２年越しでチュンガラに辿り着いたわけで．その６

2008/08/11 - 2008/08/23

【８日目】バスを降りると客引きが寄ってくる．朝早くから働き者だ．どこでも良かったので最初に声をかけてきたおばちゃんに話しを聞く．Brisaってツアラーの人だ．ここは本にも載ってるしＯＫだな．オフィスへ行って2-Daysツアーに申し込み．塩のホテルに泊まれるみたいだ．出発まで時間があるので朝食をとってから水とお菓子とトイレットペーパーを買っておく．
　11:00にウユニツアー出発．ジョージア州の兄弟２人＋ニュージーランドのご夫婦＋日本人３人の計７人．日本人の娘の１人はNY在住で１ヶ月の南米一人旅中なんだって．ラパスからOMARのCAMAの方で来たらしいんだけど，なんと運ちゃんが飲酒運転だったんだと．そのせいで途中で４時間くらいの足止め喰らったって話だけど，何より事故んなくて良かったよねー．町を出て30分くらい，最初に塩の採掘場へ．実物のウユニは写真で見るほどは真っ白じゃないんだな．そこからさらに20分くらい走って塩のホテルへ．荷物を降ろしてとりあえず宿にチェックイン．んで，オイラ以外の1-Dayツアー組みとはここでお別れ．つーか，オイラは明日の13:00にお迎えが来るまでホテルに置いてけぼり状態なのだ．なんちゅースケジュール．しかも，ここはひっきりなしに見学客が来るから全然落着かないし，かといって部屋の中は陽が当たらないから寒くってダメ．何だかなぁ．夕方までどこかに連れて行ってくれればイイのに．再考を願うぞ．
　17:00．客足が引いた．どーやら宿泊客はオイラ１人だけだ．風が凪ぐと完全な無音の世界に．サハラ砂漠に沈む夕日には動きを感じたけど，こっちのは全くの静．こうも印象が違うものかと感慨に浸る．音も無く太陽が沈む，ってヘンな感覚が実に気持ち良い．
　18:00過ぎにろうそくの明かりの下でスープとパスタの夕食．ま，こんな場所で食事のレベルに文句言ってもしょうがないし，温かいご飯が食べられるだけで良しでしょ．
　19:00．圧巻の星空．凄過ぎ．こっちの地平線からあっちの地平線まで，ぐるっと180°の天の川なんて，生まれて初めて見たよ．これが見られただけでも泊まって正解だったな．上を見たまま歩いてて宿の前の池に落ちたけど，許せる気分だわ．
　21:00を過ぎて月が昇る．満月に近い月明かりに夜空は一変．小さい星が見えなくなって天体ショーは終わりだな．新月の時に来られたら一晩中でも見てるだろうな．．．部屋に入ってろうそくの明かりの中で寝ることに．寝袋を持ってなかったけど毛布とラグで十分に暖かいわ．チト重いけど・・・

エリア ウユニ(ボリビア)

朝のウユニの町．
田舎だけど，道が広々してて悪くはないね．あと，けっこうガキんちょが多いのだ．

塩粒は１mmくらいかな．天然あら塩．

塩ホテルの部屋．
ベッドしかないただの部屋．こんな場所にある割にはこざっぱりしてて良いんだけど，寒いのと，窓の外に見学客の人影がちらちらするもんだから，日中は落着けないのだ

夕刻，影が長ーい．

ウユニの日の入り．
日中吹いていた風もこの時間にはほとんど止んで，自分の足音以外には何も聞こえない状態に．

電気が無いので部屋の明かりはろうそく１本．

星空１号．
感度1600で30秒．これ以上拡大しちゃうとアラが目立つので小さめでカンベン．

星空２号．

星空３号．

星空４号．
月明かりに浮かぶ宿

月夜に浮かぶウユニ