2008/08/05 - 2008/08/05
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murenekoさん
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屋久島一人旅最終日(4日目)。
・ときどき滝を見に行く!
・首折れサバを食べそびれる?
・宮之浦川でアユ突き!
・屋久島との別れ
・偶然!?の繋がりを感じた旅。
・また行きます。
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最後の朝。7時に目が覚める。大阪の母娘は朝一の飛行機で帰るとのことで、バスに乗ろうとしていたが、僕のレンタカーに乗って行ってもらうことにする。無理やり運転手に11回目男性を指名し、4人で空港へ。大阪の娘さんは、「次は免許を取ってきます」と帰って行った。
空港からの帰りは11回目男性と二人。次にいつ来るか、みたいな話をしていて、「なかなか休みの都合がつかなくて・・」と言った時、11回目男性がつぶやいた「・・来るかどうか決めるのは自分なんだから。」という言葉が心に響く。 -
宿に戻り、荷物をまとめてチェックアウト。帰る時まで談話室に荷物を置かせてもらう。
飛行機は最終の18時だったので時間はかなりあったので、どこにでも行ける気がしたが、のんびり過ごすことにする。歩いて、コンビニまで三岳のワンカップを買いに行ったあと、観光センターにお土産を買いに行く。昨年来た時は、最終日にもバシバシ泳ぎに行ったり、観光文化村センターに行ったり、時間の許す限り目一杯楽しもうとしていたのだけど、今日はノンビリ〜。3日間で目一杯楽しんだし、「目標」もだいぶ達成。雨が降らず、白谷雲水峡に行けなかったのは心残りやけど・・。 -
買い物から帰って来たら、今日、宿に泊まるフランス人のカップルに、一湊海水浴場への行き方をみんなで教えているところだった。アイコさんによると、外国の旅行本に屋久島の民宿が3軒載っていて、そのうちの一つがここなんだとか。素泊まりだし、場合によっては他の宿泊客もあまりいない事もありそうなので、あまり外国人の方に向いているとは思えないのだけど、旅行本にどんな風に紹介されているのか気になるところ。
買い物後、暑さ対策で、車の窓を開けていると、「今日は、ノンビリしてるね」とサブローさんがやってきて言った。
僕がそれなりにやりきったという顔に見えたのか、サブローさんが「君の中で屋久島はまだ終わったわけじゃないんでしょ?」と聞いた。「まだまだですよ!」と答えたものの、何か胸にひっかかるものがあった。 -
また僕はここに還ってくるんだろうか。今回も6月の予定が3日前にキャンセルになるなど、それなりに大変だった。30を超え、年齢的にもいつまでも遊んでいる場合ではないのかもしれない。
まだまだやり残したことはあるけれど、それは後悔とかではなく、たとえ、これが最後の屋久島になったとしても、「素晴らしい思い出」として、一生大切に閉まっておけるのではないか。還ってきたいけど、やりきって終わらせたくない、なんだか複雑な心境だった。
それでも、サブローさんに「また来ます!」と言って別れを告げる。温かいあの談話室に「ただいま!」と言って還るのはいつになるんだろう。 -
お昼。11回目男性、大阪の男性、横浜の女の子が「一湊珈琲」に行くというので、一緒に連れて行ってもらう。
