アイスランド2008夏～ブルーラグーン＆ちょっと内陸ハイランド

2008/08/05 - 2008/08/05

今日からレンタカーを借りていよいよ４日間のドライブを開始。このために旦那は国際免許証をゲットし、未舗装が多いという情報からレンタカーは4WDをチョイス。レンタカー、いつもはHERZで借りるのだけど、アイスランドはレンタカー代もお高いのでちょっと安めのBUDGETを選びました。

国内空港で8:00にピックアップ、という予約を入れていたので、8:15にはスタートだなー、ブルーラグーンは9:00オープンだからバッチリ♪・・・なんて計画を立てていたけれど、世の中ってそうそう予定通りには運ばないものなのね。

　【０日目】出国＆コペンハーゲンで乗り継ぎ（早朝着：レイキャビック／メトロポリタンホテル）
　【１日目】ゴールデンサークル現地ツアー（泊：レイキャビック／メトロポリタンホテル）
★【２日目】ブルーラグーンと内陸ハイランドドライブ（泊：どこかのキャンプ場）
　【３日目】西部フィヨルドドライブ（泊：イーサフィヨルズルのキャンプ場）
　【４日目】西部フィヨルドから長距離ドライブ（泊：アクレイリ／ホテルエッダ）
　【５日目】デティフォスの滝とミーヴァトン湖（泊：ミーヴァトン湖キャンプ場）
　【６日目】飛行機で移動＆レイキャビック観光（泊：レイキャビック／ホテルプラザ）
　【７日目】帰国

エリア ブルーラグーン周辺(アイスランド)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー

ホテルで朝食を取っていると、外が騒がしい。外を見てみると、あら、ホテル前でドラマor映画のロケ準備をしていました。

・・・ということで、ホテル前に来るはずのBSIバスターミナル行きの車が来られず、FlyBusに乗りたい皆さんは大きなスーツケースをコロコロ転がして交差点まで歩いていきました。この時、ホテルの支配人（かな？）、お迎えの車とロケの責任者、宿泊客相手にテキパキ対応してたな〜。他の従業員さんも優しかったし、メトロポリタンホテル、◎！

私たちはレンタカーのピックアップに国内空港に行くんだったので、タクシーを呼んでもらいました。

＜ダウンタウン→国内空港／1,080 ISK＞

メトロポリタン ホテル ホテル

タクシーで空港に到着したのは7:50。早速レンタカーのカウンターに行ってみるけど、だ〜〜〜れもいない。他のレンタカーのカウンターもあるけど、やっぱりだ〜〜れもいない。待っても待ってもだ〜〜れも来ない。時間は既に8:15。

旦那「このまま待っても来ないと思うぞ。」
私「う〜〜ん。」
旦那「ここに人が常駐してるわけないって。人は飛行機の到着時間にしかいないと思うぞ。」
私「えー、8:00にピックアップって予約してるのに〜。」
旦那「外国なんてそんなもんだろ。」

・・・日本っていい国だなー。

旦那がカウンターにあった電話でアタック。

旦那「迎えに来てくれるって。」

えー、ここで借りられるんじゃないの？？

10分ほどして車で迎えに来てくれたレンタカー屋に連れて行かれたのは、BSIバスターミナル。
・・・車があるのはここなのかよ〜〜。FlyBusのお迎えに乗ってくればタダで来れたじゃないか〜〜。

