2008/05/13 - 2008/05/24
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明石DSさん
哈爾濱へ関空〜ビジネスでの旅たち
・・・・・・・
2008.平成20年5月13日(火)
■8時57分:我が家を出る
遠足前の子供のように、やはり今日も5時くらいに目が覚めて6時過ぎに起きた。10kgのリュックを担ぎ腰にポシェットを付け、我が家を出発だ。
私:「今、8時57分くらいか・・・行って来ます」
妻:「行ってらっしゃい気をつけて」
私:「無事に帰ってこれますか?」
妻:「ハイ、生きて帰って来てください」
私:「生きて帰って来れるよう頑張ります・・・」
9時13分、西明石(発)
快速電車→三ノ宮10時空港へのリムジンバス、発券機で割安の往復切符を買う(片道¥1800.往復¥3000)。
今まではバス停近くの店が関空行きの割安券を販売していたがバス会社が回数券の販売を中止し、その為にバス会社の券売機のみとなった。その代わり割安往復券が販売されるようになった。フムフムそうか。
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ビジネス専用休憩所:サクラ・ラウンジ
■11時10分:関空(着)
バスは六甲アイランド経由の便だった。長男の中国南方航空のマイルがたまっていて、関空〜哈爾濱往復ビジネスクラスの搭乗券を4万円の超格安で長男から購入?し、エコノミーで並んでいる高齢者を横目に誰もいないビジネス窓口に恥ずかしながらリュックを担いで行った。そして「ビジネスでも窓側ってあるの?」と聞いたら「ありますよ」と笑われた。
空港到着後たった15分で出国手続きも完了し、搭乗ゲートに入っていた。そこにビジネス専用の休憩ラウンジがある。初めてなので場所を間違え「あっちです・・・」と言われながら“サクラ・ラウンジ”なる専用休憩所に入った。ビジネスマン風の人たちが静かに新聞を読み、窓側の席ではパソコンを使いながらお茶を飲んでいる。 -
ふ〜ん、なるほど、ドリンクバーはあるし、
クッキー・パン・お握りまであるけど、ガツガツしたらアカンで
紅茶一杯に、クッキー一枚で我慢しとこっと
・・・・・・・・・・・・・
ドリンクバーのようなものが設けられ、クッキーやパン、それに“お握り”まで用意されている。豪華な椅子に静かな雰囲気。どうにも慣れない私は落ち着かないが一応それなりに興味津々、ブラブラとしながら、とある椅子に腰掛け紅茶にクッキーを持って来た。
無料だからといってガブガブ飲み、パクパク食うことはしない。又機内食も出ることだし・・・。ビジネスとエコノミー料金が違うのだから歴然とした差があるのは当然で、差が有るのは良いことだ、フフフ。でも、どうにも似合わない。 -
こ、こ、これが3時間、片道12万円の飛行機の席やで・・・。
エコノミー席と同じや言うても値段は違う。悔しかったら坐ってみ
誰もおらず一人窓際の隅に坐る
生きてる間に、又こんなことが有るや無しや?神のみぞ知る
・・・・・・・・・・・・・・
■いざ飛び立たたん
そして、たっぷりと休憩し、時間が来たので搭乗口に行った。すでに多くの乗客が並んでいたが、ビジネスと小さい子供同伴、障害者が優先でリュック担いだいかにもエコノミー客の代表のような私がいぶかしげなみんなの視線??を感じながらまずは先に入っていった。
機内に入りスチュワーデスに座席券を見せたのだが、ビジネス席をスルーされてエコノミーの席へ行くよう指示された。ホンマ笑ってしまう。一瞬あれっと思い私が立ち止まって躊躇したのを、前方にいた男性パーサーが気が付きビジネス席を指示してくれた。さっきのスチュワーデスは苦笑いだった。
因みにネットで調べたら中国南方航空
関空〜ハルピン直行便の格安料金は↓