「一湊珈琲」では、店主夫妻に最近、お子さんが産まれた(豆太郎君?)のもあってか、食事メニューがなくなってしまったが、本日のコーヒー「ガテマラ珈琲」を注文。 -
ここで、店主夫妻を見て、数日前のモヤモヤが解決。ご神山祭りの日に、一緒にいたダイビング・スクールの女の子が挨拶していたご夫妻をどこかで見たことあるなぁ・・と思っていたら、ここの店主夫妻だったのだ(このお店も昨年来たので)。
テラス席に4人に並んで、布引の滝を眺める。しばらく雨が降ってないだけあって、全く水がなく、ときどき滝は見えない。 -
珈琲を飲んでまったり過ごす。前に見える森の緑の色の種類に目を奪われる。緑ってこんなにたくさんの種類があるんやねぇ・・。いつもパソコンの画面ばかり見ている目が安らぐ。
横浜の女の子が「前回来た時は、宿に、初屋久島の人が多かったのだけど、今回は常連の人が多いなぁ。不思議だなぁ。」とつぶやく。そういや今回は、自分より屋久島歴が長い人の方が多かった。 -
初めての人が多かったり、リピーターが多かったり、その日その日によって雰囲気が変わる。宿には毎日違うメンバーが集まり、まったく同じメンバーが集まることは、おそらく二度とない。前に、「晴耕雨読では、優しさのリレーが行われている」と書いてある旅行記を読んで感動したことがあったのだけど、今回のリレーでも4日間、いろんな出逢いや優しさに触れ、素敵な宝物をもらった。
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「飛び魚定食」
コーヒーを飲んだ後は、宮之浦に戻り「潮騒」で、「飛び魚定食」を食べる。「首折れサバ定食」と迷ったのだけど、また次の機会に。大阪の男性が頼んだ「首折れサバ定食」の写真を撮らせてもらう。 -
「首折れサバ」(食べてません、笑)
帰りに「丸高水産」に寄ると、11回目男性が、入荷が少なかった首折れサバを、何度も通ったことによる「顔パス?」でゲットし、みんなで喜ぶ。って、僕は今日帰るので、食べられないんやわ(笑) -
宿に戻り、談話室で、晴耕雨読名物のコーヒーを飲みながら、サブローさん&アイコさんに「宮之浦川」で泳ぐポイントを教えてもらい、お昼から4人で宮之浦川に泳ぎに行くことに。
最終便で帰るので、一度、着替えと最後の挨拶に帰ってくるつもりだったが、念には念を入れて、大阪の男性の車の後ろについて、自分のレンタカーに荷物も全部詰め込んで行くことにする。
まず、サブローさんに教えてもらった、ダートを通って行く上流の方に行ってみたが、川へ降りる道が分からずUターン。悪路だったが、その先は、今まで行き方が分からなかった「竜神杉・雷神杉・風神杉」への道ということが分かり、次回の楽しみが増えた。 -
宮之浦川の中。澄んでいます。
引き返し、愛子さんに教えてもらった「屋久島総合自然公園」の近くの河原に降りる。子供たちがいっぱいかもね、とのことだったが、貸し切り状態。あとでおじいちゃんと小さい子供たちがやってきて、金魚すくいみたいな網で鮎を取ろうとしていたのが微笑ましかった。
川に飛び込む。少し冷たいが、天気もよく、気持ちいい。
海、山、滝に続いて、「川で遊ぶ」という目標も達成!
川には鮎がいるそうで、アイコさんが「すばしこくて、素人にはまず突けないわよ〜。やってごらんなさい」と言われた鮎突きの銛をもって11回目男性が川に潜る。
と、いきなり、「取ったどー!」の声。見ると、ホントに鮎が刺さっている!
あ、あんた、何者や!?