ということで、写真はBSIバスターミナルのBUDGET。

で、こちらが４日間一緒に走るヒュンダイの４ＷＤ。左ハンドルのマニュアル車でございま〜す。いやー、旦那が普段乗ってる車が左ハンドルのマニュアル車でよかった♪

・・・あー、町の向こうに見えてるのは教会だね〜〜。帽子かぶってますねぇ。工事中なのかー。４日後に戻ってきたら終わってるといいなー。（無理です）

ということで、予定より30分遅れの8:45に無事にレイキャビックを出発。向かう場所は、アイスランドに来た人は必ず訪れるであろうブルーラグーン！

レイキャビックからブルーラグーンまでは溶岩台地の中を走ります。

しっかし今日もいい天気だねぇ。さすが晴れ夫婦♪

30分ほど（100キロで）走ると、遠くに煙が見えてきました。
きっとあそこだーー！！

ということで、9:20、ブルーラグーン到着。
わー、青〜〜い！

ここは建物の前にあるラグーン（でいいの？）なので、入浴はできません。さっさと中に入りましょう！

こちらがブルーラグーン内の脱衣所＆ロッカー。けっこうきれい♪時間が早いせいかとっても空いてたので写真が撮れました。

最初、ロッカーの施錠方法がよくわからなくて一人で悪戦苦闘。でも慣れてしまえば「うまくできてるな〜〜」なんて感心しちゃった。

さあ、シャワーで体をきれいにしてからいよいよブルーラグーンへ。

じゃーん、ブルーラグーン。
おおお、広い〜〜。

先に入ってた旦那と合流して奥まで歩いて行ったり、熱いお湯の場所を探したり。

ところでここの泥、肌にいいらしい。旦那が潜って底の泥を取ってたので、一応腕に塗ったりして。

ブルーラグーン、午前中いっぱいいようかと思ってたけど、お風呂でそう時間がつぶせるものでもなく、風呂上がりは本格的なドライブに出なきゃいけないのでほのぼの気分になるわけにも行かず、湯船で１時間ほどちゃぷちゃぷした程度で出ちゃいました。

ブルーラグーン 滝・河川・湖

お風呂から出て着替えた後はちょっとおみやげを見て、ちょっと建物の周りを散策。

写真は建物の前のラグーンと地熱発電所です。
空がラグーンに映し出されてきれいだな。

ということで、11:30、ブルーラグーン出発です。

◆ブルーラグーン
http://www.bluelagoon.com/

ブルーラグーン 滝・河川・湖

ブルーラグーンの後は来た道をレイキャビックに戻ります。今日はこの後大きな町は通らない上にキャンプ泊の予定。

・飯
・風呂
・ガソリン
・眠る場所

私たちのドライブ旅は上の４つのうちひとつでも不安があると途端につまらなくなることがわかっているので、まずはレイキャビックで昼食を食べて、夕食もゲットすることに。

そんなわけで目指すは大きめスーパー。

12:20、スーパー（の裏口）到着。いやあ、迷った（泣）
レイキャビックの町、車で走りづれええええ。スーパーは見えているのにそこに行く道がない。そうこうしているうちにスーパーからは離れ、今いる場所もわからなくなる。

旦那「次、どっち？」
私「・・・・」←硬直

仕方がないので旦那、カンで走る。んで、走ってたら着いちゃった♪うーむ、旦那の野性のカン、相変わらず冴えてるな。これからも道に迷った時はあなたに任せますんで。

ここではフードコートでランチを取り、ビール（？）とおつまみを買い、ミニじゅーじゅーいち（1011）のサラダバーでサラダとパスタをゲット。よっしゃー、これでキャンプ場さえ着けば今日は大丈夫♪

13:50、スーパーを出発しました。

クリングラン ショッピングセンター ショッピングセンター

この後、車は昨日ツアーの帰り道にバスが通った道を走ってシンクヴァトラバトン湖へ。
そして、14:30、シンクヴェトリル国立公園の入口にあるインフォメーションセンターでお手洗いを済ませ、眠気覚ましのコーヒーをゲットし、いよいよ内陸ハイランドへ踏み込みます。

アイスランドの内陸部は環境が厳しく人が全く住まない、荒野と氷河と溶岩ばかりの場所。でもアイスランドに行くからにはそんな内陸ハイランドというものを少しは見てみたい。

ということで、いくつかの代表的なハイランド・ロードの中から60数キロという割と短めで比較的安心らしい「カルディダルール」を走ることにしました。

写真はインフォメーションセンターから少し走ったところ。未舗装ではあるけれど、昔は北海道もこんな場所多かったし、まだまだ。

・・・ってしばらく走っていくとこんな風景が広がってきました。

いやー、何もないけど、すごいなー。

旦那「♪ビヨン、ビヨン、ビヨン、ビヨン」
私「・・・なに、それ。」
旦那「なんか、馬に乗ってクリント・イーストウッドが出てきそうでしょ。」

「夕陽のガンマン」の曲だったらしい。

こんな道がずーっと続きます。
時々、ずーっと遠くに砂煙が見えると、対向車が来てるんだなってことがわかるくらい。

遠くに見えた対向車が砂煙を上げて近づいてきました。・・・・って、観光バスかい！あんたら、何でこんな道をバスで来るんだーー！！観光バスと4WDがすれ違うスペースなんてないよー。

