2008年ブルガリア旅行第３日目(3)：リラ山中のレストランからピリン山脈へ

2008/07/08 - 2008/07/08

2008/07/08火　リラ僧院からメルニックへ
【宿泊：Hotel Bolyarka（メルニック泊）】
ヴィトシャ山からリラ山脈を越えて、ピリン山脈へ
・セパレヴァ・バニャで間欠泉を見る
・リラ僧院（世界遺産）
・ロジェン修道院
・メルニック散策（一人で散策）
　コルドプルロフ・ハウス・ミュージーアム見学

リラ僧院の名物といったら、やはりマス料理！
周辺には食事ができるところが少ないとガイドブックにありましたが、さすが現地ガイドと車付ですから、リラ山中のなかなかステキなレストランに案内してもらうことができました。
昼食を15時近くに終わらせた後は、今日の２つめのハイライト、メルニックへまっしぐらです。
とはいえ、そこは私のこと、あちこちでしっかりとフォトストップをお願いしています。
なにしろ、リラ山脈の次にはピリン山脈。
ブルガリアでも特に山がちな地域の移動です。
車窓の外は、視力が回復するのでは、と思われるほどの豊かな緑に、変化に富んだ風景の連続！
ただ、残念ながらピリン山脈に入ってからは、目を見張る山岳地帯の風景にうっとりできても、細く曲がりくねった道路で、とても車を止められる状態ではありませんでした。

「ブルガリアの首都ソフィアとその南に広がるピリン山脈。この地域は国立公園がいくつもあり、豊かな自然環境によって知られている。山岳地域のため、交通の便は決してよいとはいえないが、ブルガリア正教の中心、リラ僧院、スキー＆山岳リゾート、バンスコ、温泉町サンダンスキなど、個性ある町や見どころが多い。（後略）」
（「地球の歩き方 '07〜'08年版」より）

エリア その他の観光地(ブルガリア)

巣箱と川のある景色

レストランの駐車場から見えた景色です。
とても目立つ色彩のみつばちの飼育箱は気に入りました@

レストラン・ジャボレック

リラ僧院の余韻を引きずることができるようなレストランでした。
看板には、キリル文字で「レストラン・ジャボレック」とあり、その下にRila Forelle（リラのマス）と書かれてあります。
ちなみに、ジャボレックとは、カエルの意味だったような。それともカエルが水に飛び込む擬音だったかしら。
忘れてしまいました（苦笑）。

レストラン・ジャボレック

テラスの木の柵がいいかんじ！
ルーマニアのマラムレシュ地方の家屋を思い出します。

たとえばこんなかんじ@
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13127347/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13127365/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第12日目(4)シゲット・マルマッツィエイ：やっぱりここでも、野外博物館@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10201372/

ブカレストの農村博物館にて
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12589248/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第２日目(5)ブカレスト：ルーマニアのフォークロアの宝庫・農村博物館・その１」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10172885/

http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12589497/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第２日目(6)ブカレスト：後半も魅力たっぷりな農村博物館・その２」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10172910/

テーブルクロスもブルガリア民族風@

ここでいただいたリラの名物のマス料理の写真はこちらです（この旅行記の表紙に使ったのと同じ写真です）。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14288267/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア・ハイライトその４：ブルガリアで食べたもの・その１」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10261053/

白樺のコブ@

レストラン・ジャボレックのおみやげコーナー

まだ荷物になるので買わないけれど、写真だけ@
ハチミツがたくさん！

アルコールは果実酒ラキアだったかもしれません。
果実酒といっても侮れません。
40%〜60%というアルコール度数です。
ルーマニアの「ツィカ」、ハンガリーの「パーリンカ」のブルガリア版といえましょう。
ルーマニアやハンガリーでちょっと懲りたので（体がほてるので、猛暑の夏に飲むのはきついです@）、ブルガリアでは一切口にしませんでした（苦笑）。

レストラン・ジャボレックのおみやげコーナー

可愛い民芸品がたくさん！
でもこういうのは最終日近くにまとめて買いたいですね。
（実際、買いましたけど@）

レストラン・ジャボレックのおみやげコーナー

ブルガリア土産といえば、バラ・グッズ！
ローションやハンドクリームや石けんや香水！
バラのお酒もあります@
ローションなどはソフィアの薬局などで買うのが一番安いらしいですが……実は３日後、バラ祭りの町カザンラック観光中に少し買ってしまいました（苦笑）。
さすがにまだ３日目のここでは我慢できました。

1944年８月24日のジャボレックの戦いの記念碑

対ヒットラーの戦いを記念したもののようです。
実はバルカン山脈やロドピ山脈では、こういう記念碑があちこちにごろごろありました。
ブルガリアというと、山賊や民族復興期の革命家たちによる山間でのゲリラ戦というのを私でも連想するくらいです。
なので、記念碑を建てたくなる戦いがたくさん展開されたと思われます。
あるいは、記念碑が多いのは、社会主義的プロパガンダの名残り！？

レストラン・ジャボレックの入口

レストランには、実は、裏から入りました。
門の屋根の下には「ドブレ・ドシュリ（ようこそ）」と書かれてあります。

事故車を掲げる交番

ブルガリア旅行中、警告のためにこんな風に事故車を展示している交番をいくつか見かけました@

リラ山脈とピリン山脈のはざまで
シミトリ（Simitri）の町を通過してまもなくの国道１号と19号の交差点付近にて

今日はこれらの山脈を左に眺めながら南下しますが、明日はこの山の間を走る19号を進みます@

ピリン山脈（左）と高架橋

緑豊かなピリン山脈

白い岩肌のピリン山脈とメルニック近郊の村

サンダンスキーを越えて国道を下りてメルニック方面に近付いてきた頃。
ここでもブルガリアの家々の屋根はオレンジ揃い@

メルニックの近辺のブドウ畑

さすが、ワインで有名なメルニックです@
日当たりの良さそうな丘陵は、いかにもブドウ栽培に適していそうです。

白い岩肌の見えるピリン山脈

黄色いアザミと

この日の気温は、夕方16時半でも39度ありました。
エアコン付の車の中にいられたから良かったものの、車に取り付けられた気温計を見て「ひえーっ！」でした。
この後、ロージェン僧院めざしてピリン山中に入ったときは、標高が高いせいか、35度とまだましになりましたが、とにかく、湿度の低いヨーロッパでも非常に蒸し暑い一日でした。
ブルガリアのみならず、東欧のこの異常猛暑はここ数年のことだそうです。
大丈夫か、地球よ……。