ビジネス{121,000円〜125,000円}
エコノミー{65,000円〜82,000円}
4〜6万円くらいの差があるのか。たった3時間のフライトだし、飛行機も小さくビジネスといっても席自体はそんな豪華ではない。ビジネス席は通路を挟み2席づつ4席が4列、計16席ぐらいだったと思う。一応エコノミーとはカーテンで仕切っている。
そのビジネス席に坐ったのは私一人だけだった。他に南方航空のパイロットなのか?客室乗務員なのか知らないが制服を着ていたが何もしない男性が一人坐っていた。
1時15分動き出す、25分 離陸
ビジネス席の客がリュックを担いだ“おっさん”一人とは・・・。ホンマ恥ずかしながら・・・であった。それでも一応、規定により?坐ると直ぐに飲み物を出してくれ、スリッパも用意してくれた。
機内食も違いは感じたが豪華でもなく、ちょっとがっかり。あとは、ほっとかれたように思わないでもないが?酒も飲まないし、一々余計なサービスされるのも邪魔臭く、その方が良かった・・・が。
1時55分
眼下に雪山が見えた。哈爾濱までの航路は関空→新潟上空→ウラジオストック→哈爾濱とか言っていた。関空を離陸してまだほんの30分くらいしか経っていないので日本アルプスのどこかの山なのだろうと思う。これが飛行機の旅の醍醐味でもある。 -
眼下の景色
これだけで満足す、我生きてる喜びに浸る -
フムフム、これがビジネスの機内食なるものか
味噌汁塩辛い。これが前菜で次にメーンが来た
とりあえず腹いっぱいになる -
哈爾濱太平国際空港に着陸態勢に入る
ここが満洲、哈爾濱だ -
哈爾濱太平国際空港
関空からたった3時間で哈爾濱か・・・。
これからどんなドラマがあるのだろう
■哈爾濱太平国際空港到着。
3時15分(ここから中国時間:日本時間は4時15分)哈爾濱太平国際空港到着。一番先に飛行機から降り入国審査に向かう。いつもは人の後を付いて行けば良いのだが今回は私が先頭だったので、どっちに行けば良いのかキョロキョロしていると警備員が方向を指示してくれた。
入国審査ゲートにも一番乗りだったのに、そこで念入りにパスポーをチェックされ結局一番先には出れなかった。
哈爾濱空港内には両替の出来る銀行はなかった。日本からの手持ちで¥2000元以上持っていたので問題ないが・・・。
天気は良かったし、寒くなく気温も明石と変わらない。
「05〜06:地球の歩き方」にはタクシーなら空港から120元(¥1800)くらい掛かると書いてあったので、リムジンバスに乗ることにして乗り場を聞いた。これからつたない中国語を駆使しなければ・・・。
バス乗り場は外に向かって左側にあった。
今回の円と人民元のレート
日本円10,000円
5月14日:哈爾濱、中国銀行:651.03元
5月16日:満洲里、中国銀行:653.24元
5月19日:海拉爾、中国銀行:653.28元
平均¥652.25元 1元=日本円¥15元とする。
3時45分:空港リムジンバス出発
空港前風景は何処とも変わらず、リムジンバスも日本と比べると名前は同じでも粗末である。料金は20元(¥300円)。哈爾濱駅前は空港から5番目の駅だと教えてもらう。康安路を哈爾濱まで45公里(km)をひた走る。
途中、いろんな車のディーラーの看板が目についた。ミャンマー、ハノイ、シェリムアップなどでは日本車がほとんどだが中国ではいろんなメーカーの車が走っている。中国国産車も結構あるのだろう。
No3站(ジャン=駅)が安発橋、No4が哈工大(哈爾濱工業大学)そしてNo5站が哈爾濱站であった。 -
リムジンバスに乗って、市内まで20元
タクシーなら130元ほど、バスをお勧めします
この小姐は旅行社のパンフレットを配りに来ました
もらいました -
空港前はどこも同じ景色です
バスの座席に座って写す
バスは満員になりました。補助席が必要なくらい -
哈爾濱站
