書ができたのも彼の治世から。前述の1638年の郵便システム設立も彼が中心だった。後者Gustavus?は1776年フィン語での新聞を作るなど近代化に貢献。Gustavus?以降はスウェーデンの支配からロシアの支配（1807年から）へと変わる。

特別展はSt. Petersburgから来た陶器展である。金縁の豪華な食器セットにはため息が出る。

綺麗なビンが。

Kekkonenという（フィンランドの政治家？）の顔が描かれたものもある。

なぜかガガーリンの顔、、。

青と金の組み合わせは最高だと思う。

ここは大統領官邸

ウスペンスキー寺院。フィンランドでは赤レンガに緑の屋根と言う教会がやけに多い。

スオメリンナから見たヘルシンキ中心部。

ヘルシンキ大学博物館は大聖堂の隣にある。最初Royal academy of Turkが1640-1808年まで続いた。Per Braheが設立した。天文学が中心だったそうだ。スウェーデンのウプサラ大学をモデルに設立された。それが1809-1827年はImperial University of Turkになる。これはロシアの支配下になったためで当然パトロンはロシアの皇帝であった。1828-1917年はImperial University of Finalndになり（1850年はProfessorshipができる。1897は女性が初めて入学）、1917年以降はUnibversity of Helsinkiになり場所もヘルシンキになっている。写真はロシア支配下時代のパトロンたち。右からニコライ1世、アレクサンダー1世、2世、3世。

薬学部の展示。薬学はTurk時代からある。1938-1961は独立した機関で1960年から科学関係の学部に所属2004年には薬学部が設立される。

医学部での手術に関する展示。医学部は1640年一人の教授のもと始まる。1670年からは解剖学が重視され、1690年からは生理学が導入されたハーヴェイによる血液循環が中心だったようだ。Hospitalは1768年以降できた。ガン手術は1811年以降実習が始まる（講義は1784からみたい）。1848年にはクロロホルム麻酔が1867以降は無菌技術が導入された。泌尿器関係の分野は1840年代に始まる。1852年には内視鏡が使われ始める。

レントゲンの展示。

歯学部は1892年設立されたらしい。

化学実験の展示。

建築博物館へも行った。現代建築なのでビルなどが中心で設計図と写真が主流。唯一気に入ったのはHyvinkaaに1961年に建設されたらしいピラミッド型教会。これは斬新なデザインである。こんな形の教会は始めてみた。

次にスポーツ博物館へ。ヘルシンキ五輪の会場で現在のサッカー場にある。Paavo Nurmiという1920年に金メダル、3大会で計9つの金と3つの銀メダルを獲得した陸上選手の展示が最初にある。ほとんどユニホームなどの展示だ。2階ではこの陸上選手と張り合う？ためかランナー体験コーナーがある。試したがコンピュータに見事勝利できた。が、疲れた。写真はコンピュータに見事勝利して喜ぶ私のプレーヤーとぐったり倒れこんでいるコンピュータのプレーヤー。

テンペリアウキオ教会へ。岩に囲まれた教会だが何か内部はコンサート場みたい。2階席は見晴らしが良い。

新聞博物館は１階がメディアの歴史、地下は印刷の歴史という展示。1771年にスウェーデン語の新聞ができる。前述したが始めは小説のようなものが中心だった。世界大戦を通じて新聞に関心が高まる1920-1939は編集長が亡くなり、その息子がアメリカ留学から戻り編集長に。彼はアメリカで学んだことを実行する。1929年にコミック（ミッキーマウス）の導入。ニュースやスポーツ、犯罪の記事も彼の元で始まった。一方それまでCivil warの影響で白軍びいきだった政治報道も距離を置き中立の立場を取るようにシフトした。印刷は1800年代からRotary techの進歩とともにページが増大。始めは力作業で男による配達が主だった。最近はネットでのニュースもあるがフィンランドでは各メディア会社がTV、ラジオ、新聞、ネットをすべて保有しているため分野での競争はあまりなく会社同士の競争になるらしい。そのためネットが盛んになっても新聞業界がピンチになるということはあまりないらしい。写真はクラシカルな印刷機。

フェリー乗り場近くのマーケット。

その内部。

Forumというデパートここのスーパーが安くてよい。

最後は夜景。ここは国会。

こちらは街中。モダンな町は夜が綺麗。

この旅行記へのコメント （3）

• きなこさん 2009/05/27 22:34:03

  行く事になりました〜（＾＾）

  ご無沙汰しています。
  毎日　お忙しくしていらっしゃるのでしょうね
  
  日本は新型インフルエンザ騒ぎで　色んな催しが中止になったり延期になったりしています。
  
  息子の学校は夏休みの海外研修を中止にしました。
  次女の学校は予定通り催行されるそうで、ヘルシンキ大学に行く事になり、喜んでいます。
  
  こんな綺麗な町を歩けるのを今から楽しみにしております。
  
  いっぱい吸収して来て欲しいです。
  
  勉強　頑張って下さいね（＾＾）
  
  　　　　　　きなこ

• きなこさん 2009/05/04 00:23:05

  綺麗な町ですね

  「教えてトラベラー」では　有難うございました。
  次女が興味津々に見入っていました。
  
  お仕事で海外に行かれる事、医療現場の写真etc
  
  今　次女は薬学部を目指すかどうか将来について　凄く迷っています。
  何か身に付けて海外で仕事をしたい様です。
  
  Tafrさんの　旅行記は刺激になったようです。
  　また綺麗な町並みの旅行記を楽しみにしています。

  Tafrさん からの返信 2009/05/04 01:15:04

  RE: 綺麗な町ですね

  Mailありがとうございます。
  
  奇遇ですが、私は薬学部出身で薬剤師の免許を持っています（でも恥ずかしいことに薬剤師の職歴はありません。研究志向ですので）。現在はウィーン大学にてドクターコースの研究をしています。
  また修士はオーストラリアで取得しています（当事の写真はまだアップロードしていませんが、いずれ帰国してからアップロードしようと考えています）。
  
  オーストラリアや欧州での留学のことや薬学部のことなど、何かございましたらどうぞお気軽にメールください。
  
  ご子息の成功をこころよりお祈りして。
  
  tafr
  
  
  > 「教えてトラベラー」では　有難うございました。
  > 次女が興味津々に見入っていました。
  >
  > お仕事で海外に行かれる事、医療現場の写真etc
  >
  > 今　次女は薬学部を目指すかどうか将来について　凄く迷っています。
  > 何か身に付けて海外で仕事をしたい様です。
  >
  > Tafrさんの　旅行記は刺激になったようです。
  > 　また綺麗な町並みの旅行記を楽しみにしています。