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ナイロビに飛んで来た時は、正直言うと、かなり恐がっていた。<br /><br />ナイロビ空港に飛行機が降りようとすると、マサイ族が弓矢で射落とそうとするとか、空港ロビーに時々赤ん坊をくわえたライオンが歩いているとか、入国審査官がパスポートを食べたので良く見たらゴリラだったとか、いろいろな、いかにももっともらしい話を聞いていたので(おいおい、これがもっともらしいかよ!)緊張していたのだ。<br /><br />カイロ空港で深夜に会って、同じ飛行機に乗ったナイロビ駐在の商社マン夫妻は、いかにもアフリカ駐在のエリートらしく、小汚ないアーミージャケットを粋に着こなしたいやに馴れ馴れしい、英語もフランス語もぺらぺらの素敵な青年旅行者(これは、僕の事だよ)にはとても冷たかった。<br /><br />普通なら一緒のタクシーでナイロビの町中くらいまで連れて行って、安いホテルぐらい世話しようとするのが、日本人というものとちゃいまっか!<br />いくら、僕が奥さんに色目を使っていたにしてもだよ…。<br /><br />さて、商社マンに見捨てられ、どこに泊まったらいいのか全くわからなかった。<br />そこで、ナイロビ空港のホテルインフォメーションで一番安いホテルを選び、リムジンバスで町へ向かった。<br /><br />この最初のホテルが「HOTEL SOLACE」で、1泊250シリング。<br />この頃は、1ケニアシリング=8円なので2000円。<br />しかし、ホットシャワーとトイレ付きで、朝食がイングリッシュブレックファーストに様々な種類の果物が食べ放題。<br />ふーっ、満腹、満腹!<br /><br />部屋も広いし、町の中心にあるので、非常に便利ないいホテルだった。<br />日本から1〜2週間ぐらいの予定でナイロビに行くのならこのホテルを推薦しておこう。<br /><br />でも、1泊2000円も払うようではやはり本格的な旅行者とは言えないだろうね。<br />いろいろあって次に移ったのが「HILL CREST HOTEL」だった。<br /><br />ここも町の中心で交差点の角にあり、部屋に水シャワーとトイレがある。<br />ソラスホテルに比べれば、部屋はかなり狭い。<br /><br />しかし、さすがに元イギリス領らしくイングリッシュブレックファーストは付いている。<br />ただ朝の果物はバナナ一本だけだったが、1泊が160シリング(1280円)。<br /><br />ぐんと安くなったが、ここもアフリカ人ビジネスマンの泊まるホテルだ。<br />やはり、旅行者としては自慢出来るところではない。<br /><br />実はナイロビに来た普通の旅行者(観光客ではなく)が目指すのは決まっている。<br />この時代は、まず「イクバルホテル」というのが常識なのだ。<br /><br />このホテルは一階がレストランになっていた。<br />そして、そこには頭の毛をつるつるに剃ったいかにもおどろおどろしい白人男とか、髭だらけの白人とつるんでジェスチャーで会話している日本女とかがいた。<br /><br />とにかく、あまり感心しない日本人がいるのを、ソラスホテルに泊まったその日に足を運んで確認してあるのだ。<br />僕はこんな連中と一緒になりたくはない。<br /><br />でも、いつかはイクバルホテルに泊まらなければならないと、覚悟はしていた。<br />ただ問題はそれが何時になるかだ。<br /><br />もちろんこの時期、ただボーッとしていたのではない。<br />毎日熱心にナイロビの大使館巡りをして、ビザを集めていたのだ。 <br /><br />注)このエッセイは1988年のお話です。現在はナイロビの状況は大きく(悪く)変わりました。<br />1996年には、空港からナイロビへのリムジンバスはなくなりました。<br />イクバルホテルは改装されて、一階にあった名物レストランもなくなりました。<br />しかし、イクバルホテルのマネージャーの「アリ・サム」氏は、1996年に、8年ぶりに再訪した世界旅行者を覚えていて、温かく迎えてくれました。<br /><br />http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/africa/nairobi01.htm<br /> <br />