ということで、うちらの4WDが道からすこ〜し乗り上げて観光バスを通すことに。

観光バスは若い女の子がいっぱい乗ってました。で、すれ違うときにみんなニコニコしながら手を振ってくれました♪

いやー、こんな道を観光バスが来るなんて驚いたなー、もー。さー、行こかー。

・・・あ、はまった。前には進みませんね。
それじゃバックで。お、後ろに下がりました。
んじゃ、また前に。・・・あ、エンスト。
それでは、エンジンかけなおし。
・・・エンジン、かかりません。

こんなところで故障かあ〜。さあ、どーしよ？

なぜか、やけに頭がクリアになっていろいろな成すべき事が思い浮かぶ。

携帯はないし、車はめったに通らないから次に通った車は無理矢理止めて、レンタカー屋に連絡してもらって・・・それに、ホテルを予約してるわけではないから、時間がかかっても大丈夫だなー、とか考えているうちに、エンジンかかった。

私「あ」
旦那「うん、大丈夫だと思ったんだ。ちょっと制御コンピュータが誤作動しただけだろ。」

・・・よくわかんないけど、大ゴトにならなくてよかったな♪

再び車を走らせていくと行く先に氷河が現れた。
これは、昨日グトルフォスの滝で遠くに見えていた、ラングヨークトル氷河の西端部。
わー、ここで見ると近いよ〜〜！

ズームで撮ってみた。
わー、流れてるって感じ。まさに氷河だあ。

もう少し車を走らせて、氷河の正面。
色が青っぽいなあ。

もう少し走ったら、氷河全体が見渡せた。また車を止めてもらう。

旦那「また止まるのか〜」
私「だって、氷河好きなんだも〜ん」

ラングヨークトル氷河をアップで。
流れてます。

氷河が見える場所はこんな感じ。
相変わらず原野が広がるのみ。

だけど、こんな原野の中で健気に咲いている花がありました。それは、このアルメリア。よく見ると、周りには岩の間にたくさんのアルメリアの株がありました。

うちの庭にもアルメリアはある。でもうちのは大きな株の中から何本かしか花が咲かないのに、ここのアルメリアはこんな原野の中で小さな株から一生懸命花を咲かせてる。うーん、なんてかわいーのかしらー。

そうして16:30過ぎ、車は無事に内陸ハイランドを抜けました。

こちらは氷河が溶けた川の脇に咲くお花。
アイスランドはきっと今が花の季節なんだろうなー。

ハイランドロード「カルディダルール」を抜け10分ほど走り、16:50フロインフォッサルの滝に到着。溶岩の滝、という意味だとか。

溶岩の間から水が流れ落ちている珍しい滝です。

滝をズームで。

この滝は川の下流にも続いています。

散策路を少し歩くと全体がよく見えます。

川の水が少し青いグレーに濁ってる。
きっと、さっき見たラングヨークトル氷河の溶けた水がここに流れ込んでいるんだろうなあ。

こちらはバルナフォスの滝。子供たちの滝という意味だそうです。・・・なぜ子ども？

滝の周りの草むらには白い花。
これ、全部ワタスゲでした。なんだか可憐だなあ。

フロインフォッサルの滝にあった小さなおみやげ屋さん。
早速入ってみる。

旦那「あ、いた！」

何が？

ということで、旦那の脇にちょこんといるのはパフィン（のぬいぐるみ）。

そういえば旦那さん、アイスランドに来る前から「パフィンを連れて帰るんだ」と言ってたっけ。アイスランド２日目、無事に目標達成でございました。

17:25、フロインフォッサルの滝を出発し、本日の宿泊地へ！

・・・って、実は今日泊まるところ決まってないんだよねえ。ま、何とかなるさ！とりあえず西部フィヨルド方面へ走りましょう。

明日の夜は西部フィヨルドの北部に着きたいから、今日は出来るだけ進んでおきたいところ。
19時〜20時の間にキャンプ場に到着すると決め、それまではひたすら走ることに。

こちらは国道１号線、リングロード。

西部フィヨルド方面に行くため、リングロードから途中の60号線に入ります。60号線はこんな風景。何もないけどきれいだなー。

このあとしばらく走り19:00近くになったところでBudardalurの町に入る。

私「やっぱり今日はホテルエッダのキャンプ場かなあ。この町にあるらしいから。」

しかし、ホテルエッダの痕跡も見つけられないまま町を通り過ぎちゃった。しかたがないので、15キロほど先にある地図にキャンプ場マークのついてるLaugerの町へ。

キャンプ場マークの場所を曲がってちょっと走ると・・・あ、黄色い旗。ホテルエッダだー。こっちにあったのかー。

ということで、19:10、ホテルエッダのキャンプ場に無事到着。なんだかんだいって最後は予定通りでした。

ホテルエッダのキャンプ場にて。

このホテルにはプールがあり、20:00まで入れるとか。・・・ってことは、シャワーも20:00までいいのね？早速シャワーへGO！いやー、まさかシャワーまで入れるとは思わなかったのでラッキー♪
さらに、キャンプ場の洗面所では温泉のお湯が出たよ〜♪

