2008/07/20 - 2008/07/28
213位(同エリア749件中)
まゆままさん
ベトナム5日目から6日目にかけてのフエでは、まずは楽しみにしていた貴族の邸宅、ガーデンハウスの見学、そして中国の紫禁城を模したといわれるベトナム最後の王朝グエン朝の王宮、印象的な形をしたフエ大教会の見学をはじめ、フエでの最後を飾るに相応しい繊細で美しいデコレーションで知られるフエ宮廷料理のディナーを趣あるガーデンハウスのレストランで頂くことができ気分も最高潮〜?!に。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
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フンザンホテルにて朝食バイキング。
やっぱりベトナムはパンが美味しい〜 -
フルーツはランブータンが出ていた。
ライチに似た実で甘く、美味しい。 -
ここはフォーン川が眺められる見晴らしの良いレストラン。
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食後ホテルの中を少し散歩。
ホテルと川の間に蓮池が作られていた。 -
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熱帯ぽく力強い蓮の花
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このテラスも気持ち良さそう。
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このホテル内には「ロイヤル」という宮廷料理のレストランがあり、フエ宮廷の建築様式で設計されているとのことで中を覗かせてもらった。
さすがに豪華絢爛な造りだ。 -
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プールはこのホテルの大きさからするとやや小さ目?!
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そしてプールのそばに見つけた!ホンノンボ!
ちょっと大きめの岩が二つ並べられ、岩と岩の間には長い橋が掛けられている。
ホンノンボとは?↓
http://4travel.jp/traveler/mayumama/pict/14261743/ -
橋の上を見てみると、定番の西遊記のご一行が歩いていた。
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そして一つの岩陰からはリアルな雰囲気のトラがにらみを利かせている。
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もう一つの岩の天辺にはなにやら大口を開けた人形が首から錠前のようなものをブラ下げ、その先には福の文字のペンダント。両脇にはお金が置かれている。
これは何を意味するのか?! -
フンザンホテルのピンクのアオザイ姿がかわいいおねえさん。
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ホテル内をちょっと散歩した後、この日はまず、アンヒエンガーデンハウスへ訪れようと思っていた。
ガーデンハウスというのは風水の原理に従って建てられた建物と自然の庭が調和した、昔、貴族たちが住んでいた館。
実際に住める場所として保存の対象になっているガーデンハウスは現在100軒ほど残っていて、その中で観光客に見学させてくれるところや、レストランとなっているところがある。
個人宅なので予約が必要かとホテルのフロントでお願いすると、どうやらここは食事なしの場合は予約がいらないようで直接行ってみることに。
タクシーでしばらく走り、フォン川沿いにアンヒエンガーデンハウスはあった。
なぜか門番のようにおじいさんが一人じっと座っている。 -
門の上部の装飾
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門の柱には陶器の破片でモザイク状に漢字で文字が入れられていた。
私が門に近寄ってあちこち写真を撮る度に、座っていたおじいさんが私に合わせて微妙に角度を変えて座りなおすのだが・・
あなたは一体何者?! -
門から建物までのアプローチ
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門を入って突き当たりに、玄関の前に立てられたこの屏風の目隠しは超自然的な悪い力が入ってくるのを阻止するためのものだそう。
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目隠しの屏風を回り込んで入ると建物と蓮池がある。
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まずは住人の方に挨拶を。
ガーデンハウスは個人の方の好意で公開されているもので特に入場料などは要らないそうだが、お礼の気持ちとして手土産を持参したらよい、とのことだったので、挨拶し、日本の煎餅の詰め合わせをお渡しした。
住人のおばあさんは快く迎えてくれて、お土産も喜んでもらえ、そして建物の中を案内してもらった。 -
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案内してくれたおばあさんのお母さんの写真だそう。
おばあさんは英語を話され、少し説明を受けるが、英語で聞いた説明だったのですぐ忘れてしまった〜; -
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建物の中で蓮茶を入れてくださった。
70いくつ?とか言われていたが、とてもお元気そうで、貴族の末裔らしく気品のある方だった。 -
建物の前に広がる蓮池。
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軒を支える木材にも細やかな装飾が
