2008/07/20 - 2008/07/28
3280位(同エリア4432件中)
まゆままさん
フエから最終目的地のハノイへ。
ベトナム縦断、ほんとにできるのか?半信半疑でこれまでやってきたが、やっとハノイへ着いたぞ〜
帰りの航空チケットはハノイからだったのでなんとかこれで日本に帰ることはできるだろう。
後はハノイで残された丸二日を十分楽しむのみ。
そもそもベトナムを再訪したいと思った一つが日本の西洋館の写真でおなじみの増田彰久氏の著作「建築のハノイ」を読んだためでもあった。
ハノイにはフランス統治時代の近代建築が数多く残されているという。
その中にもフランスとベトナムの伝統様式が折衷されたもの、アールヌーヴォーやアールデコの建物など様々な建築あるらしい。
今までこの本で眺めていた美しい写真の建築を生で目にすることができるということで期待は高まる!
いよいよ旅もクライマックスに!?
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
PR
-
ハノイには前日の深夜に着いた。
空港からは深夜ということもあり、トラブル回避のためエアポートタクシーに乗り無事ホテルへ着いていた。
恒例の早朝建築散歩へ一人で繰り出す。
この日はホアンキエム湖の南辺りの建築を見て回ることに。 -
まずやって来たのはハノイ国家大学(旧インドシナ大学)1927年築
フランス人建築家、エルネスト・エブラールによって、フランスとベトナム様式が融合したインドシナ様式で建てられた。
ドームを乗せたエントランスホールが見てみたかったので守衛さんに頼んでみたが残念ながら内部は立ち入り禁止のようで見せてもらうことはできなかった〜 -
門の装飾もどことなくオリエンタルなデザイン。
-
-
中庭の方へちょっと入らせてもらう。
中庭側にも入り口があって車寄せがつけられている。 -
-
建物には中国風の意匠も見られる。
-
中庭を挟んで向かいに建てられていた建物。
校舎? -
中庭の片隅に八角形の建物。
これはなんだろう〜 -
そしてちょうどこの大学前でバドミントンに興じる人々が。
この後もハノイではあちこちの広場でバドミントンする人、ジョギングする人を見かけた。
ホーチミンではジョギングする人って一人も見かけなかったが・・
ハノイの人の方が健康的?!
そしてジョギングするおじさんはなぜか皆上半身ハダカだった・・ -
街角で花を売る人。
ハノイでは路上で花を売る人もたくさん見かけた。 -
次に向かったミリタリーゲストハウスは1874-77年建造のハノイ最古のフランス建築。
当初はフランス師団司令部として建設され、現在は軍経営のホテルとなっている。 -
当時、軍の技師や土木技師が設計したもので、装飾を省略し、アーチ窓が連なる簡素な造りになっている。
-
そしてしばらく歩くとハノイ市立劇場(旧オペラ座)が目の前に現れた。1911年築
ハノイのフランス建築の中で最大規模といわれるだけあり、とても立派で堂々とした建物。 -
イオニア式の列柱が並ぶ正面玄関。
-
優雅な曲線のデザインが美しい車寄せ。
-
-
内部にもすばらしい見どころがたくさんあるようだが、コンサート時以外は内部見学はできないようで残念・・
-
市立劇場の隣に建つヒルトンハノイオペラ
市立劇場など周囲の建築と調和を保つ為、同じ色彩のコロニアルスタイルで建てられたのだそう。 -
そして、少し歩いて、歴史博物館(旧フランス極東学院博物館)へ。1932年築
ハノイ国家大学と同じくインドシナ様式でエブラールによって建てられた記念すべき第一作目の建物。
ここは後日、内部へもゆっくり訪れることに。 -
-
歴史博物館近くにある革命博物館はフランス植民地時代、税務署だった建物。
-
ベトナム国家銀行(旧インドシナ銀行)1930年築。
1920年代からフランスで一大ブームとなったモダニズムの影響を受けた建築。
モダニズムといえども、八角形の窓などベトナム伝統の装飾なども施されていて過渡期のもの。 -
内部のインテリアは華麗なアールデコでまとめられているそうで、中が見たい!
