2008/04/24 - 2008/05/08
594位(同エリア699件中)
ちゃおさん
ホアヒンの海岸線の一番端に小高い山があり、その山頂にはワット・タキアップ(วัด・ตะเกียบ)という壮麗な寺院が建っている。ここからの眺めは、ホアヒンの弓なりの海岸線が目の下にあり、遥か先にはタイランド湾の水平線が見渡せる。風光明媚な小山である。丁度籠神社の上の高台から眺める天橋立のような感じでもある。
この山と言うか、寺院にも猿が数多く生息している。タイでは犬もそうだが、猿も犬同様に大人しく、人を襲ったり、手荷物を持ち去ったりはしない、至って躾の良い猿達だ。日光の猿軍団も少し位は見習ったほうが良い。
猿は参詣客とはお互い不干渉で、丁度人と犬との関係に似ている。当方、少しいたずら心にちょっかいを出してみると、猿も怒った振りをして、ウーとうなったりする。しかしそれ以上のことはしない。如何にも人間と遊んでいるがごとくである。
この寺院の長い石段の下には幾つかの土産物店があり、猿はお構いなしに店に入ったり、また、店の方も追い出したりはしないが、それもその筈、猿が土産品を持ち去ったり、汚したりするようなことはなく、客と一緒に店内を闊歩するだけだから、誰も困らない。
人と動物の融和、人と犬、人と猿との関係、一体化はタイの一つの文化かも知れない。長い間に培われた善良な関係が根付いた結果、犬も猿もタイ人同様に優しい動物になったに違いない。
この山及び寺院の名前はタキアップ(ตะเกียบ)。これは日本語の「箸」を意味していて、「箸」と「猿」との特別な関係があるかどうかは知らないが、昨日ロッブリーの街中で見た猿の集団、矢張り同じ様に寺院の周りを取り巻いていたが、宗教的に何等かの関係があるのかも知れない。
「箸」と言えば、日本で最初の女王・卑弥呼の墓は「箸墓」とも言われている。また猿はインドのヒンドウ教では神の使いとも言われている。三蔵法師の物語にも出てきている。
「端」は「橋」に通じ、「箸」に通じる。「神の使いの猿」と、「端と端」を結ぶ「橋と箸」。矢張り何等かの関係があるのだろうか。それは単なる日本語の語呂合わせに過ぎないのだろうか。
人と動物との争いの無い平和なタイの状景を見ていると、何か随分突拍子もない考えに襲われたりもした。
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