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帰る時にもやっぱりいたおやじ。
このおやじはこうして毎日、一日中、ここへ座っているのだろうな〜。
でも私たちの呼び出したタクシーがなかなか来ないことにちょっと心配してくれていたようだ・・
意外と実はこの由緒正しいアンヒエン家の主人だったりして〜 -
しばらく庭などでゆっくりさせてもらい、おいとますることに。
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アンヒエンガーデンハウスを後にし、王宮へ訪れる。
王宮門に面しているフラッグタワーは1809年のザーロン帝の時代に建てられた。
建造当初は木製だったが大嵐や戦争で何度か破壊され現在あるのは1969年に建てられた物で鉄筋コンクリート製。 -
王宮への主門である午門。
門の上にある五鳳楼は国の重要な儀式が行われる際に、皇帝が姿をあらわす場所だったそう。 -
王宮の内堀にはたくさんの蓮が浮かんでいてとてもきれい。
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大和殿へ向かうアーチの装飾はいろいろな色の陶のタイルでできていてとてもきれい。
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王宮の中にもあった蓮池
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1803年に建設された大和殿は80本の漆塗りの柱が支える大広間。
ここで皇帝が正式に賓客に接見したり重要な宮廷の儀式が行われた。
この大和殿は中国の紫禁城を真似て造られたものだそう。 -
大和殿の屋根には龍を模した色鮮やかな装飾が。
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インドシナ戦争とベトナム戦争の際に破壊されたため、敷地の大部分は廃墟のまま残されている。
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大和殿の近くにあった陶器でできた獅子
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これはなんだったんだろ?
プラスチック?でできていた。
ゴミ箱でもなく・・ -
王宮の中のあちこちの塀にはいろいろなデザインの透かし彫りの陶のタイルがはめられていた。
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午門の上に上がる。
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ヒェンニョン門
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王宮の後はちょっとスーパーへ寄ってからフエ宮廷美術博物館へ行こうと思っていた。
近くなので歩いてるとシクロがしつこくつきまとう。
美術館までだから、もういい!って言ってるのにずっとついてくるのでほっておいたら・・ -
宮廷美術館はなんと今改装中らしく閉まっていた・・
シクロのおっさんが言うにはどうやら別の場所でやってるらしい。
このおっさんたちは閉まっているのを知ってて、私たちに黙っていたようだ。
なんかムカつく!ここであきらめてシクロへ乗ると思ってるんだろうが。
そんなシクロには絶対乗らん。
美術館が開いていたら鑑賞後、ガーデンハウスのレストラン「ティンザービエン」へ行こうかと思ってたが、朝食バイキングのおかげでまだお腹がいっぱい。
よってここで家族は解散することに。
私はもうしばらく旧市街をぶらぶらすることに。
旦那、子どもたちはタクシーでホテルへ戻ってプールへ行くことに。 -
私はぶらぶらついでに夕食で行くかもしれないガーデンハウスの「ティンザービエン」へ偵察に。
外からちょっと様子を伺うと、雰囲気は思ったほどではなかったので、結局ここでの夕食はやめて、「イータオガーデン」にすることにしたのだった。 -
更に歩いてドンパ門へやってきた。
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門を通り抜けると、蓮に覆われた川が。
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そしてわざわざここまでやって来たのはドンバ門の近くにあるはずのフエ名物のお菓子「ヌガー(メッスン・デュアオ)」の製造販売元のナムトゥアンというお店へ行くためだった。
・・が、そのお店があるはずのところは別の店に・・もしくは私が場所を間違っていたのか?
そこでは何か食べ物を葉っぱに巻く作業をしている。 -
おばちゃんが味見をしていって、というので食べてみるとソーセージっぽい味が。
バナナの葉で包まれたこの食べ物はチャールアというベトナム風豚肉ソーセージのようだ。
せっかくなので買っていくことに。 -
結局ナムトゥアンというお店は見つけられなかった。
その前に寄ったスーパーで一応、メッスンは購入していた。
メッスンはゴマをまぶしたり、薄くのばしたりしたお菓子で10種類以上あるそうだが、そのうちの白ゴマを丸く薄くのばしたお菓子と飴状の煎餅風の中に白ゴマをちりばめたもの。 -
中国風のデザインが美しい窓。
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旧市街を結構歩き回った後、ホテルへ戻ることに。
緑のインクを垂らしたような色をした蓮池。
植物性プランクトンが大発生か?! -
そしてホテルのある新市街へ行く為チャンティエン橋へ向かって歩いていると、なにやら観賞魚関係の物を売っているお店が。
なんとそこにはホンノンボで使われるミニチュア陶器の人形や建物がズラリ〜と並んでいたのだ!