カイロからエジプト航空で、ナイロビへ到着し、2つのホテルに泊まって、イクバルホテルを偵察する

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1988/06 - 1988/06

230位(同エリア234件中)

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

ナイロビに飛んで来た時は、正直言うと、かなり恐がっていた。

ナイロビ空港に飛行機が降りようとすると、マサイ族が弓矢で射落とそうとするとか、空港ロビーに時々赤ん坊をくわえたライオンが歩いているとか、入国審査官がパスポートを食べたので良く見たらゴリラだったとか、いろいろな、いかにももっともらしい話を聞いていたので(おいおい、これがもっともらしいかよ!)緊張していたのだ。

カイロ空港で深夜に会って、同じ飛行機に乗ったナイロビ駐在の商社マン夫妻は、いかにもアフリカ駐在のエリートらしく、小汚ないアーミージャケットを粋に着こなしたいやに馴れ馴れしい、英語もフランス語もぺらぺらの素敵な青年旅行者(これは、僕の事だよ)にはとても冷たかった。

普通なら一緒のタクシーでナイロビの町中くらいまで連れて行って、安いホテルぐらい世話しようとするのが、日本人というものとちゃいまっか!
いくら、僕が奥さんに色目を使っていたにしてもだよ…。

さて、商社マンに見捨てられ、どこに泊まったらいいのか全くわからなかった。
そこで、ナイロビ空港のホテルインフォメーションで一番安いホテルを選び、リムジンバスで町へ向かった。

この最初のホテルが「HOTEL SOLACE」で、1泊250シリング。
この頃は、1ケニアシリング=8円なので2000円。
しかし、ホットシャワーとトイレ付きで、朝食がイングリッシュブレックファーストに様々な種類の果物が食べ放題。
ふーっ、満腹、満腹!

部屋も広いし、町の中心にあるので、非常に便利ないいホテルだった。
日本から1〜2週間ぐらいの予定でナイロビに行くのならこのホテルを推薦しておこう。

でも、1泊2000円も払うようではやはり本格的な旅行者とは言えないだろうね。
いろいろあって次に移ったのが「HILL CREST HOTEL」だった。

ここも町の中心で交差点の角にあり、部屋に水シャワーとトイレがある。
ソラスホテルに比べれば、部屋はかなり狭い。

しかし、さすがに元イギリス領らしくイングリッシュブレックファーストは付いている。
ただ朝の果物はバナナ一本だけだったが、1泊が160シリング(1280円)。

ぐんと安くなったが、ここもアフリカ人ビジネスマンの泊まるホテルだ。
やはり、旅行者としては自慢出来るところではない。

実はナイロビに来た普通の旅行者(観光客ではなく)が目指すのは決まっている。
この時代は、まず「イクバルホテル」というのが常識なのだ。

このホテルは一階がレストランになっていた。
そして、そこには頭の毛をつるつるに剃ったいかにもおどろおどろしい白人男とか、髭だらけの白人とつるんでジェスチャーで会話している日本女とかがいた。

とにかく、あまり感心しない日本人がいるのを、ソラスホテルに泊まったその日に足を運んで確認してあるのだ。
僕はこんな連中と一緒になりたくはない。

でも、いつかはイクバルホテルに泊まらなければならないと、覚悟はしていた。
ただ問題はそれが何時になるかだ。

もちろんこの時期、ただボーッとしていたのではない。
毎日熱心にナイロビの大使館巡りをして、ビザを集めていたのだ。 

注)このエッセイは1988年のお話です。現在はナイロビの状況は大きく(悪く)変わりました。
1996年には、空港からナイロビへのリムジンバスはなくなりました。
イクバルホテルは改装されて、一階にあった名物レストランもなくなりました。
しかし、イクバルホテルのマネージャーの「アリ・サム」氏は、1996年に、8年ぶりに再訪した世界旅行者を覚えていて、温かく迎えてくれました。

http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/africa/nairobi01.htm
 

  • 【イクバルホテルのアリ・サム氏と(1996)】<br />

    【イクバルホテルのアリ・サム氏と(1996)】

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