2008/07/02 - 2008/07/02
643位(同エリア808件中)
ちゃおさん
全国で賑やかに開催されている七夕祭り。三大とか五大とか区切りの良い奇数字を好む日本人も七夕に関しては、仙台とここ平塚の二大七夕に集約されるようだ。
明後日から開催される平塚七夕祭り。今日はその飾りつけに街全体がざわついている。大通りを覆う七夕と、関東近県から集まる250万人からの観客で通りは埋め尽くされる。1年に一度の大祭ももう間もなくだ。
道路に高く上げられた竹竿が風にゆれて、サラサラと音を立てている。風車もないのに。飛騨高山、ささらの音もこのような響きだろうか。
高山祭りで有名な桜山八幡神社は江戸時代、この地の平塚八幡宮を勧請したものであるが、奇妙な共通点を感ずる音だった。
< サラサラと 棹のささやき 星祭り >
そうここ平塚には仁徳天皇の寄進によって応神天皇を祀る「平塚八幡宮」の広大な森が市の中央、平塚駅前に鎮座しているが、その昔、源義家も東征の折り立ち寄ったであろうし、頼朝からの多くの寄進を受けてもいた。
今でも鬱蒼と繁る杜の境内には、この七夕の期間を通じ、大きな「茅の輪」が掲げられ、住民は茅の輪潜りを行って、1年の災厄から身を守っている。
「茅(ちがや)」。
古くはモーゼの出エジプト記に由来する蘇民将来の伝説。遠く、大陸から中国に渡り、半島を経由してこの日本に招来され、更なる東国の地、平塚までやって来て、今ここで古き伝統として継承されている。
そう言えば、この町の郊外に形良い丸山があり、東海道線からも良く見える。「高麗山(こまやま)」である。
先日奈良のぷうさんが日帰りで秩父の田舎、高麗川まで行ったが、同じ地名である。高麗、即ち秦氏族の住みついた町である。
この平塚の隣町には秦野市もあれば、茅ヶ崎市もある。21世紀も既に8年過ぎたが、千数百年前の人々の流れ、地名へのこだわりは連綿として続いている。
安藤広重の東海道五十三次、「平塚の宿」。デフォルメされて真ん丸く空に伸びている「高麗山」のプレート絵を見ながら、この町の悠久な歴史を感ずるものだった。
< 高麗川に かかる高麗山 茅の輪かな >
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