私はてっきりこれらのミニチュアはの類はバチャンなどの窯元へ行かないときっと手に入らないだろう、と思っていたが、こんなところで見つけることが出来て狂喜。
いくつか買って帰ろうと早速品定めを・・ -
そして、これらの塔に楼閣、東屋、老人たちを購入。
しかしこれだけ豊富なミニチュア陶器のラインナップを揃えたお店は後にも先にもここのお店だけだった。
もっと買っておけばよかった・・
後、形のよい石とちょっとした草木を揃えればマイホンノンボが作れるな〜 -
旧市街から新市街へ入るチャンティエン橋
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チャンティエン橋から新市街を望む。
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この後、一旦ホテルへ帰り着く。
子どもと旦那たちはホテルのプール貸切状態で十分遊べた模様。
この日は夜フエからハノイへ飛行機移動だったので、今のうちに子供たちを昼寝させておくことに。
お風呂へ入れて、一息ついた後、夕飯までにまだ時間があったので私は再度、街歩きへ出かけることに。
ホテル近くのギャラリーにて、白いアオザイ姿に菅傘がぴったりの店員さん。 -
そして一休みに入ったチェーのお店、「ヘム」
前日に夜、訪れていたお店。
夜は明かりもなく真っ暗だった・・
やはり人気のお店なのか座る席がないくらいお客さんがたくさん。 -
しばらく歩いていると、前日ブンボーフエを食べたお店のすぐ隣くらいに庭があり、そこにホンノンボらしきものを発見!
ここは石屋さんでもあるのか?庭には石がゴロゴロと。 -
この日はこのチェーがお昼ご飯代わり?!
さつま芋系とタピオカ、そしてココナッツミルクが入ったチェー。これも美味しかった〜 -
石に腰掛け、つりをするおじいさんのミニチュア陶器が。
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そしてショーケースがあり、その中にはミニチュア陶器も。
が、ここの陶器はミニチュアといえどもかなり大き目のものが多く、これは、というものに出会えなかった。
しかし、フエでこれほど続いてホンノンボ関連のものが見つかるとは思ってなかったのでうれしい〜 -
フエ大教会を見てみたかったので、教会目指し、ひたすら歩く。
これは教会のすぐ隣にあった建物。十字架がついているので教会関連の建物か?! -
フエ大教会は1959年、アメリカの援助によって建てられた教会。
ヨーロッパとベトナムの建築様式を融合させた独特な造り。 -
見た目、ほんとに教会というより寺院という雰囲気もするちょっと今までお目にかかったことがないような不思議な建物だ。
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フエ大教会からフンザンホテルまではさすがにタクシーで帰った。
子供たちもたっぷり昼寝できたよう。
この日はフエ9時半発の飛行機だったので、荷造りを済ませ、レイトチェックアウト後、荷物をフロントへ預早めの夕飯を食べに行くことに。 -
夕食は建物とフエ宮廷料理を楽しむためにガーデンハウスの「イータオガーデン」へ行くことにした。
ここは要予約、一人10US$のコースのみ。 -
門を入ったところにある主屋。
まずはこちらへ案内される。 -
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古い調度品や陶磁器などが飾られている。
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まずは王朝時代の建物を模したアンティークルームへ案内され、こちらの部屋を通って、別棟のガーデン席へ。
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お庭に面した素敵な飲食スペース。
開店の18時にやってきたのでまだお客は私たちの他、一組だけ。
これが帰る頃には満席になりお店が回らん状態に・・ -
食事が来る前に建物とお庭を拝見させてもらう。
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オープンエアの席も気持ち良さそう。
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お庭もきれいに手入れされている。
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宮廷料理のディナーが始まった。
フエ宮廷料理は繊細なデコレーションがなされていて見た目も楽しめるということで期待!