どうも中国の駅には表玄関だけで裏玄関がないようだ
線路を挟んで、どっちかサイドにしか降りれないし乗れない
そんな駅が多い。ここは南側が玄関、私のホテルは北側
哈爾濱站の1番ホームで伊藤博文が暗殺された
・・・・・・・・
■4時35分:哈爾濱駅(火車站)に着く。
駅前は大渋滞、車の警笛音が鳴り響き中国に来たことを実感する。そこは、やはり高層ビル林立する大都会、哈爾濱であった。そして駅前から初めて今回の旅行の為に買った180ヶ国で利用可能なauの新発売の携帯“W62S”を使って明日のガイド王に電話を掛けた。
直ぐに掛かった。明日の打ち合わせをし、9時半ホテルのロビーで待ち合わせ、一日貸し切り専用車も頼んだ。731部隊の遺構に行くには400元と言われたが又も値切って350元で交渉成立である。
中国哈爾濱海外旅游総公司の日本部(0451)84687875:王旭(Wangxu)に電話をして日本語で、ホテルとガイドを頼んだ時も、ホテルは200元前後の値段で頼み、ガイドは一日500元と言われたが「ガイドブックには1日300元と書いてあるし、日本語下手でも見習いでも何でも良いから200元で・・」と頼んだらOKしてくれていた。
これも旅行しながら学んだことだけど、中国の旅行社に頼む時は「あいつはケチで嫌味な奴だ・・・」くらい最初は思われている方が、こっちはやりやすい。逆に「あの人は話の良く分かる人で、金も持っているようだ・・・」と思われると後がやりにくいし、相手に付けこまれることにも成りかねない。それが中国だ。
「仕事がないよりマシだろうからケチで嫌味な奴だが受けてやる」くらいの客であった方が、実際に会ってからこっちが「普通」にするだけで相手はちょっと安心するだろう。 だから兎に角、会うまでの交渉では値切りまくる。その時の王の電話の向こうでの応対の口調も次第に投げやりな感じであった・・・。(注:しかし何でも限度が)
ケチな客で悪いけどなぁフフフ。
その上、「哈爾濱駅前から歩いてホテルまで行けるか?」と彼に聞いた。ほんとに歩いて行けるなら行くつもりだったが・・・。王文亮もあきれた口調で「行けない事もないけど・・・」との返事だったが、やはりドデカイ都会なので車に乗った。
曼哈頓商務酒店(Man ha don shangwu jiudian)は駅から北北西の兆麟街(Zhao lin jie)沿いにあり、中国銀行の隣である。哈爾濱のタクシーは初乗り8元(120円)で、曼哈頓商務酒店まで8元だったが9元を請求された。最初は「あれッ?」と思い、見間違ったのかと思いながら払ったけど、その次もそうだった。8元でも9元払うようである。今もって良く分からないが聞くのも忘れた・・・。
この時のタクシー運転手:漢族・男性
一ヶ月収入:約¥3000元(¥45,000円)休みなし。姉の子供が上海で日本語を勉強中。20歳の息子と三人家族。
5時13分:15階7号室(No1507)に入る。
フロントで「旅行社ですでに予約済みのはずだから・・・」と言うとちゃんと予約は出来ていた。押金(Yajin)¥500元を渡し部屋に行く。商務酒店というのはビジネスホテルという意味なのだろうけど中味は普通の賓館と同じだった。部屋も場所も中々良い。窓を開けると何とソフィスカヤ寺院が窓下に聳えていた。
でもトイレに行こうと思ったら水が出ない、洗面の水も出ない。
聞けば「今日の午後10時まで水は出ない。温水シャワーは11時以降」とあっさり言われた。「えっ?明日も」と聞くと今日だけのようで一応ホッとする。ここは日本ではない。 -
哈頓商務酒店:15階7号室
確か今朝は西明石だったはずだが
今はこんなところにいる。ワープでもしたのか?
220元(3300円)の部屋、夜10時まで水は出ない -
部屋のカーテンを開けると眼下にこんなものが
え、えっ、え〜、これってあれとちゃうの.た. し. か.