◆ホテルエッダ LaugarSaelingsdal
http://en.hoteledda.is/Eddahotels/LaugarSaelingsdal/

ということで、こちらの写真はシャワー上がりにビール（？）を飲む旦那。

さて、今日の寝床は札幌の秀岳荘オリジナル３シーズンの二人用テント。何年か前に登山を一生懸命やっていた時に山中泊ができるように、と買ったのだけど結局山中泊はせずじまい（笑）。
このテント、とっても立てやすいし、細かいところに気が利いてる。決して安くなかったけど、アイスランドで３回キャンプしたら充分元が取れるぞ。

こちら、本日の夕食。
じゅーじゅーいちのサラダバー、けっこういい感じです。

テントからの風景。
ホテルの周り１キロ四方くらいは人っ子一人いなかったけど、キャンプ場とホテルにはわりと人がいます。

キャンプ場で遊ぶ子供。

この後、洗面所に行って歯を磨いてたら３歳くらいの小さい女の子がすぐそばに来た。じーーっと私を見るので、ニッコリ笑って「こんにちは！」って声をかけたけど、ひたすら私をじーっと見るだけ。で、しばらくじーーっと見たあと行ってしまった。

私「ねーねー、さっき洗面所で小さい女の子にじーーーっと見られたよ。」
旦那「俺なんかさー、さっきトイレの帰りにサッカーやってる子供達の横通ったら、サッカーやめてじーーーっと見られた。」

東洋人がめずらしかったのかな。

Hótel Laugar Sælingsdal ホテル

21:00のキャンプ場の風景。
デジカメを空にピント合わせて撮ったらこんな写真になっちゃった。

こっちは上の写真と同じ時間に人にピントを合わせて撮った写真。

・・・この風景と、上の写真のような空の色を一緒に映すにはどう撮ったらいいのかなあ。まだまだデジカメを扱いきれない私でした。

というわけでドライブ初日は無事終了。大きな事故もなくてよかったよかった。
さあ、明日はアイスランド最西端に行くぞー。どうかパフィンに会えますように♪

＜本日の走行距離／332キロ＞

◆◆　アイスランド２日目おしまい　◆◆

この旅行記へのコメント （2）

• c.makotoさん 2011/02/07 00:32:27

  溶岩台地の道走ってみたいです

  この写真もいいですね〜
  溶岩台地の道をバイクで走ってみたいです。
  またすばらしい景色で、見ごたえ度高いですね
  
  それにしても車のトラブルが、
  簡単に解決して本当に良かったですね
  僕も何度もバイクのトラブルがあって
  ひどい時は、ヒッチハイクするハメになりました
  
  あんな所でヒッチハイクは
  厳しいから、たいした故障じゃなく
  本当に良かった。
  
  ブルーラグーンも行ってみたいなァ〜
  それではまた、
  C.makoto
  

  ふみこさん からの返信 2011/03/12 14:24:56

  RE: 溶岩台地の道走ってみたいです

  こんにちは！こちらもコメントありがとうございます(^-^)
  
  > 溶岩台地の道をバイクで走ってみたいです。
  > またすばらしい景色で、見ごたえ度高いですね
  
  アイスランドの内陸は冒険度が高い感じですよ〜。
  
  > あんな所でヒッチハイクは
  > 厳しいから、たいした故障じゃなく
  > 本当に良かった。
  
  はい、よかったですー。
  今思い出せば全然故障ではなかったんですけどね（苦笑）
  
  c.makotoさんはバイク派なんですよね。
  バイクって天気や風に左右されて大変そうに見えますが、
  その分きっと全身の五感で感じるものが車よりも断然多いんでしょうね〜。
  
  > ブルーラグーンも行ってみたいなァ〜
  
  アイスランドに行かれることがあればぜひぜひ♪
  
  道のコミュニティへの写真投稿もすっかり間が空いてしまいましたが、
  ゆるゆる、ぼちぼちでまた参加したいと思いますので、どうぞよろしくです。