銛とシュノーケルセットを貸してもらい交替で鮎を追うも、ホントにすばしこくて、近づくことすらできない。結局、坊主・・。11回目男性は後で、また鮎を突いたそうだ。鮎突きは初めてらしいけれど、11回目ともなると、自然と屋久島になじむのか!? -
子供みたいに泳いで、鮎を突いて・・と遊びまくり、時が止まればいいのに・・と思ったが、夕方になり、時計は、かなりタイムリミットに近付いていた。
一人、急いで着替え、帰る準備をする。同上せず、自分の車でついて来たのは賢明な判断だった。でも、もう宿に戻る時間はない・・。
皆さんに「またみんなで、晴耕雨読で逢いましょう」と別れを告げる。そう言いながら、たぶん、そんなことはたぶんない事も分かっている。でも、このかけがえのない一瞬一瞬はたぶん一生、忘れられない思い出になるのだ。最後に温かいカップスープをいただく。温かくて美味しかった。走りながら、「ありがとう」と呟き、一人、川を後にする。
「おそらくこうやって四人で顔を合わせることは、二度とない。けれど寂しさはなかった。人と人との繋がりとはそういうものだ。少なくとも、そう信じようと僕は思いはじめている。」
〜伊坂幸太郎『透明ポーラーベア』〜 -
空港まで車を走らせる。
宿に戻ることができず、最後のお別れができなかったのが心残り。僕は、また「優しさのリレー」に参加できるのだろうか・・。
空港前のガソリンスタンドで最後の給油をする。残りランプは二つ。危なかった・・。
4日間の出来事が頭の中を駆け巡る。かなりの目標は達成したし、今回の旅も大満足だし、いくつかの目標は残してきた。
これが最後になったとしても、美しい思い出は一生消えないだろう。「還りたい」という思いと「還れるのかな」という思いが交差する中、スタンドの前の給油器に他の車が止まった。自分と向い合せになった車の運転手さんと目が合う。 -
運転手さんが車から降り、笑いながら近づいてくる。
サ、サブローさん!?
なんと、目の前に宿のオーナーのサブローさんがいた!偶然、給油に寄ったらしい。川で遊びすぎて、タイムリミットギリギリの時間に給油に寄った自分の目の前に、偶然サブローさんが来るなんてすごすぎる!
屋久島にガソリンスタンドはたぶん10ヵ所もないので、確率的にはあり得なくもないのかもしれないけど、やっぱりこんな偶然はありえないと思う。でも目の前で「奇蹟」は起きているのだ。
二人で顔を見合せて爆笑する。
なんだか心のモヤモヤが吹っ飛び、おかしくて仕方なかった。旅先では、いろんな偶然や奇蹟が起こる。これだから旅は止められない。
「また来ます!!」
今度は、精一杯、心の底から言った。「来るかどうかは自分が決める」11回目男性が言っていた。また来ると決めた。自分が来たいと思った時に来ればいいんだ。
そういや、ガソリン、リッター215円だった。あいたたた・・。違う意味で爆笑した(笑) -
レンタカーを返却し、空港に送ってもらう。
「偶然」と「繋がり」をキーワードにした伊坂幸太郎の短編小説『透明ポーラーベア』を思い出した。
「「繋がってるかな」千穂が言う。前を見たままだった。繋がっているに決まってる、と答えようとしたが僕は声を出せなかった。あまりに簡単で、嘘臭かったからだ」
〜伊坂幸太郎『透明ポーラーベア』〜
コダマ・リレーの人と人とのつながり、宿での優しさのリレーのつながり、偶然、奇蹟。
いろんな不思議な出来事も、屋久島に旅に来なければ出逢えなかったのだ。あー、楽しかった〜とニコニコしていると、こちらを向いて座っているフライト・アテンダントさんがニッコリ微笑んだ。 -
あーーーっ!?
去年、初めて屋久島に来た時に、帰りの飛行機でなぜだか涙があふれ返ってしまったのだけど、その時にほほ笑んでくれたフライト・アテンダントさんが目の前にいた(たぶん)。
屋久島便−鹿児島便のフライト・アテンダントさんが1年前と一緒の人・・ってのは、確率的にガソリンスタンドでサブローさんと出会うよりは全然珍しくないのだろうけれど、やっぱり「繋がっているから」だと思う。
飛行機の機内誌に、映画監督の大宮エリーさんが与論島のことを書いたエッセイの中で「与論に来る偶然と、帰ることにわかる必然を楽しみにしていたのだから」という一説を読み、屋久島に来た「偶然と必然」を思い直す。
屋久島の島影が小さくなっていく。
そっと目を閉じ、「繋がり」を胸に、再訪に思いを馳せた。
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