そうでしたソフィスカヤ寺院でした -
哈爾濱で、そんなに有名ではないと思う曼哈頓商務酒店
マーケットが隣接している
朝食は最悪、ロシア人も泊まっていた
服務員の応対は「良」、立地も良い
結論:値段が値段だから文句はない
・・・・・・・・・
■5時40分:ソフィスカヤ寺院へ
ロシア正教の教会。1907年、帝政ロシア兵士の従軍用教会として創建されたそうだ。1904年(明治37年)2月6日 - 1905年(明治38年) 9月5日が日露戦争である。その2年後にこの教会は創建された・・・ということはロシアは日露戦争に負けながらもこの地を手中にしていたのか?
その後、兆麟街を北に向かって歩く、兆麟公園がある。途中に哈爾濱市第一中学校があった。成績優秀者や卒業生の成功者の写真が掲げられてある。ここは日本ではない・・・程度にもよるだろうがこんなことも悪くはない。
そして中央大街(Zhong yang dajie)へと行った。昔はロシア語でキタイスカヤ(中国人街)と呼ばれて満洲時代の日本人にも馴染み深い街だ。ここに敷き詰められた花崗岩の石畳の道は当時のままだそうである。その街もちょうど工事中で埃っぽく両側に塀が設けられ風情も半減し残念だったが・・・。
その時は、まだまだ着いたばかりで中央大街のこともその附近の状況も何も分からなかったが、松花江(Song hua jiang)も近い。そして夕方、人が多い中央大街を歩きながら「ここが松浦洋行(百貨店)だったところか・・・」と、間違って隣の中央書店の写真を何枚も写していた。 -
ソフィスカヤ寺院
内部も建築芸術館として公開されているようだが
入らずじまい、理由は別になし
広場でボサーと佇むだけで由。ここは異国だ。 -
兆麟街、南方向を写す
左手、高いビルが曼哈頓商務酒店です
右方向に歩けば中央街(キタイスカヤ)に行ける
背中(北)方向に歩いて行けば松花江が今も滔々と流れる -
哈爾濱市第一中学校の壁に掲げた成績優秀者
ここから成功に向かって突っ走れ! -
なになに、なにィ〜、
佐藤、櫻花・・・何か匂うけど
日本と何か深〜い、関係ありそうな??
何も知りまへんが -
哈爾濱のキタイスカヤ通りの今
工事中で風情なし。
この花崗岩の石畳は昔のままだそうです -
この建物を満洲時代の浦井洋行と間違っていた
浦井洋行は中央書店の道を挟んで右向かいの建物だった
なんせ、さっきの昼過ぎまで日本にいたんだから
ここ生まれて初めて来た -
中央大街を南に向いて左に曲がって
この和風拉麺店で拉麺を食う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
■7時15分:和風ラーメンを食す。
取り敢えずの出発から一日目、中央大街近くに和風拉麺店を見つけ、来た当日から何故か?日本食の店に入った。醤油ラーメン(18元)と焼き餃子(6元)を食う。と、言っても味は違うしラーメンの量も多く餃子も大きい。ラーメンは食い切れず。外はやや暗くなっていた。
9時5分
一旦、ホテルに戻りフロントでワンバ(インターネットカフェイ)の場所を聞いて行った。歩いている人に聞いても今一要領を得ず、しばし時間が掛かったが、教えてもらった所に到達出来た。
上网(インターネット)というとカードの提示を求められ、「持ってない」と言うと、身分証明書の提示を求められた。持っていないというと「駄目だ」と言われたが日本から来たというとあっさり認めてくれた。「明日も来るから」と言うと笑顔で頷いていた。
歩いて10分でホテルの部屋に帰り着き、最初の一日は終了した。明日は9時半にロビーで王文亮と待ち合わせである。水は10時から出た。そして温水も約束通り午後の11時から出た。 -
店内の風景
和風拉麺なかなかの人気のよう -
これが和風っていうものか、なるほど
餃子も焼き餃子
でっかいけど
腹膨れる
味はいま二 -
尚志大街沿いにワンバはありました
-
夜のソフィスカヤ寺院
今朝西明石、今哈爾濱兆麟街
今朝地球、今土星
こんな未来があるや否や?
アンタの予想は?
俺の予想はフフフ、口に出すのも○○ろしや
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