と思ったが、内部どころか、外観を写真に撮っていただけで注意された;
銀行建築はなぜかどこも厳しいな・・ -
-
リータイトー公園の八角堂(旧ポールベロー公園)1880年代築
植民地時代は周りは郵便局、会計局、市庁舎など重要施設が並ぶ行政地区の中心として作られた公園で、現在も市民の憩いの場となっている。
その中央にある小品だが凝ったつくりの八角堂。
屋根はフランス瓦。 -
-
伝統的な意匠の幕板。
-
リータイトー公園でも何組かがバドミントンに興じていたが、この迎賓館前の歩道でもベトナムならではのトリプルスのゲームが繰り広げられていた。
ベトナムではバドミントンはこんな風に屋外でもちゃんとコートのラインが引かれ、ネットが張られてなかなか本格的。
ここベトナムではバドミントンは老若男女に愛されるメジャーなスポーツのようだ。
日本ではオグシオ効果のおかげで多少はバドミントンにも注目が集まるようになってきたようだが、まだまだマイナースポーツのイメージがぬぐえない。
こんなに楽しくて面白いスポーツなのになぜ!?と私はいつも思ってしまう・・
そういえば私はもう一週間以上もラケットを握ってないのだ・・
皆が楽しそうにやっているのを見ると、バドミントン禁断症状が出てきて手に震えが・・・ -
迎賓館(旧トンキン理事長官官邸)1919年築
古典様式建築からアールヌーヴォーへ移り変わる頃に建てられた建物で、美しい曲線を描く正面ポーチにアールヌーヴォーの特徴が。
屋根はフランス建築の特徴でもある屋根面の傾斜を途中で変えた腰折れタイプのマンサード屋根。 -
-
-
そしてホテル・メトロポールへやってきた。
1901年に開業されたこのホテルは当時から最高級ホテルとして世界各地からゲストを迎え入れてきたのだそう。 -
-
-
エントランスホールへ足を踏み入れてみた。
吹き抜けのホールには大きなシャンデリアが下がっている。 -
-
-
郵便局へ向かって歩いていると突如目の前に開けた湖の景色。
緑に囲まれた美しい湖、ホアンキエム湖。
少々の歩き疲れも吹き飛ぶような気持ちのよい水辺。 -
湖の周りではジョギングする人、ベンチに腰掛けて休む人など、
-
-
-
この日の早朝散策はここまでにして、ホテルへ戻ることに。
帰りの道すがらも趣のある住宅などがちらほらと。 -
-
ティエンクアン湖が見えてきた。
私たちが宿泊したホテルはティエンクアン湖よりも更に南にあるゼニスホテル。
なかなか不便な立地だ・・ -
路上でずらりと並んで色違いの花を売る女の人たち。
-
何気ない民家の扉の装飾が美しい。
-
ホテルへ戻り、朝食を食べてる家族と合流。
食後は家族でまずタイ湖のほとりにある鎮国寺と鎮武観へ行くことにした。
そのついでにタクシーで近くのお目当ての建築、北門教会へ寄ってもらうことに。
北門教会、1931年築
ハノイの城砦の北門のすぐ近くに建つこの北門教会もインドシナ様式のエブラールの建築。
車を止めにくい場所にタクを待たせていたため、内部を含め、よく観ることができなくて残念・・ -
-
-
-
鎮国寺へやって来た。
もとは李南帝(544〜548年)時代にホン河のほとりに建立されたベトナム最古の寺。
ここでの目的はもちろんホンノンボ。
ホンノンボとは?↓
http://4travel.jp/traveler/mayumama/pict/14261743/
この本にはハノイで手っ取り早くホンノンボを観るにはタイ湖のほとりの鎮国寺と鎮武観へ行け、と書かれているのだ。 -
本堂
-
11層の八角堂
-
そして本堂の前にどどーん、と大きなホンノンボが置かれていた。
ホイアンやフエのホテルでホンノンボに親しんでいた子供たちは、すっかりホンノンボファン?になっていて、早速そのホンノンボの中から陶器のミニチュアを探し始めた。 -
子供たちはどうも陶器のミニチュアのことをホンノンボ、と思ってるらしく、五重塔を見つけては、ホンノンボがあった!と騒ぎ・・
-
岩にかかる陶器の橋を見つけてはここにもホンノンボ!
と二人で競うように陶器人形を探し出していた。
ホンノンボ探し、子供たちにも楽しんでもらえたようでよかった・・ -
タイ湖に浮かぶ遊覧船。
-
-
-
そして近くのもう一つのお寺鎮武観へやって来た。
ここにも本堂の前に大きなホンノンボが置かれていた。 -
虎と橋、そして岩の上には東屋が。
-
よく見ると岩陰にひっそりと楼閣のようなものも。
ここでもひとしきり子供たちと盛り上がった後、鎮武観を後にした。
この後ホーチミン廟やホーチミンの家へ歩いて向かうことに。 -
鎮武観のすぐそばの広場を横切ろうとした時、そこにはバドミントンに興じる人々の姿が。
バドミントンをやってるのは早朝のみだと思っていたが、こんな中途半端な時間にもやってるんだなあと。
子どもや旦那にもベトナム人のバドミントンを見せてやろうと近づく。
その時、ちょうど見物していた欧米人のおじさんがバドミントンに参加することになった。
それなら私もせっかくなので?一試合だけさせてもらおう、と名乗り出る・・
バドミントンと建築巡りに関しては、思わぬ積極性?を発揮できる自分に自分でもびっくり?!
あきれる旦那と子どもたち・・
私は欧米人のおじさんと組み、ベトナム人ペアと対戦。
なかなか小技を効かせてくるおじさんおばさんのペアに、最初押され気味に・・
足元はコンクリートな上にサンダル履きの私だったがこれは負けられん!
と本気モードにスイッチが入り、なんとか逆転勝ち! -
軽く一試合、と思っていたのが一試合終わった頃には汗でびっしょりに・・
見ていたベトナム人ペアが今度はうちらとやろう!と誘ってくれた。
もっとやりたい!ちょうど体もほぐれてきたのでほんとは後2、3試合くらいしたいくらいだ。
が、私ばかり楽しむのもなんなので、今度は旦那に
ぜひともベトナムバドミントンデビューを飾らせてあげたい。
旦那は一年ほど前から私に洗脳されバドを始めていた。
実は今、旦那もバドに夢中なのだった。
そこで無理やり旦那を引っ張り出した。 -
シャトルに食らいつく旦那。
子供たちと共に声援を送る。
結局旦那はまだ修行足らずで負けてしまったが・・
ベトナムでバドミントン、良い記念になったのでは?! -
ほんとは引き続きバドミントンができるならもうこの後の行程はどうでもよくなっていたのだが・・
子供たちからさすがにブーイングが出始め、そろそろこの場を去ることに。
最後は記念写真を撮り、お別れした。
欧米人のおじさんはイギリス人だそうで、何かいろいろとご家族のお話などを聞いたが、英語なのですぐ忘れてしまった・・
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
まゆままさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
67