そしていきなり出てきたのが孔雀を模した揚げ春巻き。
人参の飾り切りで孔雀の顔や羽が表されていてパイナップルの胴に揚げ春巻きが突き刺さっている。
これはインパクト大!
子供達も大喜び〜
生野菜派の息子は羽の人参をバリバリと食べ始めたが・・・
店員が飛んできて「人参は食べないで!」と止められた・・
そうだよなあ・・これはやっぱり使いまわしするんだろうな。
・・というかお腹は大丈夫か?! -
お次の野菜スープは上品な口当たり。
コースは子供たちが食べれるかどうかわからなかったので二人分しか頼まなかったのだが、スープは子供たちにもちゃんと小鉢で分けられていて、うれしいい心配りが。 -
そしてグラスにデコレーションされた蒸したエビが登場。
ちゃんとレモンを浮かべたフィンガーボールまで用意されていた。
先ほど、飾り人参をバリバリ食べてた息子よ、これは飲まないでおくれよ。 -
これはフエ特製パンケーキ、と書かれていたがフエ名物のお好み焼き「バンコアイ」のよう。バインセオの小型版?ゴマだれがついていた。
飾り切りのバラ付。 -
そして魚のフレーク。
これは揚げ煎餅の載せて食べる。
更にこの後、グリルビーフ、大根と人参のなます添えが出てきた。
写真を撮る前に子供たちの手がのびる。
グリルビーフはあまりの速さに写真が撮れず・・ -
そしてハスの実ご飯、コム・セン。
蓮の葉で蓮の実と野菜、ご飯を包んで蒸した物。
きれいな蓮の花が一緒についてきたのには感激〜 -
そしてデザートにはパイナップルと緑豆のお饅頭。
なんとこの花びんに挿されている物体こそがお饅頭だったのだ・・
う〜ん、色は毒々しいが心憎い演出だ・・
コース二人分の注文だったが家族四人でも十分。
見た目も楽しめ、満足できる内容、そして居心地のいいレストランだった。
この後はフエ空港からハノイへ無事移動。
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2008/08/26 15:38:46
- 豪華絢爛な宮廷建築
- こんにちは〜〜
ベトナム5日目〜6日目の旅行記拝見させていただきました!!
フエ、素晴らしいですね〜
見晴らしのいいレストランも素敵だし、水中花がとっても綺麗に咲いていて
目にも鮮やかです。
そして、さすが宮廷料理をいただくだけのことはある
豪華絢爛なキラキラの建物&装飾!!
どこを見ても細やかでそれでいて大胆かつ豪華。
とっても素晴らしい建築物の数々と美味しそうなお料理の数々を
堪能させていただきました〜〜
また、続きの旅行記をゆっくり見させていただきますね。
たらよろ
- まゆままさん からの返信 2008/08/26 20:34:55
- RE: 豪華絢爛な宮廷建築
- たらよろさん、こんばんは!
いつも書き込みありがとうございます!
フンザンホテルのレストランの朝食バイキングはとても気持ちよかったですよ〜
この後行ったハノイのホテルの方が宿泊料も高かったというのに、
なんだかビジネスホテルっぽく、落差がありすぎてちょっとテンション下がりましたから・・;
>豪華絢爛なキラキラの建物&装飾!!
このフンザンホテルの「ロイヤル」というレストランの方では食事は
しなかったんですが、ここの宮廷料理は民族楽器の演奏付きで王と王妃の衣装レンタルもあるってことで、ちょっと惹かれましたが・・・
やっぱりガーデンハウスの方を選んでしまいました。
結果的にはイータオガーデンの方でとても満足できましたが。
フエの王朝は食にこだわっていたそうで、宮廷に使える料理人はフエの近郊の村に常時50人以上集められて訓練されたそうです。
その時の宮廷料理の伝統が受け継がれているようです。
せっかくの宮廷料理、きれいに写真に収めたかったのに子どもが待ちきれず、あちこちで手やフォークやらが
のびていて、不満足な写真に終わってしまいました〜(泣)
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